『作者不詳(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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平安末期、皇位争いにからんで台頭した武家の源平の争いは1159年の平治の乱で平清盛の勝利に帰した。平氏は以後絶大な権勢を誇り、皇室と姻戚関係をむすび、高倉天皇、安徳天皇を擁してその栄華はめざましいものがあったが、清盛の死後、内乱は拡大し、1185年の壇ノ浦の合戦で義経に敗れて滅亡した。平家物語はこの平氏の栄華と没落を豊富なエピソードを交えて活写した戦記物語の傑作。翻訳者尾崎氏は幼少のころから平家琵琶に親しみ、この作品は「物語的内容の深さにおいて古今無類の国民的叙事詩である」と述べ、「誰にもわかるような物語を組み立てることを念頭に翻訳した」と記している。簡潔で韻律を重視した「平家」最良の訳書である。
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インド神話の精髄「マハーバーラタ」の完訳。1998年度翻訳出版文化賞受賞。これは、クル家とパーンドゥ家の領土をめぐって争われた戦いの物語である。父王の死んだ後、パーンドゥ5人兄弟は伯父のドリタラーシュトラ王のもとに引き取られ、従兄のドゥルヨーダナたちと一緒にわが子同様に育てられた。しかし、この間に従兄弟同士のライバル意識や憎しみの感情が芽生えていった。ドリタラーシュトラ王は、5人の長兄ユディシュティラの優れた人格を認め、王位相続者として指名する。ここから両王族間の果しない憎しみと戦いの歴史が始まる。ドゥルヨーダナは、パーンドゥ一族を滅ぼそうと奸計を巡らし、賭事好きのユディシュティラをサイコロ賭博に誘い、まんまと罠にかける。一切を奪われたユディシュティラたちはカーミヤカの森に放逐された……この物語は太古の昔から綿々とつづくため、神々の系譜など煩雑なところも多く、最初はなかなかとっつきにくい。「物語のあらまし」で概要を把握してから読みすすめるのがおすすめだ。
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会社を辞めたコミュ障青年、中原虚人(24)は、
対人恐怖症克服のためにネトゲ仲間から薦められた「少女ペット」を飼い始めた。
アバターのように、顔や体型を自在に選択し、人間そっくりな
三次元の女の子を作成、調教できる「リアル育成ゲーム」。
虚人が作成したペットは中学生時代の憧れの女生徒・川嶋咲姫だった。
中学時代、壮絶ないじめに遭っていた虚人。
いじめっ子グループの中には川嶋の姿もあり、優等生の彼女から受ける暴力は
虚人にとって格別で、いつしか奇妙な絆を感じていた。
時は過ぎて10年。
自宅に届いた生まれたままの姿の「川嶋ペット」を虚人は思い通りに育てられるのか!? -
風流な貴公子の失敗談、「花を手折る人(花桜折る中将)」。年ごろなのに夢中になるのは虫ばかりの姫、「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」。一人の男をめぐる二人の女の明暗をあぶり出す「黒い眉墨(はいずみ)」……。無類の面白さと意外性に富む11編が、躍動するみずみずしい訳文で蘇ります。平安朝後期の物語文学に潜む普遍性――恋、ユーモア、悩み、人々の感情の行方――を、訳者による書き下ろしエッセイとともに!
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本書は16世紀半ばにスペインで書かれ、当時大人気を博すとともに、その後のピカレスク小説の模範とされた。貧しい主人公ラーサロ少年は7人の俗人・聖人につぎつぎに仕えるが、だれひとり偽善の仮面の下に疑わしい品性を隠していない者はなかった。ピカレスク小説の主人公は、社会の下層にうごめき、あちこちと放浪に近い暮らしを送りながら自らの知恵と才覚で(ときに大いに反社会的な手まで使って)生きのびようと努力する人物である。
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[作品について]イギリス伝承童謡であるマザーグースは、現在でも文学作品や新聞の見出しなどに引用され、英語圏の人々の文化的バックボーンとなっている。総数は800以上と言われており、ナンセンス、謎かけ、遊戯唄など、作品は多岐にわたっている。 この「まざあ・ぐうす」は、北原白秋が「赤い鳥」などに発表した翻訳をまとめてアルス社から発行したものを土台にしている。 「マザー・グース」[文字遣い種別]新字新仮名
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