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『森村誠一、401円~500円、2017年3月16日以前(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全61件

  • 図らずも三十二万石大藩の後継者となった鹿之介は、身を守るために妖艶な女忍・るいとともに落葉長屋に拠って、逆意方を迎え撃つ。だが、お家騒動には幕府の野望も絡み合い、彼我の攻防は凄絶を極める。鹿之介に対する恋心を隠してのるいの絶望的な戦い。四面楚歌の二人に活路はあるのか。空前の時代活劇、ノンストップエンターテインメント!
  • 462(税込) 2024/5/30(木)23:59まで
    著:
    森村誠一
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    客数四千人・従業員三千人――あらゆる欲望を秘めて呼吸する、鉄と石の超高層の棺、東京ロイヤルホテル。利益追求の巨大な機構の陰で、次々と発生する殺人事件は、想像もつかないほどの国際的な奥深さをもって展開してゆく……。この錯綜した現代社会を象徴するかのように屹立するホテルを舞台に、著者自身のホテルマン生活十年の体験のすべてをそそぎ込んだ、力作長編推理小説。
  • 462(税込) 2024/5/30(木)23:59まで
    著:
    森村誠一
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    異様な才能と魅力を秘めた教え子の女生徒に強くひかれながらも、母親と肉体関係を結ぶ小学校教師。それを知った少女が自殺した時、教師は普通の女性を愛せなくなり、精神に異常をきたす(表題作)。老朽化した橋の爆破の陰で計画された殺人事件を暴く『枕に足音が聞える』ほか、『サギ・カンパニー』『獣の償い』『褥の病巣』『途中下車』『共犯の瞳』『禁じられた墓標』『鉄筋の猿類』の、斬新な着想で読者を圧倒する推理短編、全9話。
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    敗色濃厚の昭和二十年初夏、関東近郊にある商業高校の新入生・渋江夏生(しぶえなつお)は、クラスメート四人で、お化け屋敷と噂される洋館を探検した。そこで知り合ったのが、死に瀕したドイツ人女性と娘ザビーネだった。 ザビーネを長崎へ送り届けると約束した四人は、勇敢にも旅立った! 彼らを襲う、予想外の苦難とは!?……「証明」シリーズに新境地を拓(ひら)く長編冒険譚(たん)。
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    木島一郎ら、戦友だった七人は、無人島での戦闘訓練を終え、ついに暴力団大門組とその黒幕政治家に牙を剥いた! まず、大門組幹部・佐倉を拉致し、輪姦事件、新聞記者殺害事件などの悪行をしゃべらせ、「平成天誅組」の名で公表。だが、マスコミが騒ぎだすなか、大門組も総力を挙げて反撃に出る! 老いに屈せず、自らの可能性を信じて戦う勇者たちの物語。
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    元特攻隊員の木島一郎を不幸が襲う! 暴力団大門組の餌食となり、娘一家が心中。心の恋人・天羽香子までが奴らの毒牙にかかった……。大門組の背後に、かつての上官にして政界のボス・矢田政信の影が!? 弱者とて黙りつづけてはいない! 木島は懐かしき戦友たちを招集し、復讐の狼煙をあげた。シルバー戦士七人の活躍を描いた、永遠の青春小説!
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    亡き妻の面影を求めて、南仏プロヴァンスを旅した式村(しきむら)は、帰国後、旅先でよく出会った日本人カップルの男性が殺されたことを知る。さらに、その片割れの女性が別の男性と車に乗っているところを目撃。相手の男は、式村がアヴィニヨン法王庁でなくした帽子を被っていた! 過去の因縁が犯人を追いつめる表題作ほか、森村ワールドの捜査陣が活躍する計6編を収録。
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    戦時中に北海道のダム建設工事で亡くなった、強制労働犠牲者の遺骨発掘作業に参加した神沼公一郎(かぬまこういちろう)は、腐乱死体を発見した。遺体は東京で変死した神沼の元恋人・葦原奈美(あしはらなみ)の同僚・上月良彦(こうづきよしひこ)と判明。捜査線上に浮かんだのは、かつての強制労働と因縁があり、奈美と接点を持つ北海道政財界の大物だった! 時間と空間を超えて運命の非情を描く、社会派推理意欲作!
  • ロンドン―ベニス間を走る“夢の列車”オリエント急行。日本からツアーに参加した、大学教授ら10名の男女は、その華やかさに酔いしれた。一年後、参加者の一人が所有する土地から死体が発見される。そして、参加者の間で起きる謎の連続殺人。彼らを結ぶ不思議な因縁。捜査の焦点は、一つの事件へ……。人間心理の深層を鋭く描く、トラベル・ミステリー意欲作!
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    暴力団組長が殺された事件に恋人が関与!?――国際刑事警察機構(ICPO)出向から戻った警察庁・高木史朗は謎めいた女・池上陽子と再会、恋に落ちた。……ところが、風鈴会組長・清瀬の死体が発見された事件で、なぜか捜査線上に陽子の名が浮かぶ。さらに、高木の昔の恋人・香保(かほ)も事件に関与している疑いが! 雄壮な日欧両アルプスを舞台に描かれる恋愛ミステリー!
  • 大都会・新宿。その裏の顔を知りつくした路上生活者たち。「将軍」「軍曹」「ドック」と呼び合う彼らは、巡回中に声をかけてくる新宿署の刑事・牛尾や青柳らともお馴染みだ。その独特の視線が思わぬ手がかりを拾い、彼らが捨ててきた社会で起きる難事件を解決に導いていく。人間と人間の絆が、街の闇を、哀しい人間の心の闇を照らし出す、社会派連作ミステリー。
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    一流会社に就職が内定し、身辺を整理しておくようにと告げられた隅野(すみの)は、ガールフレンドと別れることにした。別れ話がもつれぬように、友人の竹井に彼女の部屋の鍵(キー)を渡し、“夜這い“をかけろと誘う。しかし、その翌日、彼女は死体となって発見された! それは複雑に錯綜する連続殺人の序曲だった。 新宿署・牛尾刑事の地道な追跡。社会派ミステリー傑作!
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    潮流に運ばれ、犬吠埼沖に漂っていた若い女性の死体。一方、八丈富士登山中、行方不明になり、絞殺死体で発見された女性。被害者の宇根沢望と岩井輝子は、いずれも八丈島航路「フリージア丸」に乗船していた!――二人の関連をさぐる捜査陣。接点は、和歌山県勝浦にあった。が、犯人と睨んだ男も……? アリバイ・密室トリックを駆使した殺人! 本格推理の傑作。
  • 財閥の御曹司・財川一郎が、新婚旅行先の伊豆で何者かに撲殺された。Vサインのダイイング・メッセージを遺して……。新妻の多津子は、発見者の青年・水木時彦の容姿が一郎と瓜二つであることに驚愕し、奸計をめぐらした。水木を一郎の身代わりに仕立て、夫が相続するはずだった財川財閥の莫大な遺産を乗っ取ろうというのだ。衝撃の結末! 傑作悪漢小説(ピカレスク・ロマン)。
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    不当な差別を受けつづけてきた浦島重工の社員・木原高志。社会に復讐と出世を誓う木原は、副社長令嬢と結婚、同時に矢沢恵理とも関係し、社内外の情報を集めはじめる。だが、浦島重工合併の機密を知った直後、恵理が崖から転落死した! 脅迫電話、空転する合併問題、そして第二の殺人事件。復讐に燃える男と行く手を阻む陥穽を迫真の筆致で描いた非情小説!
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    旗本良介は怒りに燃えた。二年前、家族を崩壊させ、今また旗本の心の恋人・降矢美雪を凌辱したうえに殺害した暴力団黒門組。秩父に隠した旧陸軍の武器を手に、旗本元中隊長は、かつての部下に呼集をかけた。老残の生活から復活し、各地から集結した六人の元兵士。訓練でカンを取り戻した銀の戦士たち(シルバー・ウォリアーズ)は、奇襲(ゲリラ)戦法で敵を追い詰めるが……! 新生面の大河アクション!
  • “我が子を殺すしかない”。決意を固めたとき、息子は轢き逃げで殺されてしまった! 人間が背負う重い十字架とは?

