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『勝目梓、1円~(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全219件

  • 649(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    お嬢さんを預かっている――。男は市の医師会会長にそう宣戦布告をした。男には、医師会と市が総合病院の誘致を巡り対立していたために、妻子が救急医療を受けられず見殺しにされるという、悲しい過去があったのだ。バイオレンスとエロスに彩られた怒りの復讐劇が今、始まる! 『処刑台の昏き祭り』改題。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    広告制作会社を経営する南和彦は、26歳のときに年上の秀子と結婚し2人の娘を授かった。ところが、元来の女好きが昂じて浮気に走り、結果、離婚。浮気相手だった加奈子と再婚し、今はひとり娘の明美と3人で暮らしていた。
    ある夜更けに帰宅すると、自宅に先妻との娘・恵子が訪ねてきており、しばらく住まわせてほしいと言われる。
    8年間音信不通だった秀子と連絡を取るようになった南の浮気性は治ることなく、若いモデルとの秘密の逢瀬を楽しんでいた。元妻と今の妻、そして愛人との間で、南は翻弄されていく。
  • 美しい依頼者の弟は失踪した。銀行預金を解約し、全額、依頼者の口座に振り込んだ。そして電話をかけてきて、アリスの「帰らざる日々」を唄ったという。失踪したからこそ浮かび上がった意味深な行動だった。
    失踪には理由があったのか? 本当に自らの意志によるものか? 誰かの意図がそこに働いていないか? 私立探偵・秋津慎平は、彼が原発作業員として働いていた敦賀に向かった――。
  • 671(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    私立探偵の秋津慎平は、人生を甘く見ていたのかもしれない。そう非難されても返す言葉はなかっただろう。もっとも大切にすべき女を、もっとも軽んじることをしたのだから――。
    秋津のパートナーの敬子が、友人の結婚式に参列するため、式場となっている徳島県の高松市へ発った。秋津は敬子との関係を深めるため、敬子に合流した後、四国旅行を計画した。だが、秋津の女へのだらしなさのせいで、敬子と会えなくなった。敬子はどうなったのか? 秋津は悔恨を胸に、敬子を捜すことになる――。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    私立探偵・秋津慎平の新たな依頼は、妻が失踪したと悲嘆にくれる夫・依田努からだった。
    さっそく捜索をはじめるとすぐ、妻本人から、離婚したいから身を隠したという電話が入り、慰謝料5000万円を渡してくれと言ってきた。それはまるで、誘拐犯からの身代金要求のようだった。
    普通ではない失踪に、秋津慎平は食らいつくが、はたしてその先に待っている事実を掴めるのか――。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    別れた女房に未練はないが、ひとり息子には少しばかり気を遣っている私立探偵・設楽公次の仕事場を訪ねてきたのは、心中で亡くなった女の母親だった。
    事故とは思えないので調べてほしいという依頼だったが、設楽は気乗りしなかった。警察では心中に不審な点はないと公式に発表したというのだ。渋々ながら引き受け調べはじめると、次第に心中とは到底思えない事実がでてきた。探偵は細い糸をたぐるよう慎重に、頭脳と男の肉体を使い、心中の核心に迫っていく――。
  • 12話からなる短篇集。短編二話ごとに間奏としてさらに短い短編を挟みという凝ったり構成である。本書は著者が苦労してデビューして6年ほど経ったころに書かれたもので、いわば、自信を得て脂がのってきた頃の著作といっていい。意欲的な短編ばかりで、読み応え十分だ。
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    私立探偵・秋津慎平の事務所に、八王子の病院長・若生文彦が訪ねてきた。
    「行方がわからなくなった母を捜してください」という依頼だった。若生家の後妻に入った義理の母は50歳とまだ若く、息子である文彦とは8歳しか年の差がなかった。
    預貯金をすべて解約、投資していた株もすべて売っていた。
    覚悟の家出にみえたが、調べを進めていくと、誰かに脅されていたらしいことがわかってきた。丹念に美貌の母の足跡を追ううち、秋津は何者かに襲われる。
    失踪した義母は生きているのか。依頼した病院長と義母との関係は――。精巧にくみ上げられたハードバイオレンスは、意外な結末に向かう!
  • 671(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    私立探偵・伊賀光二は、普通の探偵なら断るだろうという、難しく、倫理的にも問題がありそうな依頼を受けた。
    依頼は女からのもので、暴力団や政治家ともつながりのある金融会社社長が、複数いる愛人と絡んでいる写真を撮って欲しいというものだった。
    いくら仕事ととはいえ、プライバシーを侵していいのか? その依頼に隠された真の企てとは何か? 
