『鷲谷いづみ(実用、新書)』の電子書籍一覧
1 ~11件目/全11件
-
子孫を残すために、花をさかせて昆虫に花粉を運んでもらう虫媒花。そこには、どんな知恵と工夫があるのか。多くの写真でさぐります。
花はなぜ咲くのでしょう? 風や昆虫などによる送粉でおしべの精細胞をめしべにある卵細胞に受精させるためです。それは、移動できない植物が子孫を残すための戦略です。本書では、おもに昆虫を利用する虫媒花と呼ばれる花と、その花の蜜を主食とするハナバチやチョウなどの昆虫が、どのような知恵と工夫でお互いを利用しつつ共生しているのかを、写真を示しながらわかりやすく紹介します。 【目次より】[第1章]花とはなんだろう?…… 花はなぜさくの?/受粉するための花の知恵/花のつくり/花の形と花の雌雄 [第2章]花にあつまる昆虫…… 花をおとずれる昆虫のいろいろ/昆虫たちの食事とえさあつめ/花がお客さんに用意したもの [第3章]花と昆虫の知恵くらべ…… 受粉をめぐる花のなやみ/パーティーを開くタイプの花/デートの相手をえらんでいる花/ハチのほうからデートの相手にえらんだ花/花も昆虫をだます/それでも万が一のために [第4章]花と昆虫のきずな…… 共進化がもたらしたもの/生態系のしくみと花と昆虫 -
SDGs(持続可能な開発目標)達成のためには「生物多様性の保全と持続可能な利用」が必要。それはヒトの衣食住や文化が「生態系サービス」に依存しているから。では将来への課題はどこにある? 生物多様性の大切さと問題を確認し、消費者にできること、教育現場での実践例、国内外でのユニークな取組みを知ろう。【オールカラー】
-
ヒトによる適度で多様な自然の利用と管理によって維持され、多様な生きものたちを育んできた豊かな「さとやま」。なぜいま消滅の危機にさられているのでしょう。古代遺跡や万葉集をたどりながら人類誕生からその成立の過程を考え、再生の試みを紹介。さとやまの現在・過去・未来を描きます。
-
これはもはや、学問の自由のみならず、民主主義の危機!
菅義偉首相による日本学術会議会員への被推薦者6名の任命拒否は、学問の自由と独立性を侵害する重大な危機につながる行為。日本学術会議はじめさまざまな学協会から強い抗議の意が表明される一方、政権は様々な論点ずらしをもってこの問題を矮小化し、議論は長期化の様相を呈している。この問題の背景に何があるか、学術会議はなぜ必要か、さらに学問の自由とはなにか、それがなぜ重要であるかについて、市民の理解を求め、世論を喚起するべく編まれた緊急出版。佐藤学・上野千鶴子・内田樹の3名が編者となり、多彩な執筆陣が繰り広げる、学問の自由と民主主義をめぐる白熱の論考集。任命拒否を受けた6名のメッセージも収録。
「いったい何が壊されたのか。人々が震撼した危機は何なのか。そして、この事件は何の始まりなのか。本書は、この衝撃的な出来事を多角的に照らし出し、その深層を解明する趣旨で編集された」──佐藤学
「これは日本の民主制を深く傷つけ、国際社会における日本の学術の信頼性と威信を著しく損なう行為です」──内田樹
「菅政権に学者を屈服させることはできない。この戦端を開いたことを、政権は後悔することになるだろう」──上野千鶴子
【目次】
はじめに 佐藤学
1 学術総動員体制への布石 上野千鶴子
2 日本学術会議における「学問の自由」とその危機 佐藤学
3 政府が学問の世界に介入してきた 長谷部恭男+杉田敦
4 任命拒否の違法性・違憲性と日本学術会議の立場 髙山佳奈子
5 学問の自律と憲法 木村草太
6 日本学術会議とジェンダー平等 後藤弘子
7 日本学術会議と軍事研究 池内了
8 酔生夢死の国で 内田樹
9 学術会議だけの問題ではない三つの側面 三島憲一
10 「学問の自由」どころか「学問」そのものの否定だ 永田和宏
11 文化的適応としての科学と日本学術会議 鷲谷いづみ
12 1000を超える学協会の抗議声明から読み取れること 津田大介
■資料編
任命拒否を受けた6人のメッセージ(芦名定道、宇野重規、岡田正則、小澤隆一、加藤陽子、松宮孝明)
公表された声明文から(法政大学総長、日本ペンクラブ、現代歌人協会・日本歌人クラブ、映画人有志)
日本学術会議による「要望書」
日本学術会議法
声明を公表した学協会一覧
日本学術会議問題 日録
あとがき 上野千鶴子・内田樹 -
飛ぶ、はじける、流される。動物を利用し、世界を旅する。
ときには踏まれ、焼かれ、100年の眠りからさめる。
時空を越えるタネの大冒険と生命のふしぎ!
