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『入間人間(ライトノベル、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全107件

  • 726(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    raemz
    キャラクターデザイン:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    安達としまむら。二人の日常のさらに日常を綴った書き下ろし多数の短編集。

     体育館の二階で出会って、美人だなーとは思っていた。同時にやつは、わたしの三倍ぐらい不良だなとも。

     本人の柔らかい印象のせいだった気がする。最初に名前を聞いて、浮かんだ名前はひらがなだった。

     卓球場から、マンションまで。女子高生からOLまで。サボり仲間から、恋人まで。長いようで短い二人の時間。そのこぼれ話を拾った書き下ろし多数の短編集。
     同棲直前、安達母への挨拶の日を綴った中編『そして……』も収録。
  • 726(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    raemz
    キャラクターデザイン:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    『安達としまむら』BD/DVD特典小説、イラスト付きで待望の文庫化!

    「おかえり。仕事疲れたでしょ」
    「うん。あ、でもしまむらの顔見たら疲れが吹っ飛んだ……みたいな……」
    「ほーう。じゃ、元気なとこ見せて」
    「え……。げ、げんきー」
     こんな調子で、私たちはずっと続いていくんだろうなあ。たぶんおばあちゃんになっても。ひょっとすると三千七百年くらい経っても。
     『安達としまむら』BD/DVD特典小説、イラスト付きで待望の文庫化!
  • 627(税込)
    著者:
    入間人間
    原作・イラスト:
    仲谷 鳰
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    『やがて君になる』外伝ノベライズ。 高校生となった沙弥香の恋は――。

     もう人を好きになるなんてやめてしまおう。中学時代に経験した手痛い失恋から、そう心に決めていた沙弥香。しかし高校の入学式で初めて七海燈子の姿を見たその瞬間から、どうしようもなく燈子に惹かれていく。
     同じクラスになり、一緒に生徒会にも所属し、やがて親友と呼べる仲にもなった。隣を歩み続ける中で、燈子の強さも弱さも知った。燈子のすべてを見て、一層好きになっていく。
     でも、だからこそ。沙弥香はどうしても「好き」を伝えられない。待ちすぎて、恐れすぎて、一歩踏み出すことができなかった沙弥香の迷い、後悔、喪失――。

     人を好きになるということを知ったのは、『彼女』と出会ってからだった。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    原作・イラスト:
    仲谷 鳰
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    大人気恋愛漫画『やがて君になる』の外伝ノベライズが登場!

     理解でもなく、諦めでもなく、そこにあるのは自分への納得。
     ――私は、女の子に恋することしかできないんだって。
     幼少時代から大人びていて、どこか達観した少女だった佐伯沙弥香。だが小学五年生の時に友達の女の子から自分へ向けられた感情に、彼女は答えを出せずにいた。
     そして中学時代。仲の良かった先輩・千枝から恋心を打ち明けられた彼女は戸惑いながらも告白を受け入れ、次第に恋愛の深みにはまっていくが……。
     ままならない想いに揺れ動く少女、佐伯沙弥香の恋を描くもうひとつのガールズストーリー。
  • 命をひとつ犠牲にして、願いは複雑に絡み合う――。

    「今年は最悪の夏休みだ。わたしはこの夏に、やり残していることがある」
     一度死んでも生き返ることができ、その際にひとつの願いを叶えられるという不思議な木の実を手に入れた子供たち。
     二度目の死を迎えてこの世から消えていなくなったもの。別に誰かに成り代わったもの。自分を殺した相手への復讐心を募らせるもの。
     各々の願いがもたらした因果は絡み合い、物語は予想だにしない展開を迎える。
     そして永き時を生き続け、彼らの行く末を見届けた魔女は、何を願う。
  • その夏、彼らは罪を背負い、ひとつの願いを叶える。青春を生き迷う、少年と少女の物語。

    あの頃の僕らはまだたくさんの高いものに世界を囲まれて、息苦しさを覚えていた。自由に走り回っているようで、ふと気づくと自分がどこにも行けないような気がして焦り、苛立ち、空を仰いでいた。僕らが『魔女』に出会ったのは、そんなときだった。あれから数年、自殺した稲村が生き返った。思い返すのは、例の魔女のこと。あの場に居合わせた僕ら六人は、どうやら命を一つ分だけ貰っていたらしい。一度だけ復活できる。なら命一つ犠牲にして、僕らに何が成し遂げられるだろう。
  • この世界を何も知らない彼女との出逢いが、わたしの毎日を変えていく。

    『人は水の中でも、空の向こうでも息苦しくて生きられない。大地を愛せ』 それが現在に至るまで受け継がれた部族の教え。だけどわたしは海を愛した。集落の嫌われ者なわたしは生け贄となって、海の底に沈む神の岩へ向かう。そこで出会ったのは、長い眠りから覚めたばかりの自称神様だった。「私はあなたと旅に出たい。ずっと遠くに行きたい。この世界で、生きていたい」 独りぼっちの少女と、無知な神様の少女の、ガール・ミーツ・ガール、ストーリー。
  • 彼女はクラスメイトで、聡明で、美人で、僕の恋人で――誘拐犯だった。

    「君を世界で一番×してる。……嘘だけど」

     クラスメイトの御園マユ。まず第一に、とてつもなく美人。他人を寄せつけない孤高の存在。そして、これが大事なんだけど……実は僕の恋人。
     ――そう、表向きは。
     最近、小学生の誘拐事件が街を騒がせているらしい。
     僕はずっと不思議なんだ。マユ……いや、まーちゃん。

