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『高木彬光、501円~800円(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~18件目/全18件

  • シリーズ7冊
    550770(税込)
    著:
    高木彬光
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    野村絹枝の背中に蠢(うごめ)く大蛇の刺青。艶美(えんび)な姿に魅了された元軍医・松下研三は、誘われるままに彼女の家に赴き、鍵の閉まった浴室で女の片腕を目にする。それは胴体のない密室殺人だった――。謎が謎を呼ぶ事件を解決するため、怜悧にして華麗なる名探偵・神津恭介(かみづきょうすけ)が立ち上がる! 江戸川乱歩が絶賛したデビュー作であると同時に、神津恭介の初登場作。
  • 超満員の観衆でふくれあがった後楽園球場。6回表、突如、自からマウンドをおりた東京イーグルスの渡部投手は、球場から姿を消したのである。その夜、若手実業家・副島秀雄が絞殺され、現場に渡部投手のシガレット・ケースが落ちていた。さらに翌日、バーのマダム・木下綾子が絞殺された……二重殺人事件……。敏腕の速水警部は、事件の裏にひそむプロ野球の暗黒面に捜査の手をのばした。一方、独自の推理で「失踪と殺人」を追う弁護士の百谷泉一郎・明子夫婦の活躍。複雑にからむ事件のナゾを明快にさばく二人が、やがて探りあてた犯人は……。
  • 新進気鋭の弁護士・百谷泉一郎は、川瀬産業社長・川瀬雄三から、「奇妙な死の予感」のため、「死後をよろしく」と依頼されて、顧問弁護士となった。それから3日後、その予感は的中し、川瀬は、3番目の妻・綾子のベッドで、ナゾの毒死をする。当然、綾子は容疑者として法廷に立つが、不利な状況にもかからわず、常に冷やかな「魔女の如き微笑」を浮べていた。しかし、百谷の調査が進むにつれて、川瀬をめぐる複雑な女性関係、近親相姦などが暴露され、事件は意外な方向に進展して来た。綾子の魔女の如き微笑は、何を意味するのか? 百谷泉一郎の明解な推理は……。
  • 880(税込)
    著:
    高木彬光
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    即身仏を志す盗賊の心情、信長の影武者をめぐる謀略、蹴鞠(けまり)に入れあげ乞食に身を落とす今川氏真の運命、討入りを脱落した高田郡兵衛の苦衷、首斬り浅右衛門家に養子に入った男の巧妙な計算……。「志願」というユニークな視点から歴史の謎を切りとった、9編の意欲連作。多年、本格推理界をリードしてきた著者が、卓抜な着想と絶妙の語り口で、我意と妄執に憑(つ)かれた人間のすさまじい情念の世界を抉り出す!
  • シリーズ7冊
    660990(税込)
    著:
    高木彬光
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    不況で会社をくびになった瀬川は、かつての恋人からセールスマンの仕事を紹介された。ところが、営業成績が思うにまかせぬある日、化学会社を産業スパイせよと命じられる。なんとか潜入に成功したが、自分を手引きした男が絞殺されて容疑は瀬川に……。 資本主義社会の水面下の暗闘に、霧島三郎の鋭いメスが入る!
  • 幕末から明治を生き、横浜の地に名を残し、易聖と呼ばれるまでになった男、高島嘉右衛門。江戸の商人であった彼は、商売の手違いから投獄され、牢内で「易経」とめぐりあう。上下2巻を暗誦するほどに熟読し、彼は天来の易占の才能を開花させる。後に自由の身となった嘉右衛門は、横浜に新天地を開拓し、更に伊藤博文の相談役として、その類い希なる能力を発揮する。(『大予言者の秘密』改題)
  • 米軍の圧倒的な陣容の前に、しだいに苦境に追い込まれていった連合艦隊。だが日本海軍にも事態を好転させる転機となる戦いがあった。ミッドウェー海戦で艦上機の雷爆転装を行なわなかったら? レイテ沖海戦で、敵輸送船団を目前にして栗田艦隊が反転しなかったら……? 連合艦隊が、悲劇の戦艦大和が、〃もう一つの悔いなき戦い〃に挑む、戦記ロマン!!
  • シリーズ3冊
    550660(税込)
    著:
    高木彬光
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    激しい雨の降る深夜の高速道路で商事会社の社長がガードレールに激突、即死した。その後、社長夫人も病死。さらに、ひとり娘が自宅で絞殺された。事件は厳しく追及され、アリバイの確認ができなかった美貌の社長秘書が逮捕された。だが……。〃グズ茂〃の異名を持つ検事・近松茂道が、隠された真犯人を徐々に暴く。著者自らが強く愛着を感じていた本格推理の傑作!
  • シリーズ3冊
    660880(税込)
    著:
    高木彬光
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    安い原料から、莫大な利益を生み出す砂糖。その魅惑的な甘い汁に、蟻のように吸いよせられる人間の群れ。巨大な利益が悪を呼び、〃犯罪〃が芽生える。巨大資本の精糖会社の秘密が暴かれたのは、弁護士・百谷泉一郎の、刃物のように鋭い推理の冴えがあったからである。政界と癒着した、汚れた経済界の醜聞(スキャンダル)に百谷が挑む、高木彬光作品の本格経済推理の傑作!
  • シリーズ2冊
    660715(税込)
    著:
    高木彬光
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    眉目秀麗(びもくしゅうれい)、頭脳明晰、白面の貴公子。輝かしい形容に彩られた名探偵、神津恭介(かみづきょうすけ)。彼が挑むのは密室トリックの数々。鍵の掛かった部屋の外に残された犯人の足跡、四次元からの殺人を予告する男……。不可解極まる無数の謎を鋭い推理でクールに解き明かす! いつまでも燦然(さんぜん)とした魅力を放つ神津恭介のエッセンスを凝縮した六つの短編を収録。傑作セレクション第1弾!
  • シリーズ2冊
    396594(税込)
    高木彬光
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    入院した名探偵神津恭介がベッドで神武天皇とヤマト朝廷統一の謎に挑む

