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『藤原審爾、1円~(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~28件目/全28件

  • 文豪たちが描いた日本の「名城紀行」が復刊。

    1977~78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された作家の紀行文の復刊。

    第1巻は森敦、藤沢周平、円地文子、杉浦明平、飯沢匡、永岡慶之助、奈良本辰也、北畠八穂、杉森久英の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。

    視点も作家により様々で、ガイドブックとはひと味もふた味も異なる城案内。史料をベースにまとめる作家もいれば、自分や家族とのかかわりから展開していく作家もいて、実にバラエティに富んでおり、時間が経っても色あせない名文揃いで、城マニアにもお勧めの一冊。
  • シリーズ2冊
    682(税込)
    著:
    藤原審爾
    レーベル: ――

    超一流の流行作家だった藤原審爾が放った動物小説集だ。
    読み応え十分の中編が4作品。
    狼が主人公で傑作との評価される「狼よ、はなやかに翔べ」、サーカスの目玉だった黒豹を描いた「黒豹よ、魔神のごとく襲え」、熊の哀しみと人間の無慈悲な凶悪ぶりを対比が見事な「赤い人喰熊」、そして、飼い犬として可愛がられた犬たちが野生化し、野犬となり、人間たちの憎悪の対象となっていく様に迫った「山犬たちが吠える雪夜」。
    評論家の中島河太郎は、文庫版の解説でこうつづっている。「著者の動物小説の特色は、主役となった動物の側から描かれて、その心情と行動を見事に捉えている。人間との係わりもあるにしても、かれらの視点から人間の信頼と不信、ないし不可解さを導きだしたたしかさに驚嘆させられる」と。
    必読である。
  • 682(税込)
    著:
    藤原審爾
    レーベル: ――

    熊鷹とは、日本特有の種で、東北、日本アルプスなどで見られ、鷹の中で最大の大きさを誇る。本書は、この熊鷹を主人公に据えた、動物文学の傑作である!
    物語は、北海道厚床で民宿を営む寿太郎が、尾白鷲の子を拾って帰る場面からはじまる。一郎と名付けられた尾白鷲は大切に育てられていたが、一般家庭での飼育が禁止されている天然記念物だったため、泣く泣く、動物園に引き渡すことになる。なぜかそれを機に、寿太郎にはいくつもの災厄が襲いかかり、ついには、故郷の秋田に帰ることを決意する。そこで、熊鷹の巣から取ってきた卵をかえし、熊鷹の狩人「乾坤」を育てていく!
  • 猿の本能と人間の欲望が激しくぶつかりあう!
    餌を求めて神経を研ぎ澄ませ、知恵をしぼり、生きる山猿たち。
    人は金儲けのために、そんな猿たちを利用しようとする。
    ボス猿・雷電率いる仲間たちは、人間の思惑通りに踊らされてしまうのか。
    天然記念物指定、高速道路建設など人間の欲が露わになれば、猿の住む環境は厳しくなっていく。果たして、人と猿が共に幸せに生きる道はあるのか。
    野生動物と地域開発とが交錯する至高のエンターテインメント小説!
  • シリーズ10冊
    770(税込)
    著:
    藤原審爾
    レーベル: ――

    東京・新宿にある警察署を舞台に、燃えるような情熱をもった刑事たち

     聞込みは、運が左右する。不意に思いがけないことをきかれて、すらすら思い出せるものではない。それに、なにか大事な目撃をした者が、聞込みの時に居合せなければ、それきりである。それに喋るほうは無責任で、正確を期そうとするわけではない。それらの悪条件を克服するのは、犯人を捕えないではいられない情熱と運と、足が棒のようになるほど、根気よく聞込みをつづけることである。(「放火」より)
     日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は短篇集〈捜査篇〉。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。
    *新宿警察
    *所轄刑事
    *放火
    *新宿西口ビル街殺人事件
    *刺傷全身三十余カ所
    *轢逃げ
    *新宿その血の渇き
    *新宿首狩り事件