     君はなぜあの子たちを誘拐したんだろう。

     すべての読者を騙し、慟哭と衝撃の真実を突きつけるミステリーが、完全版で蘇る。

    【本編の前日譚にあたる、書き下ろし掌編も収録】
  • 704(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    raemz
    キャラクターデザイン:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    女子高生になる前と、なった後と、それから。そんな二人の夏の断片。

     安達としまむら、二十二歳。私は今、真っ赤になった安達の右足を掴んで眺めていた。次はどこにキスするのがいいかな。
     なんでこんなことになってるんだっけ。夏の暑さで常識が脱水症状を起こしてるのかもしれない。……あ、旅行の計画を立てるはずだったんだ。

    「ところで、安達は旅行楽しみ?」
    「ほほふぇ? りょほー?」

     小学生、中学生、高校生。夏は毎年違う顔を見せる。こうして同じ人と、同じ時間を、二人で過ごしていたとしても。
     そんな、夏を巡る二人のお話。
  • 好きになったのが、“あなた”だっただけ。

    「こういうのが初恋なんだなって、思いましたっ」 いつも背中を追いかけていた、あの人への『憧れ』。夢の中で一緒に過ごした、海辺でのあの子との『友情』。傷つけてしまったあの人への、伝えられない内緒の『想い』。私の好きな人は、私以外の人も好きなのだろうか。たくさんの人と物の中で、その女の子を好きになっただけ。もどかしい想いを描く、少女たちの可憐な物語。
  • 死ぬ度に蘇る。そしてまた斬り結ぶ。“死に戻り”に翻弄される男の一生

    生涯最後の決闘――。相手は幼き頃からの同門。敵意を向かい合わせて腕を磨いた、我が半生の片割れ。かつて一度として剣を届かせることのできなかった仇敵。どちらが真剣での決着を言い出したのか。とにかく、確かに私は斬られたのだった。だが気付けば、私は果たし合いの直前に戻っていた。斬り殺される度に、時間は巻き戻される。死ぬ度に蘇る。そしてまた斬り結ぶ。私の振るう剣が、あの男に届くまで。不可解な現象に巻き込まれた“死に戻り”の剣士が辿る、数奇な一生とは――。入間人間がおくる、異端の剣豪小説。
  • 737(税込)
    漫画:
    柚原もけ
    原作:
    入間人間
    キャラクターデザイン:
    のん
    出版社: KADOKAWA

    しまむらのこと一番知りたいの、しまむらのそばにいたいの――。

    高校2年生の夏休みを迎えた安達としまむら。
    この長期休暇を利用して、しまむらとますます距離を詰めたい――
    そんな風に考えていた安達だけれど、夏祭りで屋台のバイトをしていたら
    知らない女と楽しげに歩いているしまむらを見つけてしまう。

    「なんでなの、あの子は誰? どうして教えてくれなかったの――?」

    しまむらへの想いがあふれて止まらない安達がとった行動は……!?
    話題のエピソード「しまむらの刃」を収録のコミカライズ第5巻登場!!
  • 671(税込)
    著者:
    入間人間
    原作・イラスト:
    仲谷 鳰
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    『やがて君になる』外伝ノベライズ、完結。大学生となった沙弥香の恋は――

    『だってわたし、今、あなたのことが好きだもの』
     それは何年ぶりの『出会い』だっただろうか。大学二年生となった沙弥香を慕う、一つ年下の後輩・枝元陽。
     今まで沙弥香が好きになってきた人の誰からも遠いその雰囲気。眩しいくらい積極的に好意を伝えてくる陽に初めは警戒しながらも、やがて彼女からの気持ちに応えるように、沙弥香は恋の形を模索する。
    ――誰かに恋をする度、星に手を伸ばすようだった。とても綺麗で、ただ届かない。それでも。その星に触れてみたいと、今度こそ。
     沙弥香の恋の物語、完結編。
  • 『六百六十円の事情』 『ぼっちーズ』 のコンビが贈る、青春小説。

    「あなたのこと全く好きではないけど、付き合ってもいいわ。その代わりに、わたしをちゃんと守ってね。理想として、あなたが死んでもいいから」彼女に告白し、そして奇妙な条件付きの返事をもらった瞬間から、僕は彼女の為に生きはじめた。この状況が僕に回ってきたことが、神様からの贈り物であるようにも思える。この結果が、いつの日か、遠い遠い全く別の物語に生まれ変わりますように。入間人間の名作が、『六百六十円の事情』 『ぼっちーズ』 でコンビを組んだ宇木敦哉のイラストによって、待望の文庫化!
  • 693(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    raemz
    キャラクターデザイン:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    女子高生二人のちょっと変わった日常と、それからのお話。

     私は明日、この家を出ていく。しまむらと一緒に暮らすために。私もしまむらも、大人になっていた。

    「あーだち」
     跳ね起きる。
    「おぉでっ」
     派手に後退した私を見て、しまむらが目を丸くした。両手をおどけるように上げる。下りて目にかかる髪を払いながら、左右を見回して、ああそうだと理解していく。マンションに移り住んだのだった。二人きりなのか、これからずっと。
    「よ、よろしくお願いします」
    「こっちもいっぱいお願いしちゃうので、覚悟しといてね」

     私の世界はしまむらですべてが出来上がっていて、これからの未来になにも不安などないのだ。
  • 671(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    仲谷 鳰
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    少女たちの別れと再会。鮮烈な想いが弾ける作品集。

