『文春文庫、勝目梓、1円~(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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彼方に封じ込めていた記憶の封印が解かれるとき、妖しく危うい官能の扉が開く。
夢とも現実ともつかぬ時空を往来しながら「生」と「性」を描く、円熟の傑作十篇。
風来坊だった父の死後、家族に届いた一通の手紙。
ともに暮らした女たちが愛した二体の人形。
九十二歳、養護施設で暮らす老女にたったひとつ残された鮮やかな記憶――。
「青春」と「老い」が渾然一体となったとき、妖しく危うい官能の物語の幕が開く。
最後の文士・勝目梓が描く生と性。熟達の傑作短篇十篇。
解説・逢坂剛
【目次】
「万年筆」
「記憶」
「ひとつだけ」
「人形の恋」
「秘儀」
「橋」
「一夜」
「影」
「封印」
「あしあと」 -
妻子も安定した仕事も捨てて“蒸発”し、運輸会社の運転手となった曾木。社長の愛人のフィリピン女性・セべリアから、社長のもう一人の愛人・川西槙子の幼い娘を身代金目的で誘拐する計画を打ち明けられ、その話にのる。金のためではない。無一文で炭鉱で働いていた遠い日の自分と、社長から約束のお金をもらえないと家族が待つ国に帰れない、というセべリアの境遇に、共鳴するものを感じたからだ──男の生きざまを鮮烈に描く長篇ハードロマン!
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