『開沼博(実用、新書)』の電子書籍一覧
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東京電力福島第一原発の事故から10年。
原発事故収束担当大臣として現場と対峙した細野豪志が、改めて当事者たちを訪ねた。
原発処理水、放射線、健康影響の科学的根拠
原発、そして隣接自治体の今――。
現場から集積した圧倒的なファクトを気鋭の社会学者・開沼博と共に読み解く。 -
危機は脆弱な部分に破滅をもたらし、脆弱でない部分を焼け太りさせる……社会学者が見過ごされた問題を指摘する、4年間の連載を書籍化したものの電子書籍版。
「危機は脆弱な部分に破滅をもたらし、脆弱でない部分を焼け太りさせる」「誰かの立場を代弁することは、つねに自己正当化の欲望につながっている」「現代政治は『ユートピア構想無きイデオロギー論争の時代』にある」――。3.11、地方創生、post-truth、さらには「リベラル」論、アートイベント、コロナ禍まで。気鋭の社会学者が51の論点を取り上げ、ユヴァル・ノア・ハラリやピエール・ブルデューなどの知見も披瀝しながら、社会学的想像力を駆使して盲点を衝く、四年間の論考の集大成。現代社会に存在する盲点の存在を感じ取り、ことの根底にあるものを見通す思考力が身につく一冊。 (目次より)・概念の盲点――「愛と正義」「民衆」「コミュニティ」「時空の制約からの解放」etc./・性的なものへの過剰規制/・地方創生と関係人口論の現在/・科学技術への楽観と悲観――原子力とAI/・カルトメディアとシャープパワー/・放射線を忌避する行動による健康被害/あとがきにかえて――なぜ盲点は盲点であり続けるのか -
福島について考えることは、
世界と日本の現在を考えることだ。
福島第一原発(1F=いちえふ)を考えることは、
私たちの家族や友だちの未来を考えることだ。
私たちは考えることを放棄してはならない。
だから私たちはまず調べることにした。
本書は、世界で初めて「福島第一原発廃炉の現場」の内実を正面から記録した出版物です。世界史的事件である「福島第一原発事故」の中心に入り、一般住民・民間の立場からその廃炉の現場の実態を調査するということが、事故から5年たってはじめて可能になりました。長期に渡る廃炉の作業と、一時は人が住まなくなったその周辺地域がいかなる未来に向かっていくのか。私たちは、そこに対していかなる理解と想像力をもち向き合っていくことができるのか。私たちの文明や科学技術はもちろん、言葉や文化・芸術の力、民主主義のあり方、社会的包摂の仕組みづくりが試されるのはこれからです。本書はその土台になるべく編集されました。(「はじめに」より)
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政治・経済から歌舞伎、恋愛、アートや相対性理論まで、各分野で活躍中の著者28名が「これだけは言っておきたい!」ことをテーマに執筆。
次々新しい出来事が起こっても、時間は地続き。情報の波にのまれそうになったら、これら28個の視点を、前に進むとき、考えるときの指針にしてください。
【収録作品(一部)】
飯田泰之 日本経済にまず“実力通り”の力を発揮させよ
生島淳 東京オリンピックもWCラグビー日本大会もすぐにやってくる
大栗博司 まさか毎日アインシュタインのお世話になるとは
沖田×華 北陸新幹線開通でおとずれた幸せと誤算
開沼博 『福島第一原発廃炉図鑑』が埋める「空白」
國分功一郎 無人島をどう生き延びるか?
コグマ部長 仕事始めにテンションの上がる読書案内
今野晴貴 本当に恐ろしい「奨学金」という時限爆弾
坂口孝則 万全のリスク管理は無理だと認める勇気を持とう
佐藤慶一 “分散型”が進むメディア業界ではWebライター/編集者の“身体性”が鍵を握る
辛酸なめ子 印象に残ったフェス10選
鈴木大介 貧困問題をオワコン化するな!
武田砂鉄 2016年に求められるのは、「五郎丸ピケティ」的な語感
中川右介 海老蔵をもっと歌舞伎座に――これにつきる
中田考 難民問題が“先進国”に突きつけたもの
中村淳彦 2015年、介護という社会保障は破綻した
速水健朗 聖子とマッチとハムスターとしての僕たち
久田将義 山口組分裂で抗争勃発?乗じて半グレがのし上がる?
北条かや 上司の方々、『タラレバ娘』にきちんと向き合って下さい。
※本作品は「幻冬舎plus http://www.gentosha.jp/」で連載した“言っておきたい!!2016”の記事をまとめたものです。 -
『「フクシマ」論――原子力ムラはなぜ生まれたのか』で毎日出版文化賞を受賞し、論壇に衝撃的なデビューを果たした著者。本書は、いま最も注目される若手社会学者による待望の初評論集である。福島からの避難、瓦礫受け入れ、農産物の風評被害など、一般市民の善意が現地の人々にとっては悪意となり、正義と正義がぶつかり合う現実。そして沖縄基地問題のように、反原発運動もまた、新手の社会運動のネタとして消費されるのではないかという危惧。震災後も精力的に現地取材を続ける著者に見えてきた、「日本の変わらなさ」とは?――。3・11を経て、より深刻化した日本の病巣を浮き彫りにした、必読の論考。
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熟議か?スピードか?コミュニティか?インフラか?「課題先進地」としての被災地では、55年体制以来の意見集約の問題が、民主主義の矛盾として噴出する。「復興」と「地域活性化」から震災以降の「この国のあたらしいかたち」を若手論客が徹底討論!
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売春島、偽装結婚、ホームレスギャル、シェアハウスと貧困ビジネス…社会に蔑まれながら、多くの人々を魅了してもきた「あってはならぬもの」たち。彼ら、彼女らは、今、かつての猥雑さを「漂白」され、その色を失いつつある。私たちの日常から見えなくなった、あるいは、見て見ぬふりをしていた重い現実が突きつけられる。
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『五体不満足』から16年、様々な分野で活躍を続ける乙武氏と、今注目を集める若手の専門家・論客8名による対談集。「社会不満足」な時代をどう変えていけるか、そのために何ができるかを語り合う。私たちの社会の今と未来が見えてくる一冊。1 駒崎弘樹:社会を“自分の手”で変えられるラッキーな時代2 小室淑恵:“働き方”を変えるしかこの国に未来はない!3 堀 潤:マスメディアとネットの“対立関係”を変える4 東 浩紀:“ネットの閉塞感”はリアルな行動が変える5 古市憲寿:戦争と平和の“語り方”を変える6 開沼 博:“弱者の声”を“本当に”聞けば社会は変わる7 津田大介:“ネット選挙”で何が変わるのか8 家入一真:都知事選の“失敗”で学んだ“社会の変え方”【特別収録】 鼎談(東×津田×乙武):2020年、東京オリンピックは“乙武都知事”のもとで!?
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