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『藤水名子(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧

1 ~44件目/全44件

  • 三郎兵衛の警護役桐野。
    孫・勘九郎と共に爆死?
    残された三郎兵衛は⋯。

    二十年前の事件に拘る桐野。
    過去を突き放す三郎兵衛に、訳知りに近づき桐野を断罪する謎の男の目的は?
    将軍吉宗は二十年前に⋯⋯。

    二十年前の失敗を今も悔やむお庭番の桐野。昔のことをいつまで⋯と突き放す大目付の三郎兵衛。そこに根来の源八郎なる謎の男が現れ、すべては桐野の謀と断罪し、桐野と三郎兵衛の仲を裂こうとする。なぜ桐野は真相を追いつづけるのか? 源八郎の狙いとは? 二人の思惑が交差するとき、二十年前の将軍吉宗の過去が明らかになる。吉宗は何をなそうとしていたのか?
    好評シリーズ第10弾!
  • 江戸城を守る女武芸者!

    本丸大奥に賊が侵入。
    女の園を守る別式女が捕らえた賊の目的は?

    大力無双にして身の丈六尺、剣はもとより槍も遣う《葵》。
    噂の女と出会う三郎兵衛、姿の違いに唖然とするが、闘う強さは圧倒的だった!

    大目付相役の稲生正武から「大奥に賊が侵入した」と聞いた松波三郎兵衛は「城の本丸に賊、と一緒」と稲生を責めるが、賊は大奥を護る別式女が捕らえたという。その後、宿下がり中のその別式女、千鶴と町場で出会った三郎兵衛は、彼女が何者かに襲われる現場に巻き込まれるが、その圧倒的な強さに唖然とする。千鶴を狙う者と大奥の賊との関わりは?
    好評シリーズ第9弾!
  • とてつもない悪の臭い!
    商人、盗賊、伊賀の頭と三つの顔を持つ男に、三郎兵衛の捕縛指令が。

    大奥出入りの大店の主は、実は江戸を騒がせる盗賊。
    非道な仕打ちで盗んだ金を、幕閣にばら撒く目的は?
    火盗改が一網打尽に!

    大目付、松波三郎兵衛は、危ない目に遭っていた芸者を救うが、狼藉者は藩の再興を画策する大名家の部屋住みだった。金回りがよくいかがわしいが、調べると、大奥出入りの小間物問屋が後ろ盾だという。ところが、この主は伊賀者の極悪盗賊の頭目で、盗んだ金を幕閣にばら撒き、何やら画策を。三郎兵衛は非道な伊賀者を捕らえるべく火盗改に捕縛を命じるのだった!
  • 三十年前と同じ通り名の強盗が出没。女剣士・美涼は、養父である旗本の若隠居・本多隼人正に、なぜ配下の目付を使わないのかと詰め寄る。隼人正は、許婚を殺し獄門になったはずの盗賊がまた現れたことに、更に美涼の前に現れた男に不審を抱き、元凶がかつて自分を翻弄した将軍家の息女・佳姫ではないかと疑う。三十年前の決着をつけるべく、隼人正と美涼の豪剣が舞う。
  • 大目付に重大な危機!

    一人は病で出仕できず、一人は毒を盛られて…。
    病の老齢大目付を見舞い、弱々しさに言葉を失うが、抜け荷目こぼしの疑い、また芝居小屋にも出入り?
    真相を追う松波三郎兵衛!