    我が子を殺すしかない。日増しに酷くなる一人息子・公一(こういち)の家庭内暴力に、妻が殺されると感じた町野(まちの)は悲壮な決意を固めた。その矢先、公一は何者かに轢殺(れきさつ)されてしまった。その日から、町野は重い十字架を背負った……。一方、幼い公一を自分の左腕と引き換えに救った青柳(あおやぎ)刑事も、彼の死を知って……。人間とは何かを一貫して描き出す、社会派推理小説の白眉!
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    旗本たちの「美雪復讐作戦」に翻弄された黒門組は、最新兵器を集め、銀の戦士たち(シルバー・ウォリアーズ)を急襲。凄絶な戦いの末脱出した旗本たちは、標的は黒門組総長・黒井昭三、曾根崎組組長代行・石津吉春、さらに積年の恨み重なる黒幕・志戸隆明代議士だ。最後の戦いに挑む七人の戦士たちを待つものは? 壮絶な死闘を描く傑作完結!
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    新進作家・有坂信が手配した中元の依頼書に、他人のものが紛れていた。神奈川の秋吉隆から東京の石野英也に贈った中元依頼書だった。が、二カ月後、秋吉が死体で発見された! 好奇心から有坂は石野を訪ねるが、彼はなぜか秋吉を知らないと言う……?(「犯人のいない人生」) 犯罪の裏に人生が、社会がある。森村誠一が犯罪をさまざまな角度から抉る問題作!
  • 東京砂漠に交錯する愛と殺意!