小さくて大きなタネの世界へようこそ!
植物のタネと発芽の神秘を、写真と文章で解き明かすビジュアルブック。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
飛ぶ、はじける、流される。動物を利用し、世界を旅する。
ときには踏まれ、焼かれ、100年の眠りからさめる。
時空を越えるタネの大冒険と生命のふしぎ!
小さくて大きなタネの世界へようこそ!
植物のタネと発芽の神秘を、写真と文章で解き明かすビジュアルブック。
周りにすき間ができるまで発芽をこらえるヌルデのタネや、
水流に運ばれるミズバショウのタネ。
山火事で焼かれたり、鳥に運ばれたり、自然界の様々な場面に対応するべく、
植物は進化した結果、地上を生き物が住みやすい楽園に変えていった。
その長い「適応のドラマ」を凝縮しているタネは、まさに手のひらサイズのタイムマシーン!
高等学校の国語の入試問題にも採用された実績があり、読みやすく分かりやすい文章で、自然の秘密を科学的に解き明かします。
東大名誉教授で生態学者の鷲谷いづみ先生と、
NHKスペシャル「足元の小宇宙~生命を見つめる植物写真家~」で植物生態撮影の魅力を伝えた埴沙萠さんの奇跡のコラボレーション。
(本文より)
緑豊かな日本で、植物の存在を感じない日は一日としてありません。
私たちのまわりにある環境は、実に植物たちがもたらしてくれたものなのです。
だからこそ、植物から安らぎとやさしさが感じられるのです。
その植物たちの命をつなぐものこそ「タネ」なのです。
だから、そのタネにギュッと詰まった秘密を知ることは、驚きと深い感動を与えてくれるはずです。
さあ、ページを開いてみてください。 -
既刊『絵でわかる生態系のしくみ』が約20年ぶりにバージョンアップしてカラー版に大変身! 大絶滅時代の現代、生物多様性の危機にまつわる生態系のしくみと、その問題点をクローズアップ。人間と自然の共生を考える一冊。
既刊『絵でわかる生態系のしくみ』が約20年ぶりにバージョンアップしてカラー版に大変身! 大絶滅時代の現代、
生物多様性の危機にまつわる生態系のしくみと、その問題点をクローズアップ。人間と自然の共生を考える一冊。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
大学受験指導では外すことのできない「生態系・生物多様性」分野。生物教育や環境問題に係わる先生方の声を反映して、生物多様性に関する用語解説はもちろんのこと、系統立てた生物多様性の解説や保全対策などを紹介するほか、多数のコラム(下記参照)を掲載。高校生物の教科書を補うのに最適な一冊!/<コラム>種の多様性の表し方、多様度指数、生物模倣技術隆盛時代、生物多様性が生態系サービスに寄与する理由、生態系サービスの経済評価、自然選択による適応進化の実例、ダーウィンと生物多様性、保全単位、大型哺乳類の大量絶滅、カエルの受難:オレンジヒキガエルの絶滅、決定論的要因と確率論的要因:植物の場合、アリー効果のいろいろ、近交弱勢の主要な要因:有害遺伝子の発現、絶滅の渦、レッドリストとニホンウナギ、国の外来種対策:奄美大島のジャワマングース、東京蝶モニタリング※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
高校で生物学を履修していない学生でもスラスラ読める、教養のための生態学の入門書。全編フルカラー。簡潔な文章と豊富で親しみやすいイラストが理解を助けます。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