    松波三郎兵衛は相役の稲生正武と、病がちで出仕していないもう一人の相役駒木根正方を見舞うが、その弱々しさに言葉を失う。だが駒木根には大名の抜け荷目こぼしの疑いがあるという。更に駒木根が芝居小屋で大騒ぎしていたとも聞き、疑念が膨らむ。一方、稲生が自邸で何者かに毒を盛られ、危篤に陥ってしまう。三郎兵衛も刺客に襲われ……。この難局を乗りきれるか!?
  • 西国大名に謀叛の噂!
    大目付・三郎兵衛の見えない敵との戦い…

    正月の城中で奇怪な事件。某藩の江戸家老が不審死。
    同じ部屋にいた旗本たちも不審な死を遂げてしまう。
    危機は大目付にも…。

    西国大名に謀叛の動きがあり、幕臣が呼応し、江戸を火の海に……。まことしやかな噂に、大目付・松波三郎兵衛まつなみさぶろべえは捨て置けないきな臭さを感じる。そんな中、正月の城中でとある藩の江戸家老の不審死が取り沙汰され、同じ部屋にいた旗本たちにも疑惑が募るが、彼らもまた不審死を遂げてしまう。噂は本当なのか? 真相を追う三郎兵衛に、またしても刺客たちが襲いかかる!
  • 十年前、旗本二千石本多隼人正は若年寄配下の先手組頭として諸国を探索中、長崎の丸山遊郭で十一歳の禿と出会い、故あって養女とし剣の技を教え込んできた。美しく成長した男装の美剣士・美涼は、深川八幡で破落戸の喧嘩に出くわし、助けた男は島帰りだった。これを機に美涼や隼人正の周りに不穏な輩が現れ、見えない敵との戦いが始まり、師父と養女の剣が闇を切り裂く。
  • 幕府転覆を画策するは、尾張家前中納言宗春?
    三郎兵衛を襲うのは!?

    長年密偵を務める元盗賊が、今になってなぜか狙われる。敵の目的は、何なのか? 
    その深謀遠慮に挑むため、大目付自らが囮になるが?

    既に隠居した尾張家宗春の幕府転覆を頑なに信じる大目付稲生正武は、宗春の企みを明らかにしようと、贋御用金護送で一味捕縛を画策する。そこに、宗春ではない別の組織の関わりを嗅ぎつける相役松波三郎兵衛は自ら御用金護送の囮になって探り始めるが、敵に捕らわれてしまう。商人を名乗り幕府転覆を標榜する敵からは助け出されるのだが、将軍鷹狩りで、吉宗が狙われる!
  • 大目付に仰天の隠し子!?

    実の息子を名乗る男に、覚えのある三郎兵衛。
    真偽を追うとそこに!?

    謹厳な岡山藩池田家だが、姫君の不行跡が囁かれる。
    調べを進める大目付の前に不審な行者が現れるのだが…。
    姫君を陥れるのは誰か?

    「殿ぉーッ!」、何事にも一大事と言い募る用人だが、「殿のお子だと名乗る者が」にはさすが、大目付松波三郎兵衛も声を呑んだ。岡山藩の仇討ち女子に心当たりがあるものの、子が本物かどうか探り始めると、胡散臭い僧衣の男に出くわす。一方、岡山藩池田家の姫君の行状に不審があるという。謹厳実直な池田家の姫が? 想い人の過去を追う三郎兵衛は、大名池田家を救えるか。
  • 無断で江戸に出たうえ吉原で豪遊の噂の藩主。
    乱行の裏に驚愕の真実。

    相役の大目付・稲生正武が大名の不祥事を言い募る中、三郎兵衛の孫・勘九郎が、怪しい武士の危機に遭遇。
    二つを繋ぐ騒動の決着は?

    大目付松波三郎兵衛は相役の稲生正武から、常陸下館藩主・石川総陽が秘かに江戸に出て、しかも吉原で豪遊していると伝えられる。一方、孫の勘九郎は、吉原で豪遊する怪しい武士を見つけ、その素性を探っていて、爆発事件に遭遇する。武士が石川総陽であることを知った三郎兵衛は、訳ありの総陽を匿い、御家乗っ取りを企む悪徳家老のあぶり出しを手伝うのだが……。

    訳あり大名に大目付は! 新シリーズ第3弾!
  • 親子と紛う大目付と孫。
    将軍吉宗の頼みに応え、幕府を守る大活躍!

