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『石田空(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧

1 ~49件目/全49件

  • 静国の国王の浩然は、暴君として後宮にやって来る妃を次から次へと手にかけていた。
    困り果てた後宮の使用人たちは、捕虜の中からひとりでも気に入る娘がいればいいと、祈る気持ちで差し出したのは、あどけない顔の少女、芽衣だった。
    戦乱の世の休まるひと冬に、王の雪解けを待つ語り部姫の物語。
  • 七日後世界が滅ぶと告げられた中、「私」に代理母を頼んだ依頼者と連絡が付かなくなってしまった。ひと月後に臨月を迎える「私」は、せめて七日間だけでも家族が欲しいと、施設から逃げ出した。

    表題作『七日間家族』他、とある理由でどんどんすれ違った婚約者の悲劇『恋は心臓でしている』、高校生がまともに創作活動ができなくなった世界で、こっそりと同人活動に勤しむ青春劇『同人誌禁止法』、家族アンドロイドのモニターを行うことになった『便宜上ペットの取り扱い説明』。
  • 百花国の遊牧民・浮花族の娘、紫蘭は、草原の穴から落下。辿り着いた先は百年前の後宮だった。そこで彼女は伝説の仙女・第八花仙に祀り上げられ、王子、月季と出会う。月季は迫害されていた浮花族を守り、浮花族に居場所を与えた、後の賢王だった。が、今の彼は後ろ盾もなく冷遇され、王太子になる気配は微塵もない。やがて自分がこの国へやってきたことで歴史が変わってしまったと気付いた紫蘭は、彼を王にすべく奮闘するが……?
  • 横浜と神戸、日本を代表する二つの港町を舞台にした12編の泣ける話を本書は収録しています。
    ライト文芸の世界で活躍する作家12名による物語に触れ、横浜・神戸が好きな人も、これから行きたいと思っている人も、自分が過ごした場所を思い出したり、いつか訪れることを想像して、心休まる時間を過ごしてみませんか。

    【一部あらすじ】
    『北新横浜北』鳩見すた
    結婚披露宴の席、新婦の父から新郎新婦に向けたメッセージに出席者はみな笑顔になり……

    『十年目の結婚記念日』栗栖ひよ子
    結婚記念日に彼は横浜にたった一人。妻との待ち合わせ場所を示す手紙を開くが……

    『吊り橋の恋と地図』浜野稚子
    大学生の娘の話を聞き、学生時代を思い出す詩織。彼と出会ったのは大震災の日だった。

    『窓の外の青空』杉背よい
    子供が生まれ仕事をやめた唯は、かつての職場・横浜から流れるラジオの声に想いを馳せる。

    『恋せよ、乙女』浅海ユウ
    夫を亡くして以来、曾祖母は毎年自分の誕生日に山下公園へ。誰もその理由を知らなかった。

    ほか7作品収録
    『滔々と未来へ』溝口智子/『横浜にも山はある』ひらび久美/『一枚の写真』那識あきら/『いつも通りすぎる」朝比奈歩/『友情は香りとともに』国沢裕/『All right! Thank you amigo!』神野オキナ/『花時計の前で歌が聴こえる』石田空
  • 東京駅と大阪駅、ある人は再会のために、ある人は別れをするために訪れる場所です。

    本書はこの二つの駅を舞台にした、
    人生の分岐点を描く、12編のストーリーを収録したものです。

    ライト文芸の世界で活躍する気鋭の作家12人が紡ぐ本書で、ぜひ心地の良い涙を流してください。

    【一部あらすじ】
    『置いてきぼりのキラキラ』/朝比奈歩
    失業中で恋人もいない私は、前向きな話をする友人に、置いてきぼりにされた気がして……

    『富士山は見えたか見えないか』/桔梗楓
    東京と大阪、二年間の遠距離恋愛を続けている二人。彼女から突然電話がきて……

    『望京』/鳩見すた
    社内誌の編集をしている俺。東京生まれの俺には故郷というテーマはピンとこなくて……

    『大阪ダンジョンの冒険者』/溝口智子
    うつ病を抱える主人公。出張先の大阪の地下街で、カウンセラーの言葉を思い出し……

    『薫風のいたずら』/矢凪
    結婚を決めた侑菜。東京駅でのウェディングフォト撮影で起きた奇跡とは?

