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『キャサリン・ジョージ、1円~(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全71件

  • ナースのリアノンは2週間前、亡き親友から忘れ形見を託された。赤ん坊の父親は、世界的に有名なギリシア富豪、ルカス・ペトラキデス。陰のある美貌、洗練された立ち居振る舞いだけでなく、誠実さと責任感の持ち主という評判を知り、リアノンは心を決めた。親元のほうがこの子は幸せなはず。愛着が湧いてしまう前に渡さないと。ところが、電話をしても取り次いでもらうことさえできず、やむなく彼の高級リゾートで開かれるパーティー会場へ向かった。勇気を振り絞り、話を聞いてほしいと告げたリアノンをルカスは冷たく一瞥して、警備員に彼女をつまみ出せと指示した。満座の注目が集まるなか外へ連れ出されながら、リアノンは叫んだ。「あなたの赤ちゃんがいるの!」

    ■ウェールズの郊外でつましく暮らすリアノンは、給料の半月分もの大金をはたいてルカスのホテルの一室を予約したのでした。でも、無慈悲な大富豪はリアノンの訴えを真っ向から否定して……。HQイマージュの代表作家、ケイト・ヒューイットの秀作をどうぞ!
    *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • クリスマスの喜びを彼と一緒に……。ただそれだけが、シンデレラの願い。

    毎週水曜日、ペッパーは朝から落ち着かず期待に胸を高鳴らせる。彼女の小さなベーカリーに、サイモンというすてきな客が来店するから。出逢って5カ月近くがたったころ、彼が大企業のCEOと知って驚いた。ペッパーは8歳で母と死に別れ、その後、育ててくれた祖母も亡くなって天涯孤独となってからは店の2階を住まいに、つましく暮らしてきた。そんな自分には、サイモンは手の届かない遠い存在に思えたが、彼の会社のパーティを手伝った夜、二人の間の壁が崩れ、情熱が溢れた。だが、NYで最もセクシーで勢いのある実業家とされるサイモンとの恋は世間の注目を集め、ペッパーは彼に迷惑をかけまいと別れを告げる。ほどなく店と家を焼け出され、予期せぬ妊娠まで判明するとは……!

    ■おなかの子には、父親の顔を知らずに育った自分と同じ思いはさせたくないペッパー。ゆえあって生涯独り身を決め込むサイモンの決断は? クリスマスが嫌いなサイモンと、クリスマスが大好きなペッパーが粉雪舞う季節に繰り広げる、愛おしくて感動的なロマンス!
  • 「結婚してくれ」「子供を産んでほしい」孤独な彼女は愛の言葉と信じたけれど。

    3年間片想いしてきた男性が、花嫁となった妹にキスをした。大好きなクリスマスなのに、ホリーはみじめでたまらなかった。両親の死後、私は夢をあきらめ、妹を必死に育ててきた。男性とつき合った経験もなく、子供を持つ夢もかなっていない。このまま私の人生は、他人に尽くして終わってしまうの……。ギリシア富豪スタヴロスには時間がなかった。富も名声も手に入れた。だが今、欲しいのは血を分けた我が子だ。不治の病に冒された僕に残された時間は、あと数カ月。無垢なホリーなら、子供の母親としてうってつけじゃないか?

    ■スター作家J・ルーカスがクリスマスをテーマにした今作は、ヒーローが余命わずかで妻と子を熱望し、ヒロインを熱烈に手に入れようとするという展開で冒頭から目が離せません! 凍える寒さも忘れるような、情熱的なクリスマス・ロマンスをお楽しみください。
  • シリーズ26冊
    1,8703,135(税込)