     山中の小屋で陶芸に勤しむ岩谷カナは、一年前に知り合った新城雅と、町でちょいちょい会っている。カナは雅に膝枕をして世間話をするだけで、なぜ会おうと言われるのかと思っていたが、ある日、雅がカナのもとを訪ねて来て──。

     実家のお茶屋を継いで、このまま一生を終えるのも悪くないと思っていた矢先、わたしの前に現れたのは姪だった。高校生で兄の娘。そんな女の子がわたしの彼女になって、一緒に過ごしていると、昔の知り合いを連想する。鳥のような、でも飛びもしないで走ってばかりいる鳥のような彼女のことを──。

     少女たちの鮮烈な想いが弾ける作品集。
  • 649(税込)
    著者:
    入間人間
    キャラクターデザイン:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    女子高生2人の日常が、ちょっとだけ変わる。

     安達と出会ってからの一年が割と濃いから、過去が遠くなっているのを感じる。良くも悪くも、安達は印象的なので他の記憶を上書きしてしまう。わたしはいつか、安達との過去だけで埋め尽くされるのかもしれない。
     私には思い出というものがおよそ欠けている。そして、私には今にしかしまむらがいない。少なくとも、今この時は。一年前はまだちゃんと覚えていて、そこにある。だから昔じゃない。私は、いつかしまむらと過去を過ごせるだろうか。
     安達と出会う前のしまむらと、しまむらと出会ってからの安達。少しずつ何かが変わっていく。そんなお話。
  • 715(税込)
    漫画:
    柚原もけ
    原作:
    入間人間
    キャラクターデザイン:
    のん
    出版社: KADOKAWA

    友達と聞いて、 一番最初に私を思い浮かべてほしい。

    入間人間が書く電撃文庫の大人気作品『安達としまむら』。
    TVアニメ化決定の本作を新鋭・柚原もけがコミカライズ!
    女子校生2人のゆる〜い日常をご堪能ください。
  • 649(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    恋人になった女子高生二人の修学旅行編。

     高校二年生の十月は修学旅行の季節らしい。となると班決めがあって、席を素早く立つ安達の姿が目に飛び込んで来る。
    「なにかな足の速い安達」
    「班は、一緒で」
    「うん」
     当然そうなるのだ。
     ただ問題は、班を作るには五人必要ということだ。安達の性格からして、二人きりじゃないと不満だろうし、どうしたものか。
     意識して準備する物もないし、二泊三日の旅行で私服が必要なわけもなく。流れるままに、ぱーっと、出たとこ勝負でいいかな。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    付き合うことになった安達としまむら。二人の関係がちょっとだけ変わる、第7巻。

    しまむらと付き合うってことは、うーん、まず、い、一緒に登校するとか……でいいんだよね……。でも、何時に迎えに行けばいいのかな。自転車どうしよう……しまむらは歩きだし……早く学校始まらないかな。安達と付き合うことになったけど……、何か今までと変わるのかなー。……安達は変わるんだろうか。でも、付き合うってどうすればいいんだろ。うーんよくわかんないな。大丈夫なのかね。お祭りでの告白から、彼女と彼女になった二人。夏休みも明けて新学期。これまでとちょっと違う高校生活が始まる。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    夏休み後半。安達のしまむらへの想いは高まり──。女子高生二人の日常が、ほんの少し動き出す。

    喧嘩の仲直りを経て、元の関係に戻ったかに見えた安達としまむら。しかし、安達のしまむらへの想いは、現状維持で満足することを許してくれず、流されるのでは無く、自ら先へ先へと進もうとしていた。「しまむら、遊ぼう!」「え、無理無理。お盆は祖父ちゃんたちの家に行くから」「そうなんだ……何泊?」「三泊四日の予定でございます」「じゃ、じゃあ。四日後、また来ても……」 「あー、じゃあ帰ったら電話するから」「待ってる」 しまむらを待ちきれず、電話とメールで連絡をしてしまう安達。そんな様子に、しまむらの中でも安達への想いが変わりつつあった。そして迎えた花火大会の夜。浴衣を身に纏い、お祭りの喧噪の中を歩く二人。安達のしまむらへの想いは、花火とともに大きく舞い上がる。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    高校二年の夏休みはイベントがいっぱい。安達としまむら、二人で過ごす二度目の夏。

    夏休みはしまむらと会えなくなる……お祭りに行ったり、プールで泳いだり、一緒にアイス食べたり、やりたいことがいっぱいありすぎて……そうだ、やりたいことリストだ! かきかきかきかき……。 夏休みはいいものだ。なにがいいって朝、無理して起きなくていい。でも、やることがなくて、時間が過ぎるのが遅い。安達は何をしてるんだろ。バイトかな。っと、電話だ。花火大会? 別にいいけど──。 安達としまむらの夏休み。去年とは少し違う、高校二年の夏休みが始まる。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    高校二年生になった安達としまむら。 しまむらの友達に、安達の心は揺れ動き……。

    桜の季節、しまむらと同じクラスになれた。でも、しまむらは近くの席の女子とお昼を食べるようになった。……なんか嫌だな。私はどうしたらいいんだろう。 ある日の昼休み。近くの女子集団に声を掛けられた。なんとなく安達の方を見ると、目が合った途端、顔を逸らされた。女子集団の輪に入り、もう一度安達の方を見たら、一人で教室を出て行ってしまった。私もパンを買いに行くのになぁ。まあ、行く途中で見つければいいか。 しまむらと前みたいに仲良くなるには……そうだ、お泊まりだ!?
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    2月14日、バレンタインデー。二人のもとにゆるくてあま~い一日がやってくる。