    私立探偵は、生命を賭して真実に立ち向かことになる!
  • 671(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    「奇妙な小説ですね」と、初掲載した小説誌の担当編集者が思わず唸ったという稀な作品。
    主人公は湯佐稔、そして三年前に離婚して湯佐の元を去った佳奈子。彼女は娘とともに別の男と暮らしはじめていたが、どういう理由か、娘を置いて家を出てしまった。それを知った元夫の湯佐は、心の呻きに従い、元妻の行方を追い始める。
    元妻は何から逃げ、何を怖れ、何を求めたのか。女の思考の神秘を追う大胆なエロス&サスペンス!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    千葉県内のゴルフ場のコックとして勤務している堀井勉とキャディーの志穂は、仲良く暮らしていたが、失踪した父の家を相続するにあたり、妹の直美とトラブルになる。
    相続問題はどこにでもあるが、姉妹は仇同士のような軋轢を生んでしまう。
    そんな折、志穂は何者かによって凌辱されてしまう。まさか妹が仕組んだことなのか? それだけでも深刻な問題だったが、ことは複雑だった。堀井が犯した過失致死事件が絡んでいそうだった。男のロマンとバイオレンスが絶妙な、勝目ワールド全開の長編。
  • 671(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    表向きは配管の仕事をしている甲田孝之だが、実は強盗の常習犯であった。しかし、クラブホスステスと美緒と出会ってからは、裏の仕事を止めていた。愛する美緒のためにも、真っ当に生きようと心に決めたからだった。
    ところが、真面目な生き方を許してくれないヤクザが現れた。美緒の元彼だった。そして、手を切らせたければ、強盗の仕事をしろ、甲田に持ちかけたのだ。
    愛する女のために、甲田は決意するが……。驚愕の展開が、待っている!
  • 宝石商として成功している吉川和巳は、愛人と生活するために、妻を殺そうと画策する。夢のような生活を手に入れるには、完全犯罪でなければならない。そのために考えたのが、妻が誘拐されるという事件をでっち上げたうえでの殺害だった。
    実行の当日、誘拐するところまでは成功した。しかし、そこから想像もしなかったことが起きてしまう。
    誘拐を計画した当の吉川が誘拐されてしまった――。
    エゴにまみれた欲の行方は進路を変え、殺害計画は悲惨な破滅計画へと変わっていく!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    犬塚誠は弟分の荒木欣也と恋人の松川奈保子と組んで、盗んだ車を使って強請りを繰り返していた。
    強請りを成功させた夜、ふたりは路地から飛び出してきた中年男を撥ねてしまい、それを偶然目撃した柳井純子を車ごと拉致することに。
    ところが純子から、自分を裏切った恋人の人気作家・仙波明彦から大金を巻き上げるという狂言誘拐を提案される。
    順子は仙波の2つの秘密を握っていた。
    緊迫の狂言誘拐は成功するのか? 多視点からの構成が緊迫感を織りなす傑作ハードバイオレンス。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    女と別れた傷心を抱えて深酒していた探偵・秋津慎平のもとに舞い込んだのは、失踪した夫を捜してほしいという妻からの依頼だった。
    捜索を始めた秋津は、夫の半田保が痴漢騒動に巻き込まれて金を強請られていたこと、さらに小心で実直な婿養子だと思われていた半田が、若い女と不倫関係を結んでいたことを知る。半田の裏の顔は、失踪と関わりがあるのだろうか。
    時々刻々と変わる状況、心理、新たな事実。依頼人の半田昌子と愛人に翻弄されつつ、秋津は半田保の行方を追う。勝目梓独特のサスペンス&ソフトバイオレンス!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    女子大生の今日子が二人の男に誘拐され、監禁された。全裸され、手錠で繋がれた上に、女二人も加わっての乱交状態で凌辱された。解放された彼女は恋人の慎治に事実を打ち明けるが、精神に破綻をきたしていた。
    その後、脅迫の電話が今日子の実家にかかってきた。乱交状態を映したビデオテープと引き換えに、資産家である父親から1億円を脅し取ろうという魂胆だった。
    自分が悪くもないのに罪悪感を感じていた今日子は、思いもかけない行動に出てしまう。そこから慎治は激しい復讐の炎を燃やし始めた。小さな手掛かりから男女4人を追い詰める。これぞ本物の復讐ハードバイオレンス!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    おれは平凡な輸入キッチン用品のセールスマンだった。
    ある昼下がり、住宅街の一軒を飛び込み営業した時、欲求不満の主婦に誘惑される。情事の後、ふと目についた現金を盗んだところから、人生は大きく変わってしまった。仕事をやめ空き巣専業となったのだ。
    空き巣には思いがけない余禄がついてきた。部屋に隠されていた男と女の秘密の写真やビデオだった。そんなものに興味を抱いたことが地獄の入り口だったとは――。
    ここには、信じられないまでのセックスと暴力が描かれている。ハードバイオレンスの極北、極致!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    下ネタ小咄専門の噺家・淫風亭やり助が語る形で綴られていく落語小説。
    美人だけれどタマが大好きなお玉が思いついた奇想天外なエッチや、庄屋の娘のお花のあそこが大きいために始まる婿探しの顛末、間男との浮気が3Pに発展するなど、江戸の人々が繰り広げる、いやらしくて、でもクスッと笑ってしまうお話11話を収録。
    趣向を凝らした爆笑エロス落語短編集!
