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『呉茂一(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~10件目/全10件

  • ルキアノスは哲人皇帝マルクス・アウレリウス治世下の2世紀後半のローマ時代に活躍した。多数の著作を著したが、独創と構想力のゆたかな作家といわれる。一方そのギリシア語は、きわめて流暢で、しかも平易な、典型的な古典散文といわれる。彼がはたして時世を慷慨する警世家だったか、それとも単に皮肉を並べ知的な逆説を弄する戯画家だったかは、人によって判断を異にするが、その面白さは折り紙つき。本書には「本当の話」「遊女の対話」「悲劇作者ゼウス」など代表作7編を収めた。
  • いつの時代も私たちを惹きつけてやまない神話。
    文学や絵画はもちろんのこと、現代でもアニメやゲームのキャラクターとして神話のモチーフは取り入れられています。神話の知識がなければ興味は半減してしまうでしょう。
    神話が人を楽しませ、ときには人を感動させるのは人間世界の真実の断面を私たちの目の前に投げ出して見せてくれるからです。神話は人間そのもののあり方、本質に迫ろうとします。そして倫理や法などの根本理念を考えさせます。
    西洋古典学の第一人者が世界の神話の成り立ちや共通点を、ギリシア神話を中心にやさしく紹介する、神話を味わうために最適の一冊。(原本:『入門・世界の神話』講談社、1965年)

    目 次
    はじめに
    第1章 神話のさまざま
    1 大蛇退治――アポロンと素戔嗚尊
    2 花物語――ヒヤシンスとすいせん
    3 星座――天に上ったくまの母子
    4 七夕祭り
    5 湖畔に立つポプラとかしの木

    第2章 神話の成り立ち
    1 裁く神から踊る神まで
    2 『死と少女』
    3 金色のひつじの皮衣
    4 オデュッセウスと百合若
    5 史謡の世界――トロイの木馬

    第3章 世界の神話
    1 永遠の生を求めて
    2 ノアの大洪水
    3 ピラミッドの秘密
    4 美しく奥深い北欧の神話
    5 さるのつくった岩橋

    第4章 世界のはじめ――ギリシア神話(1)
    1 世界のはじめ(天地開闢)
    2 神々の誕生
    3 人類のはじめ
    4 黄金時代

    第5章 オリュンポスの神々――ギリシア神話(2)
    1 オリンピックの由来
    2 銀の弓と竪琴との神――アポロン
    3 処女神宮のいわれ――アテーナとポセイドン
    4 海のあわから生まれた女神――アフロディテ(ヴィーナス)
    5 酒と芝居の神――ディオニュソス
    6 商人とどろぼうの親方――ヘルメス神
    7 月の女神アルテミス