    【ほか7作品収録】
    『ええねんよ』ひらび久美/『記憶の花園』朝来みゆか/『春告げ相撲』遠原嘉乃/『わたしたちは嘘つき』杉背よい/『退職』水城正太郎/『大阪駅地下には迷路が広がっている』石田空/『東京アリス探訪』猫屋ちゃき
  • り返って、また歩み出す。卒業式にまつわる12編の心にしみるアンソロジーです。

    【一部あらすじ】
    春告草の式日/沖田円
    老梅のような姉・季夜との別れを控えた妹・紗和。縁側で交わされた最後の会話が互いの心を癒していく。

    さよならの勇気/桔梗楓
    夕焼けに染まる街の道路を、一台のスクールバス。高齢の運転手、豊城の卒業と希望。

    あなたが遺した北極星/溝口智子
    亡くなったゼミの教授の遺言が卒業生たちの心を変えていく

    その扉を開く/杉背よい
    屋上へと続く階段が3人の基地だった。青春と卒業、そして開かずの扉を開く。

    春の歌/霜月りつ
    焼夷弾で焼けた小学校と70年後の卒業式。全員があの日に戻る。


    【ほか7作品収録】
    『私の胸のアレオーレ』一色美雨季/『わたしの青春を返せ』国沢裕/『小さな卒業式』水城正太郎/『とろとろ、そぞろ』日野裕太郎/『卒業式』朝来みゆか/『翼があるなら』猫屋ちゃき/『アルバムには納まり切れないし』石田空
  • あなたが最後に泣いたのは、いつだったか覚えていますか

    本書は日々の生活で疲れているあなたに、一粒の涙を届けるために作られました。

    収録されているのは、(悲しいのではなく)感動して泣ける短編が12編。そこには、あなたの好みのストーリーがきっと見つかります。

    本書では「カフェ」にまつわる、出会いや別れのエピソードを掲載しました。


    【掲載エピソードの一部】
    「二十三年分のエスプレッソ」
    郊外のベッドタウンにある小さな喫茶店。閉店直前に来店した客に見覚えが…。

    「ツケのきく店」
    喫茶店の昼食を楽しみにしている会社員。今日も常連の老人から話しかけられた。

    「たしかにあの窓辺が好きだった」
    臨時休業の張り紙を見て、がっかりする美沙。仕事帰りにここへ来るのが楽しみだったのに。

    「名前のない喫茶店」
    昔ながらの喫茶店に惚れ込み、「アルバイトは募集していませんか?」と聞いてしまった。

    「思い出のカヘバー」
    小学校時代、友人と通っていた雑貨屋の奥のスペース。僕たちが「カヘ」と呼んでいた場所。

    【執筆陣】
    二人の岐路/朝比奈歩
    名前のない喫茶店/浅海ユウ
    たしかにあの窓辺が好きだった/石田空
    ツケのきく店/神野オキナ
    二十三年分のエスプレッソ/桔梗楓
    ひなたの傷/澤ノ倉クナリ
    思い出のカヘバー/霜月りつ
    待ち合わせの途中/那識あきら
    孫はアメリカにいる/鳴海澪
    偽物ビジュー/浜野稚子
    コーヒーの味/水城正太郎
    注文の少ないクソ客と注文の多い神客/南潔
  • ――渡辺綱、のちに源四天王と呼ばれる少女の物語である。

    時は平安。京の都では神隠しの噂が流れ、姫君や若者が忽然と姿を消す事件が多発していた。
    それを憂いた帝は事件の解決のために陰陽寮に占いの命を下した。

    時同じく京から来た武士団に仕官にやってきた若者の中に、人目を惹くほどに美しい少年が混ざっていた。
    かのものの名は渡辺綱。これは後に源四天王の筆頭として鬼討伐に精を出す若武者となる……少女である。
  • ハウスキーパーの北村茜は、芦屋にある大きな日本家屋の家に派遣された。
    そこに住んでいるのは変わりもの小説家・蘇芳望だった。
    彼のところで働き始めて数日経った朝、最近近所で起きているボヤ騒ぎのことで警察がやってきた。
    実は蘇芳は副業で“言霊遣い”をしており、暴走した言霊(言禍)が巻き起こす事件を解決していた…!

    ファン文庫大人気シリーズ『神様のごちそう』の著者が描く、現代ダークファンタジー開幕!

