2017年10月25日更新
痛みを伴う“死に戻り”(時間をリセット)、タイムリープ、与えられた力は時を越える能力のみ。
過去に干渉すればするほど、最悪の展開に…。
ループしながら事態を把握し、敵や事件の本質をつかんでいく。
真相がわかるまで気になって眠れないミステリー要素も魅力的!
著者:法条遥
初恋の彼を救うためタイムリープした少女が大人になり、過去からやってくる自分を待つが、なぜか一向に来ない…。
そんなザワザワする物語のスタート。
過去の自分が来ない=初恋の彼を助けられない…。彼はどうなってしまったのかと不安が募り、原因を探ることに。
そしてその日を境に、主人公の記憶と食い違っていく過去。
誰が、何のために過去を塗り替えているのか。
相手も方法もわからず、恐怖と得体の知れない気持ち悪さが増幅していく。
2回ほど痛々しい“死に戻り”をして、やっとエミリアの信頼を得た『Re:ゼロ』の主人公、スバルと同じように過去に干渉すればするほど変わっていく未来(現在)。
初恋の彼を救いたい、もう一度会えたらと願う少女。
たとえ忘れられていたとしても、何度でもエミリアを守りたい、スバル。
自分の選択肢、ひとつひとつが過去・現在・未来に影響する。過去に戻れば戻るほど、深まる謎を追いかけて展開する二つの物語には共通点が多数。
世界が壊れていく様と、史上最悪のパラドックスをお楽しみください。