    お得な価格でハーレクイン・ロマンス4作品収録『一夜の恋におびえて』-妹の結婚式で付添人を務めるゾーイ。式の最中、花婿の兄で付添人のアーロンの態度の悪さに辟易し、懲らしめようと近づくが、逆に彼の誘惑の罠にかかり……。『賭けられた花嫁』-父が賭で失った城を取り返すためアンジェリークは首長国に飛んだ。交渉相手レミーの部屋に忍びこむが、捕まって投獄されかける。すると彼からとんでもない提案が!『愛と偽りのギリシア』-ケイラはギリシアの小島でハンサムな漁師と知り合うが、彼はなぜか彼女の正体を疑っていた。それでも惹かれるケイラは、ある日、彼の驚く真実を知った。『希望と名づけた愛の証』―妊娠中のミアはおなかの子の父親の葬儀で、その兄である初恋の相手イーサンと再会した。彼はミアの不実をなじるが、この妊娠には誰にも言えない秘密があった。
  • カトリンは見慣れない部屋で目を覚ました。頭は割れるように痛み、体中がずきずきする。そうだ。ゆうべ私のフラットで火事があったんだわ。ここは病院?カトリンは診察に来た背の高い医師を見て、目を疑った。アッシュ! 十年前、初めての恋に舞い上がる私を騙し、裏切った男。当時十八歳だった私はペンブルックシャーに住んでいた。そこに休暇で訪れたアッシュと恋に落ち、二人は激しい情熱で結ばれた。幼かった私は、この愛が永遠に続くものと思っていた。だがある日、彼はいつもの待ち合わせ場所に現れず、それきり姿を消したのだ。彼が既婚者だったという事実を私が知ったのは、そのあとだった……。二度と会うことはないと思っていた彼が今、目の前にいる。彼は私に気づくだろうか。気づいたらなんと言うだろう?そのとき、アッシュの目がカトリンの目と合った。アッシュは息をのみ、その場に凍りついた……。
  • イブの前夜、帰省を急ぐジュディスは嵐の中を立ち往生していた。そんな折、よりによって別居中の夫ニックと鉢合わせしてしまう。相変わらずハンサムな横顔に、彼女の胸は締めつけられた。すると彼が思いがけない言葉を放った。「どうしてもきみに会いたかったんだ」
  • シーモア家の男性……。姉を苦しめた夫のマックスと、その原因を作った弟のニック。二人のことを考えると、キャシーの胸に一瞬暗い影がさした。姉のジュリアとマックスの結婚は、嫉妬深い夫が、妻と弟の関係を誤解したことで壊れてしまっていた。だが、そのマックスと姉がクリスマスに再会しそうなのだ。シーモア家の男性に対する考えを変えたわけではなかったが、どうしても、姉とニックの間には昔も今も何もないと証明したい。キャシーは愛する姉のために一役買うことにした。義兄の疑いを晴らすために、ニックと愛し合っているふりをしよう。ふり? いいえ、違うわ。姉たちが結婚したころ、わたしはひそかにニックに憧れていた。つまりニックへの気持を隠して、彼を愛しているふりをするのよ。
  • 実家の経済的苦境を打開する手立てとして、公認会計士のハリエットは美しく壮大な屋敷をパーティ会場やドラマの撮影場所として貸し出すことにした。その最初の顧客に面会し、彼女は衝撃を受けた。10年前に一緒に暮らそうとまで約束しながら、父の強固な反対で強引に別れさせられた恋人だったからだ。今やIT関連企業の経営者となった彼の名はジェイムズ。彼の目的はいったいなに?落ちぶれた我が家を嘲笑しに来たの?かつての恋人の陰鬱なまなざしに、ハリエットはおののいた。■イギリスの傑作古典をもとに、現代の作家たちが新たなロマンスを描く好評企画。5月刊『幼すぎた愛』のあとを受け、今回はJ・オースティンの『説得』を題材に、C・ジョージが周囲の説得で別れた2人の再会と揺れ動く恋心を、確かな筆致で描きます。
  • ロンドンのギャラリーに勤めるキャサリンは急病の雇主の代理でポルトガルの別荘に住む依頼人のもとに向かった。ところが絵画の鑑定を依頼したロベルト・デ・ソウザは現れたキャサリンが女性だと知って難色を示した。車の事故で脚に後遺症が残り、顔に大きな傷を負ったせいで彼は自分を醜いと思い込み、女性を避けるようになっていた。たとえ傷があっても気にならないほどすてきな男性なのに!一方、鑑定士としての経験も知識もあると自負するキャサリンは依頼人の信頼を得るため服装と仕事ぶりで“できる女”を演出し、ロベルトはしだいに彼女の人柄と美しさに心を開いていくが……。
  • 透明人間になったようで切ない……。あなたは私を透かして、別人を見ている。

    親友の結婚式に招待されたキャサリンは南欧に降り立ち、まばゆいばかりの日差しに輝く花々と、風格のある屋敷に魅了された。そして、親友の兄で、ポンタレグレ伯爵の称号を持つエドゥアード。たびたび話に聞いていた“伝説の人”は、セクシーな男性だった。だが彼はキャサリンを見た瞬間、その黒い瞳と微笑を凍りつかせた。なんでも、少年時代の初恋の人に、彼女がそっくりなのだという――23年前、報われない恋に絶望して命を絶った女性に。憂いを秘めたエドゥアードを知るほどに惹かれるキャサリンだったが、同時に胸が締めつけられるような苦しさに悶えた。なぜなら、彼の心はまだ、亡き初恋の人に囚われているのだから……。

    ■ヒロインが愛に臆病なのには、もう一つ理由がありました。未婚の母に育てられ、父親が誰かもわからない自分と、ふさわしい家柄の地元の娘と結婚すべき伯爵とでは、あまりにも釣り合わないと気に病んでいて……。ベテラン作家C・ジョージの名作をお贈りします。
  • 姉の結婚をこわした憎い人を愛してしまうなんて!

    キャシーは3年ぶりのニックとの再会に激しく動揺していた。キャシーの姉と、彼の兄の結婚をこわした元凶。初めて会ったときからニックに憧れの気持ちを抱いたキャシーだったが、姉を思うと、絶対に彼とかかわってはいけないと自分を戒めていた。なのに、運命はふたりを翻弄する。クリスマス・イヴの夜、プレゼントを買いに出たふたりの進路を大雪が閉ざした。屋根のある家に避難できたものの、凍えるほど寒い部屋にひとつしかないベッドで眠るはめになって…!?
  • 安心してください、妊娠は間違いでした――結婚式当日、そうつづった置き手紙を残し、ロウリは涙をこらえて花婿アダムの前から姿を消した。本当は、愛するアダムの子供は確かにおなかの中にいる。だが妊娠を告げたときから、彼は“罠にはめた”とロウリを責め、日ごと冷淡になるばかり。もはや一緒にはいられなかったのだ。あれから2年が経ち、ロウリは幼い娘を一人で育てていた。つましくも幸せで穏やかな日々が、ずっと続くはずだった……ある日の買い物帰り、アダムが突然、目の前に現れるまで。
    *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋なんてこわい。心を開くことなんてできるの?

