『高瀬甚太、1円~、2019年9月11日以前(文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~60件目/全461件
-
和と洋が引っ付いて造られた奇妙な中古住宅を購入した小林時雄は、その家に住むようになってからさまざまな障害に遭う。妻や子が出て行き、自身も耳鳴りや幻想に悩まされるなどして加藤耳鼻咽喉科を訪ねるが、そこで小林は、普通の病気ではないと断言され、極楽出版の井森編集長を紹介される。医師でもない一介の編集長になぜ、と小林は思うのだが――。
-
「わしの命は、よく持って三カ月と言われている」。シゲやんは、そう言って三人の仲間に告白した。えびす亭の仲間である三人は、シゲやんのために一肌脱ごうと決心する。しかし、自分たちに何ができるか、まるで見当がつかない――。
-
殺害された四人の運転手の雇用記録がすべて消失し、雇用した者が誰であるか、スカウトした者は誰か――。不明のまま、箭内は淳太郎の元恋人で自殺した山木小夜子の従兄、山木春樹の行方を追う。そんな時、淳太郎の元同僚、黒谷商事の春田耕司が水かけ不動の近くで殺害される――。
-
都島刑務所を出所した木内を待つ者など誰もいない。所持金も少なく、仕事もなかった木内は、空き巣を働こうと住宅街にやって来る。そこで木内は老婆に、息子と間違われて声をかけられる――。
-
大学時代の友人、唐橋恭三から助けを求める連絡をもらった井森公平は、連絡のつかなくなった唐橋が心配になり、唐橋の住む貝田川村を訪れるために新幹線に乗って最寄駅まで向かい、貝田川村に行くバスを待つ。だが、そこで出会った老婆から井森はとんでもない話を聞く。その話とは――。
-
作業中に事故を起こして入院した病院で看護師と出会い、恋をした。ごく普通の女だったけれど、俺には特別な女に思えた。だが、退院前に告白をすると、翌日からその看護師は俺の前に姿を見せなくなった――。
-
幸田万次郎、通称、タカリの万さんのタカリは徹底している。えびす亭の客のほとんどが、そんな万さんを快く思っていない。そんな中で大工の棟梁、菱松だけは違っていた。菱松は万さんのことが気になって仕方がない――。
-
次々と四人の運転手が殺害され、謎は深まるばかりだ。すっかり手詰まりになった箭内は、朋輩タクシー従業員の畠田と対し、そこで畠田から今回の事件に箭内が関わっているその真意を質される。箭内が敵ではないと判断した畠田は、事件の核心に触れる話を箭内に聞かせる。その話とは――。
-
徹夜で仕事をしていた井森公平は、真夜中、ベランダに立つ天使たちに出会う。その天使たちが自分を招いていると知った井森は、天使たちと共に行動する。着いた先は、山の中の古い民家、しかも誰一人として人がおらず、周囲には霧が立ち込めていた――。
-
中学三年の卒業式の前日、清宮あかりは同学年の男子に愛の告白を受ける。その男子をよく知らなかったあかりは、付き合いを断る。高校に進学したあかりは、卓球部に所属し、そこで猛特訓を受ける。スポーツなどほとんどしたことのなかったあかりは、練習に明け暮れる毎日から逃避しようとしたが、いつしか――。そして、その先に思いがけない出会いが待っていた。
-
五月五日に行われる正体不明の月夜の盆踊りに招待された井森は、目隠しをされて迎えのタクシーに乗り、森の中の会場に到着する。そこで井森が目撃したものは、貉たちが主崔する奇妙な盆踊りだった――。
-
岩に棲む霊に取り憑かれた、安藤いずみを救うため、井森はいずみを伴って、登山サークルのメンバーと共に山へ登る。やがて、いずみが行方不明になり、周囲の状況が激変する。岩に取り込まれたいずみを救うため、井森は窮余の一策を講じる――。
-
連休を前にした井森の元に、一本の電話が届く。悲壮な様子のその電話に困惑した井森は連休の予定を取りやめ、電話の主を待つ。だが、やって来たのは本人ではなく、祖母を名乗る女性だった――。
-
日吉家の嫁、麻衣子の父、立花健次郎と面会した井森は、そこで麻衣子の死は心不全による死で自殺ではないと聞かされ、市松人形についても麻衣子のものではないと聞かされる。日吉の話と大きな矛盾があることに気が付いた井森は、麻衣子の死と市松人形の呪いに疑問を抱く――。
-
K市に住む骨董商、境田彦次郎に連絡をもらった井森公平は、そこで、怪異な現象を起こす市松人形を見せられる。境田は、その人形を得意先の日吉源蔵からもらったといい、日吉は、息子の嫁が持って来たものだという。しかし、その人形の持ち主、麻衣子は自殺をしていた。境田と日吉は口を揃えて「嫁の呪いが市松人形に」と言うが、井森は実態を探るべく調査に入る――。
-
黒川省吾殺人と金庫強奪事件の真犯人が明らかになる。事件の背後にあるのは、アイヌ民族に対する迫害、それを助長する集団――。井森は、大阪府警原野警部の助けを借りて、そのすべてを明らかにしようとする。だが――。地図にない村、月寒村はどうなるのか、怒涛の完結編!
