『リン・グレアム、4姉妹の華燭の典(文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~4件目/全4件
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この誘惑は私への復讐?
愛など微塵もなかったというの?
実の父親を知らないトプシーは情報を頼りにトスカーナへ赴き、
身元を隠したまま、父と思しき男性の妻の個人秘書に採用された。
父の身近で、人となりを見てみたい。すべてはその一念からだ。
だが、その妻の息子である銀行頭取のダンテに、
初対面からあからさまな憎悪を向けられて困惑する。
いったい彼はなぜあんなに怒っているの?
ダンテは母の秘書トプシーの美しさに驚き、ひと目で惹かれた。
いや、だめだ。噂に聞く義父の不倫相手とはこの女に間違いない。
ダンテは心に誓った。手練手管を駆使して彼女を誘惑する。
傷ついた母のため、なんとしても義父との仲を引き裂くのだ! -
実習生社員エミーは社長のバスティアンから突然呼びだされ、驚く。とあるホームページに彼女の顔写真が掲載されているというのだ。慌ててエミーが調べてみると、なんと件のホームページとは、彼女の母が経営しているエスコート・サービス会社のものだった。身勝手な母はエミーをコンパニオンとして利用して売り込み、あろうことかバスティアンは客として彼女を指名予約していた。洗練された富豪らしい厳かさで、バスティアンは言った。「君には僕と一緒にギリシアへ渡り、妹の結婚式に出てもらう」もちろん、エミーに断る自由などあるはずもなかった。でも……地味で世慣れていない私なんかに彼の恋人役が務まるの?
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モデルのサフィーは、偶然立ち寄ったマラバーン王国で、誘拐も同然に豪奢な砂漠のテントへと連れていかれた。一歩足を踏み入れたとたん、サフィーは衝撃で凍りついた。ザヒール! 5年前、妻である彼女に一方的に離婚を言い渡すと、理由も告げぬまま去っていった憎い夫。今や彼も国王となり、すでにあらたな妃を娶って──想像しただけで、サフィーの胸に思いがけない痛みが走った。だがザヒールは彼女の動揺などよそに、いきなりこう切りだした。「無理強いはしないが、君がほしい。その権利はあるはずだ」彼はまだ求めているの? ヴァージンのまま放りだした元妻を。
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キャットは亡父が遺した家を★朝食付き宿★(B&B)に改築して生計を立ててきたが、不景気のため、その宿も今は差し押さえ寸前まで追い込まれていた。ところがある日、キャットは弁護士に呼ばれ、驚くべき話を聞かされる。億万長者の石油王ミハイルが彼女の宿を買い取ったというのだ。ミハイル……つい先日泊まったばかりの、あの謎めいた宿泊客だわ。いったい彼はなんの目的でそんなことを?キャットは真相を問いただそうとミハイルを訪ねたが、逆に彼から買い取った代償として不可解な提案を受ける。「ひと月だけ僕のクルーザーに滞在してほしい。セックス抜きで」それはバージンの彼女にとって願ってもない取り引きのはずだった……。
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