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『栗本薫、2018年11月3日以前(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧

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  • 『キャバレー』、『黄昏のローレライ』……、天才ジャズプレイヤーとヤクザ者の奇妙な友情の物語。

    『真夜中の天使』で登場し、『朝日のあたる家』で存在感を増した天才ジャズプレイヤー・矢代俊一を主人公に、ジャズマンの世界を描いた名作『キャバレー』と、その続編『黄昏のローレライ』や、
    さらにその関連作品『死はやさしく奪う』、「あの夏」を中心に、栗本薫のハード・ボイルド作品を収録。

    栗本が「私にとっては、最大の分身のひとり」と語るように、矢代俊一のあとを追って、栗本自身もジャズにのめり込み、ジャズ・ピアニストとしてライブを中心に活躍するようになった。

    多重人格障害を取り上げたサイコ・ホラー『いとしのリリー』のほか、月刊誌「小説怪物」に連載された「実験的創作講座」(単行本未収録)や、ジャズをテーマとしたエッセイ、著者のジャズ・ピアノの師匠であった嶋津健一氏による書き下ろしの特別寄稿などお宝も多数。

    夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ「栗本薫との日々」、実母・山田良子氏の日記から、栗本の誕生~大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も、大好評連載中。
    暁テル子の歌を聴いて「ねえママ、コイって何なの?」。 無邪気な幼稚園児・栗本薫の活躍も是非お読み下さい。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 「JUNE」史上最高の人気作を上下2巻で完全収録! 二葉と竜一、傷だらけの2人はどこへ向かうのか!?

    「JUNE」で人気を博した連載小説『終わりのないラブソング』。下巻にあたる【終わりのないラブソングII】では、
    文庫本の6~8巻と『TOMORROW』、番外編となる短編や、中島梓による「新・やおいゲリラ宣言」も収録。
    見どころは、「JUNE」誌で使った変名5つのうち、神谷敬里名義の短編全5作を復刻。
    これらはいずれも現在では入手が困難で、稀代のストーリーテラー栗本薫の面目躍如といえる佳品揃い。
    付録には「JUNE」と題された創作ノートの内容を紹介。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ「栗本薫との日々」(連載)、
    実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(初公開)も、大好評連載中。栗本薫の幼稚園生活が始まる!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 「JUNE」史上最高の人気作を上下2巻で完全収録! 二葉と竜一、傷だらけの2人から目が離せない!

    中島梓が雑誌「JUNE」で連載していた「小説道場」で、「学園もの」の作品の手本として第1話が掲載された『終わりのないラブソング』。
    発表されるや大きな反響を呼び、やがて同誌にて連載が始まった人気作を、上下2巻で完全収録する。
    上巻にあたる【終わりのないラブソングI】では、文庫本の1~5巻を収録。目玉は、「JUNE」誌で使用した栗本薫の5つの変名のうち、
    ジュスティーヌ・セリエ名義の4作とアラン・ラトクリフ名義の1作、計短編5作を復刻。いずれも入手困難な貴重な作品ばかり。
    作者や翻訳者のプロフィールまで作り込み、名義ごとに作風やテーマも自在に変えていた栗本の豊かな才能に驚嘆せずにいられないだろう。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ「栗本薫との日々」(連載)、
    実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(初公開)も、大好評連載中。栗本薫のおしゃまぶりに悶絶必至!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 筋金入りのSFファン栗本薫の、『セイレーン』ほか初期SF作品を完全収録!

    小学生時代に武部本一郎氏の美しい挿絵に惹かれてSFと出会って以来、その世界、物語、作家たちのすべてを愛してやまなかった栗本薫。
    『魔界水滸伝』、『グイン・サーガ』など、ファンタジーSF作品で知られるが、本格SF作品も数多く手がけている。それら作品群のなかから、初期の6作品(『セイレーン』、『時の石』、『心中天浦島』、『エーリアン殺人事件』、『火星の大統領カーター』、短編「ケンタウロスの子守歌」)を収録。さらに、雑誌「幻影城」に京堂司名義で発表されたショートショート(単行本未収録)まで、栗本薫のSF愛にどっぷりひたれる充実の内容!

    付録として、雑誌の取材でレイ・ブラッドベリ氏のもとを訪れた際のインタビューやツーショット写真、そのときにブラッドベリ氏から贈られたサイン入り著書をはじめ、中学2年生時に初めて書いたSF小説「新天地めざして」を、貴重な自筆原稿写真とともに初めて公開する。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ「栗本薫との日々」(連載)では、『セイレーン』の誕生秘話が明かされる。さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(初公開)も好評連載中。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫のもう一つの顔である「評論家・中島梓」が、マンガ、息子との日々、2度にわたるガン闘病までを自在に語ったエッセイ集!

    作家として数々の人気シリーズを手がける栗本薫には、「評論家・中島梓」というもう一つの顔があった。
    その中島梓が、愛するマンガ、息子との日々、二度にわたるガン闘病までを自在に語ったエッセイ5冊(『マンガ青春記』、『息子に夢中』、『ガン病棟のピーターラビット』、『アマゾネスのように』、『転移』)と、中島梓名義で生前に発表された唯一の私小説「弥勒」(「群像」掲載、単行本未収録作品)をまとめて収録する。
    さらに「早稲田文学」1979年6月号における平岡篤頼との対談で著者自身が、「弥勒」以前の駆け出し評論家時代に出版社に持ち込んだことを明かしていた、知られざる私小説「ラザロの旅」(未発表作品)を史上初めて公開! 重度の知的障害者であった実弟をめぐる自身の相剋、両親との葛藤、結婚を考えていた恋人との破局など、若かりし頃の彼女の私生活が赤裸々に描かれており、もし出版されていれば、彼女の小説家としての軌跡を変えていたかもしれない一篇である。
    付録として『マンガ青春記』、『息子に夢中』の自筆原稿、「D介日記 日々是好日」のほか、著者がマンガ家をめざしていた中学時代の自筆マンガ作品とその自評も収録する。
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(連載)を初めて公開する。

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 耽美、浪漫、頽廃などの栗本作品の重要な主題が短歌として表現された、創作の源泉を知るための好個の書。

    1984年に自費出版された栗本薫の短歌集。出産、育児によって活動を抑えていた1983年から84年にかけて、奔流のように湧き出した短歌が収録され、耽美、浪漫、頽廃などがキーワードとなる栗本薫の創作のモチーフが直截に表現されている。栗本薫の耽美小説群のファンのみならず、創作の源泉を垣間見させる栗本薫を知る上での好個の書。

    【著者】
    栗本薫
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。1981年には吉川英治文学新人賞を受賞。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、SF、ミステリー、時代小説、耽美小説などさまざまなジャンルに渡る400点を越える著作が刊行された。
  • 伊集院大介・最大の敵「シリウス」がついに登場!大介は美貌の天才舞踊家・芳沢胡蝶を怪人の魔手から救うことができるのか?