  • 夜毎テレフォン・セックスで自らを慰めるOL。意気投合した男と一夜を共にしたことが悪夢の序曲となる。

    昼は普通のOLをしている佳子は、夜のなると別の顔を見せる。ひとり寝の空虚な夜、テレフォン・クラブに電話をかけて見ず知らずの男たちと淫話を交わしながら自慰にふけるのだ。
    しかし、あるとき意気投合した男と会うことに。そのまま、ホテルへ行って獣のように欲望を貪り合う。そして、その男と何度か肌を重ねるうちに、次第に佳子の近辺に不審な出来事が起こる。
    まず無言電話が頻繁にかかってくるようになった。そして次第にエスカレートして佳子の情事の際の喘ぎ声が流れてくるようになる。相手の男には素性は明かしていないのに・・・・・・犯人はあの男なのか?なんの目的で?
     性に渇いた女に迫る恐怖の日々。そして意外な結末が待ちかまえていた。
     表題作に加え、官能バイオレンス七篇の短編集。

     団鬼六に師事し、季刊官能文芸誌「悦」の創刊編集長を務めた松村由貴による解説つき。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    平凡な男が、暴力団組長の娘の誘拐を企てた。
    ごく少額だった闇金融での借金が法外な利息によって膨れ上がり、家をとられ、妻は自殺し、娘二人も苦界に沈んだのだ。
    サラリーマンだった男の目的は、復讐あるのみ。それこそが、ひとり残された夫・父としての存在証明となるのだ。組長の娘の誘拐に成功したものの、その現場には、かつて三木の組に籍をおいていた馬場豊が犯行を目撃していた。その馬場もまた、組長への憎悪に燃えていた。
    交わるはずのない二人に、復讐という同じ目的から奇妙な友情が芽生えていく。心にしみるバイオレンス!
  • 私立探偵の伊賀光二は、以前手がけた事件で殺し屋に両手の小指を落とされ、お尻までも犯されるという目に遭った。そのころ依頼人としてやってきた順子とともに、今は四谷にある事務所兼住居で暮らしながら仕事をこなしている。順子は助手であり愛人だ。
    ある日、森元茂という男の依頼で女を捜すことになる。だが、それは伊賀にとって最悪の依頼だった。
    捜査初日に何者かのグループの襲撃を受け、途方に暮れていると依頼人の森元が殺害されてしまう。
    刻々と迫る危機に、私立探偵は自らに課したルールと行動力、推理力で困難と闘う。死と恐怖に立ち向かう、傑作長編ハードボイルド。
  • 671(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    テロ未遂事件を起こしたのは17歳の時だった。それから20年が経ち、男は殺人事件を引き起こした。
    20年もの長い間、男は果たせなかったテロの失敗を悔やみつづけたのだろうか。それとも新たに殺意を育てたのか。
    拘置所の中での自問を、読者は追体験することになる。息をするのが苦しくなってくる自問がつづき、殺意が身近になっていく。
    心の闇が迫る心理サスペンス!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    政治家や高級官僚を相手にする秘密のコールガール組織に、かつて関係のあった銀座のクラブママ・畑野光子が絡んでいる――。
    そんなネタを掴んだ雑誌記者の堀部昌二郎は光子を訪ね、勧められるまま買ったコールガールの由美に惹かれていく。時を同じくして、女の乳房と性器を切り裂く連続殺人がおきた。
    被害者のうち一人を除いて光子の組織のコールガールだったことが判明する。一方で、由美こと宇津木恵の持つゆがんだ深層心理が次第に明らかになっていく。
    疑惑を持ちつつも恵の肉体におぼれていく堀部は、地獄に向かう。傑作長編サスペンスミステリー。
  • 671(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    法律事務所で調査員をしている辻五郎は、妹から、スリランカで行方がわからなくなった恋人の宮内敦を捜してほしいと頼まれた。
    二億円のサファイアを持って逃げたのではないかという疑いがあった。そんなことをするはずがないと、恋人の潔白を信じる妹の頼みを断るわけにはいかない。
    辻五郎は、スリランカへ飛び、宮内を捜す。足跡が少しずつたどれるようになったところで、スリランカに悲報が届く。妹が事故で亡くなった、と――。
    宝石業界の内実、そして社内の派閥争いが浮き彫りになる中、妹の死は、果たして事故だったのか。
    エキゾチックな女性が乱舞するスリランカを舞台にした超官能サスペンス!