    あるオペラ歌手のロンドン公演を実現させるため、イタリアを訪れたアビー。ところが山中に立つ彼のヴィラに向かう途中で道を間違えてしまう。救ってくれたのは、偶然にもオペラ歌手の異父兄マックスだった。どこか陰のあるセクシーな彼に、アビーの胸はざわめく。マックスも彼女に惹かれるものを感じたらしく、契約を終えた彼女を町案内してくれたり、優しくもてなしてくれた。イギリスに帰ってからも、アビーは彼のキスを忘れることができない。私は恋なんてできないのに…。
  • 顔に傷のある大富豪…心に秘めた情熱を見せてほしい

    イギリスから絵画の鑑定のため、ポルトガルへとやってきたキャサリン。依頼主のロベルト・デ・ソウザの屋敷へ赴くが、キャサリンを一瞥した彼は――「女性は呼んではいないが?」と冷たく言いはなつ。なんて失礼なの、実力で見返してみせるわ。しかし、レーサーだった彼は事故で顔に大きな傷を負ったせいで自分を醜いと思い込み、女性を避けるようになっていたのだ。たてがみのような黒い巻き毛、見つめられるだけで身体が沸騰するような輝く瞳。彼はこんなにも美しいのに…。
  • 「君はいったいだれだ?」掃除の仕事をしているエミリーは、派遣先で床磨きを終えたとき、突然現れた黒髪の男性に問いただされて狼狽した。仕事はいつも留守の間にすませるので、会ったことは一度もなかったが、この男性が雇い主――裕福な銀行家ルーカス・テネントだろう。「あなたの家を掃除している者です」顔を赤らめながら答えたエミリーは、彼の顔色の悪さに気づいた。聞けばひどいインフルエンザにかかって早めに帰宅したのだという。熱と咳に苦しむルーカスに懇願され、エミリーは彼の家に泊まりこんで看病をすることになった。■ベスト・ブック・オブ2004と題して、この年に最も話題を呼んだ傑作をお贈りします。清掃の仕事に精を出すヒロインの心を奪ったのは、別世界に住むゴージャスな大富豪。同年、ハーレクイン・イマージュで最も売れた伝説のシンデレラストーリーです!
    *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 亡き親友の夫に抱く背徳の恋。彼の再訪が嵐を呼ぶ!

    ジョーは親友の結婚式で完璧な花婿ルーファスにまるで雷に打たれたように一瞬にして恋してしまった。やがて不慮の事故で親友が亡くなってからもジョーは秘めた想いを彼に打ち明けるつもりはなかった。しかし葬儀から1年後、音信不通だったルーファスが真夜中に遠雷をつれてジョーの前に現れた。稲妻が光った瞬間浮かびあがる美貌と哀愁が昔以上にジョーの心を掻き乱す。そしてふたりは悲しみを癒しあううちに…。罪悪感の残る契りは恋の幕切れの前兆か。それとも…。
  • エイヴァリーは郊外の小さな町でリフォーム店を営んでいる。幼くして父を亡くし、貧しい母子家庭で育った彼女は、都会で深い心の傷を負って故郷に戻り、ようやく穏やかな生活を手に入れたのだった。そんなある日、思いがけない出会いが訪れる。幅広い分野に進出している気鋭の企業の社長ジョナスとバーで意気投合。その後も何度かデートを重ねた。これほどときめくのは初めてかもしれない。でも……。決して深入りしてはだめ、とエイヴァリーは自分に言い聞かせた。相手が誰であれ、彼女には結婚できない重大な秘密があるのだ。■ハーレクイン・イマージュの栄えある1800記念号を飾った、キャサリン・ジョージの名作をお届けします。都会で夢破れ、故郷でひっそり暮らしていたヒロインのほろ苦いシンデレラ物語です。
    *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ある朝秘書のエリスが出社すると、社内の状況が一変していた。頼りにしていた上司は昇進争いに破れて左遷され、彼女の居場所はなくなっていたのだ。打ちひしがれるエリスに声をかけ、慰留する人物がいた──次期社長のマシュー・カニングだ。驚いたことに、彼は自分の秘書として働かないかと言う。自ら蹴落としたライバルの秘書を雇おうとするなんて、いったいどういうつもり? 困惑しながらも、エリスは抗えない力に押されるように申し出を受け入れていた。
    *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のカバー替え版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • クリスマス間近に現れたのは、私だけの王子様…。

    クリスマスイブ前夜、フェリシアは10年前に別れたきりだったギデオンと思いがけず再会した。ふたりは高校時代、学校の演劇公演でロミオとジュリエットを演じ、実生活でも恋人同士だったのだ。お互い、クリスマスの予定のなかったふたりは、一緒に休暇を過ごすことに。まるで恋人同士のような時間を過ごすうち、彼女の心に昔の恋心がよみがえりはじめていた。そして、熱いキスを交わすが、彼はそっけなく離れていってしまう。彼は、私のことをどう思っているの…?
  • 私の心に魔法をかけたのは、住む世界の違う人…。

    2年前、手ひどい失恋をしたエイヴァリーは、街のレストランで実業家のジョナスと知り合う。その日はそれで終わったのだが、偶然が重なり、彼女は彼と食事の約束をする。この2年、ピクリともしなかった彼女の世界が、再びゆっくりと動き出しはじめたように感じた。ジョナスと会うたびにエイヴァリーは確かに彼に心惹かれていく。そしてその想いが決定的になると予感したとき、彼女の前に現れたのは、彼女を捨てた男だった。その瞬間再び彼女の世界が凍りつき…!?
  • 双子の妹のふりをする私に初恋の彼がキスをして…!?

