『松尾由美(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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「男はみんな奇跡を起こしたいと思ってる。好きになった女の人のために」―‐ある日北村詩織は、自室の壁の穴から“一年後の今日”を生きているという人物の声を聞いた。「平野です」その人物は、同じマンションに住む男性だという。半信半疑ながら、平野に言われた通りに行動する詩織。平野にはある目的があった――「書店員が選んだもう一度読みたい恋愛文庫第1位」に輝いた、時空を超えた奇跡のラブストーリー。
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新潮社×TBSラジオコラボ企画第1弾!
明るく優しいおばあちゃんはなぜ、ススムくんを誘拐したのか?
音声コンテンツAudioMovie®のために書き下ろされた、ハートウォーミングなミステリ!
「社長の息子を誘拐してるの」明るく正義感の強いおばあちゃんが、突然、そう告げた。大学生だったわたしは、もちろん動揺した。新幹線車内からかかってきた電話。広島駅で出会った小学生、田名部ススムくんと一緒なのだという。おばあちゃんは、ススムが会社を営む父を救うためにある計画を実行したのを目撃。ふたりの旅はそこから始まったのだ。おばあちゃんが起こした、人生でたった一度の〝犯罪〟。その真相が八年後の今、明らかになる。とびきり優しくて、ラストに胸がじんと暖かくなる絶品ミステリ。 -
この銭湯は、あなたを悩ます謎も心も体も、ほっこり温かくほぐします!
ご町内の謎解き、承ります!
条件は、建物と従業員はそのままで事業を続けること――。存在すら知らなかった伯父の遺産を相続し、謎めいた2人の従業員とともに、昔ながらの銭湯を経営することになった姉妹。ある日、常連客の1人がふと口にした奇妙な謎を解いたことをきっかけに、町内を悩ます”謎”が次々に持ち込まれるようになる。同時に姉妹の周囲で立て続けに不思議なできごとが起きて……。凝り固まった心と体がゆるゆるほぐれる、温かい日常ミステリ。 -
最後に届けたかったものは――。 読まれるはずのなかった遺言、隠された幻の家訓、ある一族の謎めいた掟…… さまざまな形で残された”ラスト・メッセージ”を綴る、驚きと感動の物語。 各ジャンルで活躍する実力派女性作家11名による、豪華アンソロジー!
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製缶会社の総務部に勤めつつ、余暇にロックバンドで音楽活動をしている茶谷歩くん。ある日、大株主の実業家の秘書が来社した。音楽をやっている社員に会いたいと訪ねてきた、丸山と名乗る秘書はなぜか、黒白の猫を連れている!? 猫缶を開ける時の、“音楽的な響き”についての話が思わぬ方向にそれ、茶谷はかつて経験した、ヨウムが密室からいなくなった不思議な出来事について説明するはめになったが、嬉々としながら丸山と猫がまるで会話をするようにその謎を解いていき──。新たな仲間を加え、ニャン氏の事件簿、パート3は6編収録だニャ。
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ある朝、川越城の外堀に浮かべられた一艘の紙の舟。日ごとに増えていくそれが意味するものとは? 若き茶坊主が謎の解明に乗り出す「紙の舟が運ぶもの」。夜ごと、江戸城大奥で赤子の泣き声がするという。解決を命じられた伊賀組の若者を待ち受ける運命を描く「大奥の幽霊」。東日本各地の城を舞台に、気鋭のミステリー作家らが競作する書下ろし作品全5編を収録!
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冒険、ミステリー、人間ドラマ、恋愛……。
11人の人気女性作家が同じテーマに挑む短編小説集!
誰しも、自分だけの隠しごとを心の奥底に秘めているもの――。
実力と人気を兼ね備えた11人の女性作家たちがSNS上で語り合い、「隠す」をテーマに挑んだエンターテインメントの傑作!
