『ほしおさなえ、501円~800円(文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~9件目/全9件
-
書店員の職を失った一葉は、連句の場のもたらす深い繋がりに背中を押され新しい一歩を踏み出していく。
温かな共感と勇気が胸に満ちる感動作! -
紙っていいなあ。持ってるだけで幸せになるね。
編集者の母と二人暮らしの百花はある日、叔母に誘われた「紙こもの市」で紙雑貨の世界に魅了される。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が、老舗企業「紙屋ふじさき」の親族でその記念館の館長と知るが、全くそりが合わない。しかし百花が作ったカードや紙小箱を一成の祖母薫子が気に入り、誘われて記念館のバイトをすることに。始めはそっけなかった一成との関係も、ある出来事で変わっていく。可愛くて優しい「紙雑貨」に、心もいやされる物語。 -
小学校5年生の七子が両親と一緒に引っ越してきたのは、坂木町にある古い一戸建て。
夜中に、部屋でだれかが話している声が聞こえたり、ふしぎなことが起こったり…。
そんなある日、七子は、クラスメイトの鳥羽が、公園でひとりでしゃべっているのを見かけた。
そばにはだれもいないのに、男の糸の声も聞こえる。
話し相手は、なんとカサ立てのツボ。
この町では、ものに宿った魂=「ものだま」の声が聞こえるらしい…。
七子のまわりで起こるふしぎなできごとを、「ものだま探偵」桜井鳥羽が挑む!
表題作と「駅のふしぎな伝言板」の2話をおさめました。
心がほっこりあたたかくなると評判のほしおさなえによる、少女探偵物語です。 -
川越の街の片隅に佇む印刷所・三日月堂。店主が亡くなり、長らく空き家になっていた三日月堂だが、店主の孫娘・弓子が川越に帰ってきたことで営業を再開する。三日月堂が営むのは昔ながらの活版印刷。活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。そんな三日月堂には色んな悩みを抱えたお客が訪れ、活字と言葉の温かみによって心が解きほぐされていくのだが、弓子もどうやら事情を抱えているようで――
-
空き家に残された写真と少女の不思議な能力が消えかけている時間と幸せな記憶を呼び覚ます! 古い写真に秘められた記憶をめぐる物語――かつて貿易港として栄えた水上都市「海市(かいし)」。街の景観を守るために作られた海市協会には、古い空き家を保存・管理し新しい住人を探し出す「空き家課」という部署があった。ここで働く間宮明(まみや・あきら)はある日、上司の娘・5年生の三上汀(みかみ・みぎわ)とともに、空き家を訪れる。その汀は、場所に刻まれた思い出を蘇らせる、不思議な力を持っていた。そのころ、薔薇屋敷の調査へ、湾岸地区再開発を狙う大企業の妨害が。汀は明を強引に説得し、その理由を探ろうとするのだが……。切ないノスタルジック・ファンタジー。建物に残された<写真>が呼び起こすのは、忘れてはならない大切なもの……。
-
「駅はなにも変わってないけど……。少しずついろんなものがなくなって、なくなったものはもう戻ってこない」(「カントリー・ロード」より)――時が経ち、建物は古び、あのとき待っていてくれた人はもういない。でも駅は色あせない思い出と、新しいドラマを紡いでいく。その駅で降りたら、過去へとつながる物語が動き出す。ノスタルジックで瑞々しい、4つの駅のちょっといい話を集めた珠玉のアンソロジー。
-
高校二年生の真緒と暮らす祖母・千絵の仕事
は、割れた器を修復する「金継ぎ」。進路に
悩みながらもその手伝いを始めた真緒はある
日、引き出しから漆のかんざしを見つける。
それを目にした千絵の困惑と故郷・飛驒高山
への思い。夏休み、二人は千絵の記憶をたど
る旅に出る――。選べなかった道、モノにこめ
られた命。癒えない傷をつなぐ感動の物語。 -
美味しいつめ合わせ出来ました! 読めば読むほどお腹が空く食アンソロジー
定番のおかず、母親の味、特別なスイーツ、店の裏メニュー、皆で食べるおやつ――。真夜中に読むのは危険です!? 読むほどにお腹が空く、人気作家の書き下ろし短編やコミックも入った、垂涎必至の20人の食物語。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。