    第6章 海と地下の神々
    1 ほら貝ふきのトリトオン
    2 六粒のざくろの実

    第7章 英雄時代
    1 ヘラクレスの一生
    2 迷宮と牛人退治
    3 スフィンクスのなぞ
    4 白鳥の皇子
    5 さかはぎの駒

    第8章 日本の神話
    1 よみがえり
    2 日の御子
    3 海幸彦と山幸彦
    4 因幡の白うさぎ
    5 金色の鵄

    第9章 伝説と史実
    1 トロイア遠征の伝説
    2 帰還の物語
    3 説話の世界
    4 神話の永遠性
    5 神話と現代

    索引
  • 著者のトマス・ア・ケンピスは14世紀終盤ドイツで生まれ15世紀後半まで生きた修道士。神秘思想家として数々の著作を残している。その著作は文章のわかりやすさ、章節の短さなどから普通の庶民にとって読みやすいこと、また救いに繋がる安らぎと瞑想を誘う深みを与えてくれることから、中世以降現代まで『聖書』に次ぐ多くの読者を獲得したと言われている。
    内容構成は全四巻、章としては114章を数えるが、それぞれの章は数ページからなるものが多く、どの章も深い味わいを持っている。「キリストにならい、世の空しいものを軽んずべきこと」「自身について謙遜であるべきこと」「過度の親しみを避けるべきこと」「艱難の効用について」「心配ごとはすべて神にゆだねるべきこと」「自愛が、最高善からとりわけ人を引き離すこと」「誰がいっているのかということよりも、何がいわれているかに心を用いよ」など、生き方の知恵としてキリスト教徒でない日本人の心にもひびき、参照すべき項目が多い。
  • アリストパネス(446年頃~385年頃BC)は古代ギリシア、アテナイ出身の劇作家で、喜劇作家、風刺作家の代表として知られる。 ギリシア喜劇は彼の時代に最盛期をむかえ、彼の死とともに衰えた。生涯に44作の喜劇を書いたが、現存するのは11作である。どの作品においても、当時の実在の人物を取り上げ、奔放な想像力と構想力で時代を風刺するのが特徴で、過激な笑いを提供した。この第1集には「蜂」「平和」「鳥」の3編の代表作を収録した。
  • 少年ダフニスは森のなかで山羊に育てられているのを、少女クロエはニンフの洞窟で羊に育てられているのを見つけられた捨て子だった。二人はそれぞれ山羊飼いと羊飼いの夫婦に拾われ、すくすくと育ち、やがて恋心を覚えるようになる。エーゲ海のレスボス島の伸びやかな牧野を舞台に繰りひろげられる神話的・牧歌的な物語。
  • シリーズ2冊
    1,980(税込)

    『イーリアス』は、伝ホメーロス作の長編叙事詩。『オデュッセイアー』と並んで、ギリシア文学の劈頭に位置するのみか、文学的世界遺産と称するに足る傑作である。全二四書、一万五六九三行に描かれるのはトロイア戦争十年目の四九日間。神々と英雄・人間とが織りなす壮麗なドラマを訳者はみごとな日本語で再現した。全二巻。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ギリシア悲劇の名作15篇を物語として描き、舞台を前に観客に解説するように表現してあるので読者は場面を想像しながら読むことができる。舞台劇の悲劇を文学として成立させている。入門書としても最適。
  • シリーズ2冊
    880(税込)

    トロイアの陥落後、帰路についたオデュッセウスは単眼巨人ポリュペモスの島に着く。仲間を食われたオデュッセウスはポリュペモスの目をえぐって脱出するが、ポリュペモスの父親、海神ポセイドンの怒りをかい、以後故郷へたどりつくまで10年間の長い放浪苦難をよぎなくされる。女神カリュプソによる7年の幽閉、人を豚に変える魔女キルケ、美しい歌声で誘惑するセイレネス、恐ろしい怪物スキュレとカリュプデスらとの遭遇と闘い、そしてようやくたどり着いた故郷イタケでは、妻ペネロペイアに言い寄り、その家を我が物顔に占拠利用するやくざな求婚者どもと闘わなければならなかった。
    だが、オデュッセウスは単純な勇士、不撓の航海者にとどまらない。策士であり、高貴であると同時に残酷・貪欲な人物でもある。「オデュッセイア」はそうした意味でも「最初の小説」「最初のすぐれた冒険小説」の名にはじない。
  • シリーズ2冊
    880(税込)
    著:
    ホメロス
    訳者:
    呉茂一
    レーベル: ――

    トロイア戦争が始まって10年目の最後の年、ギリシア方とトロイア方の勇将・戦士たちがくりひろげる戦乱絵巻。その中心となるのは、ギリシア方の総大将アガメムノンと、もう一人の勇将アキレウスとの、捕虜にしたトロイア方の娘をめぐっての人間臭い確執だ。全体は「源平盛衰記」のような日本の戦記物さながら。映画「トロイ」の原典でもある。
    アキレウスが戦いを拒否し、ギリシア方の敗勢は濃くなる。トロイア方の勇将ヘクトルがギリシア勢を海辺に追い詰めるにおよんで、アガメムノンは莫大な褒賞を約束してアキレウスを呼び戻そうとする
  • 原題は「変身譚」で、魔法によってロバにされてしまった若者ルキウスの遍歴を描く。ロバのルキウスはつぎつぎと競売にかけられて飼い主の変わるなか、あちこちと連れまわされ、何度も命を脅かされながら当時の世態を目の当たりにする。バラの花を食べて、ぶじに人間の姿にもどれるのは、はたしていつの日か? ルネサンス時代に再発見されて以来、愛読されてきた、風刺のきいたファンタジー。

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