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『入江杏、1円~(新書、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~3件目/全3件

  • わたしからはじまる魂の再生の物語。

    読みながらいっしょに沈んでいく。
    壊れそうになる。
    最後に、極微の勁(つよ)い光に射ぬかれる。
    ――鷲田清一さん(哲学者)

    繊細な、こわれものとしての「悲しみ」を、
    粗略に扱わない社会のために、
    静かに読まれるべき一冊
    ――平野啓一郎さん(小説家)

    上智大学グリーフケア研究所非常勤講師として、
    悲しみにある人々に寄り添う活動を続けている
    著者の入江杏さんは、2000年に起きた
    「世田谷事件」の被害者遺族です。

    隣に住む、愛する妹家族を失った悲しみは、
    6年もの間、語られることはありませんでした。
    語りにひらかれたきっかけについて、まえがきにこうあります。

    心ない報道、周囲からの偏見と差別、沈黙を強いる母への抵抗……
    わたしは語りへと突き動かされ、無我夢中で心の断片を拾い集めました。
    そのかけらから恥を洗い流してみると、そこには透き通った悲しみが顕れました。
    ――まえがきより

    “被害者遺族はこうあるべき”といった世の中の「大きな物語」に抗い、
    「わたしの物語」を取り戻し、魂の再生へと向かう軌跡の書です。
  • 2000年12月,一家4人が殺害された「世田谷事件」.突然,妹一家を失った著者は,絶望のどん底に突き落とされる.周囲の偏見,心ない報道,愛する家族を助けられなかった自責の思い…….深い悲しみに向き合うなかで,どのように生きる意味をつかんだのか.つらく,悲しい思いを抱えるあなたへ送る希望のメッセージ.
  • 836(税込)
    著者:
    柳田邦男
    著者:
    若松英輔
    著者:
    星野智幸
    著者:
    東畑開人
    著者:
    平野啓一郎
    著者:
    島薗進
    他1名
    レーベル: 集英社新書
    出版社: 集英社

    悲しみから目を背けようとする社会は、実は生きることを大切にしていない社会なのではないか。共感と支え合いの中で、「悲しみの物語」は「希望の物語」へと変容していく。「グリーフケア」に希望の灯を見出した入江杏の呼びかけに、ノンフィクション作家・柳田邦男、批評家・若松英輔、小説家・星野智幸、臨床心理学者・東畑開人、小説家・平野啓一郎、宗教学者・島薗進が応え、自身の喪失体験や悲しみとの向き合い方などについて語る。悲しみを生きる力に変えていくための珠玉のメッセージ集。
    【まえがき――入江杏 より】(抜粋)「世田谷事件」を覚えておられる方はどれほどいらっしゃるだろうか? 未だ解決を見ていないこの事件で、私の二歳年下の妹、宮澤泰子とそのお連れ合いのみきおさん、姪のにいなちゃんと甥の礼くんを含む妹一家四人を喪った。事件解決を願わない日はない。あの事件は私たち家族の運命を変えた。
    妹一家が逝ってしまってから6年経った2006年の年末。私は「悲しみ」について思いを馳せる会を「ミシュカの森」と題して開催するようになった。(中略)犯罪や事件と直接関係のない人たちにも、それぞれに意味のある催しにしたい。そしてその思いが、共感と共生に満ちた社会につながっていけばと願ったからだ。それ以来、毎年、事件のあった12月にゲストをお招きして、集いの場を設けている。この活動を継続することができたのは、たくさんの方々との出逢いと支えのおかげだ。本書はこれまでに「ミシュカの森」にご登壇くださった方々の中から、6人の方の講演や寄稿を収録したものである。

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