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『小林久三(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~33件目/全33件

  • 770(税込)
    著:
    小林久三
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    明治40年の栃木県谷中村。足尾銅山鉱毒事件をめぐり、官憲と立ち退き反対の農民側とが激しく対立するさなか、反対派の巨頭・田中正造の側近で谷中村土地収用反対派の残留農民の勝野が殺された。凶器は、鉱毒事件の告発者・田中正造の杖。はたして正造が犯人なのか、それとも巧妙なデッチあげによる官権の策謀か、はたまた反対派の内部抗争か……。歴史推理に社会問題を鮮やかに導入した傑作長篇。第20回江戸川乱歩賞受賞作。
  • 605(税込)
    著:
    小林久三
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    天保15年の真夏、古河の城下で若い岡っ引きが殺された。目撃者はいないが、彼は当時、江戸の牢から逃走した有名な蘭医・高野長英をさがしていた、という。長英が犯人なのか? そしてもう一つの謎は、被害者の懐中にあった雪! 真夏の雪は、何を意味しているのか。歴史の一断面を巧みに推理小説に盛りこんだ秀作集。
  • ブルートレイン「さくら」の切符をゆずれ、と脅迫した男たちは何者なのか? 切符の譲渡を拒んだ業界紙記者の石森は、異様な不安を覚えつつブルートレインの客となった。はたして車内には、異常な雰囲気を発散させる男たちがいた。不審な乗客の正体と彼らの狙いは? 闇の中を暴走する寝台特急の終着駅は? 大胆な構想と迫真のシチュエーションで世を震撼させた、戦慄をよぶサスペンス。予見長篇ミステリー。
  • 715(税込)
    著:
    小林久三
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    映画人の夢であるニューヨーク映画祭への出品。その権利を賭けて二人の気鋭監督が競い、独立プロを持つ名島が勝利を得た。敗れた立木とは、極西映画の同期生だった。だが映画祭の開幕間近、名島は突如ニューヨークから消えた。そして同じ頃、日本では立木が殺されていた! 著者得意の分野でトリックを築く意欲的長篇ミステリー。
  • シリーズ2冊
    660(税込)
    著:
    小林久三
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    東洋映画の若手プロデューサー・加瀬は、映画「日蝕の森」の製作に情熱を燃やしている。ところがその矢先、彼の眼前で主演女優の横井美奈がビルから墜死し、にわかに前途に暗雲が立ちこめた。しかも、何者かが加瀬を監視しているような気配も……。現在の事件からさかのぼり、戦後映画史の暗黒部を描く、野心的推理長篇。
  • 結婚式の前夜、理想の夫を得た冴子を訪れた刑事は、北垣なる男のことを質問した。その男は、冴子が一人で那須にドライブした際、事故から一夜を車内で共にした相手だった。シンデレラの生活を直前にした冴子には、あの夜のことは絶対に口外できない。だが、殺人容疑をかけられた北垣にとって、あの夜の事故は唯一のアリバイだったのだ。殺人容疑者から証言をたのまれ動揺する冴子。現代の戦慄を描き出す野心的長編ミステリー。
  • 一大スケールで描く長編ハード・サスペンスの白眉!

    日本最大の商社・三星物産の社長令嬢がスイスで誘拐された。身代金の要求額は、三千万フラン(約十六億五千万円)! スーパーゴリラ(私設誘拐防衛機関)の菅野哲也は、ヨーロッパを舞台に活動を開始! 敵は、世界の闇を牛耳る“誘拐産業”の巨大組織とわかる。 一大スケールで描く長編ハード・サスペンスの白眉!
  • 880(税込)
    小林久三
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    ニューヨークで事故死したはずの特派員・杉江克章がなぜ後楽園球場に!?

    ニューヨークで事故死したはずの特派員・杉江克章がなぜ後楽園球場に!? 取材中の三木は、急遽彼を追うが見失う…。その直後、未亡人・杉江里矢子から託された杉江の取材メモには、彼が生前追っていた恐るべき事件の影が…。謎の核心に迫った三木は、国際的な謀略機関の存在を知る。鬼才が描くサスペンス長編の白眉。
  • 旅行ライター・江本は、町の観光化をめぐる、町長派と反対派の暗闘をかいま見る。「鬼女伝説」に隠された秘密とは?