    美貌のファッション・モデルが次々と掠われてはバラバラ死体となって発見される、連続殺人事件が発生した。犯人は「シリウス」と名乗る謎の人物。次の標的と目される人物の身辺警護の依頼を受けた伊集院大介は、事件に深く巻き込まれていく。人の心を操って自らの手を汚すことなく、むごたらしい殺戮を繰り返すシリウスは、やがて次の標的を天才舞踊家で美貌の女形、芳沢胡蝶と定めた。大介とシリウスの死闘が始まる!

    のちに栗本薫自身の手でミュージカル化された、彼女の代表作のひとつ「天狼星」シリーズ5作(『天狼星』、『天狼星II』、『蝶の墓 天狼星III』、『新・天狼星 ヴァンパイア 恐怖の章』、『新・天狼星 ヴァンパイア 異形の章』)を完全収録。付録として、同人誌に発表された著者自身による評論、ミュージカル『天狼星』に寄せたエッセイ、CD『天狼星』のライナーノート、「伊集院大介シリーズ」創作ノートなど、『天狼星』をまるごと堪能できる資料が満載!
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(連載)を初めて公開する。

    ※この作品にはカラー写真が含まれています。
  • 『真夜中の天使』、『翼あるもの』は序章だった! 時を越えて真実の愛に向き合う、宿命のふたり……今西良&森田透!

    ナルシスのような妖しい美貌と甘い声をもつ天性のスター・今西良と、彼に敗れて芸能界から去った森田透。
    スターの座から転落したばかりか、恋人・巽竜二を良に奪われ、殺されて、身も心もどん底に沈んだ透を支えたのは、良への憎しみと巽への追慕の念だけ……のはずだった。しかし、7年後の巽の命日に、彼の墓の前で思いがけぬ再会を果たしたその日から、ふたりの運命の歯車が大きく回り出す! 愛に飢え、傷つき、怯えながらもそれを求め続けたふたりの、気高き魂の再生が今、はじまる……。
    少年愛小説(いわゆるBL)の分野においても先駆けであった栗本薫が、自身の作品『真夜中の天使』、『翼あるもの』の主人公ふたりのその後を、17年がかりで描いた意欲作で、「東京サーガ」と呼ばれて熱烈なファンの多い作品を1巻に収録。
    付録として、現在閉鎖されている自身のウェブサイトに書き下ろした「『朝日のあたる家』第5巻発売&シリーズ完結記念特別エッセイ!」、愛とセックスを掘り下げたエッセイ3本と、フランス文学者で評論家の北岡晴一氏との対談「セクシーとは?」のほか、『朝日のあたる家』自筆原稿、創作ノートなど、見どころが満載!
    また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学卒業までを記した、『栗本薫の育児日記』(連載)を初めて公開する。
  • 新シリーズの舞台は宇宙――そこでは科学と機械が支配する第一帝国と、超能力を操る第二帝国が「千年戦争」を繰り広げていた!

    クトゥルーの神々による地球侵略と、地球古来の神々との戦い、そして神々の圧倒的な力の前に滅びゆく人類の危難を描いた著者の代表作、『魔界水滸伝』。その5千年後の宇宙を舞台に描かれる第三部「銀河聖戦編」では、科学と機械が支配する第一帝国と、超能力を武器に第一帝国に抵抗する第二帝国が繰り広げる「千年戦争」の時代の物語。

    突如としてブラック・ホールが出現し、また忽然と消えた謎の宙域「クランベル・ポイント」と、そこから発生した108の彗星雨。次々に起きる非科学的な現象に、第一帝国の王子セイ・グランヴァルドは密かに調査開始を指示した。ちょうどそのころ、宇宙服などの装備をいっさいつけず生身のまま宇宙空間に漂っていたところを第一帝国に救助された禍津神・安西雄介は、彼の参謀・加賀四郎とともに是非なく千年戦争に巻き込まれてゆく――。著者の死去により未完に終わった、壮大なスケールで描かれるスペース・オペラ!

    付録として、鏡明氏、野田昌宏氏とともにスペース・オペラの魅力を語り尽くした座談会「ビバ! スペース・オペラ」、著者による少女マンガとSFを論じたエッセイ2篇や、「クトゥルー神話」の暗い魅力を語ったインタビュー、さらに、自称「あとがき作家」の面目躍如といえる『魔界水滸伝』のあとがきを一挙収録。また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(連載)を初めて公開!
  • クトゥルーの神々の侵略は、戦国時代に始まっていた! 織田信長に姿を変えて邪神を迎え撃つ北斗多一郎の孤独な戦いを描く!

    20世紀から戦国時代にタイムスリップした北斗多一郎が目撃したのは、織田信長をはじめとする有力武将や、比叡山などの仏教拠点のほとんどがすでにクトゥルーに乗っ取られているという惨状だった。このままでは歴史は書き換えられ、日本はクトゥルーの支配となってしまう……と察した多一郎は信長に姿を変え、歴史を元の流れに戻すべく孤独な戦いを始めた!

