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ワンダーかつロジカルな探偵活劇!

東京探偵団(1)

掲載誌が少年ビックコミックという短命で終わった少年誌だったため、そもそも存在を知る人がだいぶ少ないとは思いますが、『ギャラリーフェイク』や『さすがの猿飛』でおなじみの細野不二彦の隠れた名作が本作です。

巨大企業集団・王道コンツェルンの12歳の孫娘が設立した、たった3人の少年少女が所属する探偵団「シティ・ジャッカー」。
頭脳明晰・容姿端麗の美少年でゲイのジャッキー。自分の所持する紙幣の番号を記憶する程のゼニゲバ少女、マリーン。探偵の肉体労働を担当し、寡黙なぽっちゃりでかつハードマゾのポパイ。
ひと癖もふた癖もある3人が、王道財閥の資金力をバックに、金にあかせて依頼を解決していくのですが、その内容と解決方法が、毎回奇天烈でおもしろいのです。

森の中にひっそりと建つ怪しい洋館、メイドと車椅子に座る主人といった、よくある洋館サスペンスものと思って読んでいたら、後半、舞台そのものがとんでもない場所だとわかった時の第1話の衝撃。

他にも、夜な夜な出現する営団地下鉄の亡霊列車、一夜にして消える新宿高層街のタワービル、橋を爆破して島自体を孤立させ、文化風俗を江戸時代に戻して独立を宣言する佃島など、東京を舞台にした奇妙な事件が次々と起こりますが、その解決方法がまたワンダーかつロジカルで興奮します。

「シティ・ジャッカー」の好敵手(ライバル)であり、ほとんどの事件で黒幕として暗躍する「バロン・ブラック」とジャッキーの妖しい関係など、立ちに立ったキャラの掛け合いも楽しいこの作品、知的な刺激が欲しい人にはぜひ読んでほしいマンガです。

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byコミタンM  (BOOK☆WALKER スタッフ)

悪と正義のハルマゲドン…的なお話ではありません

かつて魔法少女と悪は敵対していた。 1巻

悪の組織と正義の魔法少女は敵対するものです。

当然悪の組織の幹部である参謀も、知略を尽くして魔法少女を抹殺しようとするはずです。
でも無理なのです。なぜなら悪の幹部の参謀は、敵のはずの魔法少女にベタ惚れしてるからです。

戦いの場で魔法少女に、シフォンケーキをお土産として持ってくる悪の参謀。戦ってるはずなのに、いつのまにか野外で机と椅子並べて、魔法少女とお茶会をする悪の参謀。バイトの掛け持ちで忙しすぎて、ロクな食事を取ってない魔法少女に、一年分の米を送る悪の参謀。

メロメロです。もうなんで戦ってるのかわからないぐらいメロメロです。

一方魔法少女は魔法少女で、正義側のサポート役であるマスコット猫にコキ使われて体調を崩す中、敵である悪の参謀の健康を気遣って、おでこをこつんとやったり、悪の参謀のほつれた制服の腕をアップリケで刺繍したり、けなげすぎる行動で応えるのです。

……考えれば考えるほど、なぜ敵対してるのかわからなくなる二人だ。

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byコミタンM  (BOOK☆WALKER スタッフ)

かつて魔法少女と悪は敵対していた。 1巻

藤原ここあスクウェア・エニックス

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