    大目付を襲う小藩の企み。
    狙われた娘らを救い出し、抜け荷の謎を追う孫勘九郎。
    二つの毒糸の絡みを解す、大目付松波三郎兵衛の推理。

    「御屋敷に賊が逃げ込んだ」との町奉行石河政朝の言葉に、大目付松波三郎べ兵え衛は捜索を快諾するが、用人の黒兵衛は頑なに拒む。賊とは孫の勘九郎だったからだが、訳ありではあった。一方、三郎兵衛は大目付筆頭の稲生正武と一緒のところを襲われそうになる。勘九郎らが追う抜け荷の企みと、大目付二人を狙う小藩江戸家老の端正な顔の裏に潜む毒糸の絡みを解く、大目付の活躍。

    痛快時代小説の開幕! 新シリーズ第2弾!
  • 古稀とは思えぬ若さ、明晰な頭脳と剣の冴え。
    新しい大目付の誕生!

    常陸の極小藩への誹謗中傷、調べを進めると、隣の藩に由々しき問題が見えてくる。
    策謀を重ねる大名家相手に、新任大目付の活躍はいかに。

    痛快時代小説の開幕! 新シリーズ第1弾!

    「大目付になれ」──将軍吉宗の突然の下命に、一瞬声を失う松波三郎兵衛正春だった。蝮と綽名された戦国の梟雄斎藤道三の末裔といわれるが、見た目は若くもすでに古稀を過ぎた身である。しかも吉宗は本気で職務を全うしろと。「悪くはないな」──冥土まであと何里の今、三郎兵衛が性根を据え最後の勤めとばかり、大名たちの不正に立ち向かっていく。痛快時代小説の開幕!
  • 奉行所を侮る訴えに、怒り心頭の久通だが、瓢箪から駒の事件に!

    互いが互いを訴える二人に不審を抱くが、目的は?
    市中では「騙り」が横行し、一網打尽を目指す久通は、相手の裏をかく一計を!

    太物問屋の主同士が互いに、相手の息子が娘が、我が子を拐かしたと訴えてきた。実際は駆け落ちであり、奉行所を愚弄する訴えに怒り心頭の奉行・柳生久通だったが、訴えた二人の様子に不審を抱く。一方、市中では「騙り」が横行し身投げをはかる者さえいた。久通はひょんなことから騙り一味につながる者と出会い、一網打尽を目指し一計を案じるが…。瓢箪から駒の結末へ…。

    実在の北町奉行、人気シリーズ第4弾!
  • 将軍家世継ぎの不審死、十年の時を経て探る、北町奉行、悔恨の涙。



    世間を騒がせる義賊を巡り、凄惨な事件が起きるなか、久通に不審な呼び出しが…。

    何者とも知れぬ刺客に、免許皆伝の剛剣が唸る!



    実在の北町奉行、人気シリーズ第3弾!



    柳生久通が剣術指南をしていた将軍家世嗣家基が亡くなって既に十年の時が経っていた。北町奉行になった今、なぜか剣客に狙われるが、家基の死と何か関係があるのか。《蜻蛉小僧》なる義賊もどきが巷を騒がせるなか、誰とも分からぬ者から久通は呼び出される。家基の生母を名乗り、家基の死の真相を明らかに、と依頼されるが…。襲いかかる敵を迎え討つ久通の剛剣!
  • 中国文学の最高傑作はこうして生まれた! ――時は清代、江南の春。没落貴族で作家志望の才子・曹霑(そうてん)は、紅灯の巷で謎の美女に関わったばかりに、蘇州を追われる羽目に。やがて明(みん)朝復興のため、南宋の埋蔵金を探す秘密結社に拾われて思いがけぬ冒険行に導かれるが……。中国文学史上最高の傑作誕生の背後に仙境を観る、絶妙のチャイニーズ・ファンタジー。
  • 老中松平定信が襲われ、その刺客探索の密命に《今大岡》奉行が奔走!
    襲った刺客は「異国の女」?

    老中定信のほのめかしに、一刀流免許皆伝の久通は、刺客炙り出しの秘策を……。
    思いがけぬ刺客の正体は?