    『魔界水滸伝』の外伝として書かれた『白銀の神話』(全4巻)は、大魔王と呼ばれた織田信長の比叡山焼き討ち、荒木村重一族の処刑など、数々の残虐行為や、安土城築城の裏に隠されていたクトゥルー神との戦いを、みづちの長・多一郎の視点で描ききった意欲作。もちろん、美貌の小姓・森蘭丸と信長の、宿命の縁からも目が離せない。

    付録の目玉は、全108柱を記した『魔界水滸伝登場人物』自筆メモ。本編には105柱の人物しか登場していないことから、残り3柱の正体がファンの間で長らく取りざたされてきたが、その3柱を含めて108柱すべてがわかるこの自筆メモは、まさにファン必見。そのほか、『魔界水滸伝シリーズ』の創作ノート、『魔界水滸伝』正伝ならびに『白銀の神話』でタッグを組んだ漫画家・永井豪氏への熱い思いを吐露したエッセイとインタビューを収録。また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(連載)を初めて公開!
  • 「トワイライト・サーガ」、『パロスの剣』、『魔境遊撃隊』など、「グイン・サーガ」関連のSFファンタジー作品集!

    ジェイナス神の禁忌を犯して故国パロスを追われた美貌の王子ゼフィールと、草原の国トルースの公子ヴァン・カルスの流離譚を描く「トワイライト・サーガ」が華麗に甦る!

    「グイン・サーガ」と同じ中原を舞台に、その数千年後の世界を描く「トワイライト・サーガ」(『カローンの蜘蛛』、『カナンの試練』)。栗本が大学生時代に短編「カローンの蜘蛛」を「S-Fマガジン」コンテストに応募したが落選、その後「グイン・サーガ」のヒットによって日の目を見ることとなり、天野喜孝の妖しく美しい装画とあいまって人気を得た。 舞台を同じくするほか、ジェイナスとドールの二神など、「グイン・サーガ」の世界観はここから多くを受け継いでおり、「グイン・サーガ」ファンにとって必読の書といえよう。このほか、「トワイライト・サーガ」とは逆に「グイン・サーガ」の数千年前を描く『パロスの剣』、著者の分身・栗本薫が活躍する『魔境遊撃隊』と、それに続く短篇『猫目石』まで、「グイン・サーガ」に所縁あるファンタジー作品をまとめて読める1巻だ。

    付録として、『カローンの蜘蛛』、『カナンの試練』、『パロスの剣』の自筆原稿、『魔境遊撃隊』創作ノート、著者による「ヒロイック・ファンタジー論」2篇やインタビューを収録。また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)、さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学入学までを記した、『栗本薫の育児日記』(連載)を初めて公開!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 栗本薫の担当編集者であり、また夫でもあった今岡清が、個人的な思い出深い作品を集めた作品集。

    栗本薫の担当編集者であり、また夫として30年以上に渡り生活を共にした今岡清が、個人的な思い出深い作品を集めた作品集。江戸川乱歩賞受賞で華々しく文壇デビューしたのち、初めてSF-マガジンに登場した「ケンタウロスの子守唄」、ふざけ散らしたユーモアSFでありながら文明批評でもある「エンゼル・ゴーホーム」、日常の会話から書き始められたものの中断していた原稿の発見された「手間のかかる姫君」、マンガ家に憧れていた栗本薫の唯一のマンガ作品「日々是好日」ほか六篇を収録。

    【目次】

    ケンタウロスの子守唄
    エンゼル・ゴーホーム
    パソコン日記
    手間のかかる姫君
    滅びの風
    日々是好日
    解説

    【著者】
    栗本薫
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。1981年には吉川英治文学新人賞を受賞。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝22巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、SF、ミステリー、時代小説、耽美小説などさまざまなジャンルに渡る400点を越える著作が刊行された。

    今岡清
    1948年横浜市生まれ。『S-Fマガジン』(早川書房)の元編集長。編集者として星新一、小松左京、筒井康隆らの作家の作品を手掛け、また神林長平、大原まり子らの新人を育てる。作家の栗本薫は妻。栗本薫の遺作『グイン・サーガ』の続編プロジェクト監修者。天狼プロダクション代表取締役。ジャズシンガー。
    天狼プロダクション: http://tenro.music.coocan.jp/index.html
  • 1978年に歴代最年少で江戸川乱歩賞を受賞した『ぼくらの時代』。著者と同姓同名の男性ミステリー作家にして名探偵の栗本薫と仲間たちの活躍を描く6作品をまとめて収録!

    都内のマンモス私大に通う栗本薫が、バンド仲間でもある親友・石森信、加藤泰彦とともに事件に立ち向かう「ぼくらの時代三部作」をはじめ、『猫目石』、『怒りをこめてふりかえれ』、「公園通り探偵団」(『十二ヶ月』所収)を収録する。「伊集院大介シリーズ」でもおなじみの山科正信も登場し、『猫目石』では伊集院大介との直接対決も!

    付録として、『ぼくらの時代』の自筆原稿ならびに創作ノート、栗本薫と中島梓による絶妙な「ボクとアタシの奇妙な1人対談」の他、「第24回江戸川乱歩賞授賞式における貴重な写真を多数収録。さらに、「ぼくらの時代」第2作として立案された幻の未発表作品「ぼくらの事情」(未完)を史上初めて公開する。また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)など。さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学卒業までを記した、『栗本薫の育児日記』(連載)を初めて公開!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • ナルシスのような妖しい美貌と甘い声をもつ天性のスター・今西良をめぐる衝撃作、『真夜中の天使』と『翼あるもの』を一気読み!