    二つの事件に死体はひとつ。牛尾刑事の推理が冴える! 人間の坩堝・新宿を通過はできても根は下ろせない――多様な人間が去来する新宿で、歌舞伎町スナック「止まり木」のママと、松本の骨董商が同時に消えた。失職と冷えた家庭による空虚を補う唯一のオアシスとして、スナックに通っていた蒔田俊男は、常連客仲間たちとママの行方を捜し始める。同様に骨董商の娘・有美子も父親を捜すべく松本から上京。蒔田、牛尾刑事らと合流し、二人の失踪を追求するが……。但馬・出石を経て舞台が再び新宿へ戻った時、二つの事件は交わり、やがて驚くべき真相が明らかに! 一度限りの人生を殺した邪悪に立ち向かう運命のミステリー。 解説/細谷正充
  • 528(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    心中事件のかげに隠された、巧妙な完全犯罪!

    カップルが集まるので有名な沼のほとりで、若い男女の死体が発見された。死んでいた銀行員の佐伯敏夫と水沢昌子の2人は相思相愛の仲であったが、両家が敵対する間柄だった。それを苦にしての心中ということで事件は結着が着くかにみえたが、佐伯が銀行で株券を横領していたという事実が判明するや、新たな局面をむかえ――!?
  • 真に「会社とつきあう法」を鋭く描く、サラリーマンのバイブル!

    多くのサラリーマンは会社に”居る”が、会社で”生きて”いない。それはサラリーマンとしての限定と制約に屈服し、反逆の精神をもたないからだ。若き日、一介のホテルマンとして貴重な体験をした著者が語る「会社とつきあう法」とは? サラリーマン時代の生活に照らしあわせながら森村誠一が説く「サラリーマン悪徳セミナー」開講!
  • 528(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日常に潜む意外性の恐怖を描いた、傑作短編集!

    ごみを拾っては再生させることを趣味にしていた男。彼は完全な家具が故意に壊され、分散して捨てられていることに気付く。わずかな手懸りを辿っていくうちに、重大な犯罪との関係を確信し、危険を承知で単身犯人を追い始めるが――!? 表題作を含む、スリリングな展開に満ちた六編を収録する傑作集。
  • 528(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    鬼才が誘う、ミステリー・ワールドへご招待!

    超高層ホテル「渋谷プラザホテル」に泊った脇村益美の部屋から、2カラットのグリーン・ダイヤの指輪がなくなった。彼女はこのホテルで絶対の権力を握っている脇村一族の三女、事は重大であった。そして、容疑は、当然その部屋での係りであった時子にむけられたが…(単位の情熱)。ホテル、山、企業。人間のいるところにあふれた犯罪を、巨匠が描く短編集! 本書は集英社文庫「失われた岩壁」(87年5月25日刊)、「魔性ホテル」(87年1月25日刊)の短編のなかから5編を選び、再編集したものです。
  • 528(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    人間の真相に潜む憎悪、愛情、嫉妬、疑惑などを描く短編集

    21歳になる美座ゆり子は美しい女だった。中流家庭の一人娘として育てられ、何不自由ない生活をしていた。彼女の周囲には一流大学出のボーイフレンドが群がり、華やかな雰囲気が漂っていた。ゆり子はもはや文字どおりの女王であった。だが彼女の心に隙間風のような寂しさが……。そして一人の男性の出現が彼女の運命を狂わせていく――。
  • 484(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日本を覆う「恐怖の容器」を描ききった、社会派巨編、堂々の完結!