    実在の北町奉行、新シリーズ第2弾!

    一刀流免許皆伝、亡き将軍世嗣の剣術指南役でもあった、柳生久通は、《今大岡》ともいわれ、世に知られている北町奉行。久通を奉行に任じたのは老中松平定信だったが、その定信が屋敷で危うく刺客に殺されそうに。密命を受け刺客探しを始めた久通は「異国の女」との定信のほのめかしに、見世物小屋の娘軽業師に目を付けるのだが…。刺客を炙り出す久通の秘策とは?
  • 大岡越前守の再来!?
    微行(おしのび)で市中を行くのは、一刀流免許皆伝の町奉行!

    突然の北町奉行拝命に、戸惑う将軍世嗣の剣術指南。
    仇討ち若侍を居候にしつつ、昼行灯と揶揄されながらも、火付け一味を一刀両断!

    将軍世嗣の剣術指南役であった 柳生久通は、老中松平定信から突然、北町奉行を命じられる。一刀流免許皆伝とはいえ、市中の屋台めぐりが趣味の男への、あまりに無謀な抜擢に尻込みするが、下手人の知れない、お城御門近くでの付け火に自らが立ち上がる。親の敵に間違えられたり、昼行灯と揶揄されもするが、能ある鷹は爪を隠す、久通の剣の冴えが、火付け一味を一刀両断!
  • もうひとつの三国志。曹操はこんな男だ! ──希代の姦雄、魏の曹操。その凄まじいエネルギーは、周囲の男女の人生をいやおうなしに巻きこんだ。父の身代わりとなって悲運の死をとげる長男・曹昂(そうこう)や、夫にけっして心を許さなかった丁夫人、そして父になりかわって漢王朝から帝位を奪った曹丕(そうひ)の心の闇など、英雄に接したがゆえの悲劇をえがく傑作6篇!
  • 715(税込)
    著:
    藤水名子
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    長城の向こうに広がる愛。匈奴(きょうど)の王に嫁した伝説の美女が、苛酷な運命に挑んだ生涯を描く傑作。数奇な美女の運命は? ――長城の向こうには、どんな世界がひらけているのだろう? 前漢の末、たった1枚の似顔絵ゆえに、匈奴の王へと嫁した王昭君。薄幸の佳人として描かれてきた人物は、数奇な運命に立ちむかった女性だった。遊牧民と農耕民の架け橋となり、西域の地に愛と夢を育んだ一生を、清新な解釈で描きだした中国歴史ロマン。
  • 中国史上屈指の英雄の鮮やかな肖像――帝王ならざるも、司馬遷をして本紀の一に入らしめた一代の英雄である、楚の項羽。秦末漢初を彗星の如く駆け抜けたこの覇王に魅きつけられ、愛し、憎んだ、男と女がいた。鴻門の会、垓下の戦いなど、中国史屈指の名場面を彩る、劉邦、范増、虞美人らと織りなす人間ドラマから、運命に敢然と抗した男の顔が浮かびあがる。
  • 715(税込)
    著:
    藤水名子
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    中国の後漢末、群雄割拠の時代に、きら星のごとく現れた、眉目秀麗な呉の武将・孫策。彼に幼少から従い、補佐した周瑜。宿敵・曹操の大軍に立ち向かう、少数精鋭の呉軍。中原の覇をかけ、赤壁の戦いの火ぶたが、切って落とされようとしていた。孫策と周瑜の若き2人の獅子を、叙情深く見事に描ききった「三国志」絵巻! 女だから書けた豪華絢爛「三国志」!
  • 十数年ぶりの親友来訪。
    懐古と疑心に揺れる、鬼与力、慟哭の剣!

    上方盗賊《黒夜叉》の隆蔵を江戸まで追ってきたという、京都奉行与力・樫山謙士郎。
    だが突然、姿を晦まし……。火盗改が追いつめた先に!