-
12名の行動を調査し始めた井森は、警察が形ばかりの調査しかしていないことを知り驚く。原野警部は、「この事件は、斉藤淳一の逮捕によって、決着、その後の捜査はアウトになった」と井森に告げる。事件の裏側にある不気味な闇に気付いた井森は、なおも捜査を続け、意外な事実に気付く――。
-
黒川家の息子、黒川省吾のパーティには、男女計12名の人間が参加していた。事件はその12名が帰宅した後に起きている。パーティ後の12名の行動は、全員がカラオケに参加して朝まで過ごしたことになっている。アリバイ作りのような行動に不審に思った井森は、12名の参加者を訪ねることにする――。
-
キルイ(斉藤淳一)の冤罪を晴らすことを約束し、月寒村を出た井森は、事務所に戻ったところで《命が惜しかったらキルイの事件から手を引け》と書かれた脅迫文を見て驚く。井森がキルイの事件に手を貸すなど、月寒村の人たち以外に知り得ない。一体誰が――。井森は大阪府警に行き、原野警部を訪ね、キルイの事件について全容を知りたいと伝える――。
-
高嶺山王が暴漢に襲われ死に至った。山王の死によって天童教は混乱する。一度は退団を決意した臼間天童だったが、山王の死を聞いて豹変する――。
-
学生時代の友人である田中萌子から「相談したいことがある」と電話をもらった井森は、H県北部、山中に住む彼女の元に向かう。迎えに訪れた田中萌子の義理の息子、真林堂孝明と共に向かった先は地下深くに作られたアイヌの村だった――。
-
山王グループの総帥、高嶺山王が暴漢に襲われて病院に運び込まれる。そのニュースが駆け巡る中、図書館司書の渡辺と江西みどりが、天童教本部へ出向き、臼間天童のインタビューを行う。だが、予想に反してインタビューに答える天童は大きく様変わりしていた――。
-
男性に縁遠いインテリアコーディネーターの花江は、以前、大雨の中で助けられた男と再び雨の中で不思議な出会いをする。その男性、祖師谷春樹に食事を誘われた花江は――。
-
突然、友綱刑事の訪問を受けた箭内万作は動揺する。動揺が収まらないまま箭内は事件解決の糸口をつかむために宝田興業のタクシーに乗車し、殺害された四人のことを知るベテラン運転手に、同僚だった時代の四人の動向を尋ねる――。
-
ひき逃げ事故で亡くなった君島兵庫、本名、犀川隆弘のマンションへ駆け付けた井森とみどり、渡辺の三人は、荒らされた室内から二つの封筒を探し出す。一つの封筒にはアドレスを書いた便箋、もう一つにはキーが入っていた――。
-
朋輩タクシー運転手、林の車を追いかけた箭内と田所は、林の車の無線が切られていることに不安を抱き、乗務管理センターに居場所の確認を要請する。有馬温泉に向った林の車は、有馬街道の途中で発見され、そこには――。事件の展開は風雲急を告げ、箭内は核心に向かって突き進んでいく。
-
臼間天童の半生を描いた『神への誓い』の著者を確認するため、図書館へ出向いた井森は、そこで、著者、君島兵庫の存在を知る。君島が図書館司書の渡辺と交際していたことを知った井森は、渡辺から天童教の情報を得ようとする――。
-
朋輩タクシー運転手が何の動機もなく無差別に三人連続で殺害されたことで、箭内万作が本格的に動き出す。被害者の三人の履歴を調べているうちに箭内はある共通点を見つけ出す。三人共に前職が玉田興業という会社だった。玉田興業はタクシー会社である。その会社の運転手だった三人は朋輩タクシーに引き抜かれた。しかも、引き抜きの条件としてあるものを運ぶ仕事が義務付けられていたことがわかる――。
-
渡辺司書から『神への誓い』を借りた井森は、その本が天童教の教祖、臼間天童を描いたものであることを知り、おどろく。明らかになる天童の過去、そして、山王グループの会長、高嶺山王との関係――。
-
運転手殺しの犯人は朋輩タクシーの経営者一族に対する怨恨の線が強いと睨んだ府警本部は、早速、佐伯家の捜査に入るがガードが固く、佐伯家の内情を把握するところまで行かなかった。そんな時、第三の殺人が起きる。今回もまた朋輩タクシー運転手が殺害された。前回同様、強盗殺人ではなかった。そして、夕刊紙に朋輩タクシー社長、佐伯淳太郎のスキャンダルがトップ記事で紹介される――。
-