    2月4日、バレンタインデー10日前。放課後に二人で出かけたモール内のドーナツ屋の前で、安達が聞いてくる。 「14日に、しまむらはなにか、用事ありますか?」 「ないですけど」 「ないなら、14日に、遊ぼうという……」 鼻の上に加えて、手の甲まで真っ赤に染まっていた。そんな安達の決意や覚悟に感心して、私はこう応える。 「いいよ。今年はバレンタインをやっちゃおうか」 2月14日までの10日間。安達のどきどきな10日間が、しまむらの日常に彩りを与える。そんな二人のお話。
  • 同情の余地なんかない。

    彼女と知り合ったのは学生時代だった。互いに心を通わせてる、そのことすらも確認しなくてもわかる日々。 そして今日。 思い切って結婚を彼女に持ち出してみた。下手に出て、お伺いしてみる。恐る恐る顔を上げて反応を確かめると、非常に希少なものが拝めた。 彼女がにたにたと、ともすれば意地悪く見えるほどにやついている。 つまり、良いよ、ということ? やったぁ……と、思ったその瞬間。あんな、あんなことが起こるなんて。 それから、僕のもう一つの人生は始まった。
  • 病魔に冒されて死んでしまう彼女。 俺は彼女の為なら、なんだってする。

    しがない大学生の俺のもとに、未来からの使者が来た。ただしその姿はニワトリだったが。そのニワトリが言う。『三年後に彼女は死ぬ』と。 「彼女」とは、熊谷藍のことで、俺のすべてだ。その彼女が、死ぬだって……? だが机をつついてコケコケうるさいそいつはこうも言う、『未来を変えろ』と。 どちらも真に受けた俺は、病魔に犯されて死んでしまうという彼女のために、三年間を捧げる決意をする。 そして俺は、彼女の前に立ちこういった。 まずはランニングと食事制限だ!
  • 私が書いた小説の通りに起こる連続殺人事件。 我が小説を『模倣』する犯人は誰だ? いや、まさか。

    私は小説家だ。そしてこれは私の小説だ。私が心血を注いだ惨殺があり、私が身を削るように描いた苦悩がある。文の始まりから果てまで、すべてが私だ。 事件は私の書いた小説の通りに起きていた。犠牲者、殺害の方法、現場の描写。すべてが私の描いたとおりに。 私の見る『小説』通りに。 こんな殺し方ができるのは誰だ。こんな小説が書けるのは、なぜだ。 警察も、被害者も、加害者も私を疑う。『犯人』と決めつける。 だが私は『犯人』ではない。 私は、小説家なのだ。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    安達としまむら、クリスマスを前にふたりの関係がちょっとだけ動き出す。

    今まで興味なんかなかった。ないフリをしていた。だれにも、なにもほしがらなかった。だけど今年は違う。私が初めて願うクリスマスプレゼントは、しまむらとのクリスマスだった。 今までなんとなく毎年過ごしていた。強い関心があるわけでもなかった。だけど今年は違う。少し気を遣って、安達へのクリスマスプレゼントを選ばないといけない気がしていた。
  • 『時間』 は気まぐれな性格で、ふとしたときに『奇跡』を運んでくれる。

    『携帯電波』 ―― 少女が台所で偶然見つけた携帯電話。耳を傾けた向こう側には、もう一人の自分がいて……。 『未来を待った男』 ―― この時代にタイムトラベラーを呼び寄せる。それが男の目標だった。『やり直したいことがある』 のだという。そして、ついにその時が訪れる。 『ベストオーダー』 ―― 四人の俺が、同じ場所に現れた。自分自身が複数いるこの状況を前に、俺達四人はしばし考えた後、全員で共謀し、『完全犯罪』 を企てる。 ほか、書き下ろし短編 『時間のおとしもの』 を含む、時間に囚われた人間たちの、淡く切ない短編集。
  • これは『閃かない』ぼくと、『白桃姫』トウキの探偵物語だ。

    ぼくの名前は花咲太郎。探偵だ。浮気調査依頼が大事件となる素晴らしい探偵事務所に務め、日々迷子犬を探す仕事に明け暮れている。 ……にもかかわらず、皆さんはぼくの職業が公になるやいなや、期待に目を輝かせて見つめてくる。刹那の閃きで事態を看破する名推理をして、最良の結末を提供してくれるのだろうと。 残念ながらぼくは犬猫専門で、そしてロリコンだ。最愛の美少女・トウキが隣で睨んできてゾクゾクした。悪寒はそれだけじゃない。眼前には、真っ赤に乾いた死体まである。……ぼくに過度な期待は謹んで欲しいんだけどな。これは、『閃かない探偵』ことぼくと、『白桃姫』ことトウキの探偵物語だ。
  • これは、推理はショートカットが信条のぼくこと花咲太郎とトウキの探偵物語だ。

    ぼくの名前は花咲太郎。「推理は省いてショートカット」が信条の、犬猫探し専門探偵だ(しかもロリコン)。にもかかわらず、最愛の美少女・トウキは殺人事件を勝手に運んでくる。オネガイヤメテー。これは、そんな僕らの探偵物語だ。
  • どんな時も、あなたのために。

    『過去の改変』 から戻ったわたしに待っていたのは、彼の消失だった。そして、もうひとつ。わたしの歩けなかった足が、元通りになっていた。歩いている。わたしが、進んでいる。自分の足で。わたしが歩き回る姿に、島の住人は誰も驚いていない。慣れきっている。この世界の 『現在』 では、彼は九年前に死んでいた。その蔓延する常識が、わたしを苛み、蝕んでいく。わたしが歩ける毎日。それは彼が死んだ現代。まるで別の星へ飛んできてしまったようだった。決めた。わたしは必ず取り返す。わたしと彼がいた世界を。必ず。 『昨日は彼女も恋してた』 と上下巻構成。
  • 関連書籍累計190万部の著者によるベストセラー、ついに文庫化!