    探偵小説からSF、ファンタジー、ホラー、時代小説まで、ジャンルを越えて膨大な作品群を残した栗本薫。彼女は少年愛小説(いわゆるBL)の分野においても先駆けであった。当時、人気と美貌の絶頂期にあった沢田研二が主演したテレビドラマ『悪魔のようなあいつ』に触発されて、栗本が生み出した美少年・今西良。彼とそのライバル、森田透をめぐる切なくもスキャンダラスな愛のドラマは、こののちの『朝日のあたる家』、『嘘は罪』、『ムーン・リヴァー』へと繋がり、「東京サーガ」とよばれて熱烈なファンも多い。その端緒をなす2作をまとめて収録した。

    付録として、収録2作品の自筆原稿の他、両作の装画を担当した漫画家・竹宮恵子氏との対談、栗本が同人誌に発表した『悪魔のようなあいつ』のプロデューサー、久世光彦氏に宛てた熱烈すぎるファン・レター「久世光彦様お慕い申し上げております」を収める。また、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)など。さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学卒業までを記した、『栗本薫の育児日記』(連載)を初めて公開!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 662(税込)
    著:
    栗本薫
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    艶麗な舞姿で絶頂を極める日舞の名花芳沢胡蝶。198X年、新年の挨拶がわりにシリウスからねらわれたのは、胡蝶の命。おりしも訪日中のフランス文化相をまきこんで、パリ・香港・東京と舞台はめまぐるしく暗転をくりかえす。名探偵伊集院大介と悪の化身シリウスがくりひろげる宿命の対決、第2弾!!
  • 683(税込)
    著:
    栗本薫
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    ファッションモデルが次々に殺され、バラバラ死体が発見された。死体には喰われたらしい痕跡があり、シリウスと名乗る犯人が山科警視に星座にちなんだ12人の女ともう1人、13人の殺人を予告してきた。生涯の宿敵シリウスと相まみえることになった名探偵・伊集院大介。待望の長編伝奇ミステリー。
  • 北海道の温泉町に現れた、奇妙な美女と老人。人気のない旅館に息をひそめるかのように隠れる2人を、執拗に追いつめる「敵」とは。暴走族、人間蜘蛛、サーカス……綾なす人間模様。そして、ついに名探偵・伊集院大介と、宿敵・悪の化身シリウスは、運命的対決の時を迎える。超人気シリーズ、待望の決着編!
  • 1,012(税込)
    著者:
    栗本薫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    男達の破滅的な恋の道行きは、果たして。衝撃作がついに文庫化!

    恋人でトップスターの今西良が罪を告白し、収監された後。森田透は長年のパトロンで天才プロデューサーの島津と暮らしていた。しかしその関係は、島津がガンに侵されたことですさまじい愛へと変化して……。
  • 栗本薫が生んだ名探偵・伊集院大介。その明晰な推理と活躍を描く人気シリーズの初期6作品を一挙に収録。

    伊集院大介のデビュー作にして吉川英治文学新人賞受賞作『絃の聖域』は、長唄の家元一家を襲った連続殺人事件を描く、本格推理小説の傑作。自らも長唄の名取であった栗本の、三味線の音のように冴えわたる格調高い文体に圧倒される。ほかに『優しい密室』、『鬼面の研究』、『伊集院大介の冒険』など、宿敵シリウス登場以前の大介の活躍をまとめ読みできる。

    付録として、現在閉鎖されている自身のウェブサイトに書き下ろした連載エッセイ『日本には邦楽があるのだ』や、『鬼面の研究』などを漫画化した、まんだ林檎氏と大介の魅力を語り尽くした熱烈対談、夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ(連載)など。さらに実母・山田良子氏の日記から栗本の誕生~大学卒業までを記した、『栗本薫の育児日記』(連載)を初めて公開! その他、『絃の聖域』の生原稿や伊集院大介シリーズの創作ノート、吉川英治文学新人賞授賞式の写真などなど、お宝付録が満載!

    ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 275(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著:
    栗本薫
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    お前、私と相対死しておくれでないか――女の一言が男を出口なしの恋の地獄へと落とした。大店の若内儀・お艶との心中の仕損じから落ちぶれた伝次の、無惨きわまる恋を描く表題作をはじめ、市井に咲いた毒の花・悪女を凄艶に描いて鮮やかな時代小説デビューをかざった傑作短篇集。
  • 名門女子高校の近くでよく見かける赤シャツの不審者が、体育館内の密室で他殺死体になって発見された。推理するのは、退屈な日常に倦む十七歳の森カオルと、赴任してきたばかりの教育実習生、伊集院大介、二十四歳。名物コンビはじめての事件に挑む。著者自身の高校生活が投影されたシリーズ初期の傑作!
  • 550(税込)
    著:
    栗本薫
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    「生きている心地がしないんです」と患者は精神科医に訴えた。生きながら幽霊と化す奇病「幽霊症候群」はまたたく間に全国に蔓延し……。表題作をはじめ、透明なポエジーにみちた「ケンタウロスの子守唄」、パロディSFの傑作「エンゼル・ゴーホーム」等、著者のみずみずしいSFへの初心が結晶した短編集。
  • 550(税込)
    著:
    栗本薫
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    年収なんと2億5千万円の人気少女マンガ家が殺された。……「ぼくらの時代」のKTV殺人事件から2年経ち、ヤスヒコは今少女マンガ雑誌の編集者。彼が担当しているマンガ家が惨殺され、嫌疑は彼にかけられる。我らの薫と信の二人は親友の無実を証明すべく真相の究明に乗り出す。
  • 著者逝去の前年の作品を含め、単行本未収録の伊集院大介シリーズ5編を収めた、文字通り大介最後の推理。

    伊集院大介シリーズお馴染みのキャラクター、山科警視、森カオル、伊庭緑郎、滝沢稔ことアトムくんほか、『ほくらの時代』の栗本薫も登場する作品集。「月光座 金田一耕助へのオマージュ」では伊集院大介と金田一耕助が共演、「幽霊座」での耕助の推理をリスペクトを湛えつつ伊集院大介が新たに解き直すという趣向も。栗本薫逝去の前年に書かれた「誰でもない男??伊集院大介の秋思」など5編を収録し、伊集院大介の文字通り最後の推理を収める。

    【著者】
    栗本薫
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。1981年には吉川英治文学新人賞を受賞。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、SF、ミステリー、時代小説、耽美小説などさまざまなジャンルに渡る400点を越える著作が刊行された。
  • 地球を侵略せんとする邪神クトゥルーと、それを迎え撃つ地球古来の神々。人類も巻き込んで今、壮絶な戦いがはじまる!