    双子の妹になりすましてパーティーに参加していたイライザは、ドレスの胸元に無遠慮な視線を向ける妹の恋人に、いつベッドにひっぱりこまれはしないかと気が気でなかった。どうやって逃げ出そうかと思案していたとき、人波から現れたのは初恋の人であるジャイルズだった。彼を見るなり苦い記憶が蘇るも、今頼れるのは彼だけ。イライザは事情を打ち明け、彼に助けを求めた。「でも、手を貸すにはお礼が欲しいな」言うなり、ジャイルズは彼女を抱き寄せ唇を奪い…!?
  • ハリエットは亡き祖母から故郷の屋敷を相続したものの、莫大な維持費を出せるはずもなく、途方にくれていた。そんな彼女に屋敷を買い取りたいと申し出てきたのが、不動産開発で巨万の富を築いた初恋の人、ジェームズだった。当時13歳のハリエットの目には、ひとまわり年上で、すでに気鋭の建築家として注目されるジェームズは輝いて見えた。だがそんな彼女の想いは、彼の冷淡なひと言で瞬時に砕かれた。彼に屋敷を差しだすなんてできない。いまも私の情熱をかき立ててやまない人に近づけば、隠し通したいあの秘密をしゃべってしまいそうになるから。■ハーレクイン・イマージュの黎明期を支えたキャサリン・ジョージ。2004年刊行の本作は、初恋の人とのせつない再会の物語です。ハリエットが実弟の“婚約者”だと聞かされたジェームズは……。
    *本書は、ハーレクイン・イマージュ から既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ケイトはブラジルの山間部の町へやってきた。大企業ミンバスコ社の社員に英語を教えるために派遣されたのだ。到着早々、彼女は驚くべき事件に巻きこまれる。まさか滞在先のホテルに血まみれの男が倒れ込んでくるなんて!なんて恐ろしいところに来てしまったのかしら。慌てて助けを呼んだケイトは、その男の兄だというルイスから突然、無礼な言葉を浴びせかけられ、ショックを受けた。どうやらケイトが事件の主犯だと勘違いしているらしい。翌日、出社した彼女は、社長を紹介されて思わず凍りつく。目の前で、まさに昨日の尊大な男、ルイスがこちらを睨んでいた。
  • ここはどこ?見知らぬ部屋のベッドの上で彼女は目を覚ました。外はすさまじい嵐だ。海は猛り狂い、激しい雨が窓を打っている。頭がひどく痛む。私はここで何をしているの…?その時、誰かが階段を上がってくる足音に気づいた。心臓が早鐘を打ち始める。ドアをじっと見つめていると、長身の男性が入ってきた。ハンサムなのに物憂げで、冷たいまなざし。「大丈夫、僕は危険な男じゃない」男はペンリー・ヴォーンと名乗り、そこは彼の所有する島の屋敷だと言った。「君は何者だ?どうして僕の私有地に不法侵入したんだ?」彼女はペンリーを凝視し、震える声で必死に答えた。「私…自分が誰なのか、わからないんです!」。
  • 確かにあると信じた愛は、彼のひと言で砕け散った。

    安心してください、妊娠は間違いでした――結婚式当日、そうつづった置き手紙を残し、ロウリは涙をこらえて花婿アダムの前から姿を消した。本当は、愛するアダムの子供を確かに宿している。けれど妊娠を告げたとき、彼は“罠にはめた”とロウリに言い放ったのだ。日ごと冷淡になる彼と、一緒にはいられなかった。あれから2年が経ち、ロウリは幼い娘をひとりで育てていた。つましくも幸せで穏やかな日々が、ずっと続くはずだった。ある日、アダムが突然現れるまでは…。
  • 自分を弄んだ富豪との再会に彼女の心は揺れ動き…!?

    「ローズ助けて、お願い」親友からの本気のSOSに、ローズはフィレンツェに飛び立った。しかし遠い異国でローズを待ち受けていたのは、親友ではなくセクシーで魅力的な男性、実業家ダンテだった。4年前、ふたりは激しい恋に落ち、ベッドをともにした。けれど朝が来る前に彼は姿を消し、婚約者と結婚してしまった。彼の正体は不実なプレイボーイだったのだ! 彼のような人に、真実は告げないわ。ローズはあの一夜で宿った愛しい天使の存在を隠すことに決めた。
  • 『放蕩領主と美しき乙女』 キャロル・モーティマー作■貴族のグレイは亡兄から相続した領地を初めて訪れた。暗い屋敷に足を踏み入れると、亡兄の義理の娘アミーリアに悪漢と間違われ発砲される。お仕置きとばかりに抱きすくめ明かりをつけると、彼が2年前に会った17歳の少女は、見違えるほど美しく成長していた。■『イヴに天使が舞いおりて』 レベッカ・ウインターズ 作■挙式寸前に婚約を破棄された痛手から立ち直ろうとしていたブルック。クリスマスイヴの夜、彼女は吹雪の中で泣いている少女を発見した。少女を自宅で保護して警察に連絡すると、魅力あふれる男性ヴァンスが事情聴取に現れた。もしかして、わたしの運命の人?■『花嫁にメリー・クリスマス』 マリオン・レノックス作■2年前に夫を亡くしたジェニーは経営するブライダルサロンの売却を決めた。亡夫と共に事故に遭って火傷を負った息子の治療費を捻出するためだ。だが売却先の会社の社長ガイが店に現れ、傍若無人な態度をとった。ジェニーが激怒すると、突然彼に唇を奪われ……。■『純情なシンデレラ』 エリザベス・ロールズ 作■裕福な家の娘ポリーは不運に見舞われた。父の遺産を全部失ったうえ、住みこみの家庭教師の職も解雇されたのだ。心優しい教区牧師のアレックスに相談すれば、新設される学校の教師として雇ってもらえるかもしれない……。しかし、彼女の期待は見事に裏切られる。 4話収録。
  • シリーズ7冊
    550770(税込)

    体調の悪い双子の姉ミランダに代わって、その夜エミリーはクラブのステージに立っていた。終演後、代理人を通して男性が楽屋に訪ねてくる。ミランダが契約したがっているプリンス・レコードの人間だわ!エミリーは翌日改めて男性と会い、契約をしたいと切りだすが、威厳に満ちた彼から結婚を申しこまれて唖然となった。驚いたことに相手は本物のプリンス、王国フェラーラの皇太子アレッサンドロだという。退位したがっている国王のために、アレッサンドロが結婚しなければならないのだと聞かされるが……。■“シンデレラのような物語”―惨めなヒロインが、恋の力で人生を塗り替え大きな幸せを掴んでいく夢のある名作です。
  • ふしだらな女だと思っているのに、なぜ誘惑するの?