    空を自由に飛びたいわけじゃない。僕が望むのは、普通の人のまわりに、当たり前にあるべきもの。漢字二文字で、世界の在り方を大きく変えてしまうもの。 友達。 僕はそれが、欲しい。 僕は独りぼっちだ。僕は祈る。どうか届け。奇跡よ、降臨せよ。すべてはあの忌まわしき楽園、秘密基地から抜け出す為に。
  • ある日、ゴミ箱のゴミがひとりでに増えた。 それが『彼女』との触れあいのはじまり。

    ある日。とあるアパートの住人、神 喜助(じん きすけ)のゴミ箱の中身が、ひとりでに増えた。ここの住人の誰かのゴミが、何故か転送されてきている。糸くず、美しい髪の毛、小説の下書き、そして『恥ずかしいポエム』。 しかし、読んでいるこちらが赤面するそのポエムは、どうやら『遺書』らしい。つまり、ここの住人の誰かが、死のうとしている? 自殺防止に奔走したり、女子中学生の援助交際を諭したり。 神(のゴミ箱)のお告げにより、退屈だった彼の人生は、ささやかに動き始めた。 これは、『どこかとつながっている』ゴミ箱を巡る、すこし不思議な住人たちの物語。
  • 果てのない砂漠(ここ)には、蜃気楼の美女しかいない。 人生の潤いが枯渇した場所。それが──

    男子校、だ。 頭髪の自由はなく(例外あり)、携帯電話は悪の枢軸で、もちろん華やかな青春なんて皆無。三年間、僕らが進み続けるのは砂の海。そう、『砂漠』というわけだ。 そんな男子校に、訳あって集ったのは、全く意味のないイケメンフェイスを持つ長髪野郎、モンゴルから柔道のために砂漠に来た留学生、高校生の代名詞である丸坊主の元・野球少年、そして、そんな悪友たちと虚しい青春を謳歌する僕だ。 四人が歩くその先には、無限の砂漠と蜃気楼の美女しかいない。 今日も僕らの雨乞い(ボーイズライフ)が始まる。
  • これは、傍にいて欲しい、もっと知りたいと願う『もう片方』との巡り合わせのお話だ。

    「あ?」 僕の乗っているバスが、交通事故に巻き込まれた。隕石が落ちてきたような、とても大きい音がした。それと同時に、僕の隣に偶然座っていた、とてもかわいい女の子と、激しくぶつかりあう。 事故に遭ったことを瞬時に理解できず、僕の頭の中は真っ白になっていた。唯一記憶しているのは、その衝撃によって、自分の『右目』を失ってしまったこと。そして、隣に座っていたかわいい女の子と、ファーストキスを交わしたこと――。 『片目』と『初恋』を描く『静電気の季節』ほか、『ひかりの消える朝』『みんなおかしい(ぼく含む)』、最新書きおろしエピソードを加えた短編集。
  • 583(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    のん
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    のんびり日常を過ごす、女子高生な安達としまむら。その関係が、少しだけ変わる日。

    体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。 ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友情なんてものを育んだ。 頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。 なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。 別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。 ただ、しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。ただ、それだけ。
  • 好きであることを明かすことができない。 そんな、いつも空回りするあなたに贈る本。

    なんとなく 『彼女』 を好きにならないといけない気がする。そのためには 『彼女』 と一緒にどこかへ出かけたり遊んだりしないといけない。 今年で俺と彼女は大学三年生。この一年をのんきに過ごしてしまったら、就職活動も控えて、顔を合わせる機会は激減するだろう。 だからこの一年が、彼女と暢気に過ごす最後の年と言っても良い。その一年の間に、俺は 『それ』 を見つけたいと祈った。 これは、優柔不断な大学生の 『俺』 が過ごす一年間の記録だ。必ず、一年の間に見つけなければ。 彼女を好きになる方法を。
  • 僕は売れている本が、作家が憎い。なぜなら、僕の本は売れないからだ。

    ついに僕はデビューした。ずっと夢だった、憧れの職業。小説家になった。すべてがバラ色、これからは何もかもがうまくいく……はずだった。デビュー作の 『バカが全裸でやってくる』 は、売れなかった。それはもう悲しいほどに。そして僕の小説家人生はまだ始まったばかりだった。担当編集から次作に課せられた命題は、『可愛い女の子を出せ』。まてまて。なんだその意味不明な無理難題は。好きなものを好きなように書くのが小説家じゃないのか?業界を赤裸々(?)に描く問題作登場。
  • どんな時も、君のために。

    小さな離島に住む僕。車いすに乗る少女・マチ。僕とマチは不仲だ。いつからかそうなってしまった。そんな二人が、島に住む変わったおっさん(自称天才科学者)の発明したタイムマシン(死語)によって、時空を超えた。はじめは二人はどこにいるのかわからなかった。なぜなら、島の景観なんて、十年やそこらじゃあまり変わらないから。僕たちが 『過去』 に来たと分かったのは、自分の足で全力で向こうから走ってくる、『小さいマチ』 を見たからだ。僕は驚き、そして思いつく。やり直すことができると。ずっと後悔していたことを、この、過去という 『現在』 で。
  • この作品はフィクションであり、実在する作家・小説賞・団体とは一切関係ありません。

