『内田昌之、ルーシャス・シェパード、0~10冊(文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~3件目/全3件
-
動かぬ巨竜グリオール。テオシンテ市に横たわる彼の体には、川が流れ村があり、体内では四季が巡る。その巨体には、いまだ解明されていない多くの謎がある。グリオールの血液を研究していたロザッハーは、黄金色にきらめく美しき血に混沌とした多彩な快感を与える効用があることを発見する。四年後、ロザッハーは〝マブ〞と名付けた竜の血から精製した麻薬により巨大
な財を成していた。しかし彼はその代償として、テオシンテに渦巻く権力と暴力、そして決して逃れられぬ巨竜の思念に翻弄されていく――。
〈竜のグリオール〉シリーズ、唯一の長篇にして最終作。 -
巨竜、起動
数千年の眠りからグリオールが目醒めるとき、世界は一変する
数千年前に魔法使いとの戦いに敗れた巨竜グリオール。
彼は全長1マイルにおよぶ巨体は、草木と土におおわれ川が流れ、その上には村までもができている。
周囲に住むひとびとは、時が経ち観光地化した彼の恩恵を受けているが、
その一方で巨竜の邪悪な霊気に操られているとも言われている――。
グリオールの鱗(うろこ)を触っていた男と娼婦がタイムスリップする表題作、
死した巨竜の頭蓋骨がひとびとを翻弄し運命を狂わせてゆく傑作奇想譚「スカル」の初邦訳2篇を収録。
その昔、グリオールという動けぬ巨竜がいた。
彼は空を飛ぶことを夢見ていたのかもしれない――。
解説:池澤春菜
【収録作品一覧】
「タボリンの鱗」(“The Taborin Scale”/2010)
※二〇一一年度ローカス賞最優秀ノヴェラ部門候補作
●初訳
「スカル」(“The Skull”/2012)
※二〇一三年度世界幻想文学大賞最優秀ノヴェラ部門候補作
●初訳 -
あまりにも巨大な竜グリオール
彼の上には川が流れ村があり、その体内では四季が巡る
“舞台”は動かぬ巨竜
唯一無二のシリーズ短篇集が遂に日本初刊行
初邦訳1篇、初収録2篇を含む全4篇を収録
全長1マイルにもおよぶ、巨大な竜グリオール。
数千年前に魔法使いとの戦いに敗れた彼はもはや動けず、
体は草木と土におおわれ川が流れ、その上には村ができている。
しかし、周囲に住むひとびとは彼の強大な思念に操られ、
決して逃れることはできない――。
奇想天外な方法で竜を殺そうとする男の生涯を描いた表題作、
グリオールの体内に囚われた女が見る異形の世界「鱗狩人の美しき娘」、
巨竜が産み落とした宝石を巡る法廷ミステリ「始祖の石」、
初邦訳の竜の女と粗野な男の異類婚姻譚「嘘つきの館」。
ローカス賞を受賞したほか、数々の賞にノミネートされた、異なる魅力を持つ4篇を収録。
動かぬ巨竜を“舞台"にした傑作ファンタジーシリーズ、日本初の短篇集。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。