食材としても,「謎の生物」としても,注目を集めるニホンウナギ。2013年には環境省が,2014年にはIUCN(国際自然保護連合)が,相次いで本種を絶滅危惧種に指定した今,保全と持続的利用のための対策が急務とされる。本書は,最新の知見に基づき,ニホンウナギの保全と持続的利用を進めるための,具体的な指針を提示する。
本書は,第1章から第3章および終章の,4つの章から構成される。第1章では,保全と持続的利用を考えるうえで必要とされる,必要最低限のニホンウナギの生態の特徴を簡潔にまとめた。第2章では,個体数減少の状況からその理由まで,ニホンウナギの現状をまとめている。第3章では,放流など現在行われている保全と持続的利用のための対策を整理し,それに基づいて本種の生態に適した保全と持続的利用の方策を,漁業管理,河川と沿岸域の環境,社会における情報共有と合意形成の視点からまとめている。終章では,第1~3章およびコラムに基づき,日本社会の実情も勘案して,保全と持続的利用を実現するための具体的な方策「ニホンウナギの保全と持続的利用のための11の提言」を提案している。
ニホンウナギ減少の問題は,伝統的食文化の問題であると同時に,環境保全と開発のバランス,資源の持続的利用という,より大きな問題をその背景としている。本書は,この問題を大局から俯瞰し,問題解決というゴールへ適切に近づくための羅針盤である。 -
生態学者であり、自然を守るための政策提言から市民活動のサポートまで幅広く活躍してきた、東京大学教授の鷲谷いづみ先生の科学エッセイ。
日々の暮らしや身近な自然から地球規模の気候変動まで。 稀代のエコロジストから届く未来へのメッセージ。※この電子書籍は、固定型レイアウトです。
リフロー型書籍と異なりビューア機能が制限されます。
日々の暮らしや身近な自然から地球規模の気候変動まで。
稀代のエコロジストから届く未来へのメッセージ。
この時代を生きるために必要な「科学と社会の対話」がここにある。
ヒトのつくる人間社会を深く理解するためにも、生物としてのヒトが環境とどのようにかかわってきたのか、 かかわっているのかを、時間と空間を広く見わたして認識する生態学の視点、すなわち「エコロジカルなまなざし」が欠かせない。
それは、ますます深刻になる気候変動や化学汚染などの人為的環境改変、高齢化社会、食料供給の遍在化、地域紛争と民族対立など、人類が今後直面する諸課題を、深く理解し、適切な判断をする上でも必要性が高いと思われる。(「はじめに」より)
<目次>
はじめに
第一章 日々の暮らしと自然
第二章 インベーダーたち
第三章 自然の恵みと生きものの営み
第四章 地震と津波と放射能
第五章 自然保護と保全そして再生
第六章 温暖化と気候変動
第七章 生物多様性と生態系サービス
あとがきに代えて -
二十世紀後半、人類は多量の資源を消費し、廃棄物を自然界にまき散らすライフスタイルをエスカレートさせた。そのため自然の多様性は失われ、固有種の絶滅、異常気象の発生など、多大な影響が地球規模で発生している。環境を改変する力を持つ唯一の生物であるヒトは、今こそ、持続可能な生態系を再生させるために叡智を結集しなければならない。里山再生や淡水生態系の復活など、自然再生の思想と方法をやさしく解説する。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。