『ほしおさなえ、半年以内(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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母の死を機に生きる意味を見いだせなくなった槐は、川越で染織工房を営む叔母の家に居候していた。そこに、人気の女性画家・未都の転落死事件に巻き込まれ、心を閉ざした従兄弟の綸も同居することに。藍染めの糸に魅了された綸は次第に染織にのめり込んでいく。ある日不審な男が現れ、綸が未都の最後の言葉を知っているはずだと言う。死の謎を探りながら、槐は「なぜ生き続けなければならないのか」という問いに向き合っていく――
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紙っていいなあ。持ってるだけで幸せになるね。
編集者の母と二人暮らしの百花はある日、叔母に誘われた「紙こもの市」で紙雑貨の世界に魅了される。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が、老舗企業「紙屋ふじさき」の親族でその記念館の館長と知るが、全くそりが合わない。しかし百花が作ったカードや紙小箱を一成の祖母薫子が気に入り、誘われて記念館のバイトをすることに。始めはそっけなかった一成との関係も、ある出来事で変わっていく。可愛くて優しい「紙雑貨」に、心もいやされる物語。 -
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まゆが転校先で出会った少女・つむぎは「うせものがかり」と呼ばれていて、失くしたものを必ず探し出してくれるらしい。探し方は絶対にひみつ。ある日、大切な飼い犬がいなくなってしまったまゆは、つむぎにさがしものをお願いすることに。すると、神社で無数の糸の霧に包まれた。自分の左手の小指からは1本の赤い糸が……!? 縁の糸が見える少女つむぎとまゆの、大切なものを探しだす、ちょっぴり不思議なストーリー。
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