    幼なじみの麻利を追う新聞記者の平野は、核燃料再処理と新兵器への陰謀を知る。さらなる答えを求め、南海の孤島へ向かう二人の前に、日本軍細菌部隊の亡霊が現れた。すべての鍵を握る、旧日本軍細菌部隊の亡霊と大物政治家の名は?
  • 484(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    絡まる男と女の愛と欲望を描く、長篇推理小説の傑作!

    胡桃沢英介は、社長の国本外計彦の首を絞めた。彼こそが、恋人の詩子を奪い、その後、結婚した妻子を死に追いやった憎き敵なのだ。胡桃沢は、国本を殺害し、詩子とともに、国東半島に逃亡した。しかし、それから数日がたっても新聞やテレビで、「国本殺し」の報道は全くなかった……。果たして死体はどこに消えたのか? 絡まる男と女の愛と欲望を描く、長篇推理小説の傑作。
  • 528(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    航空業界を舞台にさまざまな人間の思惑が交錯する、本格社会派ミステリー

    乗客乗員138名を乗せた全日航機が羽田沖で残骸となって発見された。事故の原因を巡っては機体欠陥説と操縦ミス説とに大きく分れたが、航空省の吉村は、第四エンジンだけにあまりにも多くの異常が生じている点に不審を覚える。そんな中、全日航の専務・大塚が空港ホテル室内で刺殺されるが、部屋はドアロック、ドアチェーン共にかけられた密室の状態だった……。人間のエゴと愛憎を鋭く抉った長篇本格ミステリー。
  • 550(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    無実の罪で懲戒免職となった刑事が、強大な権力と戦う傑作!

    「国土庁長官が国有地に豪邸を建て、愛人を住まわせている」警視庁に届いた一通の密告書。警視庁捜査二課の中津刑事は、この投書で政財界の汚職に気づいた矢先、敵の罠に落ち、無実の強姦罪の汚名を着せられ懲戒免職となった。自分を陥れた巨大な権力への復讐を決意した中津は、孤立無援の闘いに挑む!
  • 484(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    四人のおっさん達が悪に立ち向かう、痛快再生長編!!

    人生の落ちこぼれだった、冴えない中年のおっさん四人。ようやく再就職できた警備会社で、命じられた仕事は老人と少女のガードだった。楽な仕事内容に思えたが、次々と刺客があらわれて――!? 暴力団を私兵に悪徳市長が牛耳る街で、四人のおっさんたちが立ち上がる!
  • 484(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    森村誠一が描く、日本の腐敗をえぐる衝撃の問題作!

    高級クラブでVIPの接待をしていた、幼馴染の美女・麻利が、なぞの失踪を遂げた! 新聞記者の平野は、家出人捜索所の片山と共に麻利の行方を追うのだが、元首相や米国将校など、超一流の客を探るうちに、核武装した新兵器の概要にたどりつき――!?
  • 528(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    悪女と悪党の企みは、正夢と出るか逆夢に終わるのか!?

    いまわのVサインは何を意味するのか? 財川財閥の御曹司が、新婚旅行先の伊豆で謎めいたダイイング・メッセージを遺して惨殺された。新妻の多津子は、発見者のチンピラ・水木が夫と瓜二つであることに驚嘆。そのとき、多津子の胸に奸計が浮かび上がった。水木の夫の替え玉に仕立て上げ、財閥の巨富を奪取しようというのだ。悪女と悪党の企みは、はたして正夢と出るか、逆夢に終わるのか――!?
  • 猟奇的性犯罪の犯人にされてしまった男。さらにはアリバイを証明する少女も殺害されて……