    〈溶ける……溶けてしまう〉――ごく平凡な大学生・伊吹涼は連夜にわたって、からだがどろどろと溶けてゆこうとする悪夢にさいなまれていた。同じ夢にうなされる複数の人々、そしてその夢を操るあやしい女。「目覚めよ、古の者の裔よ」と囁く声と、謎の画家・葛城繁が残した奇怪な絵に導かれて彼らが集った時、古き者、クトゥルーの神々との、凄絶な戦いの火蓋が切って落とされた。左翼あがりのルポライター・安西雄介とその弟・竜二の助力を得て、不本意ながらも涼はその戦いに巻き込まれていくのだった。

    合本版だけの付録として、永井豪がイラストを担当した『魔界水滸伝1~20』単行本初版書影写真、イメージアルバム『SOUND NOVEL 魔界水滸伝』のジャケット写真、ライナーノーツなど。

    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた超伝奇シリーズ全20巻のすべてがここにある!

    ※この作品はカラー画像が含まれます。
  • 自殺か他殺か?美貌の歌手の飛び降り事件解明を依頼された伊集院大介は、彼女が“現代の魔女”だったと知る。女と女、女と男と女――魔女をめぐる倒錯の性の世界と、奇怪な人間関係のもつれが次々に明かされる。だが、残された遺書の謎、容疑者全員のアリバイの存在など、伊集院の前に難関が立ちはだかる!
  • SF、ミステリー、時代小説、捕物帳など12のジャンルを書き分けた若き日の栗本薫の才気に満ちた短編集。

    未曾有の超大作グイン・サーガで知られる栗本薫が、12ヶ月にわたって小説新潮誌に連載した、12のジャンルを書き分けた作品集。
    疑惑が疑惑を呼び狂気へとひとりの男を駆り立てる心理ミステリー「犬の眼」。手練れの時代小説作家もかくやと思わせる佳品「おせん」。軽妙な文体をあやつりつつ、圧倒的な筆力でラストの哀切へと雪崩れこむ青春小説「公園通り探偵団」。そして巻末を飾るグイン・サーガ外伝など、若き栗本薫の才気が爆発する。
    【目次】
    まえがき
    一月/犬の眼〈心理ミステリー〉
    二月/おせん〈時代小説〉
    三月/保証人〈社会ミステリー〉
    四月/紅〈芸道小説〉
    五月/夜が明けたら〈青春小説〉
    六月/忘れないで〈SF小説〉
    七月/公園通り探偵団〈風俗小説〉
    八月/離魂病の女〈捕物帳〉
    九月/嘘は罪〈都会派恋愛小説〉
    十月/ガンクラブ・チェックを着た男〈本格推理〉
    十一月/五来さんのこと〈私小説〉
    十二月/時の封土〈ヒロイック・ファンタジイ〉
    十三月/あとがき
    【著者】
    栗本薫
    1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。1981年には吉川英治文学新人賞を受賞。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、SF、ミステリー、時代小説、耽美小説などさまざまなジャンルに渡る400点を越える著作が刊行された。
  • 領主に迫られ、天守閣から身を投げた雪姫。戦国時代の悲劇を再現したかのようなバラバラ死体が麓に流れ着く。そして一家六人惨殺事件。転校生・伊集院大介は、残虐さを身につけていく犯人に迫る。「早く大人になりたい!みんなを恐ろしい運命から救うために――」。伝説の名探偵、ほろ苦い14歳のメモアール。
  • 学園紛争が吹き荒れたあとの西北大では、カリスマ演出家率いる劇団「ペガサス」が人気を集めていた。大抜擢された新人女優花村恵麻をめぐって、不可解な連続殺人が起きた。疑いをかけられた恵麻は、早くもその才能を発揮しはじめていた上級生伊集院大介に相談する。伝説の名探偵“青の時代”24歳の事件簿!
  • アトムくんこと滝沢稔とのラブシーンが描かれた“ヤオイ本”が送られてきて、うめく伊集院大介。ボーイズラブの世界を耽溺(たんでき)するヤオラーたち。ところがHP〈薔薇庭園〉に集まる、問題のその本をつくったサークル「銀河通信社」の会員たちが、無惨な遺体で発見された。微妙に絡み合う人間関係に事件の鍵が!?
  • 「小さかった頃にはまだ町ん中に原っぱがあって……」先輩の原口さんが、呑み屋で知り合った男と思い出話に意気投合しているのを、ぼくはぼんやりと聞いていた。中年男二人の他愛ない話と思っていたのだが、その日から原口さんはおかしくなっていった――少年時代の記憶に潜む恐怖を描いた表題作ほか、130年ぶりに地球に戻った宇宙飛行士の過酷な運命を物語る「ウラシマの帰還」など、美しくも哀しい8篇を収録したSF作品集。
  • 2586年、高は《彼女》にはじめて出会った。それはスペースマンたちの伝説として語られた魔女セイレーン。そして1979年、《セーラ》は歌謡界に彗星のようにデビューを飾った。彼女はそれまでのありとあらゆる記録を書きかえつつ、まさに異常としかいえぬ人気を集めていったが……。しかし、同時に発生する狂気に駆られた人々の起こす事件は何をあんじするのか!? 表題作ほか、人類のあり方をSF的なシチュエーションにとらえ直して描いた「Run with the Wolf」を併録、江戸川乱歩賞受賞でミステリ界に衝撃的な登場をした著者のSF第1作品集。
  • 大統領選挙に破れ、失意の日々を送る元大統領ジミー・カーター。しかし、彼が気がかりな夢からさめてみると、なんとそこは火星!赤色人、緑色人がウロウロする宮殿の中で、エドガー・ライス・バロウズ描くところの火星の大元帥カーターと対面するのだった! 抱腹絶倒の表題作「火星の大統領カーター」、そして老宇宙パイロットと若い密航者の心理の襞を描く「最後の方程式」ほか、さまざまなパターンのパロディ作品をここに結集! SFを愛してやまぬ著者がおくるSFへのラヴ・レター。
  • 616(税込)
    著:
    栗本薫
    レーベル: ハヤカワ文庫JA
    出版社: 早川書房