  • 792(税込)
    著者:
    勝目梓
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    官能とバイオレンスの大家が70代で描いた「家族」を揺るがす一大事な物語7篇。

    「姉妹」
    子供が巣立って、夫婦だけの二人暮らし。夫は自分が先に逝くと思っていたが、妻が半身不随に。
    食事や入浴の世話で生活は一変した。
    妻の妹が同居して助けてくれたまではよかったが……。
    「ダブルベッド」
    娘の披露宴に出席する両親。しかし、二人は別れて12年の元夫婦。
    娘と新郎の願いでこの日だけ夫婦のふりをしなくてはならなかった。
    ほか、急死した呑み屋のママの葬儀で常連客が次々と暴露する秘密(「遺骨」)、
    元ヤクザの父親が遺した遺言状のあまりな内容に驚く息子(「遺産」)など、
    一筋縄でいかない仕掛けが満載。
    大家の筆の凄みを堪能できる極上の短篇集。
  • 693(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    ニューヨークのダウンタウンの路地裏で美術商・堀江伸彦が殺害された。堀江の父親の依頼で、友人の遊乱二郎(あそびらんじろう)は現地に飛ぶが、強盗殺人との警察見解に疑念を抱いた。美術商とは違う裏の顔がありそうだった。
    早速、私立探偵のトミーと独自の調査を開始するが、命を狙われる。やがて事件を葬り去ろうとする圧力がかかり、東京、パリと舞台は広がり、乱二郎だけでなく周囲の人間まで殺し屋の魔の手が伸びてくる。
    冷徹な国際政治が底流にあるのか。暗躍する不気味な敵に挑み凄絶な死闘を描く、国際バイオレンスの大作!
  • 671(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    私立探偵、秋津慎平へ別れた妻から電話が入る。彼女の勤め先のアクササリー店社長の夫が失踪したのだという。
    手掛かりは遺書とも思える1通の手紙。手紙の消印を頼りに秋津は岩手県の宮古へ赴き失踪人を探し始める。私立探偵は、動き回ることで情報を集め、足と金を使い、女とベッドを共にし核心へと迫っていく。そして心寂しい女たちと、傷つき疲れた男はひと時の慰めの時間を過ごす。
    人生とは何か、生き甲斐とは、男と女とは何かを問いかける、探偵ハードストーリー長編。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    大の女好き私立探偵・矢部守が事務員の人妻を口説いてベッドに誘おうとしていたとき、美貌の依頼人沢村可奈子が現れる。人に見られたら困る写真を元に脅迫されているという依頼はあっけなく解決した。下心いっぱいの矢部はその後、腕を買われた可奈子から、財界の大物の孫娘がSMプレーの末に怪死した事件の調査依頼を受けることに。簡単な捜査と思われた事件は、思わぬ方向に進んでいく。レズビアン・3P・SM、さらにはエロ川柳まで満載。エロとコメディ、ほどよい格調と品位の長編官能ハードボイルド。
  • 不倫相手の医師とともに、自宅前で突然襲ってきた少年に軟禁された看護師の則子。少年院から脱走してきた少年は、金の工面のために医師の沢田を外出させるが、人質となって残された則子の心は猜疑に揺れはじめる(「ブラック・モーニング」)。他、「750cc心中」「しらけ鳥のブルース」「盗まれた夜」「汚れた夜の夜想曲」「誘惑の紫陽花」「青い鳥のエレジー」「ジグソーパズル」「下在の譜」の9編を収録。
    男と女の不可思議な心の揺れを巧緻に描く、繊細なハードサスペンス作品集。