    ワンマン社長の女婿ゆえに屈辱的な日々を送る野々村。会社では社長の一挙手一投足に気を配り、家庭に戻れば、セックスの体位からテレビのチャンネル権まで妻の指示に従わなければならない。ある夜、野々村は新宿で魅力的な少女に出会い、ベッドを共にした。だがその夜、同じホテルで情交の痕跡を残した女性の死体が発見され、同宿の男が野々村の名を騙って姿を消した。更に彼のアリバイを証明できる少女も殺されて……。猟奇的テーマの底に男のロマンチックな冒険を描く本格長編推理。
  • 550(税込)
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    大企業オーナーの娘二人を乗せ北アルプスで遭難した小型機。救援隊の一員として参加する各々の婚約者だが

    巨大な紀尾井企業集団に君臨する帝王・椎名禎介は、全身を癌に犯されていた。その娘、城久子と真知子を乗せた小型飛行機が北アルプスで遭難した。婚約者の佐多と島岡は、独自の救援隊を組み北アルプスへ向かうが悪天候のため、救援隊は“幻の谷”に閉じ込められた。そして恐怖の連続殺人が! 極限状態における人間の恐怖と愛憎を描いたサスペンス・ミステリー。
  • 528(税込)
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    会社合併問題に絡む殺人事件。謎の脅迫電話。若き野望に満ちた男の大いなる賭とは

    浦島重工業の社員・木原高志は“工員”の子として差別され続けてきた。世間に対する復讐と出世を誓う木原は、重大な“性の欠陥”を承知で副社長の娘婿という出世のパスポートを手に入れ、同時に社内外の情報を得るため、女子社員恵理とも関係を結ぶが……。会社合併問題に絡む殺人事件。謎の脅迫電話。そして第二の殺人―。若き野望に満ちた木原の大いなる賭けの行手には? 長編ピカレスク・ロマン。
  • 528(税込)
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    マンネリ化した夫婦の性を刺激する夫婦交換、SMなどの現代風俗を背景に、混沌とした都会の「魔性」を抉る

    峯岡は37歳になる名門私立高校の教師で、美しい妻と可愛い子供にかこまれ、なに不自由なく平穏無事な生活を送っていた。あまりに恵まれている為に感じるものたりなさと不満。その時ふと目にした「ホーム・フレンドリー」という夫婦交換(スワッピング)の機関紙が峯岡夫妻を犯罪の世界へと導いた!! 脅迫。失踪。殺人――。マンネリ化した夫婦の性を刺激する夫婦交換、SMなどの現代風俗をとりいれ、混沌とした都会に潜む「魔性」を鋭く抉る長編問題推理。
  • 528(税込)
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    小説家をめざし取材をかねて売春をした純子。だが報酬の代わりに男から小説を受け取ったことが思わぬ結果に

    カルチャースクールで小説の勉強を始めた純子は、受講生仲間から“取材をかねた売春”を勧められた。好奇心に負け、指定された新宿のホテルに行くと、高見友一が待っていた。情事の後、金銭を拒否する純子に高見は自分が書いた「山の屍」という小説を託す。純子はこの小説を自分の作品として懸賞小説に応募し、新人賞を受賞してしまう。ある日、純子を仰天させる電話がかかってきた。それは高見が登山中に転落死し、純子を「一億円の保険金」の受取人に指定しているという内容だった。
  • 506(税込)
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    通勤電車の窓から目撃した“白いハンカチを振るOL”を探す「完全犯罪の鏡像」など身近な殺意を描く短編集

    サラ金地獄で首が回らなくなった男が企てた高利貸しの老婆殺害計画――社会問題化する生活破綻の実態をリアルに描いた表題作「花刑」をはじめ、定年を迎えた男がかつて通勤電車の窓から目撃した“白いハンカチを振るOL”を探す「完全犯罪の鏡像」。異なる家族が暮らすマンションでおこる人間関係の憎悪をテーマにした「凶隣の巣」など、身近にある殺意を収めた傑作社会派推理短編集! 完全犯罪の鏡/凶隣の巣/死媒祭/花刑を収録。
  • 一人暮らしの老女が殺された現場と、犯人らしき若者の死体が発見された現場に共通する遺留品は猫の毛だった