    ●藤原審爾(ふじわら・しんじ)
    1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。

    監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)
    1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。
  • 495(税込)
    著:
    藤原審爾
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    この秋津の町へ私は十七の初夏、伯母に連れられはじめてやって来た……。自然豊かな秋津の温泉宿を舞台に繰り広げられる、激しくも切ない愛の日々を描ききった作品。1962年に岡田茉莉子と長門裕之が主演し、吉田喜重監督の手で映画化された永遠の名作。
  • 夫と子供の不在の一夜、強盗に踏みこまれた、一人の平凡な主婦と強盗との接点を、誰にでも日常的に起こり得る恐怖と描く心理サスペンス「赤い殺意」。貧しく不幸に生まれ、ただ一筋に男に尽くすしかない可愛い女を浮き彫りにする直木賞受賞「罪な女」。精細な心理描写の丹念な積み重ねと、定評のある女の情感描写の双方が響き合って、人間の哀しさと人間愛へと収斂されていく長短編の代表作を収録。
  • シリーズ2冊
    550594(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    こんな世の中、偶然から始めた恐喝稼業は大繁盛…

    強者が弱者を食う、これが同情の入り込む余地すらない現代の掟なのだ。ある夜、政財界の黒幕・水野信三は殺し屋に銃撃され、命をおとしかけた。その時、偶然にも現場に居合わせたナイトクラブのボーイ村木駿は、身を挺してその危機を救った。この事件以来、水野の庇護を受けるようになった駿は、そこで新しい生き方を学び、ある新商売を考えついた。〈どんな大物でも、世間に知られたくない弱味はあるものだ。それをネタにして合法的な取引を申し出る〉――恐喝を事業化しようという計画なのだ。利権を求めて奔走する代議士、売春組織を操る旅館経営者等、駿の事業にうってつけの話はいくらもあり、「恐喝屋稼業」は順調に伸びていったが――。
  • シリーズ3冊
    638770(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    〈義〉を信じ「梁山泊」石川道場に集う男達の物語

    剣道の達人・石川義信の道場には、風変わりな弟子達がそろっていた。ドスを持ったら無敵のやくざ者、アッという間に10人を倒す空手遣い、20メートル先の雀の頭に小石を命中させる若者……。全員が義信の教える正義を守るために、男と技を磨いていた。だが、正義をつらぬくには、当然力による対立が起こってくる。そして、欲得づくの悪は、さまざまな謀略をめぐらし、石川道場をつぶさんと、つけ狙っていた……。日中開戦前夜を舞台に、正義と悪の激烈な闘いを描く痛快傑作長編。
  • シリーズ2冊
    682726(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    時代に抗い「任侠」を貫こうとする男の波瀾の物語

    激動の昭和初期。急速に発達する資本主義の波にのまれ、やくざは一介の暴力団と化しつつあった。そのなかにあって前田一家の代貸・不動は、昔ながらの仁義を貫き通す男のなかの男として名をあげていた。「あんな男になりてえなあ…」。不動にあこがれる造酒屋の若旦那・信次郎は、ひとりの博徒を殺し、極道の世界に足を踏み入れるが…。「男とは何か」を問う、任侠小説の白眉!
  • シリーズ3冊
    550682(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    〈息もつかせぬ〉を実感、〈痛快〉を体感。傑作遊侠小説

    若いが拳法の達人・天心、拳銃の名手のうえ剣を使わせても日本一、二の腕前を持つ志野左門太。旅を続けるふたりに、助けを求めに来た者がいた。ある大金持ちの娘がさらわれたというのだ。犯人は町はずれの道場に巣くう暴れん坊・加倉井親子。あまりの強さに誰も手が出せないのだ。天心と左門太は道場にのりこんだが、卑怯にも落し穴にかかって穴倉の底へ真っ逆様!そこへ顔を出したのが忍者くずれの怪盗・黒っ風の遠兵衛。金をくれれば脱出させてやると話をもちかけてきた…。この奇妙な3人が、明治初期の日本を背景に、全国の悪党退治をくりひろげる痛快長篇小説。
  • 野球賭博の黒幕は誰か。ハードボイルド・ミステリー

