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『文春文庫、あさのあつこ、501円~800円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~8件目/全8件

  • シリーズ3冊
    649880(税込)
    著:
    あさのあつこ
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    山河豊かな小舞(おまい)藩、父代わりの兄を何者かに殺された林弥(りんや)は友らに支えられ剣の稽古に励む日々を送るが、江戸から来た家老の息子・透馬との出会いから運命が動きだす。やがて藩の政争と陰謀が少年たちをも巻き込み……。身分や立場の差を超えてつながる少年剣士の成長に清々しい風が吹く、著者の新たな代表作。
  • 小学生からの殺害予告に引きこもり人間からの告発――。
    文通会社に届くワケありの手紙には、手紙で立ち向かえ!

    「ねぇ、まめに手紙をくれてた人と急に音信不通になるって、どんな場合だと思う?」
    叔母さんが突然切り出した質問にたじろぐ、17歳の岳彦。

    叔母さんのむぅちゃんは秘密裏に、ILL(I love letter)という会員制の文通会社をやっている。
    年会費を納めると、会員は自分のペースでILLの社員宛てに手紙を書いて出す。
    毎日でも、ひと月に一度でも構わないが、姓と住所は本物を明記しなくてはならない。
    子供の頃、せっせと叔母さんに手紙を書いていた岳彦はその腕を見込まれ、ILLの臨時スタッフとして雇われることに。

    二年間、ずっとILLと文通していた水元さんに何があったのか。
    岳彦は叔母さんに変わり、水元さんに手紙を書き始めるが……。

    「ぼくはママをころそうと思います」――八歳の少年からの殺害予告や、「どうしても、あの恋文を見つけたい」――大女優からの無茶な依頼などなどの難問に、自分自身の言葉を便箋に書き連ねて向き合う岳彦。

    メールや電話では伝わらない想いがある――。
    温かくて切なくて、ちょっと怖い六つの物語。

    ※この電子書籍は2016年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • おれはなんで、こんなに空っぽなんじゃ――野球部を引退し受験勉強に邁進するはずだった高校3年生の渓哉。だが自分の将来を思い描けず、焦燥感に苛まれている。ある日、道に迷っていた美しい女性・里香を案内することになるが……あさのあつこが故郷・美作を舞台に描く“直球”青春小説。書き下ろし短篇「もう一つの風」を収録。
  • 「寂しい大人になりたくない」吉谷美鈴。
    「馬鹿な大人になりたくない」雨宮達彦。
    「ぼくは一体、どんな大人になりたいんだろう」と、本書の主人公・秋庭樹。


    中学2年の4月、進路指導調査書を白紙で提出したことを、担任からとがめられ、樹は自分の将来について、否応なしに考え始める。
    実業家である父親は、小さな建設会社を足場に、高利の貸付、土地の売買、レストラン・スナックの経営などで成功をおさめていたが、地元の人からはよく思われてない。
    父が経営する店の一つ、トップレスバー〈フラワーヘブン〉の踊り子・ナンシーさんの踊りを見て以来、彼女のことが気になって仕方がない――。

    幼なじみである、成績抜群なのにどこか冷めている達彦・病弱な母に変わって家庭をやりくりする美鈴。地方都市の小さな町を舞台に、中学2年生の幼馴染み3人組が、迷い、悩み、成長していく姿を瑞々しく描く。

    文庫化を機に、19年ぶりに大幅改稿。5年後の3人を描いた中篇「フラワーヘブン」を特別収録。あさのあつこの原点ともいえる、傑作青春小説。
  • シリーズ8冊
    519570(税込)
    著:
    あさのあつこ
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    少年たちの葛藤と成長を描く、文庫書き下ろしシリーズ第1弾。江戸から遠く離れた田鶴藩。その藩主が襲われた。疾風のように現れた刺客は鳥獣を操り、剣も達者な謎の少年・燦(さん)。筆頭家老の嫡男・伊月(いつき)は、その矢面に立たされるが、2人の少年には隠された宿命があった――。尋常でない能力を持つ「神波(かんば)の一族」の正体とは? 一気読み必至のエンターテインメント時代小説。江戸の世を少年たちが駆ける!
  • シリーズ2冊
    519591(税込)
    著:
    あさのあつこ
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「けどさ、あたし、夢とかないし。特になりたいものとかないし、就職とか言われても困るよね。あたし、ずっと稲野原の生徒でいたいなあ」落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月。17歳の誕生日を目前に、理穂は失恋。身体が弱く入院を繰り返す美咲は、同情されるのが大嫌い。授業中も寝てばかりの如月は、天才野球選手の兄・睦月と何かと比較される。それでもお構いなしに、夏は輝いていた。『バッテリー』のあさのあつこによる、切なくて透明な青春群像小説!
  • 581(税込)
    著:
    あさのあつこ
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    霧で視界が遮られる中、邦彦はタクシーで自宅へ戻ろうとする。けれどその運転手は死んだはずの幼馴染で(「どっちだ?」)――「どんな慎ましやかな、地味な生であったとしても物語の宝庫となりうる」というあさのあつこが、新たに試みた意欲作。日常生活の一場面を綴ったエッセイから一転、現実と空想が交錯する物語が展開される、6つの連作短篇集。ファンタジックで哀しく愛おしい作品群は必読!
  • すれ違う子供が泣き出すほどの醜男の、愚直な恋のゆくえ(「甚三郎始末記」)。騙されていると知りながら待ち続ける遊女の哀しき運命(「風を待つ」)。自ら始末をつけるべく散り急ぐ男に、残された妻の覚悟を描く表題作など、心に染み通る5篇。四季の彩り溢れる情景と、男女の一途な愛を細やかに綴る傑作時代小説。解説・大矢博子

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