    会社へ出勤する代りに、好きな時間に街に出て、若者の嗜好を探る自由勤務。給料は保証され、遊ぶ金まで支給されるこの恵まれた条件に、諸橋は二つ返事で飛びついた。だが半年もすると、会社だけでなく社会からも取り残されたような疎外感に、彼の心は蝕まれていく。一方、一人暮らしの老女が複数の犯人に惨殺される事件が発生。やがて犯人の一人とおぼしき若者の死体が山中から発見された。この二つの事件に共通する遺留品は、一匹の猫の毛だった! 歪んだ現代を描く本格長編推理。
  • ミステリーの鬼才が明かす推理作法の秘密!推理小説的職業案内、トリック用動植物図鑑、推理小説的医学相談、ディスカバー・ザ・ミステリースポット等全編ミステリー尽くしのユニークなエッセイ集をどうぞ(講談社文庫)
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    巨大暴力団組長殺害後に、兄貴分の身代わりで敵の組長の首を狙う若きヒットマン。その潜伏先でヒットマンと刹那の恋に生きるホテトル嬢。下宿先の娘をレイプ殺害され、復讐の炎を燃やす青年警官。大都会の根無し草同士が絡み合い、一点に集中したとき不可思議な光が点灯し、想像を絶する暗部を照らし出す。(講談社文庫)
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    人気俳優が高層ホテルから墜落死した。さらに彼と最後に会ったコールガールも殺された。俳優の死体の傍らにはレイプ殺人を扱った本が落ちていた。警察はこれが事件を解く鍵とみて捜査を始める。誰しも忘れたい、隠したい過去がある。その過去が暴かれた時……。人間の心の奥底に潜む病理を抉り出すミステリー。(講談社文庫)
  • 462(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日常に潜む陥穽の恐怖に焦点を当てた傑作短編集

    「あの男よ! まちがいないわ。あの薄い唇、こけた頬」 唯一の目撃者である妻の眼を信じ、半年間追い続けた執念のパトロールがついに実った。対向車のウィンドー越しに見る憎い轢き逃げ犯人の酷薄な顔。一瞬、谷の脳裏に轢死された愛児の無邪気な笑顔が蘇った。そして、それはたちまち、犯人に対する激しい殺意へと変貌していった……。幸福な家庭を襲った突然の破綻。人間の持つ醜さ、哀れさを追求した傑作短編集。表題作ほか11篇を収録。
  • 506(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    犯罪への誘惑と皮肉な結末を描く、傑作6篇

    人の一生に影のごとくつきまとう犯罪への道。それは甘い誘惑の香りを漂わせ、絶えず誰かが踏みこんでくるのを待っている。いま、あなたが立ちどまった人生の分岐点。影の道へ進むかどうか、それを決めるのはあなただ!作家志望の小高省吾は、同人誌のなかま松江の素晴しい才能に瞳れていた。ある時、松江をそそのかした小高は彼の作品で文学賞に応募、見事入選を果してたちまち流行作家にのし上った。だが、松江の存在に悩む彼は……。問題作「文学賞殺人事件」ほか5篇を収めた、森村誠一の傑作短編集!
  • 豪華ツアー参加者を襲う連続殺人事件の真相とは

    ロンドン~ベニス間を一昼夜で走るオリエント急行は、その歴史、豪華さ、風格、話題性から考え、まさに“伝説の中の列車”であった。日本からツアーに参加した安養寺ら10名の男女は、その華やかさに酔いしれていた。一年後、彼らの間で次々と起こる謎の連続殺人事件。誰が加害者で誰が被害者なのか。捜査の焦点は、ある日時のある場所で起こった事件へ……。“夢の超特急”オリエント急行を舞台に、森村誠一が満を持して新境地に挑む、本格長編推理。
  • 506(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    大胆なトリックと巧妙な展開の傑作。乱歩賞受賞第1作

    小田原付近を通過中のひかり号車内で、検札の車掌が若い女の死体を発見!死因は青酸中毒で、目撃者の証言から、東京駅発車寸前に降りた男の犯行との見方が強まった。そして三か月後、こんどは都内のホテルで男の刺殺体が。2つの事件の重大な共通点が捜査本部を緊張させた。被害者は二人とも同じ会社の社員だったのだ。ただちに綿密な聞き込みが行われ、その結果、ある海外旅行社の営業部長が重要容疑者として浮かび上がった。だが彼には、両事件ともに完璧なアリバイがあった。巧みなストーリィの展開と意表をつくトリック、著者会心の本格長編推理小説。
  • 不倫というアリバイに棟居刑事が挑む、社会派ミステリ

