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西遊記(一) 実力狂時代の巻 あらすじ・内容
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天地の歴史の夜明けのころ、傲来国花果山の頂に立つ奇石から生まれた一匹の猿――のちの孫悟空を中心に展開する波瀾万丈の物語。西遊記を生んだ民族の心をくまなくとらえた才筆と藤城清治の美しい影絵が、愉快な妖怪社会の種々相を現代によみがえらす。
「西遊記(中公文庫)」作品一覧
(8冊)576円〜619円(税込)
理想郷か失望郷か、ともかくも危難辛苦の片道十万八千里の旅は終った。かなりカビくさいが、五〇四八巻もの経典を授かる。だが、雲に乗って帰途についた三蔵たちはその後どこへ行ったのか……。諷刺の才筆と藤城清治の美しい影絵で描いた愉快な妖怪社会ものがたり、全巻完結。
冬は去り、春が来た。盤糸嶺の魔女の巣はかたづけた。小子城の子供たちも救えた。また木枯しが吹きはじめ、そして山野が緑と花におおわれる季節がやってくる。しかし、西のかた浄土はまだ遠い。諷刺の才筆と藤城清治の美しい影絵で描く妖怪社会。