    英語教師のジョージアは、夏休みの間、家庭教師としてトスカーナで過ごすことになった。同じく休暇中の姉夫婦と飛行機に乗ると、ハンサムなイタリア人に親しげに話しかけられた。ジョージアの胸は高鳴ったが、その夜ホテルで再会した彼は鋭いまなざしを向けてきた。昼は好意的だったのにいったいどういうこと? 実は彼は有名な元F1レーサーのジャンルカ・ヴァロリで、英語を教える子供の叔父だったのだ。そのうえ彼女が義兄と不倫関係だと思いこんでいるようで…!?
  • こんな恥ずかしい事実を愛する人に告白するなんて……。■ある日、サラは帰宅を急ぐあまり道路に飛び出し、危うく車に轢かれそうになった。運転していたのは紳士的な男性で、サラを家まで送ってくれる。その日のうちにお詫びの花束が届けられ、翌日彼が訪ねてきた。彼はジェイクといって、ペニントンの町の名士だった。鮮やかなブルーの瞳の、魅力あふれる男性だ。サラは生まれて初めて胸のときめきを覚えた。そして、ジェイクのほうもそれとなく好意を伝えてくる。だが、サラは自分にきつく言い聞かせた。彼に心を奪われてはならない。私には誰にも言えない秘密がある。男性と親密な関係になったら、その秘密を打ち明けないわけにはいかないのだから……。
  • 報われない愛はもういや。これ以上、近づかないで……。■アラスデア・ドラモンドがどうしてここに?学生時代の憧れの男性がケイトの勤め先に突然現れた。近くに来る用事があって、急に会いたくなったという。ケイトは初めて会ったときからアラスデアに夢中だった。だが、アラスデアのほうはケイトを妹のようにしか思っておらず、卒業後に彼が海外へ行ったのを機に、疎遠になっていたのだった。今回、彼は国際的製薬会社のイギリス支社長として帰国したらしい。アラスデアとの再会に、ケイトは動揺した。またあんなふうに心をかき乱されてはたまらないわ。ケイトは冷淡な態度をとってアラスデアを追い払ったが、そのあと彼は何かにつけて現れ、彼女を誘惑しようとした。
  • 世界一美しい街で再会した二人。だが、愛は憎しみを超えられるのだろうか?

    フィレンツェで親友に約束をすっぽかされ、ローズは途方に暮れていた。言葉もわからない異国のホテルで一人、どうすればいいのだろう?そのとき目の前に現れ、助けてくれたのは、実業家ダンテだった。だがいくら親切にされても、ローズは彼に心を開かなかった。理由があるのだ。じつは4年前、ふたりは会ったとたん激しい恋に落ち、その夜、薔薇色の将来を夢見てベッドをともにした。ところが朝が来る前に、彼は姿を消し、その後婚約者と結婚してしまった。理想の王子様の正体は、とんでもなく不実なプレイボーイだったのだ!そんなひどい人に、真実とはいえ、打ち明けられるだろうか?あなたには幼い娘がいて、私が一人で育てているのだと。

    ■ベテラン作家キャサリン・ジョージの、2年半ぶりの新作をお届けします。婚約者のいる身でありながら、ローズを弄び、立ち去ったダンテ。憎み続けた彼の真実の姿を知ったとき、ローズは……。
  • 私が求めるのは永遠の誓い。遊びの恋なら欲しくない。

    ロンドンの画廊に勤めるイザベルは、休暇でギリシャの孤島を訪れた。ところが崖から足を滑らせて意識を失ってしまう。目覚めると、美貌の男性が顔をのぞき込んでいた。彼の態度は敵意すら感じさせたが、その理由はすぐにわかった。彼はギリシャ人の大富豪ルーカス。イザベルが自分を誘惑するためにわざとけがをしたと邪推したのだ。誤解はすぐに解け、ふたりは惹かれあうが、ルーカスの瞳に宿る暗い影は消えない。そしてイザベルも、過去の暗闇に心を惑わされていた。
  • クリスマスイブの前夜、フェリシアは十年前に別れたきりだったギデオンと思いがけない再会を果たした。二人は高校時代、学校の演劇公演でロミオとジュリエットを演じ、実生活でも恋人同士だったのだ。クリスマスの休暇を一緒に過ごすうち、二人の胸に昔の恋がよみがえる。
  • 運命に翻弄された祖母の恋。この出会いもまた前世の定め?■戸口に現れたユーイン・フレーザーを一目見たとたん、ロザンナは体の奥底に震えが走った。初めて会った見知らぬ人なのに、なぜ……。ユーインもまた、驚きの表情をあらわにしている。でもそれは、ロザンナが祖母のローズに生き写しだったからだ。祖母はかつて第一次大戦下の戦場に看護婦として赴き、少尉だった彼の大伯父のハリーと恋に落ちた。そのいきさつは、残された手紙や日記に詳しくつづられている。史実を題材にしてベストセラー小説を書いたユーインは、次作で戦下の二人を描く調査のためにロザンナの家を訪れたのだ。彼はただ、わたしの中にローズの面影を探しているだけ。わたしが動揺したのも、不意に彼の訪問を受けたからにすぎない。だってわたしには、デイヴィッドがいるのだから。ハンサムで前途有望な医師である、愛情深い婚約者が……。
  • 私にも未来がある――それを教えてくれたのはあなた。■ヘスター・コンウェイは、戸惑っていた。結婚一年目で愛する夫を亡くしたあと、家具店の経営に打ち込み、私生活のほうもなんとか充実させてきた。気軽につき合えるボーイフレンドも何人かいて、なんの約束もしない関係に満足していた。しかし一人の男性の出現によって、そんな平穏な毎日が崩れた。パトリック・ハザード。背が高く、知的でハンサムな作家。彼はヘスターの住む小さな町に突然越してきて以来、あっと言う間に彼女の心に入り込んできた。でも、私はまだ亡き夫を愛している。ほかの男性と深い関係になる心の準備はできていない……。だが、パトリックはヘスターの不安をよそに、彼女を強引に食事に誘うと、いきなりその唇を奪った。
  • 私の運命はあなたが握っているの…!!