『アンソロジー 捨てる』に続く「アミの会(仮)」が送る、注目シリーズ第2弾。
多彩な物語すべてに、共通の「なにか」が隠されています。
(答えが掲載されている「あとがき」は、最後にお読みください)
これが、本物の短編小説集。
※この電子書籍は2017年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
北村志織は、九月のある日、部屋の壁の穴から「一年後の今日、隣の部屋から」話しかけているという声を聞く。声の主・シラノの指示に従うことで、志織は空き巣に殺されるはずだった運命を免れた。しかしその後、自分が殺されるという悪夢に悩まされるようになる。相談を受けたマンションの隣人・平野は、志織が助かったことで”タイムパラドックス”が生じていることに気づき…。高橋一生・川口春奈W主演、2019年3月1日公開の映画「九月の恋と出会うまで」の原作小説を完全コミカライズ!
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一年後、もう一度「シラノ」が志織を救わなければ、”タイムパラドックス”は断ち切れず、「シラノ」によって助かった志織の存在は打ち消されてしまう。「シラノ」を探すうち、次第に惹かれあっていく志織と平野だったが、平野は「シラノの強い想いが奇跡を起こしたのだから」と志織から距離を置くようになる。お互いを想いあったまま、遠く離れた二人はそれぞれの一年を過ごし、また九月がやってきた…。感涙必至のSF純愛ストーリー。高橋一生・川口春奈W主演、2019年3月1日公開の映画「九月の恋と出会うまで」の原作小説をコミカライズ!
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田宮宴は中堅出版社の女性編集者。新人ではないものの、編集長や同僚、さらには担当作家の代理でお使いをさせられてばかりの日々だ。こんな仕事ぶりでいいのか、と自問自答するある日、偶然に迷い込んだ袋小路で、人が煙のように消えてしまった?! ――後日、宴は担当する童話作家のミーミ・ニャン吉先生の事務所で、秘書の丸山との打ち合わせの合間に、その不思議な出来事を話すことに。すると、タキシードを着たような黒地に白の賢そうな猫をかたわらに、丸山が意外な解釈を語り始めて……。愛すべきニャン氏の事件簿パート2、出来だニャ。
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謎解きは言葉を話す鳥におまかせ! 小学生・サトミが持ち込む謎を、アオゲラとコゲラがあっと驚く推理で解決! 転校生のサトミが森で出会ったのは、言葉を話すアオゲラとコゲラ。 サトミのまわりで起こった謎を、あっと驚く推理で解決する鳥たち。くすっと笑えて癒される、ユーモア本格ミステリー! 短編四編を収録。
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2017年に発表された本格ミステリの短編と評論から、本格ミステリのプロフェッショナルが選びぬいたベスト作品集!――今読むべき、最先端の本格ミステリがこの一冊に!
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二人の少女にしか見えない「人くい鬼」の存在。そして別荘地で起こる連続死体消失事件。少女たちが遭遇したひと夏の奇跡を描く感動作。
高校二年の夏休み、村尾信乃はアルバイトのため優雅な避暑地を訪れる。そこで美少女・芽理沙に引き合わせられたのは“人くい鬼”なる異様な生き物。生きている人に危害は与えず、大人には見えないというのだが……。そんな中、立て続けに起こる不可思議な事件。“人くい鬼”の仕業ではないと信じる二人は、真犯人を捜して調査を始めた。ひと夏の奇跡を描く、爽やかなミステリー。『人くい鬼モーリス』を改題。 -
大学を休学し、家電配送のアルバイトなどをしながら、自分を見つめ直している佐多くん。夏の暑い最中、とあるお屋敷のシャンデリアのつけかえにいくと、休憩中に出くわしたのは、一匹の猫とそれに仕える秘書兼運転手だという男だった。アロイシャス・ニャン氏と紹介された品のいい猫は、その屋敷で起こった変死事件の謎を解き明かす?! って、猫がニャーニャーと鳴いているところを訳しているみたいだが本当なの? アルバイト先で、次々と不思議な出来事とニャン氏に出くわすことになった、佐多くんの右往左往の探偵譚を愛らしく描いた連作集。
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二匹の猫の世話を条件に叔母のマンションに引っ越したぼくは、ある雨の夜、部屋で女性の声を聞いた。「わたしは幽霊です」と言う彼女は、自分を殺した人を捜してほしいという。次々と真相が明らかになるなか、ぼくはいつしか、雨の日にしか現れない彼女に恋をしていた。そして、すべての謎が明らかになったとき――奇跡の恋を描いた感動のラブストーリー。(旧題『雨恋』)
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日常のすぐ隣には、奇妙にねじれた世界が口を開けていた――。別世界への扉、ここにあります。
越してきて間もない街。初めて曲がった角の向こうで、いつしか「私」は奇妙にねじれた世界に足を踏み入れていた(表題作)。気に入ったものたちを、そのままの姿で永遠に保存したい――一人の男の歪んだ欲望が招いた悪夢(「琥珀(こはく)のなかの虫」)。ある環境団体が行っていた恐るべき儀式とは?(「窪地公園で」)。 読む者を夢幻世界に誘(いざな)うダーク・ファンタジーの傑作7編! -
私、桜井智花が働く花屋には、時々不思議なお客様がやってきます。渋い色合いの花束にまるでそぐわない派手なリボンを選ぶ男性。アマリリスの歌の歌詞をたずねにきた男の子……。そんな小さな謎を一緒に暮らす小説家の嘉信さんに話すと、彼は意外な推理を語り始めるのです。それが、素直にうなずけない話ばかりで──。ほろ苦くて、でも温かい、連作恋愛ミステリー。
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とびきり可愛くて優しいお婆ちゃん探偵が、不可思議な事件の真相を解き明かしてゆく。大ヒットシリーズ待望の続編!