    こうなったら、身銭を切ってでも、黒幕をつきとめてやる。久野投手の仇をうってやるんだ――。プロ野球選手が起こした心中事件は思わぬ方向に発展していった。どうやら久野は、暴力金融からの莫大な借金のために、八百長試合を仕組んでいたらしいのだ。しかも“久野他殺説”を信じ、取材する新聞記者・柳井に、さまざまな妨害が起こりはじめた。裏にいるのは野球賭博組織か、それとも――。プロ球界を食い物にする黒い魔の手を描く、社会派推理の傑作長編。
  • 野性の輝きと本能の躍動。傑作動物小説集、4篇

    1匹の狼が、3人の男たちを探して山の中をさまよっていた。飼い主の猟師を殺され、その仇を討つための追跡だった。3人の男は脱獄囚で、猟師の家を襲い、逃亡に必要な品物を奪うついでに殺してしまったのだ。野遊びから帰った狼は、その鋭い嗅覚で異変を感じとり、血の匂いを手掛りに、3人の男たちの跡をたどり、ついに追い詰めたが……。迫真のタッチで動物たちを生き生きと描く、動物小説の最高傑作。
  • 巨大空母搭載の“核”を狙え…入魂のスパイ小説

    アメリカが自由世界の旗手として誇る原子力空母エンタープライズ=ビッグ・E。その航行距離の長さは、無寄港で世界を数周できる。搭載したミサイル、重爆撃機などの最新兵器は、いくつかの地上基地を集めたより強大で想像を絶する破壊力を持つ。これがもし爆発すれば、東京・大阪を結ぶ太平洋ベルト地帯を軽く吹き飛ばすほどの莫大な量の“核”をも積んでいるという。いま、恐るべき計画が着々と進行していた。この浮かぶ巨大要塞ビッグ・E爆破を狙う男たちが、深く静かに行動を開始したのだ。著者入魂のスパイ小説の最高傑作。
  • 396(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    自身の追憶の恋を描き、高い評価を得た最初期作品

    「そのお新さんの純白な裸身の遙かで、朝焼けは次第と秋津の空へ瀾がって行った」――戦争をはさみ、青春の思い出深い温泉へ「私」はいくたびか足を運ぶ。宿の女主人・お新さんのひたむきに寄せる愛情と、「私」の繊細で正直な心との結びつきが、しみじみと情感をこめて描かれる。作者の、初々しい第一期の恋物語。
  • 青春と旅の本質を鮮やかに描く、傑作バイク小説

    バイクマニアの謙と勝は思い立った。愛車で日本中を駆けめぐってみよう。そこには、求めている何かがあるのではないか――。さすらいのライダーたちは、まず北へ向かった。だが、早々と事件が待ちうけていた。ヒッチハイクをしてきた若い女の子を後に乗せて走っていると、若い男たちが近づいてきたのだ。狙いは後の女の子にきまっている。「これはひとあれあるかな――」。旅の1日目がこれでは、先が思いやられる……。バイク青年の夢と冒険を描く傑作長篇。
  • 770(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    〈労働スパイ〉とは何者か。異色サスペンスの大傑作

    〈ライバル企業を倒産させてくれ〉。闇から闇に巨額な金が動いた時、労働スパイと呼ばれる男たちの策謀が開始された。組合にストをうたせるか、それとも会社上層部のスキャンダルを暴露してみるか――。平凡な社員として企業にもぐり込んだ彼らは、もっとも効果的な“会社つぶし”の奇手を次々にうっていった。他人が不幸になろうと知ったことじゃない――金のために魂を売り渡した男たちの生きざまと、ビジネス界の影の部分をサスペンスタッチで描く異色長編。
  • 550(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    怪事件の背後に絡み合う欲望の図式を描く。ほか1篇

    久雄が窓から庭に向け、新型空気銃を試射した瞬間だった。「キャーッ」という悲鳴があがったのだ。人々が駈けつけた庭の一隅には久雄の妻・由貴子が倒れていた。そのスカートの裾には、刃先を松脂で固めた植木鋏が深々と突きささっていた。あと10センチずれていれば確実に命はなかった。しかもその数時間後、こんどは階段を登りかけた久雄めがけて、大きな花びんが落下してきたのだ。大富豪一家をめぐっておこる怪事件を描くサスペンス長編。
  • 猿と人間の関係を通して自然の摂理を問う動物小説