    ギリシアの大富豪ドラコスのインタビューをとってくれば私の企画が通してもらえる。さっそく彼の住む島を訪れたものの、記者とバレて即座に追い返されそうに! どうやら彼は私をパパラッチと勘違いしているみたい。冷たい暴君と噂の彼だけど、島の住人にはとてもやさしい眼差しを向けている。彼の真実はきっとこの島にあるんだわ。私はそれを知りたい。だけど偶然、彼の母を助けて負傷した私にドラコスは疑いの言葉を投げつけてきた。どうすれば信じてもらえるの!?
  • 私は替え玉……見破られてはいけない。それなのに、恋に落ちてしまうなんて!■始まりは、あの同窓会だった。あの日、ローザと再会したばかりに。ローザのいとこレオを相手に、ハリエットの芝居がいま幕を開ける。同じ名門女子校を卒業した同級生のハリエットとローザは、双子と言ってもいいほどよく似ていた。そのことで、ずいぶん気まずい思いを味わいもしたが、八年の歳月を経て出会った二人はなぜかとても気が合い、悩みを打ち明け合っては姉妹のように親交を深めていった。そして、互いの問題の解決のためになされたのが、この提案だった!トスカーナで開かれるローザの祖母の八十歳の誕生祝いの席に、まさかハリエットがローザになりすまして来ることになるとは……。どうか無事に、この仮面劇を終えることができますように。吐息をついたハリエットをレオが見る。「君は変わったね、ローザ」レオは、私がローザでないことに気がついたのだろうか?
  • 傷心を癒すための休暇で大嫌いな彼に会うなんて……。■ロンドンの一流銀行に勤めるサスキア・フォードは、一人、トスカーナの別荘で優雅なバスタブに身を沈め、恋人の手ひどい裏切りによって受けた心の傷を癒していた。もう恋になんか落ちるものですか――そう思いながらバスタブから身を起こしたそのとき、バスルームのドアが開き、彼女は凍りついた。戸口に現れたのは、彼女のよく知っている男――幼いころから憧れ、憎んでいた、義理の兄だった。優秀で、魅力的で、常にセクシーな美女に追いかけ回されている血のつながらないその兄は、いつもサスキアの劣等感をかき立てた。いつしかサスキアは、彼をできるだけ避けるようになっていたが、彼のほうも、サスキアとうまくやっていこうとはしなかった。その義兄がなぜここに? よりによってこんな気分の時に。サスキアは不安に震える胸をおさえて彼を見た。
  • クロエは暗闇の中に抜け出し、月桂樹の生け垣に向かって走った。家では兄と姉の合同婚約披露パーティがにぎやかに続いている。思わず鳴咽がもれ、涙があとからあとからわいてきた。「どうしました?」突然、生け垣の向こうで男性の声がした。彼はあれこれたずね、クロエの涙の理由を容赦なく言い当てた―今日婚約した男性をひそかに愛しているのですね、と。しばらくのち、化粧を直して再びパーティーに現れたクロエに、母が嬉々として一人の男性を紹介した。著名な法廷弁護士らしい。「ピアズ・オードリーです」彼の声を聞いて、クロエの心は沈んだ。この声、間違いなくさっきの人だ。ピアズは彼女をダンスに誘った。「嘆きの女神さん、君は実に僕の興味を引く…」。
  • あの日私が犯した過ちをあなたは今でも恨んでいるの!?

    書店員ローズは、ある日、店先に置かれていたメッセージカードと一輪の赤いばらを見つけ動揺した。ローズのためのローズ。カードに書かれたその言葉は、かつてジェイムズがくれたものと同じもの。ジェイムズ・シンクレア…才能に溢れ誰もが憧れる完璧な存在。そして…あんなにも私を熱く抱いた人。だがその恋は、ローズが仕掛けた誘惑ゲームだと彼に知られ、最悪の結末を迎えて幕を閉じたのだ。決して許されないあの日の過ち。あなたは今でも私を恨んでいるというの!?
  • 仕事のためギリシアの島々をめぐっていたエレノアは、大富豪アレクセイ・ドラコスが所有する島を訪れた。ふだんは島外の者が足を踏み入れることの許されない孤高の地――しかし年にたった1度催される祭りの日だけは例外なのだ。エレノアはそこで出会ったアレクセイの母親と親しくなり、幸運にもしばらくのあいだ島に滞在できることになる。密かにアレクセイに憧れていたエレノアは胸を躍らせるが、当の彼はよそ者の彼女に敵意を表し、仕事まで蔑む始末だ。さらにアレクセイは、ギリシア神を思わせる堂々たる声で言い放った。「どこの会社に勤めていようと、ぼくは簡単にきみをくびにできる」
  • 気になるあの人に、秘密の潜入調査しちゃいます!

