2018年12月28日更新
幼少期からビッチに囲まれ、散々な目に合わされた主人公たち。
そして成長しても魔の手からは逃れられず、性格は屈折していくばかり。
可愛い子に優しくされてもビッチによる制裁で恋愛には発展しない耕介。
やっとデートにこぎつけてもビッチのアドバイスを鵜吞みにして玉砕する松田。
著者:東山彰良
幼少期から“見た目”のみ美しい親族に囲まれて育った松田。
彼女を紹介すれば凶悪な美女集団によってこき下ろされて彼の元を去った女は数知れず。
おかげさまで30歳、独身、彼女なし。
超絶ビッチな叔母の「時間をかけたらダメ」というアドバイスを鵜吞みにしてやっとこぎつけた可愛い子との初デートですぐにホテルに誘って玉砕。
誠心誠意粘りに粘った末に相手にドン引きされるという残念ぶり。
「僕ビッチ」の育野耕介が大人になったらこんな感じかも…。
ビッチに散々痛みつけられて松田よりも色々歪んでしまった友達・藤丸とわちゃわちゃしながら仕事に夢になかなか発展しない恋愛に振り回される、一風変わった大人のラブコメ(博多弁風味)はいかがでしょうか。
※松田が映画ブロガー等を生業にしているため映画の豆知識(ムダではない、きっと)もゲットできます。