『沼正三、配信予定を除く(マンガ(漫画)、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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私は貴女に永久占領されていたいのです。独立国でなく属領になるのが望みです――自らの意志で麟一郎は服従と隷属の道を選んだ。その果てにあるのは至福の快楽か、それとも……。ベストセラーとなった初版以来、数度の復刻と加筆を重ねてきた世紀の奇書が、ついに完結。ポルノから哲学までを内包する逸脱と放埓のシンフォニー、最終巻。
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ある夏の午後、ドイツに留学中の瀬部麟一郎と恋人クララの前に突如、奇妙な円盤艇が現れた。中にはポーリーンと名乗る美しき白人女性が一人。二千年後の世界から来たという彼女が語る未来では、日本人が「ヤプー」と呼ばれ、白人の家畜にされているというのだが……。
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ヤプーは日本人のなれの果てであり、かつての日本列島には「邪蛮(ジャバン)」と呼ばれるヤプーの国が存在していた。ヤプーの間では宗教教育の結果、白神信仰が浸透していて、その始祖こそ天照大神ことアンナ・テラスであった。クララはアンナに会うため飛行島高天原(ラピュータ・タカラマハン)を訪れ、驚くべき歴史の真実を聞く……。記紀神話をも解体、吸収する妄想の迷宮、第四巻。
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戦争は激しさを増し、殺戮戦へと変貌していった。先行き不透明な日本の未来とは裏腹に、著者は変態としての自我を確立していく。防空壕でマスターベーションをする快楽に溺れ、下級生に征服されたいという欲望に身悶え、自殺に対して強烈な憧れを抱く。我が身を持て余した著者は、日本から逃避すべく満洲特殊鉄鋼株式会社に入社するが……。
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イース人のヤプーに対する態度は、徹底して残酷かつ非道なものだった。クララは初め、嫌悪感を示すが次第に順応していき、やがて麟一郎を私有家畜とすることを決意。去勢手術などの生体加工を施され、変わり果てた姿となった麟一郎は、クララの「尿洗礼(パブティズム)」を受けてヤプー・リンとなった――想像力の限りを尽して描きあげた倒錯の万華鏡、第三巻。
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少女が跨いだ小石を持ち帰って頬ずりすることの興奮、男子の股ぐらを潜り抜ける姿を嘲笑されることの悦び……。正常とされる価値観に馴染めなかった少年は、それでも必死に生きていた。時代は昭和初期、戦争前夜。開戦に向けて熱狂する大衆を尻目に、ひとり逸脱していく孤独と愉悦。『家畜人ヤプー』の著者が、インモラルな半生を赤裸々に綴る!
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ポーリーンに連れられてクララと麟一郎が向かった二千年後の未来は、白人女権専制社会である宇宙帝国イースが支配していた。そこでヤプーは生体手術などの加工を施され、道具として扱われていた。人間椅子、肉便器(セッチン)、畜人犬(ヤップ・ドッグ)、自慰用具の舌人形(カニリンガ)や唇人形(ペニリンガ)……。想像を絶する世界にさまよいこんだ二人の運命は? 反ユートピア小説の金字塔、第二巻。
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戦況は、いよいよ敗色濃厚。時代の荒波は著者の人生をものみ込んでいく。満洲から帰国し、佐世保海兵団に入隊。訓練に明け暮れていたある日、ついにその日がやってきた。玉音放送――。逸脱者・沼正三の目に敗戦国ニッポンはどう映ったのか。変態としての自分を余すところなく晒し、かつ、激動昭和の知られざる真の姿を描いた名著。
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2000年後の宇宙帝国EHS(イース)では、日本人の末裔・ヤプーはどこまで行っても家畜人でしかなく、白人の道具であり消耗品であった。それは便器(セッチン)のみならず、子を宿す子宮畜(ヤプム)や、避妊具の役目を果たす膣内小童子(トンネル・ボーイ)など、あらゆる種類が存在した。クララのヤプーとして生涯を捧げる決意を固めた麟は、生来の犬の性(さが)を開花させ……。傑出したマゾヒズム文学漫画版、堂々完結!
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白人女性が支配する帝国EHS(イース)で、肉体を改造され去勢されてしまった旧時代の日本人・麟(リン)。クララと再会を果たすが、彼女はEHSの貴族社会に順応し、すでに新たな恋人がいた。麟とクララ、昨日まで恋人だった二人の関係は、もはや奴隷と女主人以外になかった。クララの傍らで、祖国日本・邪蛮(ジャパン)の屈辱的な歴史を聞かされるうち、麟は身体だけでなく自尊心までもが去勢されていく。
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2000年後の世界を支配する宇宙帝国EHS(イース)に連れられて来た日本人の麟(リン)。そこでは白人女性が世界を支配し、日本人はヤプーと呼ばれる家畜だった。人間椅子、肉便器、乗り物など、それぞれの役割に特化した肉体に改造された日本人が、どのように家畜化されたのか!? ──日本神話の神々はEHSからきた白人女性だった!? 原始ヤプー族の歴史が明らかになる第2巻。
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196X年、西ドイツの山間部に空飛ぶ円盤が墜落した。留学中の瀬部麟一郎(せべ りんいちろう)と婚約者・クララは、墜落現場で白人女性・ポーリーンの命を救う。彼女は2000年後の未来からやってきたというが、未来世界で日本人は「ヤプー」と呼ばれる家畜だった!? 麟(リン)もまた、ヤプーとして調教され、肉体改造手術の末に家畜化され……。三島由紀夫、澁澤龍彦、寺山修司らが絶賛したSF奇書を漫画化!!
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戦後最大の奇書『家畜人ヤプー』の著者・沼正三、ついに逝く─●沼正三がその死の直前までSM専門誌「S&Mスナイパー」(ワイレア出版、現在は休刊)に書き続けた実体験エッセイ、「ある異常者の体当たり随想録」から選集。●未完の短編小説「化粧台の秘密」、2006年に受けた生前のインタビューを特別収録!!
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