    ボス猿・雷電は頭をかかえていた。群れから追放され離れ猿となった助五郎が、めっきり力をつけ、ボスの座を狙いに舞い戻ってきたのだ。しかも飼主に捨てられた野良犬達が、隙をみせると襲ってくる。少しの油断もできない状態なのだ。一方、雷電達を餌付けして、それを観光名物に、ひと儲けを企む人間があらわれた。金のためなら、猿などいくらでも犠牲にする金の亡者達だ。平和な山は、危機に見舞われた――。自然と人間がくりひろげる壮大なドラマを、動物小説の名手が描く傑作。
  • 462(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    勝利するのはヒトかカラスか。著者の思い溢れる長編

    ゴルフ場建設中の飯場にカラスが異常発生した。彼らは飯場から出される残飯を目あてに、ぞくぞくと近くの森から集まってきたのだ。その数、現在数千羽!開業後、プレイ中のお客に事故があってはと従業員たちは、カラス撲滅の手段を次々とうっていった。猟銃、毒薬、そしてダイナマイトでの大量爆殺……。だが非凡な統率力を持つボスガラスに率いられ、いまや空を漆黒に塗りつぶすほどの大群になったカラスたちは、人間の仕掛ける巧妙な罠を見破り、意外な反撃に出はじめた。大自然を背景に人間とカラスがくりひろげる壮絶な闘い。著者が渾身の筆致で描く動物ロマンの傑作長篇。
  • シリーズ2冊
    550594(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    武器は美貌、標的は芸能界。少年の野望の旅立ち

    少年院を出たばかりで行くあてのない彼は、一人の中年男に拾われた。男は少年の異常なほどの美しさに目をつけ、政財界の大物達に紹介していった。権力の座にいる男達とめぐり逢った時、少年の胸に大きな野望が燃えあがった。この男達をバックに名声と大金をつかんでやるのだ――。持ち前の才能とコネを得た彼は、標的を芸能界にしぼり、またたく間にトップスターの座を獲得したが……。美貌を武器に、成功への階段をのぼる野心溢れる少年の姿を、スキャンダラスな芸能界を背景に描く異色長編。
  • 一流スパイに変貌する薄幸の女の運命を描く長編

    三条あきは、生まれつき哀しい星を背負っていた。肉親とは縁が薄く、男運にも恵まれず、片足が悪く、そのうえ前科さえついてしまった。しかし、この刑務所暮らしで、彼女の人生は大きく変わった。獄中で知り合った大姐御メリケンお寅から、下積みで一生を終わらないための、厳しい生き方を教えられたのだ。出所後、あきはお寅のもとで、情報を集め、それを必要とする国に高く売りつける“スパイ稼業”を仕込まれた。そして、徐徐に社会の上層部に食い込んでいき、裏から政治を動かすまでに成長していった。小さなキッカケで、平凡な女からおそろしい女に脱皮していくあきの、波乱に富んだ運命を描くスパイ小説の傑作長編。
  • 東西冷戦が生んだ女スパイの活躍と非情を描く長編

    ソビエトが接触をはかっている航空工学の権威を、西ドイツからアメリカに極秘のうちに拉致せよ――。命令を受けたアメリカ情報部員ジョセフ・カーターは、この仕事の成功を最後に、引退するつもりだった。だが、組織の上層部は、あまりに内部を知りすぎたカーターを無条件で解放しなかった。彼のひとり娘ミチをスパイにしろというのだった。それから数年、厳しい訓練をおえ、見事な成績でスパイ養成所を卒業したミチは、可愛らしい容貌とは裏腹に、したたかな女スパイに成長していた。命令のためには肉親の死さえいとわない、女スパイの活躍を描く傑作長編。
  • 殺し屋と刑事の皮肉な運命の交錯…白熱の長編