    朝、自分のベッドで目をさましたとき、リーはその日がなぜ他の一日と違っているのか、理解できなかった。しかし、今日が特別な日であることは確かだった――魅力的な妻と愛しい息子を持つ男。その申し分のない生活にも、いつのまにか滅びの風がやってくるのだった――表題作を含む五篇を収録した連作短篇集。栗本薫が“死を見つめよ”のメッセージを核に、透徹した視点で、人類の歴史と滅亡について物語る問題作登場!
  • 「ぼくは、ゲルニカっていう本を読んだんだよ。その中に、ちょっと、おもしろい…というか、気にひっかかることがあったんだ」TVディレクターの安田修平は、ふとしたことから、日本がすでに戦争状態にあるのではないかという疑惑にとらわれた。しかし、妻も同僚も一笑に付して相手にしようとはしない。心を閉ざし、何かにおびえ、見えざる影に追われる修平。「戦争ははじまってるんだ…いまは戦時下なんだ。…皆、見ないふりをしてごまかしてる…そうなんだろう?」おそるべき感性で、見えざる恐怖を鮮やかに描き出した問題長篇!
  • テオは17歳、アリスは5歳、そして二人は出会った。しかし、スペースマンと地上人の時の流れは平等ではない。22歳のテオは18歳のアリスと結婚したのだが、二人を近づけた相対性理論のいたずらが、いつしか二人を引き離し、ついにテオを遺してアリスはこの世を去った。だが、それも恐ろしい悲劇の序曲に過ぎなかったのだ! 異様なシチュエーションの生んだ悲恋の物語を描いた表題作ほか、異星生物との心暖まる交流をつづる「遙かな草原に……」など、本格SF全7篇収録。
  • 真夜中の電話から洩れるあえぎ声。電車の中、内腿にまとわりつく指先。ねっとりとからみつくような視線。23歳の平凡な娘、はづきを執拗につけまわすストーカーの思いこみは、やがて狂気の領域へ踏みこみ、殺意へとエスカレートしてゆく。孤独な心、自己中心的な欲望、倒錯した性欲など、現代が抱えるさまざまな問題を盛りこみ、明日あなたにも起こるかもしれない、日常と隣り合わせの恐怖を描いた戦慄のサイコサスペンス。
  • 616(税込)
    著:
    栗本薫
    レーベル: ハヤカワ文庫JA
    出版社: 早川書房

    全世界がぼくの敵だった。ミラは自ら命を絶ち、ファンは永遠に去っていった。イヴとレダとの出会いに端を発した事件は、理想社会たらんとするシティそのものを巻き込み、ついには人類の存亡を左右する重大事となってゆくのだが、自己に目覚めたイヴは、レダへの愛を確かなものにしてゆく。多くのものを失いながらも歩き始める少年の成長を鮮やかに描き、人類のあり方に問題を投げかける未来SF大作完結篇。
  • 616(税込)
    著:
    栗本薫
    レーベル: ハヤカワ文庫JA
    出版社: 早川書房

    理想社会のシティ・システムは完璧なもので、市民にとってそこは真の楽園であるはずだった。しかし少年イヴは、レダとアウラとの出会いにより、確実に新たな地平へと導かれてゆく。自身にふりかかる嫉妬、憎悪、そして愛を体験してゆくうちに、イヴはシティ・システムそのものが抱える問題に直面するのだった。レダ、アウラ、イヴをとりまく状況は、さまざまな人びとを巻き込んで少しずつその歪みを露呈し始めるのだった。
  • 616(税込)
    著:
    栗本薫
    レーベル: ハヤカワ文庫JA
    出版社: 早川書房

    ファー・イースト30。すべての人間が尊重され、社会秩序を乱そうとする者ですら《紊乱者》として容認される理想社会で、人々は自由を謳歌していた。そしてある日、少年イヴはレダに出会い、その銀色の髪と小枝のような肢体、そして風のように自由なレダの魂に魅了されてゆく。しかしこれは、ファー・イースト30の未来を揺るがす運命の出会いだったのだ! 栗本薫が、理想社会の矛盾と人間存在の問題を描く、未来SF大作。
  • 人界は壊滅し、魔界さえも潰える。しかし暗黒の惑星ユゴスの海は、新たな生命を生み出そうとしていた!

    みづちの若長・北斗多一郎を飲み込み、一体となったユゴスの海が静かに胎動するのを見守る、安西雄介ら勇士たち。そのとき、クトゥルーが死守していた次元回廊を突き破り、蟻のごとき無数の邪悪な〈タナトス生命体〉が彼らを襲った! すべてのエネルギーを餌として食い尽くす〈タナトス生命体〉から逃れるすべは、はたしてあるのか!?
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズの第2部「地球聖戦編」、ついに完結!
  • 人界と魔界が切り離され、絆も断たれた――時間流、次元流の摂理、森羅万象のすべては無と化してしまうのか?

    魔界・不二の宮崩壊のそのとき、相模忍ら4名は役行者の結界で庇護され、一命をとりとめた。しかし、もう二度と人界に戻ることはできないと知り、呆然となる。一方、人界では安西竜二と伊吹風太が、そこに何者の気配もなくなったことから、人界と魔界の絆が失われたことを悟る。そして北斗多一郎と安西雄介の手がかりを求めて、次元断層を目指す一行は、暗黒の惑星ユゴスにたどり着いた……。
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第2部「地球聖戦編」第8作!
  • 1羽の光の鳥が巨大な翼をはばたいた――安西雄介は記憶を失い、覚醒と混濁の狭間をさまよい続ける!

    自ら超エネルギー体へと変じたみづちの若長・北斗多一郎と、禍津神・安西雄介。危ういところに女か・北斗礼津が割って入り衝突は免れたかに見えた。しかし、その衝撃ですべての記憶を失った雄介は、次元から次元の転移のなかに落ちてゆく。太古の神州にスサの王としてのおのれを見出し、入寂せんとするシッダールタ、そしてジーザスとなって、三革の戦士となった。時空連続体を転々とさまよう雄介はどこへ向かうのか?
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第2部「地球聖戦編」第7作!
  • 魔界がおかしい!? 不二、葛城、高千穂、トランシルヴェニア、エルサレム――すべての「会」ポイントが虚無に墜ちる!

