『寒川旭、1円~(新書、実用)』の電子書籍一覧
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温暖化の影響か、台風や集中豪雨などの水害が相次いだ。また、首都直下地震や南海トラフ地震も懸念されている。国土強靱化対策は、厳しい財政事情や人手不足などが重なり、十分とは言えない。そこで社会科学、歴史学、自然科学等の総合的なアプローチによって、課題と解決策を探る
(『中央公論』2020年3月号特集の電子化)
(目次より)
●対談
人口減少時代の復興論
「切り捨て」の覚悟さえ問われる激甚化時代に
御厨 貴×松原隆一郎
●【水害】犠牲者6000人、被害額150兆円 “国難”級の大水害
荒川氾濫で水没する東京
河田惠昭
●対談
災害で問われるリーダーシップとは?
「知事批判」に応えよう
黒岩祐治×村井嘉浩
●【地震】平安・江戸時代を襲った連続的地震が再び
「地震考古学」から考える21世紀の巨大地震
寒川 旭
●【地震】東日本大震災の教訓
災害科学国際研究所からの発信
佐藤 健
●防災対応 先進自治体はどこか?
浅野憲周
●自衛隊の災害派遣、知られざる実態に迫る
荒木 肇 -
地震といかに付き合っていくか。これは、日本に暮らすすべての人の課題です。『日本書紀』の昔や、それ以前からの地震を知ること、貞観地震と東日本大震災とを結びつける知識を得ることは、未来に起こるであろう災害に備える力を私たちや、その子供たちが得ることに他なりません。日本人と地震の歴史を知り、経験と知識を「知恵」に変える。
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天下統一の前後、豊臣秀吉は大地震に襲われた。大坂に逃げ帰った天正地震、城が倒壊した伏見地震-。しかしこれは遠い昔のことではない。大地震が続いた秀吉の時代と同じく、私たちも、活断層が活発な「内陸地震の時代」に生きているのだ。「地震考古学」で読み解く、大地に刻まれた「地震」と「人間」の歴史。
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日本の歴史は、地震の歴史だと言っても過言ではない。人の記憶になく、文書に記述がないからといって、地震が存在しなかったと速断するのは大きな間違いと言えるだろう。本書は、「地震考古学」を確立した著者による、日本歴史を地震の連鎖として描く異色の読み物である。巻末に、東日本大震災に関連して、現在の日本列島と共通点が多い九世紀の地震活動を増補し、地震活動活発期にある日本の備えを考える。
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東日本大震災から、日本列島は大きく動く時期にはいっている。明日にも迫る大地震を前に、歴史を丹念に見ることで、大地の揺れがどこでくり返されるかが浮かび上がってくる。次に危惧されている首都圏、南海トラフに焦点を合わせた注目すべき書。
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