  • 671(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    タクシー運転手、立石は妻と息子と3人、幸せでおだやかな生活を送っていた。
    だが立石は、かつてやくざで殺人の過去があり、刑務所に入っていたことを隠していた。そこへかつてやくざ仲間、河本が現れ、選挙資金強奪の仲間に入れと誘ってきた。必死に拒む立石だったが、巧妙な脅迫、さらには妻と子を人質に取られたことで、否応なく仲間に加わるしかなかった。
    簡単だと言われた犯行は、警官に発砲したことで大事件になっていく。そこには河本らの巧みな罠と県知事選挙の陰謀があった。
    妻子を奪われ自らも命を狙われる立石は、復讐の鬼となって彼らを追い詰めていく。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    ひどい宿酔で午後3時過ぎに目覚めたとき、探偵の秋津慎平は自分がラブホテルの一室にいることに気づいた。隣には全裸の見知らぬ女が。女と淫蕩な時間を過ごした後、依頼人が待つ日比谷のシティホテルに赴いた。今回の依頼人は女優の伊吹杏子。盗まれた前衛美術家の作品を元の美術館に戻してほしいという仕事だった。たいして難しいことではないと思ったが、美術品を戻した後すぐに男たちに襲われてしまう。しかも伊吹杏子の家出した娘の捜索まで依頼されたことで、大きな謎に立ち向かうことになる。息詰まるサスペンスとエロス。上質のハードボイルド、ハードサスペンス長編!
  • ハードバイオレンスの巨匠・勝目梓という作家は、著作が500冊を超えているものの、エッセイの類いは書かないことで有名だった。「エッセイは得意ではない」というのが理由だろうと噂されていたが、ほんとうのところはうかがいしれない。
    唯一のエッセイといっていいのが本書である。しかも、内容が著者自身の性を、赤裸々につづっている。正直さは感動的ですらある。
    おのれの性、性にまつわる事相、変遷などを大真面目に書き尽くす。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    おれは「タン」。逃亡先のバリ島で一緒逃げている女「キンギョ」の寝姿を見ながら、東京での想像もしなかたっ出来事を思い出していた。政治家のセックススキャンダルに巻き込まれ、その政治家を殺したかもしれないほど痛めつけバリ島へ逃げたのだ。
    だが、安息は得られない。彼らの手下は執拗に追いかけてきた。このままやられるより「やりかえす」と決めたタンは東京に戻る。
    待っていたものは、政治家だけではなくそれを利用しようという黒幕だった。
    肉欲と権力欲が渦巻く世界で、タンとキンギョは命を懸けて戦い始める。ハードバイオレンス・ノベルの傑作!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    ブティック七店とレストラン三店を経営し、不動産業にも手を出している凄腕の経営者・池沢久夫に、不気味な電話がかかってきた。
    相手にしなかったが、その得体のわからない相手は、ブティックに現れ、店員にわかるように万引きをした。
    単なる万引き犯でないことは明らかで、池沢は急ぎ、店に向かうことにした。案の定、万引き犯は見知った顔、武原耕司だった。
    武原の出現は、池沢にとってやっかいだった。凄腕の経営者になるためのとっかかりの金の工面に、武原は深く関わっていたのだ。
    池沢はネチネチと絡んでくる武原に、どうやって対処するのか。男としての本当の真価が何かを問う!
