『ホテルで、して!、冬木河(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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27歳の独身ナース・片桐美那子は、先日退院したばかりの斉藤という患者に偶然再会した。肺炎で2週間ほど入院していた斉藤は、ギラギラした肉食系の50代で、どう見ても妻とは思えない和服姿の三十路女を、何度か部屋に呼び寄せるような男だった。そんな彼に誘われ、シティホテルのバーで飲むことになった美那子。遊び人の斉藤は、当然のように部屋も予約していた。危険なタイプだとは薄々感づいていたが、心のどこかで滅茶苦茶に弄ばれたい衝動に駆られていた美那子は、抵抗できぬまま裸にされてしまい……。
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女医の京子には、結婚する前から肉体関係のある愛人がいた。きっかけは医局の忘年会だった。製薬会社に勤める総介をホテルに誘い、我慢できずにエレベーターの中でペニスをしゃぶったのだ。しかし、4年も続いた愛人関係も終わろうとしていた。彼に婚約者ができたという。総介から別れてほしいと告げられるが、ふんぎりのつかない京子。美しい婚約者に嫉妬し、ますます総介への執着心は強くなっていく。彼を車で呼び出し、滋賀と岐阜の県境にある田舎町まで最後のドライブに出かけ……。そこで彼女はある決断をする!!
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病院で事務長を務める50歳の福島誠は、ナースから悩みを聞かされていた。入院患者である63歳の大谷が、見舞い客の亜由美と病室でセックスをしているらしいのだ。亜由美は水商売風の30女で、どう見ても妻には見えなかったが、ある理由から彼の世話をするようになったのだという。誠が注意を促すと卑猥な行為は無くなったが、皮肉なことに、その直後に大谷が死んでしまう。誠は亜由美と共に秋田へ向かい、大谷の遺体を家族に戻すのだった。その日の夜、宿泊先のホテルの部屋に、寂しさの募った亜由美がやってきて……。
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32歳の女医である洋子が秀一の訃報の知らせを聞いたのは、友人である加奈子からの1本の電話だった。秀一は、かつて洋子と加奈子が研修をしていた大阪にある病院の内科部長だった。ひとまわり以上、歳の離れた秀一との不倫関係は、ここ最近はたまにしか会えない分、燻る炭のように沸々と熱せられていた。昨日も、テレフォンセックスをしたばかりなのに……。秀一に最期の別れを告げるため、洋子は奈良に向かう。ホテルに泊まったとき、どこからか自分を見つめる男の視線を感じた。さらに、謎の男からロビーに来るように呼び出される。はたして男の正体とは!? 予想もできない結末が待っている!
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