フリーライターの真以が書斎がわりに使う、東京郊外の寂れたファミリーレストラン。奥の隅の席が定位置のハルお婆ちゃんは、知る人ぞ知る名探偵――そして実は幽霊だ。真以から風変わりな事件の話を聞くと、たちどころにその謎を解き明かしてゆく。様々な事件の背後に隠された、時にユーモラスで時に切ない真実とは? 大人気シリーズ、待望の続編がついに登場! -
全編を流れる切なさとユーモア……。一話ごとに静かな哀しさが、ひたひたと胸に――。
築三十年のアパート・さつき荘には、ひとりの幽霊が住み着いていた。そのアパートの一室で、二百万円のダイヤのブローチが盗まれた! ところが容疑者は全員シロ。犯人は幽霊? 中央署の刑事・木崎と吉村は、幽霊に事情聴取をすることになるが……(「横縞町綺譚(よこしまちょうきたん)」)。北陸の古都・香坂市(こうさかし)を舞台に繰り広げられる、不可思議で切ない連作ミステリー! -
キュートなお婆ちゃん探偵が活躍! 困った時は、ハルお婆ちゃんに訊こう。
フリーライターの寺坂真以(てらさかまい)が仕事場代わりにしているファミリーレストランには、名探偵がいた。店の常連・ハルお婆ちゃんは、客たちが話す「不思議な話」を聞くと、真以を呼び寄せ、たちどころに謎を解いて見せるのだ。そんなお婆ちゃんにも、ある秘密があったのだが……。可愛くって心優しいお婆ちゃん探偵が活躍する、ハートウォーミングな連作ミステリー! -
兼業漫画家の晴奈のなじみのバーは、ビルの地下にある小さな店。常連の自称早期退職者・炭津は、晴奈の話に的確で親身な助言をしてくれる素敵な紳士だ。店主の柳井の話では、名探偵でもあるらしい。そんな彼が実は幽霊だということは、柳井だけが知る秘密だ。晴奈は、幼い頃に起きたある事件を炭津に語り始めるのだが……。温かく切ない余韻を残す大人のミステリー。
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瓜二つのビーグル犬が結んだ二人の恋の行方は!? 不思議で切なく愛おしい恋の物語。
瓜(うり)二つのビーグル犬を連れた林幹夫(はやしみきお)と私・江添緑(えぞえみどり)は、初対面から惹(ひ)かれ合った。驚いたことに、飼い犬の名前も同じ「スパイク」なのだ。ところが再会を約束した日、幹夫は現れなかった。気落ちする緑に、突然、愛犬が話しかけてきた! 「ぼくは幹夫のスパイクだ」と。幹夫の消息を求め、一人と一匹の冒険が始まった――。不思議で切なく愛(いと)おしい、心に沁(し)みる恋の物語。 -
今日は、どの探偵の活躍を読む? 思わずうなるオチと名推理! 8人の作家による、8人の探偵が織りなす8つの謎を描いたミステリーアンソロジーが文庫化。
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骨董屋で寝息を立てるアンティークの安楽椅子に心惹かれた小学生・及川衛。自らの誕生日プレゼントとして購入し、店先から及川家にやってきたこの椅子には、不思議な力があった。なんと、人の言葉を話せるのだ。しかも、シャーロック・ホームズばりの推理を働かせ、見事に事件を紐解いていく。衛が通う小学校で起こった不思議な事件、駅で靴の片方を脱ぎ捨てていった男の謎、外人墓地で不可解な行動をする女性の真実など、ユーモラスで鮮やかな謎解き。「アーチー」と名づけられた正真正銘の安楽椅子探偵と衛の交流を描いた連作集。