    銀座で般若の面を付けた男の絞殺死体が発見された。被害者は能登の町役場の嘱託で、町おこしのために「鬼の棲む里」キャンペーンを促進していた民俗研究家。ちょうど、その町に取材に出かけていた旅行ライター・江本は、町の観光化をめぐる、町長派と反対派の暗闘をかいま見る。「鬼女伝説」に隠された秘密とは?
  • 団地内に潜入した犯人グループに、深夜の大包囲網が迫る。 迫真のサスペンス・ミステリー!

    街へ出て食事をしていた若夫婦は、銀行強盗の発生を知った。銃を持った男たちが街中へ逃走。急いで団地に帰りつくと、寝ているはずの赤ん坊が消えていた。ほぼ同時刻に起きた二つの事件は、周到に準備された連携プレーだったのだ。団地内に潜入した犯人グループに、深夜の大包囲網が迫る。 迫真のサスペンス・ミステリー!
  • 滝恭介は、女優の不倫の張り込み中、怪しい外人を目撃し、事件にくらいついた。

    有楽町で、白昼堂々、三億円強奪事件発生! 犯人は外人グループか? フリーライター・滝恭介は、女優の不倫の張り込み中、怪しい外人を目撃し、事件にくらいついた。背後には、国際犯罪コネクションの巨大な影が? 一路、パリへ飛んだ滝の身にも魔手が迫る! サスペンスの雄が、現実の事件を素材に描く渾身作!
  • 現実の国際謀略事件を題材にした、書下ろしサスペンス力作。

    新婚旅行から帰ったばかりの若妻・さゆりが失踪した。タイで撮った写真に、拘留中のはずのSA航空機爆破犯人が写っていたという。さゆりは国際謀略に巻き込まれ、消されたのではないか。兄の映画助監督・柳沢は、独自に調査を始めたが、今度は柳沢の身に危険が! 現実の国際謀略事件を題材にした、書下ろしサスペンス力作。
  • 映画界出身の著者が業界の裏事情を抉る、戦慄のサスペンス!

    話題の洋画大作のロードショー公開を控えた映画館に、脅迫電話がかかった。公開を中止しないと爆弾を仕掛けるという。一方、脅迫とは別に配給会社の社員が殺された。そして、また一人。映画館側は警察と連携し厳戒体制をしいたが、公開の日時は刻々と迫る! 映画界出身の著者が業界の裏事情を抉る、戦慄のサスペンス!
  • 七夕、ねぶた、竿灯、花笠。夏の風物詩を背景にした傑作推理。

    血まみれの鎧武者の亡霊が出現! 遺跡発掘の祟りか? フリー・ライターの森原は、亡霊を目撃した四人の主婦を取材。ところが、その主婦の一人が亡霊を見た現場で他殺体で発見された。続いて、もう一人が殺され、残った二人も失踪! 四人を結ぶ糸は、三年前の東北四大祭りツアーでの殺人事件? 七夕、ねぶた、竿灯、花笠。夏の風物詩を背景にした傑作推理。
  • 594(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    入院患者に10億円の身代金、なぜ…長編ミステリー

    超低空飛行で、刑務所に侵入したヘリコプターは、看守を襲い強盗事件で服役中の男を脱獄させた。同じ夜、日本最大の商社・東和物産の社長が解離性大動脈瘤で緊急入院した。だが、ライフルで武装した男たちによって病院ジャックされ、10億円もの巨額の要求をつきつけられた。犯人の狙いは何か、脱獄事件との関連は? サスペンス溢れる迫真の長編推理。
  • 550(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    荒廃と向き合う刑事たち…津川署シリーズ第2集、6篇

    東京郊外に広がり、米軍基地の街として栄えてきた津川市。だが、米軍が去り、ネオンがひとつ、ひとつ消えるように寂れてきたとき、街は腐臭をはなち、さまざまな事件が発生した。津川警察署を爆破するという執拗な脅迫事件。退職刑事と幼稚園の保母との謎の心中。コレラ菌をまき散らしながら逃走し市内に潜伏した殺人犯人…。現代社会がかかえる矛盾に、日々直面する刑事たちの熱い闘いを描いた、著者会心の津川署シリーズ。
  • 550(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    気迫の筆致で人間の情念を描いた、傑作推理4篇