那須史江は、会社に出入りする小柳洋一に心惹かれていた。三十歳と言う歳の差と妻帯者であるということが史江を辛くも思い止まらせていたが、逢瀬を重ねるうちに次第に――。
-
天童教本部に潜入するために大阪梅田から専用送迎バスに乗車しようとした井森は、車掌に乗車を断られ、本部の幹部たちが待つホテルの喫茶店に先導される。天童教がなぜ自分の行動を把握しているのか疑問を持った井森だったが――。
-
コピーライターの金田が行方不明になった。新興宗教「天童教」の取材に入り、突然、連絡が途絶えたのだ。金田の消息を追って、井森が天童教本部に潜入する――。
-
結婚式を目の前にして、功に裏切られた美鶴は、失意の中で会社を退職し、躁うつ病に陥る。このままでは重い鬱病に進展すると医師から忠告を受けた美鶴は、パン屋の店員として働き始める。三カ月間の契約を終えた時、美鶴は店主から、もう三カ月、今度はパンを作ってみないかと誘われる――。
-
村を覆うものの正体、それは――。井森は慧眼和尚の力を借りて、迫りくる巨大な力に挑む。消えた村人たちは一体どうなるのか、そして井森たちの運命は――。幽霊村の惨劇、堂々、ここに完結!
-
みどりは慧眼和尚と共に井森のいる村へ向かった。しかし、障害壁に阻まれて村へ入ることができない――。一方、井森は、刑事たちと共に唯一の聖域ともいえる火の見櫓の上に登る。そこで井森が見たものは、徐々に迫りくる海の景色だった――。
-
目を覚ますと見知らぬ女が傍で眠っていた。寝ぼけ眼の啓介が立ち上がると、素っ裸で、パンツすら穿いていない。驚いて女を起こすと、女は啓介を見て、「キャッ」と声を上げる。まるで覚えがない啓介は――。
-
日村刑事と狭山刑事が、村の火の見櫓の上から見た、信じられない海の風景――。デジタルカメラのファインダーは確かにあの海を捉えていたのに、何も写っていない。一体これはどういうことなのか――。三人の刑事と井森の前に次々と起こる怪奇現象。そんな時、極楽出版のみどりの前に一人の老人が現れる――。
-
美しく、多くの社員の憧れの的、高倉美那子は、遠井雄一郎が雑誌に投稿したエッセイを読み、感動の言葉を遠井に伝える。ほのかな恋心を抱いた遠井であったが、その美那子に大手の製薬会社の御曹司がプロポーズする――。誠実な真実の愛の物語。
-
『井森へ。鍵は福井のF海水浴場、きみと初めて出会った、あの海の岬にある』。友人の家で井森は、友人の書き置きを見つける。海の岬――。井森の脳裏に浮かんだのは、海の家での夜の出来事だった――。
-
加奈子は山崎惣一のことが忘れられない。女ぐせの悪さに愛想をつかせて別れたものの、未だに山崎を思って悶々とすることがある。そんな加奈子に積極的にアプローチしてくる岡本毅は、太い眉、大きな背中、大柄な体格のお世辞にもハンサムとは言い難い男だった――。
-
山間の奥深い村に住む友人から助けを求める手紙が井森の元に届く。井森がその村に駆けつけると、友人はおろか村人たち全員が姿を消していた。不審に思った井森は、神社へ向かい、そこで一人の老人に出会う――。
-
競馬好きだが、負けてばかりいる馬場さんが、えびす亭にやって来て、「今度の競馬は勝てる」と断言する。占い師に幸運を拾うと言われたと語る馬場さんにとって、幸運は競馬で当たることしかなかった。しかし――。
-
雨の日、ファミリーレストランで出会った不思議な女、川崎あかねは「どこへも行くあてがない」と雨に濡れた体で言う。仕方なく自分のマンションへ連れ帰った小池隆一は、ようやく高熱の引いたあかねに「自分の家に帰れ」と諭すが、あかねは「どこにも帰る家がない」と言う――。
-
殺人を犯したと自首してきた男がいる。しかし、現場に到着した警察官は殺人の証しを何も見つけることができなかった。狂言ではないかと疑ってみたが、どうやらそうではないらしい。調査をすると、自首してきた男と同棲していた女性が行方不明になっていることがわかった――。
-
昭和35年春、中学を卒業したばかりの宮下俊一は、上阪してセロファン印刷の工場に入社する。激しい工場勤務の中で俊一は高校進学を希望するようになる――。高度成長期の日本を舞台に、底辺で生きる若者たちの青春を描く大河小説の第一弾!
