『憲法という希望、講談社(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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「憲法は日々を生きる私たちの味方です。しかし、私たちがそれをうまく使いこなさなければ、憲法を活かすことはできません」気鋭の憲法学者が憲法の歴史・理念を分かりやすく解説し、人権問題や地方自治など、現実の社会問題に対して、憲法をどのように使い活かすのかを語る。また、NHK「クローズアップ現代」元キャスター・国谷裕子氏との憲法対談も収録。「憲法」がより身近になる、日本国民必読の一冊。
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朝日新聞の名物記者が社説作りの内幕を詳細にレポート! 『朝日』の社説はこうして作られる!――イラク戦争、靖国参拝、小泉郵政解散、安倍氏との大バトル、対『読売』・『産経』社説ウォーズ、憲法改正議論……。ニッポンを動かした言論戦のインサイド・ストーリー!
■目次より
第1章 論説主幹となって嵐の船出
「PKO」で変わる「朝日」
9.17小泉訪朝の衝撃
第2章 「千と千尋」で攻防開始
アニメが社説の見出しになった
拉致問題のインパクト
第3章 イラク戦争に反対する
読売の「勝利宣言」
「個説」という毎日新聞の試み
第4章 国旗・国家で社説の大バトルへ
「甲子園」をめぐる論戦
第5章 「靖国」で読売が変わった
ナベツネさんとの共闘
第6章 小泉氏の郵政解散に苦悶
「希望社会への提言」シリーズ
第7章 安陪政権が登場した
朝日に傷跡残したNHK問題
第8章 社説21で新たな護憲提言
護憲的改憲論の台頭 -
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【内容紹介・目次・著者略歴】
よるべき価値基準が失われた世界で、実存的社会的中心をどこに求めるか。第一次世界大戦からワイマール期を経てナチズムの時代を生きた作家、トーマス・マンの思想的歩みは、この問いとの格闘の軌跡であった。本書は、マンの小説と論説の大部分を同時代の政治状況への応答と捉え、その政治思想を、市民性との関わりを軸に明らかにする。初期作『ブッデンブローク家の人びと』『非政治的人間の考察』において、マンは中世都市を素材に市民的世界の原理を検討し、内面的領域と政治の分離を試みたが、『魔の山』執筆時以降、次第にその主張を放棄し、個人の内面と共同体を結びつける適切な方法を模索するに至る。この思想的変遷を経て、マンは宇宙論と認識論を構築し、教養と人文主義の再興が社会的連帯に寄与すると期待して、それを可能にする政治体制として社会主義に希望を託す。しかし、ナチズムの台頭によりその実現を阻まれ、亡命生活へと入っていく。高まる危機感の中で彼が主張した戦闘的デモクラシーとはどのような政治体制だったのか。天才的芸術家による秩序、「上からのデモクラシー」のもつ意味とは何か。そして晩年、アドルノとの共同作業の末に結実した『ファウストス博士』の音楽論がもたらす帰結とは何かを、作品の精緻な読解を通じて解明する。内外の膨大なマン研究を礎に、政治的作家という側面を浮き彫りにし、政治思想史研究に物語と政治という新たな息吹を吹き込む野心作。
【目次より】
凡例
序章
第一章 芸術家と市民 初期作品にみる市民の諦念から芸術家のイロニーヘの移行
第二章 共感と政治 『非政治的人間の考察』における内面性と政治の分離
第三章 共和国のエートスを求めて 革命期および『魔の山』執筆時における有機体概念の発見
第四章 個人と社会(一) 教養概念と共同性をめぐるドイツ精神史
第五章 個人と社会(二) 『ゲーテとトルストイ』を中心とした一九二〇年代の教養論
第六章 非合理性と真理 「雪」と「黄泉下り」における認識論的探求と物語論
第七章 精神と自然 亡命初期の逸巡から戦闘的人文主義論へ
第八章 文化と野蛮 『ファウストス博士』を中心とした一九四〇年代のナチズム論
第八節 芸術作品と社会 マンとアドルノの比較から
結語
あとがき
注
参考文献
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速水 淑子
政治学者。横浜国立大学准教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程政治学専攻修了。専門は、政治思想史。
著書に、『トーマス・マンの政治思想:失われた市民を求めて』など、
訳書に、ユルゲン・ハーバーマス著『ヨーロッパ憲法論』(共訳)リチャード・タック著『戦争と平和の権利 政治思想と国際秩序:グロティウスからカントまで』(共訳)などがある。 -
家出した王さまをさがす王妃さまとユカの不思議な旅。大みそかの夜、ユカが目をさますと、12色のクレヨンたちが会議をひらいていました。なんと、クレヨン王国の王さまが家出してしまったのです。王妃さまとユカが王さまをさがす、不思議な旅の結末は?ロングセラー「クレヨン王国」シリーズ新しいイラストで読みやすく!