    火盗改与力・剣崎鉄三郎のもとに、幼い頃から共に学び、剣の免許も一緒に許された親友・樫山謙士郎が十数年ぶりに来訪。京都奉行の与力だったはずだが、自身で引導を渡すべく、上方の盗賊《黒夜叉》の隆蔵を追ってきたという。が、突然、姿を消してしまう。謙士郎の真の目的は?疑心暗鬼の鉄三郎は、侍を捨て商人になった、謙士郎唯一の弟を訪ねるが……。
  • 「雲竜党」闇の参謀と火盗改「鬼」与力の敵の虚を衝く奇策!
    火盗改の牢に座す賊どもは、送り込まれた探りの間者?

    闇参謀の策略を逆手にとり、鬼与力の知略と剛剣が唸る。
    剣崎鉄三郎、必殺の居合剣。
    鬼与力・剣崎鉄三郎、新シリーズ第2弾!!

    江戸を恐怖に陥れて久しい盗賊《雲竜党》だったが、火盗改《剣組》に課せられたのは、その闇の参謀・山賀三重蔵の捕縛だった。山賀を知る男らを捕えるが、彼らは実は送り込まれた間者だった。さらに小石川養生所の女医・左枝が何者かに拉致される。死さえ厭わぬ覚悟を決めた火盗改与力・剣崎鉄三郎はついに敵地に乗り込むのだが…。「鬼」剣崎の居合剣が敵を両断する!
  • 《鬼平》を継ぐ火盗改、江戸に知らぬ者のない鬼与力が悪党を斬る!

    新しいお頭の妻子を人質に、役宅に立て籠もる輩を操る積年の宿敵《雲竜党》…。
    鬼剣崎と命知らずの《剣組》、戦いの雄叫びを上げる!

    《鬼平》こと長谷川平蔵に薫陶を受けた火盗改与力剣崎鉄三郎は、新しいお頭・森山孝盛のもと、配下の《剣組》を率いて、関八州最大の盗賊団にして積年の宿敵《雲竜党》を追っていた。ある日、江戸を離れて捕物に向かうが肩透かし、戻るとお頭の奥方と子供らを人質に、悪党たちが役宅に立て籠もっていた…。《鬼神》と恐れられる剣崎と命知らずの《剣組》が、裏で糸引く宿敵に迫る。
  • 名門高田藩を探索する正寔が出会す御家騒動。
    事態は意外な展開へ!

    高田藩十五万石に跋扈する御庭番たち忍びの思惑と、榊原家世継を巡る謀略……。松平定信は御三卿内偵の命。
    隠密奉行、決死の戦い!

    正寔の女房絹栄が破落戸に絡まれる娘を助けるが、行方不明になった許嫁を追って越後から独りで出てきたという。許嫁は越後高田藩の徒士だといい、正寔は行方を捜す羽目に。調べを進めると、上屋敷には御庭番はじめ魑魅魍魎の忍びが跋扈していた。一方、老中松平定信からは御三卿清水家家老の不審内偵も頼まれ…。名門大名榊原家の世継を巡る謀略と隠密奉行決死の戦い!
  • 田沼意次に隠し戝宝?
    戦国の世の薬込役を今、刺客として操るのは…。

    閉門蟄居の前老中屋敷が謎の刺客に襲われた。
    長門守も襲われ、さらに、田沼と親しい幕閣もまた…。自らを囮に闇の真相を暴く。

    老中田沼意次が失脚し、松平定信が筆頭老中に就任。そんな中、閉門蟄居の前老中を刺客が襲ったという。勘定奉行柘植長門守正寔もまた刺客に襲われ、田沼家を襲った者と同じだという。さらに、意次と親しかった奏者番の稲葉大和と田安家付け家老の秋月図書が不慮の死を遂げる。田沼の隠し戝宝が囁かれる中、更なる刺客に襲われる長門守が、自らを囮に闇の真相を暴く!
  • 勘定奉行拝命の長門守に松平定信より密命!
    贋小判造りの元を断て。

    金座の小判師たちを探る長門守を襲う白帷子の男は、妖しい術を使う風魔だった。
    黒幕の意図が知れたとき、身を賭した戦いが迫る!

