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皇国の守護者1 - 反逆の戦場 あらすじ・内容
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氷雪舞う皇国北端の地に、鋼鉄の奔流が押し寄せた。圧倒的軍事力を誇る帝国軍怒濤の進撃に、皇国軍は為す術もなく潰走する。殿軍を担う兵站将校・新城直衛中尉は、死力を尽くして猛攻に立ち向かうが――!? 真の「救国の英雄」の意義を問う大河戦記、開幕! C★NOVELS版を全面改稿。
「皇国の守護者(中公文庫)」作品一覧
(20冊)110円〜5,500円(税込)
凍てつく冬の早暁、駒城下屋敷に銃声が轟き、凱旋式典の残滓を纏う皇都に軍靴の響きが。五将家の雄・守原が起ったのだ。皇宮を抑えた蹶起軍は玉体を手中にし市街を制圧。その“義挙”は完遂目前となった。唯一、暗殺者どもを撃退した近衛中佐・新城直衛を除いて……。鮮血で刻まれる歴史がいま幕を開ける! 大河戦記第8巻。
近衛中佐・新城直衛は捕縛に現れた騎兵中隊を瞬時に無力化し、直ちに聯隊に復帰。賊徒より皇宮を奪還し陛下の御宸襟を安んじ奉るべく、〈近衛嚮導聨隊選抜龍挺隊〉を編成、宮城突入を下命した。市街全域を叛乱軍が制圧し、五将家の策謀が蠢くなか、新城は自らの手で血路を拓く! 皇都動乱、遂に決着!!
「いつかは国を過つ男か。いいだろう。皆々様のお望み通り、僕がこの国を――」「義挙の完遂に血が必要だとするならば、それはまずもってあの逆賊、新城直衛の血でなければならない。彼奴こそは死すべき運命にあるのだ」国を滅ぼすのは果たして“逆賊”か、それとも“愛国者”なのか? 間近に迫る凱旋式の背後で、五将家の両雄・駒城と守原、そして皇室をも巻き込む暗闘が……。〈皇国〉政治史上もっとも活発な工作が為された10日間を描く。大河戦記、いよいよ緊迫!