軍隊ならタダめしが喰える!?
「めしあげ」とは軍隊用語で、配給される食事を受け取りに行くこと。主人公の千歳は田舎から出てきて困窮し、物盗りにまで落ちぶれましたが、ある時食べた軍隊の残飯のあまりのうまさに感動して、兵隊になる決意をします。
時はまさに日露戦争の開戦直前。戦争が迫っていて大量の兵隊が必要だったからか、千歳はすんなり歩兵第一連隊に入隊し、戦場へと出征していきます。
昨今、ありとあらゆるシチュエーションの“めしマンガ”が流行していますが、今作は戦争中という極限状態における「人間とめし」がテーマです。
生きるためにめしを喰らいながら、生きるために人を殺す。千歳は明るいバカキャラですが、食べ物に対する執着心は、貧困だけでは説明がつかないほど強いです。そんな彼が狂気が支配する戦場に投げ込まれた時、いったいどんなことが起きるのか。狂気の渦に飲み込まれるのか、それとも…。
ロシアとの戦争はまだ始まったばかりですが、今後の千歳の戦いと戦場めしの展開に要注目です。
価格
638円(税込)