    バカが全裸でやってくる。僕の夢は小説家だ。そのための努力もしてるし、誰よりもその思いは強い。しかし努力と環境では、才能は覆せない日々が続いていた。お話をつくることを覚えた子供の頃のあの日から、僕には小説しかなかった。けれど僕は天才じゃなかった。小説家になりたくて、でも夢が迷子になりそうで。苦悩する僕のもとにやってきたのは、全裸のバカだった――。大学の新歓コンパ。そこにバカが全裸でやってきた。そして、これが僕の夢を叶えるきっかけになった。こんなこと、誰が想像できた? 現実は、僕の夢である 『小説家』 が描く物語よりも、奇妙だった。
  • 737(税込)
    漫画:
    柚原もけ
    原作:
    入間人間
    キャラクターデザイン:
    のん
    出版社: KADOKAWA

    しまむらは結局、最後には、私の望むものをすべて与えてくれる――。

    高校2年生に進級した安達としまむら。
    めでたく同じクラスになったけれど、早速新しいコミュニティに馴染む
    しまむらの様子が、安達はどうも気に入らないみたい。

    知り合いと友達、友達と親友。親友と、それ以上の関係って
    いったいなにが違うんだろう――おうちにお泊まりして、同じ布団で寝ることだったりするのかな?

    TVアニメ化&既刊続々重版の『安達としまむら』(著:入間人間・電撃文庫刊)を
    柚原もけが繊細な筆致と豊かな感情表現で描写するコミカライズ、第4巻リリース!!
  • 737(税込)
    漫画:
    柚原もけ
    原作:
    入間人間
    キャラクターデザイン:
    のん
    出版社: KADOKAWA

    ――いいよ。今年はバレンタインをやっちゃおうか。

    2月14日、バレンタインデー。
    乙女にとっての一大イベントを10日後に控えた安達は、
    しまむらに最高のチョコレートをプレゼントするべく迷いに迷っていた。
    一方、しまむらのもとには予想外の珍客が現れて――?

    入間人間が贈る電撃文庫の大人気シリーズ『安達としまむら』を
    柚原もけが繊細な筆致と感情表現で描写するコミカライズ、想い深まる第3巻!
    巻末には入間人間書き下ろし小説『樽見としまむら0.00000000000000000』も収録♪
  • 737(税込)
    漫画:
    柚原もけ
    原作:
    入間人間
    キャラクターデザイン:
    のん
    出版社: KADOKAWA

    女同士でクリスマスに出歩いて心が弾むなんて――おかしいんだろうか。

    日を追うごとにしまむらへの想いを募らせてゆく安達と、
    そういう彼女の気持ちなんてどこ吹く風なしまむら。
    はたから見れば仲良しな二人だけれど、安達はもっともっとしまむらとの距離を詰めたくて。
    運命のホワイト・クリスマスに、ふたりは何を願い、何を為すのか――?

    2020年10月よりTVアニメ放送の話題作『安達としまむら』(著:入間人間)を
    柚原もけが繊細な筆致と感情表現で描写するコミカライズ、待望の第2巻登場!!
  • まーちゃん、世界で一番キミを××してる……。 嘘だけど。

    御園マユ。僕のクラスメイトで、聡明で、とても美人さんで、すごく大切なひと。彼女は今、僕の隣にちょこんと座り、無邪気に笑っている。リビングで、マユと一緒に見ているテレビでは、平穏な我が街で起こった誘拐事件の概要が流れていた。誘拐は、ある意味殺人より性悪な犯罪だ。殺人は本人が死んで終了だけど、誘拐は、解放されてから続いてしまう。ズレた人生を、続けなければいけない。修正不可能なのに。理解出来なくなった、人の普通ってやつに隷属しながら。──あ、そういえば。時間があれば、今度質問してみよう。まーちゃん、キミは何で、あの子達を誘拐したんですか。って。第13回 電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作が登場!
  • どーでもよくて、とてもたいせつな、それぞれの事情。――カツ丼 六百六十円。

    世の中には、いろんな人たちがいる。男と女。彼氏と彼女。親と子供。先生と生徒。そして爺ちゃんや婆ちゃんとか。その中には、「ダメ人間」と「しっかり人間」なんてのも。あるところに、年齢も性別も性格もバラバラな「ダメ」と「しっかり」な男女がいた。それぞれ“事情”を持つ彼らが描く恋愛&人生模様は、ありふれているけど、でも当人たちにとっては大切な出来事ばかりだ。そんな彼らがある日、ひとつの“糸”で結ばれる。とある掲示板に書き込まれた「カツ丼作れますか?」という一言をきっかけに。入間人間が贈る、日常系青春群像ストーリー。
  • 178(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    入間人間が描く、電撃文庫「電波女と青春男」の文庫未収録エピソードを特別配信!謎の宇宙少女・星宮社は、如何にして真の町まで流れ着いたのか。その前日譚をどうぞ。

    川で釣りをしている私の目の前を、どんぶらこっこと宇宙人が流れていく。そいつは川の流れに身を任せるように微動だにしない。ぷかぁと、少し沈んで、浮き上がってを寝息のように規則正しく繰り返す。そして、そいつが釣れた。釣った中身は、宇宙服を着た少女だった。「着陸に失敗した」というその少女は、『イトコ』と呼ばれる人物を捜しているそうだ。入間人間が描く、電撃文庫「電波女と青春男」の文庫未収録エピソードを特別配信! 謎の宇宙少女・星宮社は、如何にして真の町まで流れ着いたのか。その前日譚をどうぞ。
  • 178(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    昔、宇宙人と呼ばれた少女と、今、宇宙人と呼ばれているエリオ。二人の出会いは何を生む? 入間人間が描く、電撃文庫「電波女と青春男」の文庫未収録エピソードを特別配信!