    “これはまぎれもなく傑作だ!”。12年前、太平洋映画に入社した私は、その脚本に触れて感動した。だが、あまりに暗すぎる内容のため映画化されず、作者の行方も知れなかった。撮影所内で鬱々としていた私は、作品に漂う暗く沈んだ作者の心象に共感し、〈幻の脚本家〉を追い求めた――これが人生の迷路にはまりこんだはじめであった。唯一の手がかりである、脚本に描かれた城下町を訪れ、明らかになったのは20余年前に起きた人妻殺害事件への疑惑だった……。日常生活の内に潜む燃える炎のような人間の情念を描いた傑作ミステリー。
  • 638(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    父と子の〈三億円事件〉。角川小説賞受賞の傑作長編

    前方をみつめる少年の目のなかに、凶暴な翳りが閃いた。〈現金輸送車だ!〉警官の制服を着た白バイの少年は、左手を横に差し出し、停止を命じた。――幼い頃から、少年は警察官である父のような強く厳しい男になりたいと思いつづけていた。だが、あきっぽく、なにごとも長つづきしない少年は、何をやっても父には勝てなかった。体力でも意志の面でも。屈折した心で少年は、非行を重ねていった。そして、ついに、世間を、父を、驚かせる大事件を決行した。〈これで、父をこえられる…〉。父と子の凄まじい愛憎を描き、現代の親と子の問題を問いかけた傑作長編。
  • 594(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    本格からSFまで趣向を凝らした作品集、5篇を収める

    “連続射殺魔、黒沢が甲府市内に潜入、厳重な警戒体制をしけ”。連絡を受けた甲府署の間宮部長刑事は思わず息をのんだ。〈奴は妻に逢いにきたにちがいない!〉。妻・保江は、かつて黒沢の愛人だったのだ。――間宮の予感は適中。黒沢は保江を人質にして、突然、火を噴き始めた富士山に向かって逃亡した。極限状態におかれた男女の愛憎のドラマを大胆な設定で描いたパニックノベルス。表題作ほか「裂けた視界」「闇に消えた死の天使」「大統領暗殺計画」「昆虫戦争」を収録。著者会心の傑作集。
  • 映画に生きる男たちの屈折した愛憎…傑作推理、6篇

    1日の勤めを終えた人びとで賑わう夕暮れの銀座で、突然、歓声が湧き起こった。交叉点にそびえる建築中の巨大ビルを覆う、白い布に閃光と共に映画の予告篇が映し出されたからだ。〈極西洋画〉宣伝プロデューサー森島が、逮捕覚悟で強行した途方もない試写だった。横断歩道を渡る河のような人の流れがよどみ、人びとは一点をみつめて動こうとしない。流れをせき止められた車からは、一斉にクラクションが鳴りひびき、街は騒然となった。その時、群衆のなかで森島とことごとく対立していた宣伝部長が刺し殺された。表題作ほか「残酷な消印」「鬼籍の眼」「赤い落差」「深夜の秘儀」「柩の手紙」を収録。鬼才、小林久三が映画に生きる男たちを描いた推理傑作集。
  • 638(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    会社あれば犯罪あり。6篇を収める企業推理傑作集

    巨額の不渡り手形を出して倒産し、会社更生法適用を申請したアジア電機製作所。激しく動揺する社内で中堅社員・高見は直属の課長の奇怪な行動を目撃した。再建屋の異名をとって乗りこんできた新社長と、偶然エレベーターで出会った課長は、とたんに血の気を失い呆然として立ち竦んだ。その後、課長は2度と出社しなかった(「会社更生法申請」)。ほかに「懲戒免職規定」「深海魚の祭り」「欠陥商品回収命令」「社長急死の夜」「社長秘書室」を収録。あらゆる人間のドラマが圧縮され、人間社会の縮図ともいえる現代の会社での、サラリーマンの悲哀と闘いを描いた企業推理傑作集。
  • 550(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    殺人事件という落し穴の恐怖を描く、6篇の異色推理

    無名女優の葉子が、その男と出会ったのは明け方近くだった。その時、葉子は愛人と別れを告げ、放心状態であてもなく歩いていた。男は画家の卵で、近くの公園で鳩を血のように赤く塗りたくっている姿を時おり見かけた。男との奇妙な出会い――それは、葉子が“殺人の罠”におちこむはじまりだった。表題作ほか「幻の女」「日曜日に何をしますか?」「氷雨の迷路」「死を呼ぶ電話」「垂直の罠」を収録。平凡な日常生活を営む若きヒロインが、ある日突然、殺人事件にまきこまれ、愛する男性(ひと)を奪われ、女としてのささやかな夢や希望をもぎとられていく事件を描いた異色推理集。
  • 岸壁に彫られた巨大帆船の謎…伝奇ミステリー長編