    骨董店に勤務するナオミは、オペラハウスで偶然、著名画家ブランと出会う。ナオミの姉、ダイアナはその話を聞くと、ナオミに彼の秘書となり、情報を流して欲しいと懇願する。ジャーナリストのダイアナは、マスコミ嫌いのブランの特ダネを欲しがっていたのだ。愛する姉の頼みを断れずナオミは、ブランの要望に応じてテープに録音した略歴を送り、見事、秘書に採用される。罪悪感に苛まされつつ、秘書として仕事を始めるナオミだったが、ブランにはとんでもない秘密が!?
  • フェンはずっと秘密にされてきた自分の出生の真相を知り、ショックのあまり、生まれ育ったダイサート家を飛びだした。そして今はやけになって粗末なところに住み、バーで働いている。ある夜、強盗に襲われそうになったところを、通行人に救われた。長身で濃いブルーの瞳をした彼はジョーと名乗り、なぜか厚かましいほどにフェンのことを心配する。翌日、バーに従兄のアダムがやってきて彼女を連れ戻そうとしていると、またしてもジョーが突然現れ、助けてくれた。さらにはゴージャスな自宅にフェンを招き入れ、言いきるのだった。「君は最後には僕の魅力に屈するよ」■キャサリン・ジョージが贈るダイサート家の物語。このたびヒロインをつとめるのは末っ子のフェン。甘えん坊の彼女が初めて大人の恋をします。どうぞお楽しみください。
  • 安心してください、妊娠は間違いでした――結婚式当日、そうつづった置き手紙を残し、ロウリは涙をこらえて花婿アダムの前から姿を消した。本当は、愛するアダムの子供は確かにおなかの中にいる。だが妊娠を告げたときから、彼は“罠にはめた”とロウリを責め、日ごと冷淡になるばかり。もはや一緒にはいられなかったのだ。あれから2年が経ち、ロウリは幼い娘を一人で育てていた。つましくも幸せで穏やかな日々が、ずっと続くはずだった……ある日の買い物帰り、アダムが突然、目の前に現れるまで。
  • 「私の秘書にならないか?」うっかり乗ってしまったが!?

    エリスはとある大手の会社の重役秘書。上司は次期社長と噂されていたが、突然左遷され、エリスも解雇を言い渡される。打ちひしがれる彼女に近づいてきたのは新社長マシュー。彼は彼女に、自分の秘書として会社にとどまらないかと提案してきた。とまどうエリスだったが、とりあえず3か月の試験雇用をひき受ける。超やり手と評判のマシューは、その日から猛烈な勢いで仕事を始め、エリスの生活は一変。やがて彼女の心のなかにマシューへの想いが芽生えはじめるが!?
  • かつて愛した彼は10年の時を経て別人に…。

    実家の経済的苦境を打開する手立てとして、公認会計士のハリエットは渋る父を説得し、美しく壮大な屋敷をパーティー会場として貸し出すことにした。だが、その最初の顧客としてやって来た男性にハリエットは衝撃を受けた。10年前、情熱的に結ばれ将来を誓うが、父の断固とした反対で強引に別れさせられた元恋人のジェイムズだった。大学生だった彼は今やIT関連企業のトップ。――彼の目的はいったい何? 落ちぶれた我が家を嘲笑うため? それとも私と父への復讐…!?
  • 恋に臆病なホームヘルパーと銀行家の身分違いラブ!!