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病院の人工子宮で子供が生まれる時代にあって、紡錘形の体をした妊婦たちがゆっくりと、穏やかに生活する東京都第七特別区、通称バルーン・タウン。平和なこの街でも、珍妙な数々の事件が発生する。機密情報はどこに消えたのか、無人のアリーナでからくり人形師を襲った犯人は誰か、オリエント急行内での人間消失、そしてバルーン・タウンに隠された秘密とは――。出産や育児にまつわる、独特の謎やトリックがちりばめられた近未来ミステリ。第二子出産のためにバルーン・タウンに戻ってきた妊婦探偵・暮林美央が活躍する好評シリーズ第二弾!
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母親と死別した坂崎莉実は、父親と二人暮らしの高校二年生。ある朝目覚めると父親の姿はなく、代わりに「うちの保険証を使って、彼女を莉実として病院へ入院させてほしい」という不可解な書き置きとともに、見知らぬ少女がいた――。本名を名のらず、やむなくリミットと呼ぶことになった少女は、どう見ても年下なのに莉実の身のまわりで起こった奇妙な出来事の話を聞くだけで、見事に謎を解いてしまう。不思議に大人びた彼女は、いったいどこの何者なのだろう? 莉実とリミット、二人の少女が送る、謎に満ちたひと月。心温まる連作ミステリ。/解説=大矢博子
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睡眠薬で眠り込んだ妊婦を取り巻くのは薔薇のつぼみ、交差する二本の泥つき牛蒡、小魚に胡麻。しかも妊婦は服の上からスマイルマークのTシャツを着せられて――名探偵・暮林美央が奇怪な手毬唄連続見立て事件の顛末を回想する「バルーン・タウンの手毬唄」、アリバイを立証してくれるはずの謎の妊婦の消息を追う「幻の妊婦」、バルーン・タウンを舞台にした本格ミステリ短篇の謎解きに暮林美央が挑む「読書するコップの謎」、街角で耳にした不可思議な会話と密室盗難事件の謎解きが意外な結末に辿り着く「九か月では遅すぎる」の4編を収録した、バルーン・タウンの事件簿第3弾。
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上海生まれの口をきくアンティークの安楽椅子、アーチーとの出会いから半年。小学6年生になった衛が道端で拾った封筒には、“オランダ水牛”“植民地”“スパイ”と記され、葉つきの木の枝が中に入っていた。いかにも怪しい封筒と、その3つの言葉は何を意味しているのか? 上海時代のアーチーの持ち主・鈴木老人も加わって3人(?)の推理合戦の顛末を描いた表題作ほか、衛のひと夏の冒険譚「アメリカ珈琲の謎」など、クイーンよろしく〈国名シリーズ〉全5編。正真正銘の安楽椅子探偵アーチーと衛の心優しく、ユーモラスな連作ミステリ第2弾。
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東京都第七特別区、通称バルーン・タウン。人工子宮の利用が普通になった世界の中で、それでも敢えて母体での出産を望んだ女性たちが暮らす長閑な別天地。しかしそんな場所でも事件は起きる。前代未聞の密室トリック、暗号〈踊る妊婦人形〉の謎、捜査活動支援システム・ドウエル教授との推理合戦、「なぜ、助産婦に頼まなかったのか?」と呟いて意識を失った男、そして妊婦探偵の鮮やかな推理――遊び心溢れる趣向と抜群のユーモア・センスでミステリ・ファンから喝采を浴びた連作集。個性的なシリーズ第一弾。
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