    子供の頃、自分は宇宙人のようだった。なにをやっても完璧にこなすことができた。天才小学生として特番を組まれて出演したこともある。私には『神様』の才能があった。しかし今の私は人並み以下に落ち着いて、落ちぶれた。冴えない和菓子屋の、どこにでもいるような店員をやっている。そんな和菓子屋に、一人の少女がやってきた。髪が水色に染まり、そこから放たれる粒子が宙を漂っている女の子。昔、宇宙人と呼ばれた少女と、今、宇宙人と呼ばれているエリオ。二人の出会いは何を生む? 入間人間が描く、電撃文庫「電波女と青春男」の文庫未収録エピソードを特別配信!
  • 同居から始まる三角関係ガールズストーリー、ついに完結。

    「というわけで、海の腹違いの姉でーす」
     女子高生をたぶらかす魔性の和服女、陸中チキはそう言ってのけた。
     姉妹だと知っていてお金で買っていたんだろうし、海は受け入れてシスコンまっしぐらだし。
     これは、手遅れの初恋の物語だ。私と水池海。この不確かな繋がりの中で、私にできることはなにかあるのだろうか。
     淡く、もつれた三角関係ガールズストーリー、ついに完結。
  • 私と、同居人と、同居人をお金で買う女。淡く、もつれた三角関係の行方は。

    【『安達としまむら』著者がおくるガールズストーリー、第2幕】

     水池さん。突然部屋に転がり込んできて、無口だけどやたら顔だけはよくて……そして、恐らくは私の初恋相手になった人。

     彼女はお金で買われていた。
     目の前で怪しい和服の女とキスをしていた。

     思考する間もなく、チキと名乗るその女は告げてくる。

    「じゃあ三人でホテル行く? 女子会しましょう」

     私が?
     水池さんと、彼女と付き合っている女と?

     …………地獄か?
  • 704(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    フライ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    私の部屋に転がり込んできたあいつが、どうにも最近ちょっと気になる。

     うちに居候をすることになったのは、隣のクラスの女子だった。ある日いきなり母親と二人で家にやってきて、考えてること分からんし、そのくせ顔はやたら良くてなんかこう……気に食わん。お互い不干渉で、とは思うけどさ。あんた、たまに夜どこに出かけてんの?

     お母さんとあたしは昔から家と住む人がころころ変わり、今度の家は同じ学校の子がいた。料理を作ってもらって、家事も分担して、夜に出かけるあたしを気にしてくれて。でも、夜どこいってんのって言われても、なんて言えばいいんだろう。知り合いに会ってるだけなんだけど。

     ある日突然同居することになった女子高生二人の、淡くてもろいストーリー。
  • 748(税込)
    漫画:
    柚原もけ
    原作:
    入間人間
    キャラクターデザイン:
    のん
    漫画:
    ほか
    出版社: KADOKAWA

    TVアニメ化の話題作『安達としまむら』初の公式コミックアンソロジー!!

    入間人間の大人気小説作品『安達としまむら』がアンソロジーコミックになりました!

    コミカライズ版担当作家・柚原もけ自ら描く新作短編をはじめ、
    豪華百合作家陣の描くそれぞれの「あだしま」ワールドを
    たっぷりご堪能いただけます(日野&永藤と樽見も出るよ♪)。

    原作をガッツリ読み込んでいるあなたから、
    TVアニメで初めて『安達としまむら』に触れたあなたまで
    大満足間違いナシの1冊がここに登場!!


    【参加作家一覧】

    柚原もけ
    くもすずめ
    結野ちり
    有馬
    majoccoid
    水崎弘明
    吉北ぽぷり
    ノッツ
    夏師
    華沢寛治

    (順不同・敬称略)
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    フライ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    依存し合う二人の“一生”を描くちょっぴり苦い兄妹ラブコメ、完結編。

    小説家になるという夢を叶えた妹。その事実は俺の存在意義を揺らがせた。弱い妹が好き。そして、妹に頼られる自分が大事。そんな独りよがりな想いに気付いたところで人生は引き返せない。だから俺は、妹と二人で一緒に暮らし続けることに決めた。俺には妹しかいない。これまでも、これからも。親から見捨てられても、世間から白い目で見られても。なるほど、気持ちの悪い兄妹だ。だけど血肉を分けた妹に人生を捧げて寄り添い抱き合って我が道を行く。俺の人生はこれで満足だ。
  • 649(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    フライ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    「わたしのじんせーは、にーさんでほとんどだもん」シスコン&ブラコンの“一生”を描く兄妹ラブコメ

    夏休みの終わり。妹が俺に泣きついてきたのは、あちらが六歳で、こちらが十歳のとき。珍しく側に寄ってきた妹の手には日記帳の表紙があった。目が合うとおずおずそれを差し出してきて、「てつだって」と、か細い声でお願いしてくる。俺と妹の関係が始まったのは、その瞬間だと思った。泣き虫で、根性がなくて、ぼーっとしてて、友達もいない、心配で放っておけない存在。――それが妹だった。「わたしのじんせーは、にーさんでほとんどだもん」幼少時代からの成長、そして大人になるなかで選択した人生――。離れられない二人の“一生”を描く、ちょっぴり苦い兄妹ラブコメ。
  • まーちゃん。 キミは、人の 『悪意』 と両想いみたいだね。