    言霊が具現化し禍(わざわい)を引き起こす――
  • 本書は日々の生活で疲れているあなたに、一粒の涙を届けるために作られました。

    収録されているのは、(悲しいのではなく)感動して泣ける短編が12編。そこには、あなたの好みのストーリーがきっと見つかります。

    本書では「電車」にまつわる、車内やホームでのエピソードを掲載しました。
    通勤や通学で電車を使われている方なら、より強く感情移入して読んでいただけるはず。


    <掲載エピソードの一部>
    「貫通扉の向こう側」
    電車の車窓から見掛けた、見慣れた男性。見間違いでなければ、彼は事故で亡くなった元彼。隣の車両に乗り込んだ顔を追いかけるように、貫通扉を潜って見えた彼は…。

    「その時、その場所で」
    20代後半のカメラマンは、仕事帰りに廃線跡の写真を撮りに行くことに。彼女が廃線された駅で出会ったのは、スケッチブックを持った少女。「いつプロカメラマンを目指したの?」「ご両親は反対しなかった?」などの質問を投げかけられ…。


    「雨と電車と少年と」
    雨が強いある朝、電車に乗った私立探偵。向かいの席に座っている少年がひどく暗い目をしていることに気づき、話しかけてみるが…。


    <執筆陣>
    迎ラミン 「虹色電鉄」
    猫屋ちゃき 「今度の休み、どこへ行こうか」
    溝口智子 「待ち続けた電車」
    石田空 「揺られて揺れて遠出の先に」
    那識あきら 「その時、その場所で」
    楠谷佑 「雨と電車と少年と」
    国沢裕 「貫通扉の向こう側」
    小野崎まち 「仮面屋廻向録」
    杉背よい 「光へとつづく」
    浅海ユウ 「ばあちゃんのゲームソフト」
    浜野稚子 「空のメモ」
    矢凪 「まだ見ぬキミへの贈り物」
  • あなたが最後に泣いたのは、いつだったか覚えていますか?
    本書は日々の生活で疲れているあなたに、一粒の涙を届けるために作られました。

    収録されているのは、(悲しいのではなく)感動して泣ける珠玉の短編。
    あなた好みのストーリーがきっと見つかるはず。

    本書では「会社」であっったことにまつわるエピソードを掲載しました。
    「働く」ということについて、共感できるお話がきっとあります。


    <掲載エピソードの一部>
    「ある日、暗闇がおとずれ」
    暗いところが苦手な神崎は、ある日、上司の岩原と一緒にエレベーターに閉じ込められてしまった。パニックになる神崎を落ち着かせるために、世間話をする岩原。話は、岩原の過去の話になり……。

    「俺は安藤課長を怒らせたい! 」
    上司との言い争いが原因で開発から営業に異動になった小嶋。新しい上司の安藤は穏やかで喋るのも動作もゆっくり。異動に不満がいっぱいの小嶋は、温厚な上司の化けの皮を剥そうと画策するが……。

    「おうちの卒業証書」
    不動産会社に努める間島は、老婦人から「持ち家を売ってほしい」と依頼される。状態もよく、大事に住んでいたことがわかるためすぐに売れるだろうと請け合うが、婦人はなぜか浮かない顔で……。
  • 本書は日々の生活で疲れているあなたに、一粒の涙を届けるために作られました。

    収録されているのは、(悲しいのではなく)感動して泣ける短編が12編。中には、あなた好みのストーリーが見つかるはず。

    本書では「書店」にまつわる、書店内や、本にまつわるエピソードを掲載しました。
    本好きな方なら、感情移入できるお話がきっとあります。


    <掲載エピソードの一部>
    「祖母の古書店」
    「本が好きだから、作家になりたい」そう考えていた主人公。本が好きになったのは、古書店を経営していた祖母の影響。たくさんの本に囲まれて育ってきた彼は、作家になるという夢に向き合いつつ、幼少期のことを思い出すのだった。

    「手紙」
    本好きだった母の背中を見ながら育った主人公。彼女が「読みたい」と思った本は自宅の本棚に入っていて、その本には亡き母からの手紙が挟んであった。その手紙に従って本を読み続けていくと…。

    「思い出は棚のどこかにある」
    本が好きだという理由で、書店でアルバイトをしている主人公。そんな彼女が受けた問い合わせは「思い出の本を探してほしい」というもの。その本を調べてみると、すでに絶版になっていたが…。



    <執筆陣>
    猫屋ちゃき 君へのエール
    澤ノ倉クナリ 意味の消失、僕の再生
    石田空 思い出は棚のどこかにある
    楠谷佑 さよなら、三毛猫書店
    烏丸紫明 祖母の古書店
    遠原嘉乃 灰色のシャッター
    金沢有倖 君の棲む世界
    溝口智子 きっと、この世界へ
    新井輝 取り置きされたままの一冊の本と
    朝来みゆか 人生を買いに
    杉背よい 手紙
    迎ラミン 文具売り場の手塚治虫
  • 血がマズイからと吸血鬼に食育されることに
    教えられたのは簡単&おいしい料理と恋心!