    新宿で助けた藤村雅子と、金沢高一はホテルで一夜を過ごしてしまう。雅子との一夜は、あまりにも甘美で金沢の心を揺さぶるものであったが、翌朝、手紙も残さずに雅子は消えてしまう。ところがその夜、金沢の妻の愛人が新宿で殺されていた。金沢のアリバイを証明できるのは雅子だけ――。そして驚くべきことに、同じ頃、雅子の夫も殺されていた!事件を追う棟居刑事は、二人の間に隠された事実に、捜査の糸口を見つけるが……。森村誠一が男と女の間の奇妙な関係を描いた、長編・社会派ミステリ。
  • 528(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    現地取材と新証言により改めて戦争犯罪を問い直す

    1982年9月、著者は戦後三十七年にして初めて現地を訪れ、“悪魔の部隊”の痕跡を辿った。日本陸軍が生んだ世界最大規模の細菌戦部隊の本拠地「平房」に生々しく残っていた悪魔の爪痕!!マルタは本当に全員殺されていたのか? その遺族は? 特設監獄のあとはどうなったのか?第一部、第二部が加害者の証言の上に成っているのに対し、本書は徹底した現地取材に基づく被害者の側からの衝撃の告発の書である。
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    満員電車で痴漢の濡れ衣を着せられ、職と家庭を失った有田順二は、雑談クラブの主宰者と知り合う。不条理に人生を破壊された被害者たちが吹き寄せられる都会の片隅のカフェ。そこで語られるのは空前の報復計画か。生を謳歌する加害者たちは、相次ぐ事故で死傷していった!“見えざる手”、その正体とは!?(講談社文庫)
  • 550(税込)
    著:
    森村誠一
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    一人歩きの女性を狙う通り魔に、老舗和菓子屋強殺放火犯。それぞれの事件で愛する者を喪(うしな)った2人の若者が邂逅(かいこう)したとき、凍結していた事件が動きだす。深海の迷路のように錯綜する現代を映し、複合犯罪の糸はもつれにもつれ、ついに浮かび上がる予期せぬ犯人像。その残酷な真相に、あなたは耐えられるか?(講談社文庫)
  • 506(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    人生を交錯する路上にたとえたヒューマンミステリ

    資産家が失踪した直後、不動産が不審な形で売買された。やがて、その疑惑に関わる人物が殺人事件に巻き込まれてゆく。捜査を開始した新宿署の牛尾刑事は風化したはずの悲しみの渦中へと踏み込むことに……。
  • 506(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    棟居が錯綜する人間の愛と宿業に肉迫する!

    憧れの新任女性教師が中学の不良グループのリーダーに犯される現場を目撃した二人の青年。彼らはリーダーの殺害を実行した。だが二人は知らなかった。これが呪われた運命の序曲だと言うことを。社会派推理。
  • 506(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「結婚」に潜む闇を照らし出す社会派ミステリー!

    35歳で独身の山上潔は、一念発起し「お見合いパーティー」に参加した。そこで、誰もが羨む美女・西畑茜と意気投合、人生の伴侶を射止めた。だが、結婚してから妻の性格が激変、日毎に別人のようになっていく。そのさなか、妻が殺人事件の重要参考人であることが判明し、山上は茜の過去を調べ始める。事件を追っていた警視庁捜査一課の棟居と新宿署の牛尾もまた、結婚という「愛の誓い」に潜む闇を照らし出していくのだが……。男女の普遍のテーマを活写した社会派ミステリー。
  • 506(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    殺人現場から消えた女。ランの花粉を手がかりに牛尾刑事が謎を追う!

    新宿の超高層ホテルの一室で、男性の死体が発見された。被害者は女性と宿泊する予定だったらしいがその形跡はない。かわりに見つかったのは“カタセタム”という日本では珍しいランの花粉だった。奇妙な手がかりをもとに女性の行方を追う新宿署の牛尾。だが、事件当夜にホテルで起こった幾重もの人間模様がさらなる迷宮へと誘う……。もつれた因縁の糸を、敏腕刑事牛尾正直が丹念に解きほぐしてゆく白眉の社会派推理。
  • 550(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    独創的な密室トリックと芸能界の裏面を抉る鋭い社会性。戦後推理小説中屈指の名作とされる、森村誠一の最高傑作!

