『いるかネットブックス、藤マチコ(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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サヤ香は関西の財閥系のお嬢様。今は東京に住み、ワインバーのオーナーでもある。週に3回、大学の心理学教授の榊原が趣味で開く、探偵事務所で働いている。
探偵事務所には、様々な悩みを持った人たちが訪れる。
サヤ香には特殊能力があり、夢か幻か、自分の前に犯人や被害者たちが現れ、彼らと手をとってダンスしながら、事件を解いていく―― -
19歳の人気若女形の吉之丞は、ぞっとするほど美しい切れ長の眼差しの持ち主。楽屋に帰れば、ジーンズのよく似合う、ほっそりとした体つきの今時の若者だ。
いつもパソコンに向かっている物静かな彼は、IQが200の超天才的頭脳の持ち主でもある。
同じ一座の18歳の役者小武蔵は、ひょうきんな明るいキャラクターで、吉之丞とは幼ない頃からの親友。
旅公演で訪れた佐賀で、吉之丞たちは、佐賀の実業家の孫娘、楓と結香と出会う。彼女たちの祖父要蔵の祝宴に呼ばれて、舞を舞った吉之丞は、翌日、要蔵が土蔵の中で殺害されたことを知らされる。
土蔵はキーと電子暗号ロックがかかった、完全な密室。その土蔵には1枚の美人画の掛け軸がかけられていて…。 -
オネエ探偵こと慎一は、大財閥のお坊ちゃまにして、医学部中退。新宿で探偵事務所を開いている。
助手をつとめるのは、見惚れるほど美青年のコウタ。
2人とも美形だが、口を開けば、そのやり取りは辛らつで面白い。
そんな2人の探偵事務所を、30代のサラリーマン、大川が訪れる。結婚式の途中で、彼の花嫁が挙式会場から姿を消し、失踪したと言うのだ。
「彼女の様子がおかしくなったのは、独身最後の旅行だと言って、神戸を訪れてから…」
大川の言葉に、慎一とコウタは神戸に向かう。
失踪した花嫁が秘めていた過去とは…。
新宿二丁目のトシママとのやりとりもいい味だしている、オネエ探偵シリーズ第1弾。
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