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【内容紹介・目次・著者略歴】
本書は古代より現代まで、キリスト教を軸とする平和思想の流れをたどり、近代の代表的思想家の《平和と戦争の論理の交錯》を通じて、永続的平和の前提条件を明らかにした平和の思想史。《秩序と安寧》という従来の平和概念を超えて、《不公正な社会構造の解体》にこそ真の平和の確立があるとする今日的視点がみごとに展開される。旧著『平和の思想史的研究』から二論考を差し替え、あらたに五論考を増補した決定版。
【目次より】
I
1 神の平和と地の平和 《平和》の原型
2 キリスト教平和運動の思想
付論 社会主義社会の宗教と平和 平和と暴力との見方について
II
3 近代思想史の平和構想
付論 グローバリゼーションの只中で 《文明の衝突》から《世界エートス》へ
4 カントの平和論と現代
5 クラウゼヴィッツの戦争論と現代
6 政治における敵味方の論理
7 平和倫理としての生への畏敬 アルバート・シュヴァイツァーの平和思想
III
8 核の迷信からの脱却
9 非武装国民抵抗の構想
10 国を守るとは何か
あとがき 解説と解題に代えて
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宮田 光雄
宮田 光雄 (みやた みつお)
1928年生まれ。政治学者・思想史家。東北大学法学部名誉教授。専門は、政治学、ヨーロッパ政治思想史。東京大学法学部政治学科卒。
二つの著作集がある。
『宮田光雄集 「聖書の信仰」』(全7巻 岩波書店)
「信仰案内」「聖書に聞く 説教選」「聖書を読む 解釈と展開」「国家と宗教」「平和の福音」 「解放の福音」「信仰と芸術」
『宮田光雄思想史論集』(全7巻+別巻 創文社)
「平和思想史研究」「キリスト教思想史研究」「日本キリスト教思想史研究」「カール・バルトとその時代」「近代ドイツ政治思想史研究」「現代ドイツ政治思想史研究」 7巻「同時代史論」「ヨーロッパ思想史の旅」。
訳書に、E・カッシーラー『國家の神話』A・ケーベルレ『キリスト教的人間像』K・フォルレンダー『マキァヴェリからレーニンまで 近代の国家=社会理論』(監訳)エーバハルト・ベートゲ, レナーテ・ベートゲ『ディートリヒ・ボンヘッファー』アードルフ・ケーベルレ『信仰の豊かさを生きる』ディーター・ゼンクハース『諸文明の内なる衝突』などがある。 -
1945年、一人一人の文学者がどのように8月15日を迎えたか、で始まる本書は、著者がベトナム反戦運動に深く関与する思想的根拠を示した文集だ。「難死」の思想を源泉にたくわえた鋭利な眼は、国家と人間、社会と個人について深い洞察を加え、戦争のメカニズムをあぶり出した。「平和の倫理と論理」で展開された、国家によって戦争に駆り出された個人は、被害者であるにもかかわらず加害者になるという自己認識だ。この新しい思考の原理は、日本の反戦平和運動の基本ともなった。
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