    地上に最後に残された人間たちの王国、オーストラリア。その新首都エデン・シティにある超能力開発本部は、パリーで観測されたアリジゴクのような地すべりが周辺部をのみこみつつあることを知る。それは魔界と人界とが遊離をはじめた瞬間であった。
    一方、宿敵クトゥルーの本殿ルルイエに達した安西雄介と加賀四郎は、そこでみづちの若長・北斗多一郎の変わり果てた姿を発見し、衝撃を受ける――!
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第2部「地球聖戦編」第6作!
  • 美少女セイヤの思念に導かれ、異界の地平にひろがる〈暗黒都市〉破里を侵入する7人の勇士!

    安西雄介と伊吹風太は、クトゥルー次元に幽閉された北斗多一郎の手がかりを求めて、破里の魔界王宮に潜入した。そこで2人は、かつて雄介が生駒山中で助けた美少女セイヤの幻と出会う。ダーク・パワーにとらわれている実体のセイヤを救出すべく、彼女が示した〈暗黒都市〉へと乗り込む7人の勇士。彼らの前には、どこまでも続くゼリーの海、虚無の時空間が広がっていた。〈暗黒都市〉はあの海の向こうにある――!
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第2部「地球聖戦編」第5作!
  • 敵は月面にあり! 加賀四郎率いる地球軍は、宇宙への進軍に向けて舵を切った!

    太平洋を南下する原子力潜水空母アークを1本のミサイルが襲った。それは、月面に基地を構え地球の覇権を狙うWWSAことネオ・テラ帝国からの威嚇であった。クトゥルーらの〈ダーク・パワー〉とネオ・テラ帝国。2つの脅威に挟まれた「地球軍」は、隷属か反攻かの決断を迫られる。智将・加賀四郎は「敵は月面にあり」と、宇宙への進軍を決断し、みづちの若長・北斗多一郎を月面攻撃特別コマンドとして送り込む!
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第2部「地球聖戦編」第2作!
  • 地球を侵略せんとする邪神クトゥルーと、それを迎え撃つ地球先住の神々。人類をも巻き込んだ戦火は海を越えて燃え広がる!

    次々に起きる異変を「クトゥルー対先住者」の大戦争であり、人間はそのとばっちりをうけているにすぎないと看破した、オカルト研究者・加賀四郎。彼の進言に従い、安西雄介は弟・竜二とともに特殊軍団を結成するとまもなく、伊吹涼、左文字徹、加賀とともに空路エジプトへと旅立った。しかしその飛行機には冷気を放つほどに美しい、異様な男が乗り込んでいた。彼こそが結城大和、先住者のひとりで〈眼〉とよばれる者であった――!
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第4弾!
  • 人類は、生きている。まだほろびてはいない――あの死闘から1年、人類の希望は海と月とオーストラリアに残っていた!

    198X年、クトゥルーの侵略によって一朝のうちに灰燼となり、壊滅したかに見えた人類文明。しかし、人類はしぶとかった! 海には加賀四郎率いる地球軍の原子力潜水艦空母「アーク号」が、陸にはオーストラリアの人類戦線が、そして月にはWWSAの月面基地が人類復活の機会を狙っていたのである。
    役小角の下で修行をを積み、覚醒した安西雄介と竜二。一方、魔界・不二の宮に潜むみづちの若長・北斗多一郎は自分だけに聞こえる水音に悩まされていた……。
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第2部「地球聖戦編」の幕が上がる!
  • ついに暴かれたみづちの若長・北斗多一郎の野望! クトゥルーの罠はその多一郎に狙いを定めていた!

    〈先住者〉たちが葛城大社に集っていたそのとき、人間界では無数の暴行、傷害、殺人事件が起き、ハイジャック、旅客機墜落、クーデターが世界各地で発生していた。「会」は〈先住者〉たちが対立したまま決裂。クトゥルーは〈先住者〉のなかで唯一人間界に拠点をもつ、みづちの若長・北斗多一郎にねらいを定める。罠にかかり窮地に陥った多一郎は、アメリカに向かうのだった。
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第10弾!
  • 焦土と化した東京――〈古き者〉が勢いを増すなか、〈先住者〉たちは〈禍津神〉安西雄介をめぐって分裂、敵対する!

    クトゥルーの神々の攻撃と富士山噴火の大混乱で火の海となった東京。しかし脱出の途中、安西雄介は、加賀四郎、左文字徹、呉秀英らを見失ってしまう。結城大和の〈眼〉の力を借り、秩父山中に潜伏していた弟・竜二と特殊部隊の仲間たちに再会した雄介は、焦土と化した東京へ向かうが、そこはすでに人間ではない者たちに占拠されていた。
    一方、みづちの若長・北斗多一郎は、地這いの姫・藤原華子との婚礼を控えていた。多一郎と伊吹涼の仲を知り、嫉妬に燃える華子は――!?
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第8弾!
  • 地球を侵略せんとする邪神クトゥルーと、それを迎え撃つ地球先住の神々。人類をも巻き込む戦火は西域アジアへと広がる!

    中国西域トルファンの砂漠のまんなかで、小さな村が一夜にして消え去り、見たこともない巨大都市が出現した。消えた村から時空を超えて飛ばされ、2週間後に楼蘭で保護された村人、出現した巨大都市に近づこうとして行方がわからなくなる者や命を落とす者……。しかし、政府の調査団がたどりついたとき巨大都市は消え失せており、代わりに地下遺跡が発見される。すぐれた超能力をもつ調査団員・呉秀英は、それを見て奇妙な予感にとらわれるのだった。
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第5弾!
  • 地球を侵略せんとする邪神クトゥルーと、それを迎え撃つ地球先住の神々。日本の、世界の崩壊がいま、はじまる――!

