2018年6月29日更新
女の子×女の子の絶妙な距離感。思いっきりイチャつくわけでもなく、友達同士のじゃれあいのはずが“好きかも?”を意識するだけで萌えるもどかしさに!
クールビューティな一匹狼が見せる“甘え”にキュン。素直なれずにすれ違うじれったさは尊すぎてニヤニヤが止まりません。
著者:三浦しをん
お嬢様学校に通う“のの”と“はな”。
日々の愚痴や噂話を書いた何気ない手紙のやり取り、二人だけの秘密の共有。
異性同士だと勘違いされる距離感も“女の子同士”だと許容範囲。
だからこそ友達以上として意識してしまうと、いつものじゃれ合いに緊張してギクシャクしてしまう。
安達のように気持ちを隠して“これくらい普通だよね?”と足の間に座ったりするか、勇気をふり絞って気持ちを伝えるか…。
この葛藤が何とも切なくて甘酸っぱくてハマってしまう。
“のの”と“はな”はその葛藤を乗り越え、手紙のやり取りは恋人同士の甘美なものに。
秘密の関係という背徳感がさらに二人の仲を深めていく…と思いきや!
思春期ならではの好奇心と裏切り、自分を守るために必死な少女たちの倦んだ思いは破滅へとすすんでいく!
少女から大人の女性となった二人の毎日は意外性に富み続きが気になって眠れません!
…安達としまむらはどんな大人になっていくのかなぁ。