    「空から帆船を見たものは、必ず死ぬ!」 美貌の女性は謎の言葉を残して消えた――。大学で日本史を専攻する中井は、友人のヘリコプター操縦士から不思議な話を聞いた。それは、噴水のように霧が舞い上がり「死の谷」と呼ばれる山陰の山の中で、岩壁に彫られた巨大な帆船を目撃したというのだ。さっそく、二人は現地に向かった。だが、調査を拒むように、奇妙な出来事が次々と起こった……。数百年ものあいだ、ひそかに守りつづけられた翼一族の呪われた秘密とは何か。奇想天外なスケールで展開する、著者会心の長編伝奇ミステリー。
  • 638(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    主演女優が失踪した…映画撮影所・推理三部作その2

    コペンハーゲンの空港は霧にしずんでいた。社運を賭けた超大作「影の白書」の重要シーンの撮影が、いま始まろうとしている。――鋭い金属音を響かせジェット旅客機が飛び立った。車輪格納室に装備されたダミー(人形)を落下させる瞬間、ピカッと光った。落ちていくダミーの腕時計が反射したに違いない。〈だが、妙だ。あれは人間では?〉その直後、主演女優が謎の失踪。もしや、あの時のダミーは……。斜陽化した映画界を、再び甦えらせようと、男たちのむき出しの情熱がこの事件を誘発した。鬼才・小林久三会心の本格長編推理。
  • 638(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    拉致された心臓外科医の戦慄…国際サスペンス長編

    心臓外科では世界のトップレベルを誇る、東西医大助教授・柿沢は、屈強な男たちによって拉致された。地下室に監禁された後、目隠しされ、車や船を乗りつぎ福岡と思われる病院に連行される――ここで、一人の男の手術を命令された。手術室には大変な緊張感が漂い、10人をこえる医師が柿沢の指示にしたがって動いた。だが、患者は死んだ。死が確定したとき、手術室にたちこめた狼狽と衝撃は、あまりにも異常だった――患者の顔を思いうかべた柿沢は、思わず声をあげた。写真やテレビでよく見かけるR国首相に酷似しているのだ……。著者会心の国際サスペンス・ミステリーの傑作長編。
  • 594(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    突飛な業務命令の真の目的とは…長編ミステリー

    苛酷な企業戦争のなかで“社命”という言葉ほど重いものはない。社命によって、企業が非情にもサラリーマンの生活を押しつぶそうとしたとき……。洋酒業界の老舗を誇る東和醸造勤務の西沢は、異例の抜擢を受け、企画室長に昇格。だが、その代償としてか、「社長令嬢を誘拐せよ」という突飛な命令を下された。あまりに馬鹿げた業務命令に疑念を抱くが、1年前の妻の轢殺事件の謎をにおわされ、西沢は命令に応じた。誘拐はあっけなく成功、彼は身代金を受けとったが、誘拐の本当のねらいは意外なところにあった。企業のなかで翻弄されるサラリーマンの闘いを描いた異色長編企業ミステリー。
  • 297(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    荒廃と怨嗟…基地の街・津川の哀しい事件簿、5篇

    東京郊外に広がる基地の街・津川市で、ひき逃げ事件が発生、ホステスが死んだ。翌日、事件を報じた新聞は二人の男女の目撃談を載せたが、その夜、相ついで二人は殺害された! 捜査を担当した二人の刑事は、異常なまでの執念を持って被害者たちの身許を洗うが、事件は思わぬ方向に進んでいった。それは――14年前に東北の街で起こった殺人事件とのつながりと、二人の刑事の間に潜む、あまりにも深い過去のしこりだった。荒廃した基地の街を舞台にした、著者会心の“津川署”刑事シリーズ!
  • 638(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    謀略の戦慄と伝説の幽玄が溶合う、異色の伝奇長編