    それはとある月夜の晩のこと─電話オペレーターとして働く洲本鳴海は、
    仕事を終えた帰り道、黒いコートを着た黒髪・赤目の怪しげなイケメンから突然声をかけられる。
    なぜか身動きが取れないまま男に首筋を噛まれ、血を吸われてしまう鳴海だったが、
    恐怖を感じる間もなく「いったいどんな生活しとるん!?」といきなり叱られる羽目に。
    日頃の激務と不摂生がたたってか、鳴海の血はおいしくないらしい。
    なし崩し的に鳴海は、美味な血を望む関西弁の吸血鬼に食育されることになるのだが!?
    面倒くさがりなズボラ系女子と実は健康オタクな吸血鬼の“簡単・おいしい”ゴハン生活!
  • 神隠しに遭い「神様の料理番」となった、りん。
    美しい神様・御先様に「美味い」と言わせるべく、電気もガスもない世界「神域」で毎日奮闘している。
    季節は梅雨のはずなのに、現世では雨が降ってない様子。
    この異常気象をどうにかするため、全国の神様が京都に緊急招集されることになった。
    料理番としてついて行ったりんは、そこである料理人と出会い、人生の大きな決断をする――。

    続々重版の人気シリーズ、待望の第四弾。
    神様と人間のおいしい絆の物語。
  • 縁切りで有名な鍋底神社で祈祷を見学したら、勤務先との縁を切られてしまった渡辺琴子。幸いにも、宮司の敷島に、悩みでもあった人の縁が見える目を買われて、神社に再就職することに。物腰柔らかで穏やかそうな敷島だが、祈祷客が望めば、悪縁、良縁関係なく縁切りを行うという、とんでもない人物だった!! 縁をめぐって噛み合わないふたりだが、神社のご意見番を務める天狐の稲穂曰く、神社で起こったある出来事が関係しているようで……?
  • 神様にも食育は必要!? 人気!神様グルメ奇譚第三弾!

    神隠しに遭い「神様の料理番」となった、りん。
    美しい神様・御先様に「美味い」と言わせるべく、電気もガスもない世界「神域」で毎日奮闘している。
    師走を迎えたある日、りんは不思議な夢を見る。
    子どもが泣きながらお腹が空いたと泣いているのだ。
    実はそれが、ある神様からの呼び出しのサインで――。

    続々重版の人気シリーズ、第三弾の舞台は伊勢!
    おせち料理と神様たちの迎春の物語。

    ◎著者
    石田 空
    大阪府生まれ。10年以上前に個人サイトを立ち上げて自作の小説発表をはじめる。
    やがてウェブ小説サイトへ投稿するようになり、2013年『スイッチの入った瞬間』で電子書籍デビュー。
    16年に「失恋美容院」で第2回「お仕事小説コン」特別賞を受賞。受賞作を改題した『サヨナラ坂の美容院』で紙書籍デビュー。
    紙書籍2作目となる『神様のごちそう』が発売後即重版のヒット作となった。

    ◎カバーイラスト
  • 舞台は出雲。神様の舌を唸らせる料理とは――!?

    突然、神隠しに遭い「神様の料理番」となった、りん。
    美しい神様・御先様に「美味い」と言わせるべく、電子レンジも冷蔵庫もない世界で毎日奮闘している。
    そんな中、全国の神様が出雲に集まる「神在月の宴」に料理番としてついていくことに。
    着いて早々大量のご飯を炊かされ、ヘトヘトなところで男神様と女神様の喧嘩が勃発! それをおさめるため、りんはある提案をする――。

    発売直後に大量重版の人気作!!!
    お腹も心も満たされる神様グルメ奇譚『神様のごちそう』、待望の第二弾!
  • 突然、神様の料理番に任命――!? お腹も心も満たされる、神様グルメ奇譚。

    「夏目食堂」の娘・梨花は、近所の神社でお腹を空かせた男を助けたことで「神様の料理番」に任命され、神隠しに遭う。

    行き着いたのは「神域」といわれる神様の世界。突然のことに混乱する梨花の前に現れたのは、美しい神様・御先様(みさきさま)だった――。

    御先様に「美味い」と言わせるべく、愛らしい付喪神たちと共に奮闘する梨花。徐々に神域の謎や御先様の悲しい過去も明らかになっていく。
  • 失恋したら女の子は髪を切りたがる。
    ―美容院にまつわるほろ苦くて、ちょっぴり甘い青春ストーリー!

