『アレクサンドル・デュマ、501円~800円(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
1 ~11件目/全11件
-
落ちぶれ貴族のジャンヌ・ド・ラ・モット伯爵夫人は、ルイ16世の宮廷に出入りするという野望を胸に抱いていたが、ふとしたきっかけから王妃マリー=アントワネットと顔なじみになり、足がかりを得る。王妃のお気に入りの美女アンドレは、恩義を感じる海軍軍人シャルニー伯に恋心を覚えたが、シャルニー伯のお目当ては王妃だった。アンドレの兄フィリップも王妃に気があった。王妃は次々と画策される陰謀にまどわされる。王はあるとき王妃の行動を疑ったことを恥じ、お詫びに高価な首飾りを贈ろうとするが王妃は受け取らず、首飾りは宙に浮く。カリオストロ伯は陰謀を企む謎の人物だ。彼は王妃に関する醜聞を広めようと、王妃と瓜二つの容貌を持つ、オリヴァという無名の女を利用して、有名なサロンに行かせて錯乱を起こさせたり、オペラ座の舞踏会に行かせて、王妃としての品位を傷つけるように仕向けたりした。
-
ルイ15世の宰相、ブルボン公の愛妾ド・プリー侯爵夫人は、リシュリュー公の愛人でもある。二人の恋人は双方の合意によってのみ関係の解消をする取り決めをしているが、リシュリュー公はガベル=イル嬢に、侯爵夫人はその婚約者ラウル・ドービニーに恋したため約束が反故になった。リシュリューは若い男性に挑戦して、出逢った女性を24時間以内に陥落させると賭けをした。通りがかったのが偶然にもバスティーユ牢獄に囚われている父と兄の釈放の嘆願を侯爵夫人に願うベル=イル嬢だった。(第一幕)。嫉妬した侯爵夫人は、公爵が24時間以内にベル=イル嬢に合わせないように、バスティーユの長官に依頼してベル=イル嬢を父にあわせる段取りをしてパリに出かけさせる。リシュリュー公爵は秘密の扉からベル=イル嬢のいるはずの部屋に入って首尾よくものにしたと証明した。(第二幕)。翌朝、婚約者のドービニーがベル=イル嬢に説明を求めるが、彼女は口外しない誓いを破れないため、公爵に嘘だと白状するように求めるが、公爵はベル=イル嬢と夜を過ごしたことを確信しており、婚約者は彼女の裏切りを信じて絶望する。(第三幕)。ドービニーはリシュリューと決闘を挑むが止められ、やむなくトランプで勝敗を決する。ドービニーが負けて8時間後に自殺することになる。おりしも内閣が瓦解してブルボン公が拘束され、プリ侯爵夫人も蟄居、リシュリュー公爵も逮捕となる。リシュリュー公爵はようやく侯爵夫人に騙されたことに気づく。(第四幕)。最後に連行されたパリから早馬で駆け戻った公爵が現れてすべての誤解が解けて和解になる。(第五幕)
-
『カリギュラ』は、スエトニウスの『12皇帝列伝』を読んだ後、1937年に書かれた。私はこの劇をアルジェに作った小さな劇場のために書いたが、私の意図は、非常に簡単に言えば、カリギュラの役を作ることだった。駆け出しの俳優たちは無邪気なものだ。それに私はといえばまだ25歳で、自分以外のすべてを疑う年齢だった。戦争のおかげで私は謙虚になり、『カリギュラ』は1946年にパリのエベルトー座で初演された。(1958年の英語版序文より)
-
アレクサンドル・デュマの『キーンまたは狂気と天才』(1836年初演)の翻訳。サルトルが翻案した『キーン』(1953年初演)はすでに翻訳があるが、原作のデュマ版はこれが初訳である。当時のフランスのロマン派演劇の俳優フレデリック・ルメートルがイギリスの伝説的名優キーンの1833年の死にさいしてキーン自身を演じたいと願い、デュマが完成したのが本作品。イギリス皇太子の友人でデンマーク大使夫人を愛するキーン。舞台上でロミオとジュリエットを演じていたキーンは、伯爵の桟敷にいるエレナとプリンスの姿を認め、財産目当てで女優志願のアンナとの強制結婚を目論む悪徳貴族ロード・ミーウィルを罵倒しながら、舞台上で気絶する。さて、キーンの最後はどうなるだろうか。
-
陰謀によって結婚直前に牢獄に囚われの身となった青年エドモン.14年後脱獄した彼は,モンテ・クリスト伯となって,次々と復讐をとげていった….正義と愛にあふれる壮大なロマン.
-
国王に忠誠を誓うフランスの若き騎士ダルタニャンは、策略をめぐらし、剣をふるって、枢機卿の陰謀にたちむかう。3人の騎士との厚い友情が生き生きと描かれたデュマの傑作。[解説 木坂涼]
-
青年エドモン・ダンテスは「ファラオン号」の次期船長の有力候補として、希望に胸ふくらましてマルセーユに帰港する。そこにはフィアンセが首を長くして彼の帰りを待っていた。だが、足取りも軽く父親とフィアンセのところへと急ぐダンテスの背後には、「ファラオン号」の会計士ダングラールの食い入るような憎悪のまなざしがあった。…ダンテスが知らずして託された手紙が陰謀の引き金をひく。ダンテスは無実の罪を着せられ、死の牢獄「シャトー・ディフ」に幽閉される。囚人三十四号としての十四年の獄中生活! だがダンテスはついにチャンスをとらえて脱獄する。まず知りたいのはフィアンセのこと、父のことだ。せめて獄中で知り合ったファリア神父から聞いたスパダの秘宝を手に入れることができれば…雄大な構想で展開する波瀾万丈の物語。 全5巻。
-
ダルタニアン少年と、3人の銃士の冒険ストーリー!
あこがれのパリに出てきたばかりの貧乏貴族の少年ダルタニアン。国王陛下につかえる銃士の仲間入りをするはずが、いきなり3人の強そうな銃士と決闘をすることになって!? わくわくの冒険いっぱいのつばさ版三銃士!【小学中級から ★★】
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。