    その男の仕事は、巨額の報酬とひきかえに、綿密な調査と細心の計画を立て、少しの痕跡も残さずに人間を狩る“殺し屋”だ。いまも男は、ビルの屋上から1本のロープに狙いを定め、愛用のライフルの引金をひいた。ロープは見事に切断され、吊るされた多量のタイルの塊りが獲物の上に降りそそいだ。警察は、事件を偶然の事故として処理し、殺しは完璧に遂行された。だが、ある機会から男が出会った刑事が、男に犯罪の影を感じ、その身辺を洗いはじめた。殺しのプロと執拗な捜査を進める刑事の、激しい角逐を描く傑作長編。
  • 506(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    石油利権を巡る大義なき謀略を描く、長編サスペンス

    アメリカCIAが、日本の情報機関にひとつの情報をもたらした。中東のある共和国で、莫大な埋蔵量を持つ大油田が発見されたというのだ。だが、このままにしておけば、必ずソ連が干渉し、油田は共産圏のものとなってしまう。そこで日米が協力し、中立を守っている共和国政府を西側陣営にひきいれてしまおうという作戦なのだ。そのためには、どんな汚い手段も許される――。産油国をめぐって展開する謀略のかずかずを描く長編サスペンス。
  • 「最後の鷹匠」と熊鷹の交情を描く、動物文学の最高峰

    冬仕度をはじめたカラスに、川へおい落とされた1匹の尾白鷲。瀕死の若鳥を助けた寿太郎は一郎と名付け、手塩にかけて育て上げていった。だが、尾白鷲が天然記念物に指定されたため、一郎は役人の手にとりあげられてしまった。しかも、その別れの悲しみが原因か、妻の貞子も後を追うかのようにこの世を去った――。それから数年後、寿太郎は森の奥深くで、今度は熊鷹の卵を手に入れた。その卵はうまく孵化し、乾坤と名付けられ逞しく成長していった。雄大な奥羽の雪山を背景に、熊鷹と人間の心の交流を描く、清冽な動物文学の傑作。
  • 550(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    抹殺を免れた殺し屋が復讐の牙を剥く。傑作暗黒小説

    社会の底流に棲息する悪い奴ほど身の安全をはかり、危険に対して万全を期すものだ。黒幕と呼ばれ、恐れられる鮫島台蔵もそうだ。ジッと息をひそめ、決して表面に姿を現わさなかった。たとえ殺しを請け負っても、自分の手を汚しはしない。すべて配下の者が実行し、彼まで追及の手がのびることはない。幾重もの安全弁を作り、闇の中で安楽に暮らしているのだ。彼は10億の金と引き替えに、社会党の旗手・鈴沼萬之輔を殺した。しかし、今回は手筈が狂った。証拠いん滅のため消すはずだった殺し屋・相羽が生き残り、鮫島に復讐を誓ったのだ。政治さえ陰から操る怪物と、顔を整形してまでその命をつけ狙う一匹狼。いま生命と意地を賭けた、すさまじい死闘の幕が切って落とされた。息詰まる興奮の渦巻く傑作暗黒小説。
  • 594(税込)
    著者:
    藤原審爾
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    刑事たちの熱い闘い、「新宿警察」シリーズ中の白眉

    トップモードと猥雑さが支配する都市・東京。その中でも、若者達が一番憧れるのが新宿だ。歓楽の枠を集め夜明けを迎えても人波の絶えることのない町は、人間のあらゆる欲望を満足させてくれる。しかし、そこで生きるためには、金がすべてであった。それは粉雪の舞う、寒い冬の早朝だった。新宿西口に近い空き地で、少女の他殺体が発見された。警察の手配は素早かった。だが、単純に見えた事件だったが、捜査が進むにつれ、そこに麻薬、殺人、暴力、窃盗、裏切りと、醜い都会の裏の顔が次々と現われてきた。闇にひそみ、都会を蝕む悪(ワル)は誰だ!根来刑事を始め新宿署の猛者達は、肌寒い新宿の町に散っていった。新宿警察シリーズの最高傑作長編。

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