『板谷敏彦、週刊エコノミスト編集部(実用)』の電子書籍一覧
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過去最高値を更新し続ける米国株。15年ぶりの高値を記録した日本株。さらに、ドル高や原油安、低金利も同時に進行する。この先の世界をどう見渡せばいいのか。歴史をひもといてみれば、得られる教訓は少なくない。
本書は週刊エコノミスト2015年3月10日号で掲載された特集「相場は歴史に学べ」の記事を電子書籍にしたものです。
目次:
はじめに
【相場は歴史に学べ】
・名目GDP比で高値圏の日本株 バブルを増長する金融政策
・独占インタビュー ブラード・セントルイス連銀総裁
・ここが知りたい
1.日本株 87年バブル前相場に類似
2.円安 円売り膨張は転換のシグナル
3.マクロバブルの見抜き方 「総融資残高の対GDP比」1.7倍超で崩壊
4.ドル高 米国内でくすぶる批判に要注意
5.利上げ 大恐慌、中南米危機の暴発装置
6.原油安 「逆オイルショック」再来で60ドルの低価格時代が続く
7.米株高 金融市場発の景気悪化に注意
8.中国の次の成長国は? 「工業化」に挑むミャンマー インドのIT
9.どうなる金価格 ドルとの逆相関に変化
10.ロシアの行方 原油価格と連動した国家の盛衰
・中央銀行の失敗史 政治の急接近時には要注意 -
リーマン・ショック後、日米欧の果敢な金融緩和や財政出動によって、世界経済は壊滅的な状況になるのを回避しました。しかし今後、金融緩和の縮小段階に入っていくなかで、各国の経済や市場に大きな影響を及ぼすことが予想されます。ただし、何が起きるのか、それがどれぐらいのマグニチュードで起きるのかは、誰にも正確な予測はできません。
同様に、中国の台頭で世界の覇権構造はどう変わるのか、動力革命・インターネット革命に続くイノベーションは何か----といったことは、誰もが最も知りたいところでありますが、予測も困難です。ただし、現在の世界は、過去の歴史の積み重ねでつくられています。世界経済のさまざまな歴史を知ることは、今の時代を読み解くカギになるでしょう。
本書は、「中国は経済発展を持続できるか」とか「シェール革命で何が変わる」など、現代人がいま気になっていることを、過去の類似の事象などと比較して考えてみました。社会制度や科学技術も異なる時代の事象との安易な比較は慎むべきとしても、思わぬ示唆が得られるはずです。
本書の主な内容は以下のとおりです。
Part1 歴史で今を読み解く
疑問1 米国の金融政策はなぜ市場を乱す?
疑問2 中国の「影の銀行」は破綻する?
疑問3 アルゼンチン危機はなぜ頻発?
…他
Part2 これが世界史を変えた
砂糖と紅茶
気候変動
麻 薬
…他
Part3第一次世界大戦から100年
(1)「デモクラシー」と「ナショナリズム」
(2)『八月の砲声』
(3)孤立したドイツ
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