    勘定奉行を拝命した柘植長門守正寔は、松平定信から本物と寸分違わぬ贋小判を見せられ、「もし金座の小判師が関与しているのであれば、勘定奉行であるそちの責」と、探索を命じられる。金座からの帰途、妖しい術を使う白帷子の男に襲われるが、下臣六兵衛の仇敵であったことから、黒幕の策謀が見えてくる。贋金は何のために、そしてなぜ襲われるのか、身を賭した戦い!
  • 次期老中松平定信の妹、種姫を陥れる企みに、長門守が闇に戦う!

    佐渡奉行の柘植長門守は実は伊賀の忍びだった。
    将軍家の後嗣を巡っての御三家を巻き込む疑惑に、長門守が黙然と挑む!

    長崎奉行、作事奉行から勘定奉行にと順調に出世を続ける旗本、柘植長門守は何よりも美酒と美食を愛する男だったが、裏では、次期老中を約束される松平定信の密命を帯びる隠密奉行でもあった。定信や長門守の屋敷が何者かに襲われるなか、将軍家の後嗣を巡って、御台所になるはずだった定信の妹・種姫に疑惑が持ち上がる。伊賀を継ぐ忍び奉行の決死の探索が始まる!
  • 伊賀を継ぐ忍び奉行が、幕府にはびこる悪を人知れず闇に葬る!

    佐渡奉行、長崎奉行を終え、江戸に戻った柘植長門守は、幕府の俊英・松平定信から突然の密命を託される。立ちはだかる幕閣の闇!

    長崎奉行を勤め上げて江戸に戻ってきた柘植長門守正寔(つげながとのかみまさたね)は、作事奉行の任についていたが、ある日、謎の人物から屋敷に誘われる。疑心暗鬼で誘いに乗ると、そこには幕閣の若き俊英がいた――。「松平定信じゃ、見知りおけ」。そして、正寔が伊賀の血を引くことから、定信にある人物の守りを頼まれるのだが、時の幕閣の思惑が絡み、命を狙われることになり……。
  • 私は殺していない!

    何者が何故、徒目付を嵌めようとするのか!?
    尾行していた吟味役の死に、犯人として追われる太一郎。先々での不穏な事件……。お役目一筋が裏目の闇に、見えぬ敵を両断できるか!?

    徒目付組頭の来嶋太一郎は、勘定方吟味役与力の堀井玄次郎を尾行していたが、見失ってしまう。探すうちに血を流して死んでいる玄次郎を見つけるが、殺しの下手人として追われることになってしまう。なぜ追われるのか、身に覚えのない太一郎だったが、目付ゆえに役目を明らかにできないまま、きな臭い材木問屋ややくざ者、巨大な闇も絡んできて……。
  • 徒目付組頭としての長男太一郎の初仕事は、若年寄からの密命!

    旗本相手の贋作詐欺が横行、独り立ち向かう太一郎は、敵をあぶりだそうとするが、逆に襲われてしまい……。

    やくざの用心棒で稼ぐ次男黎二郎、その下に歳の離れた三男順三郎と、二人の弟をもつ旗本来嶋家の長男太一郎は、徒目付組頭のお役についたが、若年寄から、旗本相手の贋作詐欺の下手人を捕らえよとの密命を受ける。黎二郎の手も借りて一味をあぶりだそうとするが、逆に敵の術中にはまり、襲われてしまう。裏に幕閣に関わる陰謀? 太一郎必死の戦い!
  • 長男・太一郎=徒目付組頭
    次男・黎二郎=ヤクザ用心棒
    三男・順三郎=学問所に通う

    幼き日に父が謎の死!
    母に厳しく育てられた三兄弟の絆が悪に挑む!

