『時代小説、ブイツーソリューション(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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千葉県・南房総の「仲良し4人組」は、長じて第一次世界大戦やシベリア出兵、米騒動、農村の疲弊と飢餓、上海事変など、歴史の大波に洗われながら、数奇な運命の糸にあやつられていく。
大正から昭和に至る激動の近代日本の歩みに重ねながら、幼馴染み4人の友情と慟哭、その生と死の物語をたどる。先達たちの「魂の軌跡」を壮大なスケールで描く歴史小説巨編。
聖なるものが薄れ、あてどなく漂流する21世紀。羅針盤を失いがちな、すべての日本人に問う。
※通常版と電子書籍版では一部の記載が異なります。 -
江戸の時代も末の頃、越後の国の片田舎に医者の修行中の長生という男が暮らしていた。男には節という許嫁があったが病弱で、不幸にも祝言の直前に亡くしてしまう。そのとき節は「丈夫な身体でこの世に生まれ変わってくるから、探し出して欲しい」と言い遺し、長生は「必ず」と応えて心にも強く誓った。
その後、長生は誠実に生きて仕事と家族を得、人並みの幸せな生活を送っていた。しかしながら二十年ののち、突然の不幸が重なり男は家族も仕事も全てを失ってしまう。天涯孤独となった男は節との約束を思い出し、許嫁探しの旅に出る。
表題作「さざんか」他を収録した珠玉の短編集。 -
葛飾新宿(にいじゅく)の美しい四季にのせて。
正月、桃の節句、七夕、稲刈りなど折々の行事を通じ、地域の大人たちに守られながら健やかに成長する子どもたちを描く、葛飾文芸新書第四弾。
大飢饉や洪水に見舞われ労苦を背負いながらも、地域の連帯力で乗り越え力強く生きていった新宿の人々。
未来の葛飾の平和とさらなる発展を願い、著者の熱いエールを送る。 -
伊藤英俊記念すべき渾身の書き下ろしデビュー作。
時は江戸中期、東北の小藩に生まれた武士の三男佐藤充とアイヌの無骨な若者キラウシが、国禁をものともせずヨーロッパからアフリカ、東南アジアを駆け巡る海洋大冒険歴史物語。
壮絶な半生を生き抜いた充の両親が結ばれた謎。時を超えて母の故郷探しの旅へ出る。
コロナ禍の生きにくい現代社会の若者に生きる希望をと筆を執った著者の華麗なる処女航海の船出。 -
日本国とは何か、どうあるべきか、究極の答えを模索する“明治志士”の物語
西郷、大久保、木戸の維新三傑と岩倉具視がこの世を去った明治中期、民権運動を標榜する反政府勢力は、国家中枢人物に対して実質的なテロ活動をあちらこちらで画策していた。そんないまだ不安定な時代の渦の中で、井上毅をブレーンに持つ伊藤博文を中心とする、大隈重信、黒田清隆、井上馨など、維新第二世代とも言われる政府要人たちは、まったく無の状態から、欧米に伍するわが国独自の近代政治制度を短期間のうちに作り上げねばならなかった。国家、国民とは何で、天皇の役割とはどのようにあるべきなのか、現在でさえ答えのない議論と政治闘争が繰り広げられる中、彼らは、明治新政府が空中分解しかねない政治危機を何度も迎えてしまう。命を賭して、国の土台作りに挑んだ彼らの心中にあった信念、計略、情熱とはどのようなものであったのだろうか。日本近代政治の原点と帝国の“誕生”がここに描かれる。 -
鬼女紅葉伝説における「紅葉は鬼女か、貴女か――」その評価は分かれるところだが、これこそが本作の主要なテーマである。
紅葉が出身の会津を離れ、京に上るには理由がある。それは、朝廷を揺るがせた大事件に端を発していた。
その出生に謎を持つ紅葉は、父笹丸から仇討ちの謎を受け継ぐ。2つの謎が一向に解けぬまま、自身の生に終焉が近づいていることを覚る。
千年の古から伝わる伝説の謎に迫る長編小説、ここに刊行。 -
激動の鎌倉時代に民衆救済を掲げて、一人挑み抜いた革命児日蓮の生涯とその弟子たち
※この書籍は縦書きでレイアウトされています。 -
真田幸村の密命を受けた者達の物語であり、男達の約定による生き様はいまも肥後熊本に生きているのである。
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