『夏樹静子、101円~400円(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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成田発ニューヨーク行の旅客機が、飛行中に突然炎上した。二カ月後、次々と殺人事件が起こる。日光・中禅寺湖、ニューヨーク、そして第三の事件…。一見無関係に見える事件に共通点が浮かびあがる時!? 表題作ほか四篇を収録した傑作推理集。
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子供をベビーホテルに預け、デリカテッセンで夕食の献立をそろえ、ジャズダンス、小説教室へと通う。そんな新しいライフ・スタイルを楽しむ34歳の主婦が殺された。捜査が進むにつれて、主婦たちの秘められた想いが明らかにされて行く……。欲望渦巻く都会の片隅で、翔ぼうとしても翔べない女たちの怨嗟が、陽炎のように燃え上がる。日常に潜む狂気を描き出す、異色のミステリー。
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染織工芸界の巨匠が破門中の弟子の恨みを買い、メッタ突きにされて殺された! しかし事件はいっこうに報じられない──そして弟子は生きている巨匠を目撃する。一方、ボーイフレンドを交通事故で亡くした娘は、彼の死体に奇妙な違和感を感じる。癌に苦しむ病床のホテル会社社長、脳死状態に陥った初老の男、見ず知らずの4人の運命が交錯するとき……医学の未知の世界に挑み、時代を先取りして従来の推理小説の枠を大胆に打ち破った、衝撃的な医学長篇ミステリー。
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世の多くの夫たちは、自分が家庭の中心的役割を担っていると信じて疑わない。妻子を養うために働いているのだから、妻は家を守り、子育てに専念していればよいと考える。だが、妻たちは夫からの一方的な押しつけに対して、敢然と自己主張しはじめた。 激増する妻からの離婚要求。夫婦の意識のすれちがいを、鋭く分析した緊急レポート!
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朝吹里矢子は藪原法律事務所のイソベンとして5年、いよいよ独立して自分の事務所を構えた。
朝吹里矢子は藪原法律事務所のイソベンとして5年、いよいよ独立して自分の事務所を構えた。最初の依頼人(クライアント)は、高校時代の同級生・藤巻朗だった。彼はゴルフの賭け金をとりたててくれと彼女に頼むが、法的には無理。数日後、相手の男が殺され、彼に嫌疑が……。女性弁護士の推理の冴えを鋭く描いた珠玉のミステリー会心作! -
結婚十三年目。珠子の許に夫の秘書・薫が訪れ、夫の子を身籠り、産みたいと告げる――。男女の愛と裏切りを描く力作。
結婚13年目。平穏な日々をおくる野々村珠子のもとに、突然、夫・康平の秘書の薫が訪れた。康平の子を身籠もり、産みたいと告げる。半年後、皮肉にも珠子自身も妊娠していることを知る。同時に2人の後継者を得て驚喜する夫。だが、5年余りの奇妙な共存生活の中で、夫はある疑惑を抱く。戦慄を覚える珠子が守り抜いた愛とは……。 -
ふとした行きちがいで出会い、身をまかせてしまった男には、渓子が理想の男性像として描く、亡兄の面影があった。
九州テレビ放送でディレクターを勤める杉原渓子、二十九歳。そろそろ婚期を過ぎようとする彼女は、ふとした行きちがいで出会った男に、身をまかせてしまう。男には、渓子が理想の男性像として描く、亡兄の面影があった。それきり消息を絶った男に、想いをつのらせる渓子は、ゆくえを捜しはじめるが……。旅情豊かな九州を舞台に、ひとりの女性が抱く幻影を活写。 -
車のトランクから焼死体が発見された。自殺か他殺か?「焼きつくす」。女性刑事・遠山怜子の活躍を描く傑作集。
老朽化した自動車や家電製品を解体する場所で、車のトランクの中から焼死体が発見された! 他殺か? それとも焼身自殺? 死体は多量の灯油で、徹底的に焼かれていた(「焼きつくす」)。警視庁特殊犯捜査係の女性刑事・遠山怜子は、嘱託医・北坂満平の検屍による他殺説に賭けて捜査を開始、犯人に迫るが……。複雑な現代社会が生み出す難事件をテーマに描いた推理傑作。 -
複雑な女性の心理が絡み合い憎悪と怒りが深まっていく……。珠玉の傑作短編集!
祝福すべきひとり娘の小学校の入学式の日に起こった悲劇!久子は、一瞬にして最愛の夫と娘を、トラックによる“ひき逃げ”で失ってしまう。怒りと悲しみにふるえる彼女は「私の手で犯人を殺してやりたい」と、憎しみをつのらせていった。一方、絹織物メーカーの社長が自宅で青酸カリにより中毒死した。その妻絹枝は、夫の死んだ日、若い愛人と密会していた――。境遇の全くちがう二人の女性たちの遭遇した事件は、やがて一本の糸につながっていった……。表題作ほか、過去に秘密をもつ人妻がまきこまれた殺人事件の罠などを収めた傑作短編集。
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