    ひかり66号が終着の東京に近づいたころ、乗客の一人が男の刺殺体を発見、たちまち車内は大混乱に陥った。目撃者も凶器もなく捜査は極めて難航。捜査本部がようやく、事件の背後に、万国博の巨大な利権をめぐる二大芸能プロダクションの暗闘をつきとめた時、有力な容疑者が捜査線上に浮かび上がった。しかしその男には、鉄壁のアリバイが…。独創的な密室トリックと芸能界の裏面を抉る鋭い社会性とで、戦後推理小説中屈指の名作とされる、著者の最高傑作!
  • 優しい夫と、仲の良い家族。理想的な家族に対して芽生えた、新妻の微妙な違和感はじわじわと膨らんでいく…

    最愛の恋人を不慮の交通事故で亡くした傷心の弓子は、数か月後、上司の薦めで見合いをし、結婚した。優しい夫と、理想的とも思える仲の良い家族関係。彼女はとても幸せだった。だが、しばらくすると、少しずつ微妙な違和感を覚え始めた。家族間の円満さの裏側に異常を感じたのだ。そして、それは彼女の胸の中で次第に膨れ上がっていった……。怪奇サスペンス。〈書き下し〉
  • 550(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    棟居刑事の燃える刑事魂が巨悪と対決する「棟居刑事シリーズ」第一弾!!

    警視庁捜査一課の横渡刑事は帰宅途中、暴漢に襲われた女性を助けようとして男と格闘し無念にも刃物で刺殺された。一方、襲われた女性も死体で発見される。殉職の訃報を聞いた棟居刑事は激しい怒りを覚え、「仇はおれがとる」と亡き横渡の面影に復讐を誓う。そして、女性被害者の身辺を調査中、遺品から28年前に起きた棄児事件を報道した古い新聞記事が見つかった……。燃える刑事魂が巨悪と対決する「棟居刑事シリーズ」第一弾!!
  • 506(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    売れっ子ホストの上客、人身売買された外国人女性、そしてまじめな女子大生。三人の女性の消失を結ぶ糸は?

    売れっ子ホストの有光は、人身売買ブローカーたちから逃げ出した女性・トウイを、自分の部屋でかくまい始める。しかしトウイは忽然と部屋から消え、死体として発見される。一方、まじめで通っていた女子大生が、学校からの帰りに消息を絶ち、そして有光の上客の女性も消えてしまう……。まるで無関係だと思われた事件に接点が生まれ、容疑者が捜査線上に見え隠れする。棟居刑事は、事件の奥底にある事実を探りだし推理を始める。歪んだ社会の、屈折した人の心を描いた戦慄ミステリー。
  • 550(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    人間を悪に誘う巨大な器・東京を、棟居刑事が駆ける!

    梅雨明け迫る豪雨の夜、都内で轢き逃げと女性の絞殺事件が発生した。手がかりが少なく暗礁に乗り上げた捜査陣に追い打ちをかけたのは、近くの新興宗教の元本部施設で絞殺死体が発見されたとの情報だった――。3つの事件を結ぶ見えない糸を手繰るほどに、人間の欲望のすべてを包む巨大な器・東京の構造悪が浮かび上がる。悪の狩人・棟居刑事は、いかにして「悪の器」を踏まえて笑う犯人を追い詰めるのか? 傑作長編。
  • 550(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    夫を殺した先にあるのは、幸福か、地獄か。棟居シリーズ傑作長編!

    昌枝は自分でも説明がつかなかった。相思相愛、理想の結婚を実現した7年後、突然、夫の慎治が嫌いになってしまった。嫌悪を抑えきれず、夫を殺すべく完全犯罪を企てるが、決行当日、夫はすでに殺害されていた。事件に注目した棟居刑事は、巧妙に仕組まれた犯罪を追及する。自由、多額の保険金、新しい恋人を一手にした昌枝が陥った人生の深い罠とは。愛憎と欲望に翻弄される人間たちの悲哀を描ききった、棟居シリーズの白眉。

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