西尾維新 全書
数多の人気作を世に送り出してきた超人気作家、西尾維新。
西尾維新と言えば、軽妙かつ独特な語り口と世界観、そしてその多作ぶりが有名です。2019年には著作が100冊を数えるなど、広がり続ける西尾維新の世界を大特集! 年表形式でデビューから今までを振り返り、長編10シリーズにはBOOK☆WALKER担当者渾身の紹介文を掲載しております。
初めての1冊を探すも良し、懐かしの1冊を探すも良し、西尾維新を最大限に楽しむために活用してください!
西尾維新と言えば、軽妙かつ独特な語り口と世界観、そしてその多作ぶりが有名です。2019年には著作が100冊を数えるなど、広がり続ける西尾維新の世界を大特集! 年表形式でデビューから今までを振り返り、長編10シリーズにはBOOK☆WALKER担当者渾身の紹介文を掲載しております。
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クロニクル
2002年
2月
『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言使い』でデビュー、『戯言シリーズ』開始
戯言シリーズ
西尾維新のデビューシリーズでありながら、際立ったキャラクター、軽妙なセリフや掛け合いはすでに圧巻の域。読み始めこそ、言い回しや登場人物の思考が独特かつ強烈すぎて戸惑うが、これが「西尾維新」の個性だと言わんばかりに殴りつけられる。思春期にこそ読んでほしいが、それはそれで人生にまで影響を及ぼすかもしれない。衝撃作とはこういう作品のことを言うのだろう。
2003年
11月
『きみとぼくの壊れた世界』で『世界シリーズ』開始
人間シリーズ
『戯言シリーズ』に登場する零崎一賊を舞台にした外伝作品。そもそも殺人鬼の話なので、常識は通用しない。しかし、登場人物には常識なので、常識はずれが常識として淡々と進んでいく。言い方は悪いが「悪趣味」で、だからこそ面白い。スピンオフとして放っておくにはもったいない。元シリーズと併せて必読ではないだろうか。
2005年
2006年
物語シリーズ
アニメ化、コミカライズもされている、まさに代表作といえるシリーズ。長編シリーズであるからこそ、主人公たちの成長と人間関係の変化をじっくりと味わうことができる。ミステリー色は薄くオカルト中心な内容だが、登場人物の強すぎる個性と会話劇にはさらに磨きがかかっている。キャラクターに直接出会ったと感じるほど、濃密な会話に圧倒されること間違いなし
刀語シリーズ
著者初の時代小説。もはやキャラクターの個性は言うに及ばず、各巻に登場する刀の設定やきっちりと組み立てられた物語は見事の一言。書き溜めなしの12ヶ月連続刊行と、執筆状況も常軌を逸している。毒は少ない印象を受けるが(他作が劇薬すぎるとも言う)、会話のテンポやセンスは「西尾節」全開。
2008年
12月
『真庭語』発売
2009年
2010年
10月
『零崎人識の人間関係』(4冊同時刊行)で『人間シリーズ』完結
2011年
9月
『少女不十分』発売
2012年
4月
『悲鳴伝』で『伝説シリーズ』開始
5月
『小説版めだかボックス(上)久々原滅私の腑抜けた君臨または啝ノ浦さなぎの足蹴による投票』発売
6月
『小説版めだかボックス(下)えぶり理知戯のおしとやかな面従または椋枝閾の杯盤狼藉マニフェスト』発売
10月
『めだかボックス外伝 グッドルーザー球磨川 小説版【上】『水槽に蠢く脳だらけ』発売
11月
『めだかボックス外伝 グッドルーザー球磨川 小説版【下】『水槽管理のツークツワンク』』発売
2013年
4月
『めだかボックス』連載完結
10月
『めだかボックス ジュブナイル 小説版』発売
2014年
忘却探偵シリーズ
すべてのことを1日で忘れてしまう探偵が、最速で謎を解決する物語。あらすじを聞いただけで「らしさ」を感じさせるのは流石。毎回初対面となる主人公とのやり取りや、記憶がないがゆえの不安定さと曖昧さ、それでも探偵を続けている謎など、あらゆる部分に読み応えがあって飽きさせない。サクサクと読み進めて気が付くと驚くほどのページ数になっているあたりは西尾維新ならでは。
2015年
美少年シリーズ
「美少年探偵団」が主に学園を舞台に謎を解決するミステリー作品。西尾維新が描く「美少年探偵団」なんて、それはもう濃厚に違いない。珍しい女性主人公ということもあり、西尾維新初挑戦の女性におすすめ。男性諸君も「美少年」という響きで敬遠するなかれ。コミカルながらも先を読ませない展開が待っている。
2016年
1月
『症年症女』連載開始
2017年
4月
『症年症女』連載完結
12月
『十二大戦対十二大戦』発売
2018年
2020年
9月
『デリバリールーム』発売
2021年
5月
『モルグ街の美少年』発売
Illustration/VOFANⒸNISIOISIN/KODANSHA