    名探偵・神津恭介がバイクにはねられ入院した。病床を見舞ったよきパートナー松下研三は、療養中の恭介の退屈しのぎに、ひとつの提案をした。「成吉思汗の秘密」「邪馬台国の秘密」に続き、もう一度ベッドディテクティブを試みてはどうかというのだ。日本古代史の大きな謎、神武天皇は実在したか、ヤマト朝廷の統一は何を意味しているのか…厚いベールに閉ざされた日本の成立を推理しようというものだ。恭介の名推理は果たして歴史の闇に光を当てることが出来るだろうか!?
  • シリーズ2冊
    550594(税込)
    著者:
    高木彬光
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    雄大なスケールと構成で、ベスト1大本命の長編推理

    これは関係者の間で「鈴木文書」または「S文書」と呼ばれている、元海軍少将・鈴木高徳の満6年間の悲劇の手記である。時々刻々、第二次大戦の危機が発火点に近づいていた昭和14年。鈴木高徳は、密命を帯びてドイツへ赴任した。スイス銀行の“天皇の秘密預金”をもとに、白金・タングステンなど兵器製造に重要な軍需資材の買付けのためであった。任地先のドイツで、彼の密命遂行を陰に陽に援(たす)けるロシア亡命貴族の血をひく混血日系人・山戸小太郎、密命工作中に知り合った美しいエッゲルト夫人との逢瀬、軍需資材の横取りを企るナチス将校のクライストなど、手記は、当時の緊迫した国際情勢を克明に伝えている。だが、日本の敗戦は、彼に拳銃自決を強いる結果となった。まさに、彼は一命を賭して使命を果たしたのだった……。著者の規模雄大な異色ロマン・ミステリー。
  • 594(税込)
    著者:
    高木彬光
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    名探偵・神津恭介の鮮やかな推理。本格推理、8篇

    台風の余波で突風が吹きまくっていた日、場末のストリップ小屋で踊り子の腐乱死体が発見された。すでに、かすかな屍臭を発し、無数の蠅が乱舞していた。偶然にも、死体の第一発見者は神津恭介だった。そばには、この小屋・美人劇場のプログラムに不吉な死の文字が付け加えられていた。連続殺人事件に秘められた、男女の激しい愛憎、もつれた人間関係の謎を追及する名探偵・神津恭介の推理は鮮やか! 表題作ほか「血ぬられた薔薇」「原子病患者」「恐しき馬鹿」「魔笛」「盲目の奇蹟」「目撃者」「冥府の使者」。傑作本格推理を収録。
  • 594(税込)
    著者:
    高木彬光
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    永田洋子は本書に沈黙した。迫真のノンフィクション

