『黒岩重吾、401円~500円(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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鉄剣から浮かびあがるヤマトタケルの真の姿とは。大化改新が起こった本当の理由とは。独自の歴史観で、古代史九つの謎に大胆に迫る。
古代史が多くの人々を魅了してやまない理由――それは、発掘による新たな発見がさらなる謎を呼び、その正体がまた謎を呼ぶからである。本書は、ロマン溢れる古代に思いを馳せてやまなかった古代史小説の第一人者・黒岩重吾が、ダイナミックな古代日本の謎に、大胆に迫ったものである。「銅鐸発見が物語る“出雲神話”のルーツとは」「大和王権はいかに成立したのか」「“任那日本府”は実在したのか」「鉄剣から浮かびあがる英雄ヤマトタケルの真の姿とは」「大化改新が起こった本当の理由とは」……など、三世紀から七世紀にかけて残存する、古代史のなかでも最もミステリアスとされる九つの謎を、精緻な推理と奔放なイマジネーションで解明していく。独自の歴史観をもつ著者ならではの仮説は、我々の想像を超えた、まさに古代史の常識を一変させるものであり、古代史ファンならずとも読んでおきたい一冊である。『謎が謎を呼ぶ古代を解く』を改題。 -
裕福で美しい姉妹を通して語られる現代の愛の物語
今は亡き虚栄的な母の下で育った芦屋の美しい姉妹――妹の梨江は、父の会社と家を継ぐことを前提に結婚を考える堅実な娘。逆に、姉・須磨子は、青年実業家の長い求愛を受けながらもフリー・カメラマンとの交際に深く惹かれていた。そんなある日、突然知らされた継母・京子の妊娠。それは、家と会社に新しい後継者が加わることを意味していた。突然押し寄せてきた運命の波の中で梨江は、自分の青春を賭けてある計画を練り、須磨子は、外国から帰国したかつての恋人に遭遇する。黒岩重吾が、芦屋姉妹の哀愁を華麗に描く長編ロマン。 -
デビュー作にして直木賞候補となった傑作長編推理
大阪駅を20時30分、東京行特急〈出雲〉で発った石原工業営業部長・十川は、翌朝、新和歌の浦断崖で転落死を遂げていた。自殺説に傾く県警。だが十川の友人・川草の疑惑は深まる。奇怪な事件を追って、ネオンの陰に妖しい欲情が渦巻く夜の飛田界隈に真相をさぐる快男児の活躍と黒い魔手…。直木賞候補作となった著者のデビュー作。 -
復讐に燃える女の過去…豪快な作風を堪能されたし
エキゾティックな顔、すらりと伸びた肢体、褐色に輝く肌――宮内産業に勤める美貌の社長秘書・佐伯加津子にはふり返りたくない冬の過去があった…。大阪の昼と夜を舞台に、社長の謎の急死、コールガール業者の暗躍、最後の幸せを奪われた女の青白く燃えあがる復讐を描いて、迫力と魅惑にみちた傑作ミステリー。 -
西成を舞台とする代表作。ドヤ街の猥雑な精気、5篇
大阪のカスバ、西成山王町は、灰色のスモッグと通天閣の下に拡がる汚れた町である。その町の底に生臭い欲望をむき出しに生きる住人たち。浮気な養母への見せしめにその情夫とつきあう女、恋人を憎むやくざの兄を刺殺する美少女、非情のチンドン屋に純愛を捧げる売春婦等…著者の眼は人間の哀しい業を見つめ、あくまでも冷徹である。
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