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    義母が亡くなった。北軽井沢の林道に駐めた車の中で。自死というが遺書はなかった。
    義母と秘かに深いつながりのあった息子は、義母の自死に納得できず、行動に出た。真実を突き止めることが義母への愛の証だという思いもあった。
    母には、家族には秘密があることがわかった。莫大な借金、そして不倫。だとしても、納得できない。息子はさらに行動した。
    本書は、自死の母について、義理の息子、不倫相手、そして息子と関係をもった義妹、それぞれの視点から描く。構成の妙に加え、官能を色濃く敷き詰めることで、それぞれの身勝手さを浮き彫りにし、ひとりの女の自死の不条理さを浮き彫りにする。見事な作品。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    工場経営者の森健に次々と不幸が襲い掛かる。人生のどん底。不況の煽りを受けて経営していた会社は傾き、妻は出入り業者と不倫、そして離婚。最愛の一人娘は夜道で通り魔に刺殺されてしまう。町工場は金策も尽きてついに倒産。
    生きる気力を失った森は、「どこの誰ともわからないまま死にたい」と南房総の海べりの街にたどり着く。酒浸りの日々。
    絶望の日々を送る森の前に、ある雨の夜、ずぶ濡れの女が現れた。自殺を試み、死にきれなかったホステスの浅倉夏子だ。
    生きる望みを失くした2人は、互いに激しく体を求め、むさぼり、惹かれていく。
    だが、夏子は地元の有力者に金で買われた「性の奴隷」だった。その男は地元やくざと手を組み、警察も手名付けていて、誰も逆らうことができないアンタッチャブルの、絶対的な存在だった。
    森は女のために自分の生きる証を求めるために、命を賭けて街の黒幕に向かっていく――。男の激情が渦巻く長編ハードロマン。
  • 2,001(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    追悼、勝目梓
    純文学、ハードボイルド、私小説など、三百二十二冊を上梓した孤高の作家による最後の作品集。絶筆となった長編「落葉日記」を含む。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    教え子だった女に手をつけた「ツケ」は、こんなにも惨いものだったのか――。
    女子大の講師であり、評論家としても名をあげてきた三隅は、車の中で、元教え子との濃密な時を過ごしていたが、暴漢に襲われてしまう。自分の弱さに怯え、名声に傷がつくことを恐れた三隅は、抵抗することなく、いわば、暴漢に自分の愛人を差しだす形をとってしまった。それが脅迫という形になって返ってくるとは……。表題作の「血の残像」をはじめてして、いずれも巧妙などんでん返しが待っている。ハードな官能、ミステリー、バイオレンスが融合した10作からなる短編集。
  • 550(税込)
    著者:
    勝目梓
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    東京で会社を倒産させた沖田隆明は、落魄の身で故郷の炭坑町を訪れた。二十二年前、坑内で事故死した父と共にここで働いていたのだ。その町で偶然出会った女が末原和枝だった。和枝は驚くべき事実を語った。沖田の父の死は仕組まれたもので、手を下したのは和枝の父・弘吉。労組リーダーだった沖田の父は、当時の労務課長らにはめられたのだ、と。凄惨な復讐劇の始まりだった。バイオレンス長篇。
  • 605(税込)
    著者:
    勝目梓
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    博奕の借金返済のための銀行強盗で5年の刑期を終えた元ボクサー柚木俊哉は、復讐に燃えて出所した。銀行襲撃には成功したが、何者かに金を奪われ、仲間が殺された。しかも奪った金と発表された被害額が大きくくい違っているではないか……。ある夜、柚木は一群の男たちに襲われた。妹文子の制止も聞かず、柚木は5年前の事件の真相を求め、都会の暗黒に潜入する。一匹狼の明日なき闘いを描く活劇長篇。
  • 605(税込)
    著者:
    勝目梓
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    美容師・綾部悦子は常利誘拐、詐欺、殺人の罪で八年の刑を受け、現在服役中の身だ。秋田県の片田舎から上京し、繊維問屋に就熾した悦子は、二歳上の綾部と結婚する。子供も一人でき、十分に幸福な家庭であった。その彼女が、なぜ“鬼畜”と呼ばれるような犯罪者に転落していったのか? 悦子は自分の犯した罪の深さを知るために、結婚から犯行までの経緯を手記として書き始める……。長篇犯罪告白小説。
  • 682(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: ――

    城所恒夫は母を知らない。
    未婚で恒夫を産んだ母は、元ボクサーの父と結婚した1年後に、4歳の恒夫を残して消えたのだ。
    以後、血の繋がらない父が男手ひとつで育ててくれた。
    ある雪の夜、19歳の恒夫は新宿でトレーナーの田沼八郎に出会い、プロボクサーを目指すことに。一方で、恒夫は恋人の中井信子とは別に、一緒に暮らしていた養父の愛人清子とも体の関係を持ってしまっていた。
    デビュー戦、新人王戦と勝ち進む恒夫だったが、複雑な人間関係の陥穽の渦に巻き込まれていく。