    見さかいなく奪い、人を殺す革命とはいったい何なのか。推理界の巨匠がいどんだ迫真のノンフィクション・ノベル! 昭和46年11月25日――彼らはまさに地獄を創りはじめた。警察の厳しい追及を逃がれた連合赤軍が榛名山中に設けた最後の基地“榛名ベース”がそれだ。狂気に支配されたリーダー永田洋子は、「殺せ、敵を殺せ!」と血を求めてやまぬ一匹の悪鬼と化し、同志をまで虐殺していった。そして、彼らは日本中を恐怖の坩堝に叩込んだ、あの“あさま山荘の銃撃戦”へと、破滅の道を一気に駆けおりていった。
  • 594(税込)
    著者:
    高木彬光
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    凶兆、美剣士、南蛮渡来…魅力たっぷりの時代伝奇

    噂によると、深夜、江戸市中を青い火をともした駕籠の行列が行くという。しかも、その行列を見た者は、原因不明の高熱に悩まされる。人々はそれを恐怖の気持をこめて“きつね駕籠”と呼んだ。裏長屋に身をひそめる謎の美剣士・五十嵐伊織と女賊・十六夜のお蓮は、ある事件をきっかけに、噂の正体を探りはじめた。そのふたりの前に現われたのは南蛮渡来の秘術によって生命を吹き込まれ、動き話せるようになった、人間生きうつしの“生人形”だった。しかも連続する怪事件の裏には、天下を揺るがすどす黒い大陰謀が渦巻いていた。推理界の巨匠が贈る伝奇時代推理の傑作長編。
  • 638(税込)
    著者:
    高木彬光
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    冶金の先端技術を狙う産業スパイの暗躍。長編推理

    地位もあり尊敬されている人間でも、ひと皮むけば醜い恥部があらわれる。――ジュラルミンより数倍の強度を持つ軽合金、γ(ガンマ)合金の開発に成功したとの噂で、兜町(シマ)には異様な空気が広がった。私立探偵・富岡俊介がその機密をさぐっていた直後、冶金学の権威・近藤教授が失踪! 理由はいったい何か。家族から捜索願いが出され警察が動きはじめた。玄人らしい女の影が浮かび上がってきた。そこには、恐ろしい陥穽が口を開けていた。〈株〉の世界の裏にうごめくうす汚ない人間の欲と色、異色本格推理の決定版!
  • 594(税込)
    著者:
    高木彬光
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    検事・霧島三郎の活躍を描く、5篇を収める傑作集

    部屋へ入って死体に近づくと、青酸カリ特有の強いアーモンド臭が鼻をついた。密室同様のホテルの一室で和服の女性が死亡、着衣も乱れず、まったく不自然な様子も見当たらない。自殺の可能性が濃厚だった。4日後、女の身元が判明。しかも、自宅から少量のヘロインが発見された。捜査本部はにわかに色めき立つ。女は中国人の愛人から、土地購入資金に3000万円を手渡されていた直後でもあったらしい。土地詐欺の発覚を恐れての殺害? 捜査の第一線で聞き込みに活躍する検事・霧島三郎は、死亡した女の背後に複雑な人間関係の糸のもつれを感じとっていた。傑作ミステリー、表題作ほか4篇収録。
  • 594(税込)
    著者:
    高木彬光
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    近松検事シリーズ短編集、余韻豊かな4作を収める

    10月のある朝、マンションの一室で金融会社の会長が死体となって発見された。奇妙なことに現場は、クーラーがとめられた直後、電気ストーブがつけられたらしく、肌寒さの中になまぬるい風がただよっていた。こんな不自然な細工を、誰が何のためにしたのだろう。しかも、経済界にくわしいはずの被害者は、殺害される直前、倒産必至の会社の株を大量に買っていたのだ。さまざまな容疑者が浮かび、捜査の輪がしぼられた。だが、本ボシと見られた人物は、次々と殺されていった(「寒帯魚」)。創立記念休日でがらんとした工場の倉庫屋上近く、女子事務員の変死体が…(「偽装」)。ほかに、「弾道の迷路」「完全の限界」。 グズ茂の異名を持つ近松茂道検事シリーズの第3短編集、神戸地検編。

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