    組頭に昇進した長男の耳に、父の死にまつわる黒い噂が。そして突然、襲われる母親。闇公方とはいったい……? 三兄弟の戦いが始まる!

    三百石の旗本来嶋家には、徒目付組頭の長男・太一郎、部屋住みながらヤクザの用心棒の次男・黎二郎、学問所に通う三男・順三郎の三兄弟がいる。幼くして父を亡くしたため、母の言葉は絶対だったが、母から聞いていた父の死因とは違う話が漏れてきて……。そして突如、母が襲われる。いったい亡き父に何があったのか。三兄弟の闇との戦いが始まる。
  • 麝香の香りをさせる女密偵の思惑を《仏》の重蔵が暴く!大店の主殺しが続くが、どこも病、自殺という。いったい誰が何のために? 誰もが口を閉ざす中、重蔵が襲われる……。大店の主が殺される事件が続く中、戸部重蔵の前に、火盗の密偵だと名乗る色気たっぷりの年増女が現れる。家族も口を閉ざし、殺された商人たちにつながりも見えず、探索は進まないが、なぜかあちこちで女に出くわす。元は盗っ人《夜桜》のお高として有名だったというが、女は本当に火盗の仕事を?そして重蔵が襲われる……。商家の主殺しと女密偵の謎を、重蔵は解けるのか。
  • 790(税込)
    著:
    藤水名子
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    舞台は中国、明の時代。港町の寧波(ニンポー)に都から色男の判官、柳禎之(りゅうていし)がやってきた。迎えうつのは海の荒くれどもを従え、港を牛耳る若き女傑、高悠環(こうゆうかん)。その美貌とはうらはらに、火竜娘(かりゅうじょう)と呼ばれるほど気性は激しい。そこへ彼女に好意を寄せる呉家の頭(かしら)、鷹訓(ようくん)もからんで……。恋と権力、冒険。痛快無比の中国ロマン。
  • 権勢を誇ったバヤンが失脚、漢文化に理解を示すトクトが丞相を継いだが、なお諸方叛乱の火種は止まない。その頃江南では、方国珍(ほうこくちん)と張士誠(ちょうしせい)の両雄が海上の覇権を二分していた。張家との接触を探る方家が差し向けた男は、大都でひとりの少年の命を救う。彼はやがて紅巾の乱に身を投じ、数奇な運命を辿り始める。
  • 550(税込)
    著:
    藤水名子
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    三国志の英傑・曹操の公子曹植が13歳で出会った人は、兄の妻となる人だった。義姉への叶わぬ恋を詠んだ詩篇は都の文壇で噂となる。その妃の死後、兄である皇帝の非情な仕打ちに不遇の時を過ごしながらも詩作に打ちこみ変わらぬ想いを抱いた。秘めねばならぬ愛を貫いた詩人の生涯を清新に描く中国純愛ロマン。
  • ついに叛乱軍を挙兵した張士誠(ちょうしせい)は、民衆の支持を得て一気に勢力を拡大していった。丞相トクトは、愛する女フラウンを伴い、自ら司令官として張軍討伐へ赴く。一方、明の太祖となる朱元璋(しゅげんしょう)は、小隊以下の軍勢をようやく誕生させたばかりだった。次代へのエネルギーが渦巻き、幾多の運命が交差する壮大な群像劇。※本書は文庫化にあたり上中下巻の3分冊に再構成した下巻です。
  • フビライ・ハーンの近衛兵を祖父にもつバヤン家のサカルは、騎馬にも狩りにも興味がない。料理人を志して出奔した彼は、荒くれ者だが人を惹きつける青年、張士誠(ちょうしせい)と出会う。その時代、皇帝を凌ぐ権力者バヤンは漢人を徹底的に弾圧し、危うい空気が世を覆っていた……。動乱期の元末を舞台に描く長編歴史小説。