    エキサイティングなファイトシーンがストーリーと絡み合う、会心の長篇ハード・サスペンス。
  • 美人局で男を強請った帰途、高級外車と接触事故を起こしたことから、青木昇と久保みちるはその代償として資産家の篠村夫妻により肉体を弄ばれることに。
    だが二人はやがて巨万の財産を持つ篠村から金を奪取することを思いつく。
    計画はあっけなく頓挫したかのように思われたが、篠村の妻・祥子の誘いから新たな展開を見せ始める。
    誰が騙され、誰が騙すのか。最後に笑うのは誰か。勝目ワールド炸裂のハードバイオレンス長編。
  • 霙降る肌寒い夕方、私立探偵・伊賀光二の事務所に美しい人妻が尋ねてきた。新婚の今川美由紀、二十八歳。
    「捜していただきたいのは、わたしの主人です」結婚7ヵ月目に突然蒸発した四歳年上の夫の捜索依頼だった。
    数少ない手がかりから、偽名で借りて住んでいるところを突き止め、美由紀と乗り込む。しかし、夫は大船の山林で車ごと燃えた焼死体となって発見される。
    定文のアパートに出入りしていた女性の身元を洗うと、関内のクラブホステスと判明。そのホステスの夫も不審死を遂げており、彼女は莫大な保険金を手にしていた。2人の接点を探っていくうちに伊賀の身にも暴力団とつながりのある黒い影が忍び寄る。
    伊賀光二、最大のピンチに陥る。はたして、私立探偵は切り抜けられるのか!
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    亡き夫が残したもの、それは破廉恥な写真の数々だった。夫の赤裸々で刻明な浮気の記録を目のあたりにしたとき、妻は体の奥底から湧き起こる、言い知れぬ女の性の疼きに翻弄される。抑えても抑えても止めどなく溢れる欲望の渦。むせかえるほど絡み合い、燃え上がる男女のエロティシズムを描き切った短編集。
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    無念の涙はオレが拭う。復讐のエロス&暴力! 惨殺された家族のため警視庁覆面特殊部隊員となった男がいま決起する……。警視庁覆面特殊部隊員・関敏彦。両親と姉弟をドス黒い陰謀の果てに惨殺された過去を持つ彼は、父親の手記に残された犯罪者たちへの怨念を胸の奥に刻印し、復讐に必要な力を身につけるために警察官の道を選んだ。11年の時を経て、いま、エロスとバイオレンスの吹きすさぶ処刑が始まった! <『血の狩人』改題作品>
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    俺を嵌(は)めた奴は誰だ! 真野建設工業の沢克彦は、婚約者の浮田冴子と両親が住む北海道へ渡る。原野開拓に絡む汚職を追っていたルポライター・片岡治が殺され、沢は逮捕された。片岡未亡人と冴子は何者かによって、この上ない辱めを受ける。最愛の婚約者を辱められ、殺人者の汚名を着せられた男による、許されざる者たちへの処刑が始まる! 噴き上げる怒りの焔、傑作バイオレンス長編。<「逃亡原野」改題作品>
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    ハワイのホテルのベッドで、女が男の耳にささやいた――「大きな仕事をして、おいしい暮らしをしようよ」。女は高級クラブの美人ホステス、男は未収金の取立屋。そして、女が店の金を持ち逃げし、男が女を追いかけるふりをする、という計画を実行した。ほとぼりがさめた後、女を訪ねた男を待っていた、意外なとんでもない罠……。男と女のだまし合いを描いたハード・バイオレンス・ロマン。
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    「ぼくはママに惹かれているんだ」「二人してお父さんを裏切って、妖しい魔力に溺れましょう」……16年前、4歳にして父を亡くした倉科大樹は、若く美しい義母・須美子への激情ともいえる愛と、その愛人・仙波達彦への憎悪をもてあましていた。愛欲の迷宮をさまよう、許されざる二人。<『殺意は八月の光に宿り』改題作品>
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    同棲していた女が、ある晩、突然死んだ。男は女に亭主がいたことを知り、女の骨壺を抱いて、札幌の亭主を訪ねた。しかし、男を待っていたのは、黒い罠だった。やくざの親分に弄ばれた男は、姐さんと恋におち、たった一人で大組織に立ち向かう。凄絶なバイオレンスと究極のエロスを描く長編。<「野良犬の謝肉祭」改題作品>
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    妻を亡くした弁護士・倉本は、親子ほども年齢の違う香織と出会い、セックスにのめり込みながら、愛を育んでいた。性獣と化しながらも、愛を誓う香織。だが、倉本は躊躇した。夢のなかで、亡き妻が現実の愛を翻弄するかのように、倉本に昴ぶりを与えていたのだ──。淫夢に惑う男たちを描く、勝目ワールド異色の短篇集! 官能小説の大家が追究した究極のエロスの宴。男はいくつになっても性獣なのか? <『性的風景』改題作品>
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    事件の発端は、奥多摩の山中で釣りに行く途中、全裸女性の暴行現場を男が偶然目撃したことだった。脅迫者からの執拗な暴行の後、娘を轢殺され、妻を凌辱殺害された男は、ついに復讐の鬼と化した。平凡な幸福を奪われた男が狼となったとき、誰も阻止できない。鮮烈なエロスとハードバイオレンスの長編傑作。妻と娘を殺された男は、狼と化して復讐を誓う!