    入院した。 僕は殺人未遂という被害の末に。 マユは自分の頭を花瓶で殴るという自傷の末に。二人が入院した先では、患者が一人、行方不明になっていた。その事件は当初、僕にとって問題となるべき事柄ではなかった。数日後に起きた出来事のほうがよっぽど衝撃的だったからだ。数日後。 マユは、頭部と花瓶を再度巡り会わされた。自傷じゃなく、誰かの手によって。マユは病室で血塗れになり、今回も気絶することなく自前の足で歩き、医者に治療を依頼した。そして、治療から帰ってきたマユは、本題とは関係の無いことを僕に発表した。死体を見つけた、と。また、はじまるのかな。 ねえ、まーちゃん。
  • 無自覚の悪意って、伝染するものなのかねぇ。 まーちゃん。

    バレンタインの季節。 街では、複数の動物殺害事件が発生していた。マユがダイエットと称して体を刃物で削ぐ行為を阻止したその日。僕は夜道で、死んだはずの妹(多分)と出会う。そして妹っぽいものに遭遇した翌日。僕は学校の朝礼で知る。 無自覚の悪意の伝染について。三ヶ月の短い静穏へ精一杯の反抗を示す惨殺死体事件。最悪な、殺人街としての街興しが、再び始まったらしい。あー。 この立て役者は、僕の妹(暫定)なんだろうなあ、きっと。……口癖の出番は、あるなら早めによろしく。
  • 605(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    ブリキ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    異性と育む夢の高校ライフを過ごすはずだった俺の隣に、謎の電波女登場!?

    宇宙人が見守ると噂されるこの町で、俺の青春ポイント獲得ミッション(具体的には女子との甘酸っぱい高校ライフ大作戦)はスタートした。「地球は狙われている」らしい。同居する布団ぐるぐる電波女・藤和エリオからの引用だ。俺の青春ポイントが低下する要因であり、本ミッションを阻害する根源でもある。天然癒し系な爽やか健康娘・リュウシさんや、モデルさんもびっくりの長身(コスプレ)少女・前川さんとの青春ポイント急上昇的出会いを経たにもかかわらず、俺の隣にはなぜか布団でぐーるぐるな電波女がいるわけで……。……俺の青春って、一体どーなんの? 『嘘つきみーくん』の入間人間が贈る青春ラブコメ!
  • 693(税込)
    著者:
    入間人間
    イラスト:
    つくぐ
    レーベル: 電撃文庫
    出版社: KADOKAWA

    外と断絶した、閉じた夏休み。そこに、ぼくたちは生きていた。

     近所に住む小5女子の城ヶ崎君は、朝から鯨を見に海へ行こうと誘ってくる、行動力だけで生きているような少女だ。そんな彼女に言われるがまま、一緒に海へ向かう高2のぼく。11歳と17歳、恋愛、ではないと思う。2人で過ごすいつもの夏の水曜日。こんな穏やかな日々がずっと続けばいいのに──。

     夏の朝、目が覚めたらいつものように鏡の前で情報整理。「海野幸、十七歳、性別女性、二年C組、両親は健在──」顔にかかる髪を払い、ぼくを私に切り替える。曜日を確かめると水曜日。さぁ、今回も三日くらいがんばろう──。

     そして城ヶ崎君は宣言する。「この世界を破壊したい」と。
     閉ざされた海辺の街で、ぼくと彼女は今日も出会う。
  • 入間人間衝撃のデビュー作、全12巻が合本版で登場!

    御園マユ。僕のクラスメイトで、聡明で、とても美人さんで、すごく大切なひと。彼女は今、僕の隣にちょこんと座り、無邪気に笑っている。リビングで、マユと一緒に見ているテレビでは、平穏な我が街で起こった誘拐事件の概要が流れていた。誘拐は、ある意味殺人より性悪な犯罪だ。殺人は本人が死んで終了だけど、誘拐は、解放されてから続いてしまう。ズレた人生を、続けなければいけない。修正不可能なのに。理解出来なくなった、人の普通ってやつに隷属しながら。──あ、そういえば。時間があれば、今度質問してみよう。まーちゃん、キミは何で、あの子達を誘拐したんですか。って。
    ※本電子書籍は、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』シリーズ全12巻を1冊にまとめた合本版です。
  • 『嘘つきみーくん』の入間人間が贈る、ちょっと不思議な青春ラブコメ!

    宇宙人が見守ると噂されるこの町で、俺の青春ポイント獲得ミッション(具体的には女子との甘酸っぱい高校ライフ大作戦)はスタートした。「地球は狙われている」らしい。同居する布団ぐるぐる電波女・藤和エリオからの引用だ。俺の青春ポイントが低下する要因であり、本ミッションを阻害する根源でもある。天然癒し系な爽やか健康娘・リュウシさんや、モデルさんもびっくりの長身(コスプレ)少女・前川さんとの青春ポイント急上昇的出会いを経たにもかかわらず、俺の隣にはなぜか布団でぐーるぐるな電波女がいるわけで……。……俺の青春って、一体どーなんの? 『嘘つきみーくん』の入間人間が贈る青春ラブコメ!
    ※本電子書籍は、『電波女と青春男』シリーズ全9巻を1冊にまとめた合本版です。

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