  • 闇に蠢く悪の所業を、心を明かさぬ《仏》、重蔵の剣が両断する!江戸で夜鷹殺しが続くが、いったい誰が? なぜ?囮を使っての探索に、下手人は挙がるのだが、その裏にはある陰謀が!心形刀流の練武館で鍛えた与力・戸部重蔵を同門の刺客が襲う!「ねえさん、いいかい?」夜鷹は半信半疑だった。男の方から声をかけてくるなど、まずないからだ。だが、気づいたときは遅かった――。夜鷹殺しが続く中、重蔵は密偵を囮に女形の役者を捕らえるが、男は、「二度も女騙りにだまされるなんて」と口走るのだった。それ以上語ろうとしない男は何かに怯えているようにも?ある夜、重蔵は剣の同門らしき男に闇討ちに遭い…。
  • 《仏》と呼ばれる与力の、微笑む顔の奥に隠れる、悪を許さぬ非情の正義。腕利きの用心棒たちと頑丈な錠前にもかかわらず、金蔵から千両箱を盗み出す《霞小僧》を追う重蔵が、奉行襲撃の闇を解き明かす。二月続いて、札差の金蔵から千両箱が一つずつ盗まれる。人間業とは思えないその手口に、さすがの町奉行所与力の戸部重蔵もなす術がなかった。そんな折、町奉行矢部定謙が刺客に襲われる現場に遭遇、撃退するが、奉行は「老中の手の者か」と素っ気ない。今度は同じ札差から根こそぎ金が奪われ、奉行の役宅にも不穏な空気が……。《仏》の重蔵は、重なる危機を解決できるか。
  • 遊侠の士・呉月樂は、その旅の途中、水際で舞うひとりの少女と出会う。彼女の名は花麗玉。一目でその美しさに心を奪われてしまった月樂だが、麗玉の正体は伝説の財宝《皇帝秘文》を狙う盗賊団の若き頭領だった…。めぐりめぐるふたりの恋が行き着く先に待ち受けているものは!? 謎に満ちた《皇帝秘文》をめぐる中華奇談、ここに開幕! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 微笑をたたえた顔で、〈仏〉と呼ばれる与力の、悪を決して許さぬ戦い。相次ぐ町娘の突然の失踪…かどわかし? 駆け落ち?何の手がかりもないまま、手詰まりに焦る重蔵の、乾坤一擲の勝負の一手!戸部重蔵は市中を見廻り探索もする、およそ与力らしからぬ男だった。そして、たとえ幕閣といえども容赦しない奉行の矢部定謙とは幼馴染だったが、その関係は誰にも内緒だった。ある夜、重蔵は辻斬りに襲われるが、手もなく捕らえてみると大身旗本の三男。重蔵もまた、だからといって許すつもりはなかった……。なぜか〈仏〉と呼ばれる重蔵の、容赦のない戦いが始まる!
  • 鬼より怖い凄腕与力がなぜ「仏」と呼ばれる? 男の生き様の極北!惨殺死体が続いて見つかる。ホトケの身元を調べると、かつての盗賊一味だという。誰が何のために?犯人を追う重蔵の苦悩!与力は普通、現場には足を運ばないが、南町奉行所与力・戸部重蔵は、いつも自分で検分に出向く。それだけでも変わり者だったが、火盗改め同心への抜擢、そして本来世襲であるはずの町方与力への出世は、兄とも慕う幼馴染、勘定奉行の矢部定謙の口利きとしか思えない異例のことだった。仏の重蔵と呼ばれる男の、これぞ男の生きざまを描く、著者渾身の新シリーズ第一弾!
  • 495(税込)
    著者:
    藤水名子
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    【第4回小説すばる新人賞受賞作】中国は唐の時代末、長安の都からはるかに遠い涼州の地に赴任した若き都督・尚参。この辺境の地でひたすら私服をこやす悪人どもをむこうにまわして戦うには少々頼りない存在である。そんな彼を助けるのが謎の賞金稼ぎ・豹狄と酒場の女・小杏――。アップテンポのストーリー展開、アクションありロマンスありの新感覚中国時代活劇。第4回すばる新人賞受賞作。

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