    失踪した恋人の消息を追い、山陰に車を駆ったカメラマン小仲は、山中で数十頭の野犬の群に襲われた。眸を爛爛と光らせ、牙をむき出し、何かにコントロールされているかのように執拗に車に体当たりしてくる。とうとう、フロントガラスが破られた!〈危ない〉が、突然異変が起きた。一頭、また一頭と目の前で倒れ、わずかな時間に全て絶命してしまったのだ。――異変はさらに続いた。山道を抜け出ると街は、人影のまったく消え失せたゴースト・タウンと化し、そこには得体の知れぬ黒い布袋が散乱していた。〈これは、一体何だ! 人間のようにも見える〉――そして、空には無気味な音をたてて自衛隊のヘリコプターが……。推理小説界の鬼才が挑んだ長編伝奇ミステリーの傑作。
  • 594(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    誘拐事件と医師殺害を繋ぐものは…サスペンス長編

    都心の一画に威容をほこる総合病院の一室から、5歳になる血友病患者が誘拐された。72時間以内に救出しなければ患者の命が危い!捜査本部にあてられた病院経営者の邸に、犯人から身代金要求の電話が鳴った。犯人と接触する現金受け渡しの“決定的瞬間”に賭けて異常な執念を燃やす、担当警部・遠丸。遠丸は、邸内に吊るされた鳥カゴのシャム猫を眼にした。同じ頃、ホテルの一室で若い医師が殺害され、シャム猫の鳥カゴを持った女が目撃されたのだった。二つの事件を結ぶ、シャム猫の謎は……。鬼才、小林久三が、誘拐をテーマに息づまるサスペンスで描く傑作長編。
  • 297(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    婚約者の死に隠された恐るべき真実。長編ミステリー

    結婚式を3日後に控えた由紀子が、札幌のホテルで死体となって発見された。同じ化粧品会社に勤める婚約者の津川は、警察からの連絡で現場に駆けつける。遺書が残され、自殺と断定された。しかも、彼女は失踪直前、1000万円もの会社の金を持ち逃げしていたという。だが津川は“自殺”の背後に強い疑惑を感じた。その夜、謎の男から奇妙な電話が――〈由紀子は殺された、その真相は……〉。女性に美のイメージを売りつづける華やかな化粧品会社を舞台に描く、長編ミステリー・ロマン。
  • 594(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    検疫官を翻弄する国際犯罪の罠。会心の長編推理

    1週間前から妙な電話が続いた。その男は、一方的にしゃべり電話を切った。しかも、このところ毎日、おれは誰かに尾けられている! 江島悟郎は、伝染病の“国内侵入”を未然に防ぐ平凡な検疫事務官にすぎない。情夫をつくって家出した妻、心臓病の5歳の男の子は保育所に預けられ、母のいないわびしさにじっと耐えている。そのおれに何故、尾行者が……。ベトナム戦争で非人間的な細菌戦を遂行した情報組織の存在と密入国幇助を強制され、国際事件に巻きこまれた検疫官の戦慄! 著者最高の長編サスペンス・ミステリー。
  • 297(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    助監督が殺された…映画撮影所・推理三部作その3

    極西映画が起死回生をねらって撮影をはじめた「幻の砦」。その盗みどりロケ中の突発事件だった。スタッフの一人が何者かにホームから突きとばされた。電車の急ブレーキは間に合わなかった。線路上には、無惨なバラバラ轢死体が横たわっている。偶然にも、事件の一部始終は撮影フィルムに収められていた。犯人は赤っぽい上着を着た男だ! 首をすくめて逃げる姿が映っている。斜陽化した映画界を、再び甦えらせたい……〈栄光〉を夢みる映画人の嫉妬と憎悪がむき出しにされ、第二の密室殺人を惹き起こす! 30年前の因縁と確執がからまるサスペンス長編推理の最高傑作。
  • 275(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    映画界という閉鎖空間を舞台にした処女作品集、4篇

    日宝映画が誇るエース女優・水科沙季子が撮影中、突如失踪。撮影スタッフ必死の捜索にもかかわらず、彼女は追突事故による無残な死体で発見された!現場には主演女優の座を沙季子と争って敗れた新人オリエが放心したように立ちすくんでいた。撮影はオリエを主役として再開され、マスコミはこぞって劇的な新人女優の登場に湧いた。しかし、事件の根は深く、映画に賭ける男たちの栄光への陰謀はさらに大きくうごめいていたのだ。表題作ほか「腐蝕色彩」「零号試写室」「獣たちの葬列」を収録。現役の映画プロデュサーだった著者の映画への情熱をたたきつけた初期作品集。

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