『その他(レーベルなし)、山本光伸(実用)』の電子書籍一覧
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三島由紀夫に感謝を込めて。1970年11月25日。運命のあの日、私は楯の会会員とともに警察署の取調室の中にいた。楯の会を率い、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で森田必勝とともに自決した三島由紀夫。当時はもちろん今もなお、三島を“神”と崇める人もいれば、“狂人”と嘲る人もいる。しかし、日本を震撼させたあの“事件”もいまでは確実に風化しつつあるようだ。散る花と散らぬ花とを一身に兼ね備えなければならない“文武両道”。一方が実態であれば、他方は虚妄であらざるを得ないこの二つの世界を同時に生き抜いた一人の天才は、死後およそ50年という時の流れの中で、かつての若き著者にどのような試練をもたらしたのか……。
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2014年に西アフリカ3カ国(ギニア、リベリア、シエラレオネ)を襲ったエボラウイルス病のアウトブレイクは、過去最悪の事態となった。WHO(世界保健機関)の発表によると、感染者数は1万5935人、死者数は5689人に達した。エボラウイルスが最初に出現したのは1976年。それ以来、散発的に姿を見せて人々の命を奪ってきたが、今回のアウトブレイクでは、感染者数、死亡数とも、過去のアウトブレイクのトータルの合計数をはるかに上回った。終息のメドはいまだに立っていない。
本書は、エボラについて、現在までにわかっていること、研究の余地がある点、危険極まりないウイルスを抑制しようとしている人々の努力などを、エボラと人間の戦いの歴史を振り返りながら、次のような疑問に答える。
・エボラによる死者数、感染者数が爆発的に増加した原因は何か?
・エボラウイルスはどんなウイルスなのか?
・それはどこから来たのか?
・どのウイルスも長期にわたって複製と生存を続けるためには、何らかの生物(宿主)に棲みつかなければならない。その生物とはいったい何なのか?
・その生物からどのように人間に移動したのか?
・新種のウイルスはコントロールできるのか?
・これまでにエボラに似たウイルスはあったのか?
・エボラは投薬治療やワクチンで対処できるのか?
・アウトブレイクを止めることは可能なのか?
・エボラは進化しているのか?
・パンデミックとなり、人口の数分の一を殺してしまうことになるのだろうか?
エボラなど最近出現してきた感染症ウイルスは、アフリカの熱帯地方の森林に住む動物の中に長い間ずっと潜んできた。しかし、森林伐採や鉱物資源の発掘などで森が切り開かれ、ウイルスに接触する「機会」の増加がしたことが、最近の感染症ウイルス流行の原因とされている。
日本は、アフリカの熱帯材輸入国や鉱物資源に関して、世界有数の大輸入国だ。したがって日本人は、エボラウイルスの発生、流行と決して無関係ではない。
全世界が一丸となってエボラの対策に向き合わなければならない今、本書には地球市民の一人として行動するために身につけておくべき知識が網羅されている。
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