    「失恋した女の子は、タダで髪を切ってくれる美容院があるんだって」

    そんな噂を聞いた女子高生・葵は、お小遣いがピンチだったため美容院「クール・ブリゼ」を訪れ、嘘の失恋話を語る。
    が、店長の美容師・港にあっさり見抜かれ、おまけに美容師の卵・蛍にまで怒られションボリ帰ろうとした矢先、とある女性客がやって来て―。
    切ないけれど、ほんのり甘い青春ストーリー。

    「第2回お仕事小説コン」特別賞受賞作!
  • 人を本気で愛した事のない遊郭の花、深雪太夫と、剣の道を志し夢を求めて上洛した近藤勇。
    互いにないものを見出し、思いを通い合わせるものの、二人には越える事のできない溝があり。
    幕末と言う激動の時代の中、春の雪のようにただ儚い、交わる事のない想いの物語。
  • 舞妓の君菊が座敷で見かけたのは、酒の席ではあまりに場違いな酒を拒む男、土方歳三。
    本音と建て前を使い分ける土方に徐々に入れ込むようになった君菊だが、土方は隊のあり方に大きく悩み、彼女の恋心に気付く素振りを見せない。
    すれ違うだけだったら、どれだけ苦しくなかったか分からない。ただ座敷の上でだけは夢を見させて下さい。
  • バー【BLUE NOTE】には今日も様々な客がやってくる。
    酒を飲んで彼女を口説くのもよし、日頃の鬱憤を酒で晴らすもよし。時には昼とは違う姿を見る事だってあるだろう。
    バーテンダーはただ、訪れた客にカクテルを差し出すだけだ。
    一夜の物語は、夢か現か。
  • うららは姑にいびられ続け、実家へと出戻った。
    実家の茶房の手伝いをしている内に、常連客の三浦の事が気になるように。
    互いに脛に傷を持っている者同士、上手くいく訳なんてない。そう分かっているはずなのに。
    ままならない大人達の、ほろ苦い物語。
  • スーパーコンピューターが生み出した万能補助機、電子妖精。
    全ての電子機器を使えるように生み出されたそれは意志を持ち、人類に襲い掛かって来た。
    対抗手段は毒を持って毒を制す。少年少女が電子妖精をまとって戦う事。人はそれを「魔法少女」と呼んだ。
    世界のために魔法少女を狩る側に回った女性、降魔紀子と、魔法少女に選ばれ、かつての紀子と同じく青春を魔法少女に捧げる事になった降魔春香。
    二人の姉妹の仲は、「狩る側」と「狩られる側」に回った事で、引き裂かれて行く──。
  • カフェ・シャルマントは年末年始を通り過ぎても、忙しい事には変わりはない。
    世間は冬休み。冬休みライブが開催された日にだって、それどころじゃない人達はいる訳で。
    今は美味しいものを食べて、ちょっとだけ弱音を吐いて、またもうひと踏ん張りすればいい。
  • ある国では、超高齢化社会になり、様々な問題が生じていた。
    そこで、国は全国民にポイント制度を導入する。
    ポイントがゼロになった瞬間、国民は「ナラク」に落とされる事になり、全財産を国に没収される事となった。

    国の少年ナギは、ある日ひょんな事からナラクへうっかり落ちてしまう。
    ナラクの底で出会ったのは、生まれてこの方ナラクから出た事がないと言うナミと言う少年だった。
    ナミの案内で、ナギは地上へと戻るために冒険をする事となった。

    ここは天国? それとも地獄?
    大冒険の、はじまりはじまり。
  • のばらは彼氏の拓人と喧嘩をした帰りに、突然倒れてしまう。
    目が覚めたら、彼女が倒れてから十年も経っていて。
    人生を生き直そうと思った矢先に、転校した学校で、拓人は担任として現れる……。

