2018年4月27日更新
相手から「Yes」がもらえるまで何度もしつこくトライする倫理くんに、ヒロインゲットのため学園イチの美少女の秘密を握り脅す映画部メンバー。恐るべし。
シナリオも絵も描けないけど…出来る人を口説き落として巻き込む力、数々の苦難(?)も「面白い映画を撮れば万事解決!」と言い切る情熱は胸アツ!
ぼくの映画。 ~学園一の美少女をヒロインにキャスティングしてゾンビ映画を撮ろう~
著者:金子 跳祥
地味で冴えない毎日を無難に平穏に過ごす(予定だった)主人公。
文化祭用に手掛けた脚本が彼の学園生活を劇的に変えてしまった!
いままでの平和主義はどこへやら。
ほとばしる情熱(やや空回り)、どうしても手に入れたいヒロイン(部員の女装で撮るのはもう嫌!)。
比較的、声のかけやすい女子に「映画部のヒロイン、やりませんか?」
と勇気を振り絞るも「キモイ」と拒否され、泣かれてしまい自信喪失。
ヒロインになるのが嫌なんじゃない、映画部メンバーと関わりがあることが、学園生活にとっての危機らしいという事実にショックを隠せない部員たち。
学年イチの美少女をとあるネタで脅すほどに彼らは追い詰められていた…。(おい)
映画部といるのが恥ずかしいだとか、その他色々の問題だとかは「面白い映画を撮れば全ての問題が解決!みんなハッピー!」と宣言し、底辺ですが何か?とまい進する彼らはとても眩しい。
これぞ青春!読むと勇気が湧いてくる1冊です。