-
コンビニで働く正二の元に、故郷から父親がやって来る。しかも、その日は正二の誕生日、彼女との約束があった。父親に断りの電話を入れようとするがつながらない。そんなところへ彼女がやって来た。しかも父親と一緒だった――。
-
新人人気女優の葉山洋子が大阪城公園市民の森で死体となって発見される。短期間であったが、大学生時代、井森の元で働いたことがあるということで、一時は井森に疑いの目が向くが、事件の真相は意外なところにあった――。
-
大阪で起きた連続女性殺人事件と同様の事件が、白浜円月島近くで発生し、遺体の遺留品が東藍子のものであることが判明する。また、宿泊先のホテルで青山と笠井が死体となって発見され、事件はいよいよ混迷の度を深くする――。
-
経理専門の父に勧められた経理の専門学校が蝶子にはなじまない。三カ月ほどで専門学校を退学したことを父に知られ、蝶子は家を飛び出す。家出同然の蝶子に襲いかかる魔の手から防いでくれたのは、スタンドバーのマダムだった――。
-
藤堂歯科医院恒例の慰安旅行に招待された井森とみどりは、次々と不審な事件に遭遇する。藤堂歯科院長の藤堂切人宛に送られてきた謎の脅迫状、列車の中で歯科医の下條が青酸カリ中毒で病院に搬送され、白浜駅で東藍子が行方不明になる――。
-
進路に悩む女子高生が、ストリッパーを養成するダンススクールに出会い、運命に翻弄されながら、家族の反対を押し切り、ストリッパーの道を歩むまでを、独白で描く珠玉の物語。
-
世界タイトルマッチを控えた美咲丈一のトレーナー、岡部道夫が毒殺される。混乱する花山ジムを訪れた井森は、マウスピースに毒が盛られていたことを知り、その周辺を洗う。美咲丈一は、井森に、自分が狙われたのでは、と打ち明けるが――。
-
えびす亭に出入りする謎の女、お蝶さん。彼女は、川島五郎を待って中央市場で働いている。しかし、一年経っても二年経っても、川島は行方不明のまま、お蝶さんの元へ帰って来ない。川島のことを忘れようと、故郷の高知へ帰ったお蝶さんだったが、そこで――。
-
右目じりの下に黒子がある小夜子は、占い師に言われた、恋愛運があるという言葉を信じている。しかし、なかなかその運に巡り合えないでいた。そんな時、小夜子は一人の男性と知り合う。しかし、その男には家庭があった――。
-
謎の死を遂げたヒゲの浩太の事件を追う中で、井森はヒゲの浩太の家庭環境に謎を解く鍵があるのではないかと考えるようになる。みどりにヒゲの浩太の家庭環境、過去を調査させた井森は、ヒゲの浩太の悲しい人生を知って――。
-
暴れ者の鶴さんが、赤ちゃんを背負ってえびす亭にやって来るようになった。女に逃げられて子供だけ押しつけられたのだろうとえびす亭の面々は噂をしたが、鶴さんはドアの前に捨てられていたと言う――。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。