ある日突然金が流れ込むようになると、人間こうなる? 金への欲望を鋭くもコミカルに描き出す!
退屈ながらも平和な暮らしが金に魅入られることで静かに変わり始め、欲望にヒタヒタと侵食されていく不気味さ。
ばーちゃんは人が変わったように敏腕経営者を気取り、商店は突如拡大路線まっしぐら。
客観的に見れば明らかにおかしいでしょ、ということに当人たちは気づかない違和感。
そんなことに背中がゾクッとしながらも、先がどうなるのか気になって仕方がない。
どう見ても胡散臭い「フクノカミ」のビジュアルが、人間の欲望を表しているようでコミカルなのに怖い。