    あたしにとって、ついこの間まで彼氏だったの。でも今は担任で、既に新しい彼女だっていて。
    でも、どうやって諦めればいいの?
  • 「ゲームをしましょう、アリスを探すの……見つけられなかったらそうねえ、全員死ぬ事になるかもしれないわね」

    いつも楽しくゲームをしながらお茶を楽しんでいるお茶会同好会に、季節外れの新入部員がやってきた。
    彼女が持ち掛けてきたのは、命をチップにアリスを探すと言うゲームだった。
    ゲームを通じて次々と暴かれていく女の子達の本音。
    それを嘲っている二人の『アリス』。
    ゲームが終わった時、最後にお茶を飲んでいるのは誰……?
  • 元々人が暦を作ったのは、種を撒くのに都合がいい日、収穫するのにちょうどいい日……など、農作に便利なようにとの目的があった。
    それが今では、次々と記念日を作っては商戦を繰り広げている。
    不思議な事に、人が作った暦や記念日には、それに沿った出来事が生まれるもので。

    これはただのでたらめ?
    それともどこかで起こった事?
    カレンダーの間にひっそりと潜む物語をあなたに。
  • 六月の大安吉日。ジューンブライド。ある式場では、一組のカップルを祝うために、あちこちで大騒ぎ。新郎の元カノが現れたり、式場を間違えたり、小さな恋が繰り広げられたり。打算だってある、素直に祝福できない事だってある。でも、六月は皆に等しく訪れる。甘くて苦い、このよき一日。
  • ほこりだらけの場所に、気付けば私はいました。食事の時間にだけ、お母さんがご飯を持ってやってきます。お利口にしています。ちゃんと食器も使えるようになります。部屋から出ません。だから、抱きしめて下さい。えらいと言って下さい。……ねえ、お母さん。
  • 新学期、友達と離れ離れになってしまった美津子は、たまたま同じクラスになった佐知子と図書館での勉強会を通じて友達になる。しかし佐知子は変な噂が付きまとっていた。それを知った美津子は佐知子と距離を置こうとするが。友達を信じられますか?それとも、信じるのをやめますか?
  • 「小説家って因果な仕事なのよ。全ての不幸も全ての不運も、みぃーんな「ああ、使えるな」って考えてしまうと言う」サイン会に行くほど好きな小説家と偶然本屋で出会い、そのまま家に遊びに行かせてもらったと思うのに、目が覚めたら檻の中にいた──。いろんな表情を見せて、絶望する顔を見せて、ぜぇーんぶ、「かいてあげる」。
  • カフェ・シャルマントにもバレンタインデーが到来。甘いカップルもいれば、大人のビターな関係もある。ただ苦いだけでなく、ただ甘いだけでもなく。チョコレートの匂いとコーヒーの香りと共に、バレンタインデーを召し上がれ。
  • 地下鉄のリニューアル工事。それが終わって以降、不穏な人身事故が多発するようになった。

    「地下鉄がお腹を減らして獲物を探している」

    ある少女もまた、白い腕に落とされて、もう一つの地下鉄「ラビリンス」へといざなわれてしまう。
    出会ったのは協調性のかけらもない七人の人々。
    ラビリンスで化け物を倒したら元の世界に帰してあげると言われても、これでは自分の身すら守る事はできない。
    少女が剣を握る時、──悲劇は加速する。

    これは守りたいと願った少年少女の物語。
  • 「私」はたまたま出かけた喫茶店で、男性と再会をし、奇妙な話を聞く事となる。それは隣町の話なのかもしれない。知らない街の話かもしれない。もしかしたら、この街の話なのかもしれない。コーヒーを飲み終えた頃には読み終わってしまう物語。一枚の甘いクッキーをかじりながら、カップを片手にどうぞ。
  • いい夫婦の日に向けた、いろんな夫婦の形。恋だけではない。惚れた腫れたはとうの昔に過ぎ去っている。時には趣味や仕事で振り回されたり、振り回したりもする。夫婦だからと言って、同じ価値観で生きてきた訳じゃない。色んな形で人生のパートナーとのこれからを楽しめばいい。
  • 主人公の仲真千春はマイノリティー。女子のべたついた付き合いが苦手で、SNSもやっていないために自然と一人でいる事が多い。
    そんな中、いきなり学校がテロリストに占拠されてしまった。彼らから課せられたのは、多数決。マイノリティーは必要ないから殺すと言うおかしな事を言われ、見せしめに理不尽にもクラスの半分が殺されてしまう。
    強制的な仕分けの中で、千春はこの多数決の本当の意味に薄々気付き始めて……
  • 地下鉄の都市伝説。
    人身事故が多発している中、ネットで噂が流れるようになった。