    ホームヘルパーのエミリーは、過去のトラウマのため男性に警戒心を抱いていた。それなのに雇い主の銀行家ルーカスから泊まりこみの看病を頼まれて動揺した。断わりたいけれど病気で苦しむ彼をほうってはおけない。ベッドに横たわるハンサムなルーカスに、エミリーの胸は高鳴る。次の瞬間、黒い瞳に見つめられ、たくましい腕にひき寄せられた! 熱い唇が重ねられ、体中がとろけそうになる。身分違いの男性に振り回されるなんて…私は自立した女になるって決めたのに!!
  • 絶対に愛してはいけない人なのに、どうしようもなく惹かれてしまう。そんな恋愛が人生には起こり得る。サラの場合がまさにそうだった。アレックス・メリックは商売敵だし、父を破滅させた張本人でもある。彼に会社をつぶされ心労から父は亡くなってしまったのだ。ところが何事もなかったかのように、アレックスは私に誘いをかけてきた。彼は悪質なプレイボーイに違いない! それなのに、私はどうかしている…。抵抗するどころかみずから唇を求めてしまうなんて!
  • イザベルは日常から逃れ、ギリシアの孤島での休暇に向かった。だが、奥まった静かなビーチを目指して岩場をわたっているとき、運悪く足を滑らせて転落し、裸同然の姿で気を失ってしまう。意識が戻った瞬間、浅黒い肌に逞しい体をした男性の姿が目に入った。なんてゴージャスな男性! でも、明らかに嫌悪の表情をしている。男性はビーチの所有者ルーカスで、大成功した実業家だというが、けがをして動けない彼女を家に滞在させてくれながらも、なぜか冷淡な態度をとりつづける。大富豪の気を引くために私が裸体をさらしたとでも思っているのね。実は彼の態度には別の理由があるとはイザベルは知るよしもなかった。
  • 高校の卒業旅行にフィレンツェに出かけたアリシアは、元ラグビー選手のフランチェスコと偶然でくわした。ラグビーファンのアリシアにとって、彼は憧れの存在だ。驚いたことにフランチェスコは清純なアリシアに一目惚れし、旅の最終日にプロポーズした。彼女は夢の中にいるようだった。そう、ハネムーン先のパリで最初の夜を迎えるまでは。その夜、アリシアは屈辱的な思いを味わい、逃げ出したのだ。二人の結婚生活は始まる前に終わってしまった。それから十年がたち、二人はイギリスのラグビー場で再会した。フランチェスコは脅すように告げた。「もう二度と逃がさないぞ」
  • ハイスクールの卒業旅行でフィレンツェを訪れたアリシアは、元プロ・ラグビー選手のフランチェスコと知りあった。ラグビーファンの彼女にとって、憧れの彼と連日デートできるなんて夢のような出来事だった。しかも旅行の最終日には彼からプロポーズされ、ふたりはすぐに結婚した。だが、幸せはそこまでだった。その日の夜のうちに、アリシアは屈辱にまみれて彼のもとを逃げ出したのだから。あれから10年、ふたりは偶然イギリスのラグビー場で再会するが…?
  • さまざまなイベントを主催する興行主のもとで働いているアビーは、あるオペラ歌手のロンドン公演を実現させるため、イタリアを訪れた。ところが山中に立つ彼のヴィラに向かう途中で道を間違えてしまう。救ってくれたのは、偶然にもオペラ歌手の異父兄、マックスだった。どこか陰のあるセクシーな彼に、アビーの胸はざわめく。マックスも彼女に惹かれるものを感じたらしく、契約を終えた彼女に町を案内しようと申し出た。陽光あふれるイタリアで恋に落ちるのに時間はかからなかった。その一方で、アビーはマックスにのめりこむことを恐れていた。遠からず彼は私の態度に不審を抱くだろう。そうしたらこの恋は……。
  • ローラは久しぶりのバカンスでヴェネチアへ飛んだ。空港には、親友が手配してくれた出迎えが待っていた。ドメニコという名のヴェネチア育ちの男性だ。ロマンチストの彼は、この町の案内役にうってつけだった。陽光あふれる運河、迷路のような路地、歴史の香る町並み。一緒に観光名所をまわるうちに、ローラはいつのまにか恋に落ちていた。ドメニコも私に惹かれているのかしら。彼のことはまだなにも知らないけれど、このときめきを、はかないロマンスで終わらせたくない。★イマージュを代表する作家キャサリン・ジョージが、ヴェネチアの恋を美しく描きます。あのダイサート家の面々も久々に登場!★
  • ジョーはある貴族の壮麗な屋敷に付属するガーデンセンターで花を選んでいたとき、セクシーな庭師マーチと出会い、その後食事をともにした。ジョーの父は地元の有力企業を経営し、これまで、多くの男性がその財産目当てに近づいてきた。だけど素朴なマーチなら、素顔の私を見てくれるだろう。だがある夜、ちょっとした口論のせいで彼を怒らせてしまったあと、ジョーはマーチこそが屋敷の持ち主である男爵だと知り愕然とする。男爵の彼が、私の財産に興味を持つとは思えない。いったい彼はなんのために私に近づいてきたの?■「花のウエディング」の関連作です。身分が違うだけでなく、ジョーとマーチには意外な過去の接点があることもわかり、二人の恋は波瀾を含んだものに……。
  • ジョーはある由緒正しき男爵の庭園で、庭師のマーチと出会い、恋に落ちた。ジョーは財産家の令嬢で、お金目当てに近づいてくる男性にはうんざりしていたが、マーチだけは違う、本当の自分を見てくれていると思っていた。けれどある晩、ジョーは彼と口論をしてしまい、それがきっかけでマーチの正体が男爵だと知ってしまう。いったいどうして? 財産目当てでないなら、男爵の彼が身分を隠して私に近づいてきた目的は?
  • 保育士のヘスターは、養育係が必要な家庭で住み込みで働いている。ある日、新しい仕事の面接に行き、雇い主を見て驚いた。コナー・ジョーンズ――学生だったころ、憧れた相手だったのだ。首尾よくヘスターはコナーの娘の養育係として採用され、立派な屋敷でのわくわくするような生活が始まった。よく働くし、娘もなついている。おまけに魅力的だ。ヘスターの仕事ぶりを見ながら、コナーは考えていた。妻として迎えるにはちょうどいい女性かもしれない。休暇へ同行させて、様子を見よう。★初恋の人に出会い、ときめくヘスター。その一途な思いは様々な事情とあいまってなかなかコナーに伝わらず……。キャサリン・ジョージが揺れる心を巧みに描いた作品です。★
  • 十三年ぶりに生まれ故郷に帰ったケイトは、別れた恋人ジャックとばったりでくわした。かつて自分の可能性を試したくてロンドンに行くことにした彼女を、ジャックは温かく送り出すかわりに冷たく別れを告げたのだ。そして腹いせのように、すぐに別の女性と結婚した。しかし、再会したジャックは以前よりいっそう魅力的になり、ケイトの耳元でささやいた。「妻とはとっくに離婚したんだ」あんな仕打ちをしておいて、今さらよりを戻したいとでもいうの?ケイトは激しい反発を覚えながらも、意に反して胸が高鳴りだすのを抑えられなかった。
  • ポーシャは不動産会社で働くキャリアウーマン。 ある日、彼女に一本の電話がかかってきた。それは、「タレット・ハウスを見学したい」というもの。それを聞いたとたん彼女はめまいを覚えた。そこは二度と近づきたくない場所だったからだ。 現地へ向うとセクシーな笑みを浮かべた男性が彼女を待ち受けていて・・・・・・!?
  • ある夜、疲れきって仕事から帰ったアンナのもとに亡き兄に代わって領主となった幼なじみのライダーが訪ねてきた。身分の違いからアンナが淡い恋をあきらめた男性だ。久しぶりに会う彼はやつれたようすで、アンナの胸は痛んだ。ところがライダーはふいに敵意に満ちた目を彼女に向け、財産目当てに弟と結婚するつもりかとつめ寄る。身に覚えのないアンナは激怒して彼を家から追い出し、あとで誤解に気づいて謝りに来たときも門前払いにした。もうライダーとは二度とかかわりたくないと思っていた。一年後、幼い日の思い出深い地で再会するまでは。

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