    緊急来日したアメリカ大統領、呉秀英を伴って帰国する安西雄介、そして伊吹涼とともに羽田に降り立った北斗多一郎。三者三様の思惑が東京で交錯するなかで、〈古き者たち〉はますます攻勢を強めていた。北斗化学でランド症候群の人体実験に利用された生島耕平は、同じく囚われの身となっていた白鳥夏姫の力を借りて脱出を果たす。先住者〈翼の民の女王〉夏姫と、人間族・耕平の宿命の愛が燃え上がる!
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第7弾!
  • アメリカのICBM3基が東京に向けて発射された! このまますべては終わってしまうのか――!?

    はるかな昔、先住者たちの祖先によって、地球のいたるところに封じこめておかれた〈古き者たち〉――クトゥルーの12神が、いま、世界のほころびとともに、復活の日を迎えた。黒い塔に導かれて、魔都と化した東京に結集する邪神たち。そのとき、成層圏上では、北斗多一郎がクトゥルー主神との孤独な死闘を続けていた。その眼下を3基のICBMが通り過ぎる――!
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第1部「魔界誕生編」堂々の完結!
  • 葛城山に突如現れた〈古き者たち〉が繰り広げる血肉の狂宴! そのとき〈翼の民の女王〉は――!?

    結城画廊に集められた人々の1人である女子大生・白鳥夏姫は、夏休みを利用してルームメイトの麻生まり子とともに、奈良県の葛城山を訪れていた。バイクの男たちに襲われる2人。しかし、その男たちを古き者たちが襲い血肉の狂宴が――!
    一方、東京郊外の団地でインスマウスの襲撃を受けた伊吹涼と安西兄弟。危うくクトゥルーの神の生け贄にされんとする彼らを救ったのは、雄介と因縁浅からぬ葛城財閥の手の者たちだった。葛城邸で当主・天道とその孫娘で雄介が恋い焦がれる女性・あき子から古き者たちの異変を聞かされ、彼らとの戦いへの協力を要請されるのだったが……。
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第3弾!
  • 地球を侵略せんとする邪神クトゥルーと、それを迎え撃つ地球先住の神々。奇病〈ランド症候群〉が人類に襲いかかる!

    中東から姿を消した伊吹涼は、全世界人類防衛機構(WWSA)極東地区最高責任者をつとめる北斗多一郎とともに、暴動寸前のニューヨークにいた。多一郎に信頼を寄せるようになった涼は、彼が安西雄介を敵視していることを知って2人の仲を取り持つことができるのは自分しかいないと、衝動にかられて街に飛び出していく。そのころ日本では、雄介の弟分であるフリーライター・生島耕平が、人間が半魚人化していく奇病〈ランド症候群〉を追って北斗化学に迫ろうとしていた――!
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第6弾!
  • 地球を侵略せんとする邪神クトゥルーと、それを迎え撃つ地球本来の神々。人類も巻き込んで今、壮絶な戦いがはじまる!

    〈溶ける……溶けてしまう〉――ごく平凡な大学生・伊吹涼は連夜にわたって、からだがどろどろと溶けてゆこうとする悪夢にさいなまれていた。同じ夢にうなされる複数の人々、そしてその夢を操るあやしい女。「目覚めよ、古の者の裔よ」と囁く声と、謎の画家・葛城繁が残した奇怪な絵に導かれて彼らが集った時、古き者、クトゥルーの神々との、凄絶な戦いの火蓋が切って落とされた。左翼あがりのルポライター・安西雄介とその弟・竜二の助力を得て、不本意ながらも涼はその戦いに巻き込まれていくのだった。
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第一弾!
  • ネオ・テラ帝国はすでにクトゥルーに乗っ取られていた。そして地球軍が誇る原子力潜水空母アークにもダーク・サイドの魔手が――!

    爆発物のスペシャリスト・那須俊明のしかけた爆弾が、月面基地を吹き飛ばした! しかしその衝撃から身を守ろうとした北斗多一郎は、クトゥルーがしつらえた亜空間に落ちてしまう。地球では安西雄介・竜二が次元バリヤーに封じ込められた隙をついて、クトゥルーにマインド・コントロールされた反乱軍が蜂起、凄惨な同士討ちがはじまっていた!
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第2部「地球聖戦編」第3作!
  • 邪神クトゥルーと地球先住の神々の壮絶な戦いの火ぶたが切って落とされた! 人類の運命やいかに――!?

    葛城繁の絵に出会った銀座の結城画廊を再訪した伊吹涼と安西雄介だったが、画廊は忽然と消え、異臭を放つ奇怪な魚人間・インスマウスの巣窟となっていた。姿を消した画廊経営者・結城大和と妹・伽や子の手がかりを求めて雄介兄弟、弟の風太とともに奔走する涼を、行く先々で邪神による怪現象が襲う。そしていつしか邪神の手は、涼と風太が家族と暮らす東京郊外の団地にまで及んでいた――!
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第2弾!
  • 地球防衛軍が目指すは魔の都・破里――ついに7名の勇士による反撃が始まった!

    見る影もなく破壊され尽くした神州日本で、強力なダーク・パワーをもってしても侵略できなかった魔界・不二の宮から、安西雄介、伊吹風太ら七名の勇士たちが、ついに反撃を開始した。敵の首魁クトゥルーの手から、一刻も早く、異次元の虜囚となった、みづちの若長・北斗多一郎を救出しなければならない。最後の力をふりしぼって闘いに挑む彼らを待ちうけているものは……。
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第2部「地球聖戦編」第4作!
  • 葛城天道から託された巨大原子力潜水空母「アーク」号を手に入れて意気上がる安西雄介と地球軍! 人類の反撃が始まる!

    ランド症候群によるインスマウス化が進む生島耕平。夏姫は北斗化学が開発するランド症候群の特効薬「大江山ワクチン」を耕平に飲ませるため、みづちの若長・北斗多一郎と手を結ぶ。しかし女王による〈翼の民〉への裏切りの代償は大きなものとなる。
    やがてすべての〈先住者〉が集う「会」が開かれる時がやってきた。葛城山の頂きにある大社に現れた〈先住者〉たちのなかに、禍津神・安西雄介の姿もあったのだった!
    栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第9弾!

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