    「はねられた人間の中にはそのまま異界に飲み込まれて戻れなくなっている人もいるらしい」

    主人公の親友もまた、地下鉄の人身事故で目の前で死に、傷心の中、誰かに突き飛ばされる。
    地下鉄のライトが自分を照らす中、白い腕だけがひらひらと笑うように振られていた。
    気付いたら知らない場所に七人の人間。
    理不尽なゲームを課せられ、異界を探索しながら、放浪者は戦う事となった。
    目指すは──日常回帰。
  • ある日目が覚めたら、蜂が大量に部屋を占領していた。いつの間にやら天井裏に蜂の巣ができていたらしい。業者に撤去を頼みつつ、休日がとんだ災難で飛んだと嘆いていたら、隣に美人が越して来たので少しだけ浮かれる。現実が悪夢に侵食されている事に、気付きもしないで。
  • 就職浪人でフリーターを辞められない美香子にはトラウマがある。中学時代にいじめを受けたのが原因で対人恐怖症をこじらせてしまっているのだ。今日もバイト先に鬱々と出かけた先で出会った新しいアルバイトを見て、美香子は戸惑ってしまう。それは自分にトラウマを植え付けた同級生の秋本薫だったのだ。ひょんな事から二人で遊びに行くようになるけれど……真面目過ぎて卑屈な美香子と、自由奔放な薫。いじめられっこといじめっこの過去を持つ二人に本当の友情は成立するの?
  • 客と他愛ない話をしながら、今日も「自分」の深夜タクシーは走る。幽霊が出ると言うチープな怪談からどこかで誰かが死んだと言う世間話を道連れに。ある日喪服の女性を拾ってから、「自分」の仕事は一変する。一体どこからが夢? 全てが本当?夜は何も教えてはくれない。
  • SNSのメッセージ機能でやってきたチープな文面。「これは呪いのメッセージです。三日以内にこれを三人に送らなければあなたに不幸は訪れます」最初はただのいたずらメールだと思っていたのに、それは徐々に少女達を飲み込んでいく──人を呪わば穴二つ。それでも助かるんだったら──
  • 「私」がたまたま出かけた喫茶店で出会った男性から聞いたのは、どこかであったかもしれない物語であった。それは現代かもしれない、少し昔かもしれない、もしかしたら少し未来の話なのかもしれない。コーヒーを飲み終えた頃には読み終わってしまう物語。一枚の甘いクッキーをかじりながら、カップを片手にどうぞ。
  • 奇跡を信じても信じてなくっても。運が悪くってどうしようもなくっても。仕事に追われて疲れていても、受験勉強に追われても、皆に等しくクリスマスはやってくる──。クリスマスをテーマにした、四つの物語。年に一度の日だもの。クリスマスに奇跡を信じてもいいじゃない。
  • 映画同好会の撮影合宿。山の中の洒落たコテージを貸切だ。
    最高のシチュエーションで最高の映画を撮ろうと張り切っている中、突然メンバーの一人が死んだ。
    どう考えても犯人は俺だけど、俺は誰も殺しちゃいない!
    外は嵐、落雷でケーブルを切られて助けも求められない。更に自称探偵まで現れて──
  • 友達と遊んでいて罰ゲームで、高層マンションを使って都市伝説の実験をしてこいと言われた私。さっさと実験を終わらせて帰ろうとしたのだけれど……。罰ゲームである高層マンションに侵入したら、出られなくなってしまい……。帰りたいけど、帰れない……
  • カフェ・シャルマントには、今日もいろんな客がやってくる。食い道楽なカップルに、秘密を抱えた初心な二人、悩めるサラリーマンに、失恋したてで荒れる女子大生。物語を彩るのは、美味しいコーヒーとスイーツ。コーヒーの薫り漂うこのカフェで、様々な物語を召し上がれ。
  • みやまのツイッターでふいに再会したのは、中学時代好きだった雪下だった。ひょんな事からデートをする事になったが、次にツイッターで連絡を取ったら──?少し不思議な物語。

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