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    一匹狼の殺し屋・谷一生は、太腿に牡丹の刺青を持つ女・由起を、裏の世界から操る黒幕・石井小三郎の手から匿(かくま)うことになった。しかし、立野組に裏切られ石井のもとに監禁された谷の目の前で、誘い出された由起が凌辱された。怒りが爆発した谷と暴力団との間で、凄惨な闘いの火蓋は切られた。長編ハードアクション! 恐怖の絶叫に血塗られたハード・バイオレンス。
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    義母を愛してしまった、中学3年の少年・敏彦――。ふたりの関係が濃密になるにつれて、敏彦の父に対する憎悪は、ますますふくれ上がっていく。そしてそれはある晩「まさに空に輝く勇士オリオンに啓示を受け」て、現実的な殺意へと変わる……という「オリオンの殺意」はじめ、禁じられた性と暴力のゆえに滅ぶ人間を描いた短編傑作選。表題作のほか5編を収録。
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    ノンフィクションライター・小宮の住むマンション屋上で、凄惨窮まりない猟奇殺人が行われた。被害者の若い女は、首、乳房、性器を切断されていた。1ヵ月後に酷似した事件が発生し、同一犯と見られた。小宮は犯人の心理を再現しようとテレビ出演するが、犯人は小宮に挑戦し、小宮の恋人の身辺に魔手が迫った! 猟奇殺人犯がつづる、残虐な殺人日記に迫る。鬼気迫るレイプ殺人犯の予想外の素顔とは? 傑作クライム・ノベル。
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    暴力とエロスの饗宴。バイオレンス短編集! おれは現ナマ以外は手をふれぬ「怪盗117号」。ある日忍びこんだマンションに、全裸の美女がいて、押し倒したのが運の尽きだったとは……。男の黒い欲望と女の赤い欲望が、汚れた夜空で交叉する十字街……。という表題作のほか、「夜の哄笑」「罠の報酬」など、傑作7編を強烈に収録。
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    資産家に生まれた矢部徹は、幼くして両親と死別し、姉・今日子と二人暮らし。最愛の姉を金蔓として食い尽くし、身籠もった子まで殺して、死に追いやった弁護士・小関は、事情を知る徹をも消そうとする。15年の雌状を経て復讐の修羅と化した徹は、奴の罪なき妻や娘、息子を……。渾身のハード・バイオレンス! すべてをかけヤツを追いつめる。心を揺さぶる男の執念!
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    アル中気味の私立探偵・布施稔・47歳。生まれたばかりの子供ほ実の子ではなくすりかえられた、妻の浮気相手を捜してほしいと、ある日、妙な依頼人が現われた。調査を進めるうちに、人間関係は意外な方向へ展開し、やがて殺人事件が起こる……。はぐれ者の探偵が見た人生の一断面を、ミステリー・タッチで描く長編ロマン。私立探偵が暴いた意外な事実とは?
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    息つく暇もなく展開されるセックス・アンド・バイオレンスの強烈シーン――。堀越組組長の堀越軍次を殺された妻の涼子と娘の真紀・昌子たちは、豊満な女体を武器に、つぎつぎに真犯人を責めたてる。燃え上がる官能と立ちはだかる巨悪の接点に、恐怖の叫びと快楽の呻きが飛び交うのだった。「儀式は終りよ。さあ、送ってあげるわ。地獄に」……。女の秘密兵器で悪魔の城に突撃し、美貌のママと娘たちが演じる死とエロスの復讐物語。巨悪に鉄槌を!
  • 660(税込)
    著:
    勝目梓
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    モデルガンは私と同じだ。限りなく本物に近いが、本物ではない。そんな私のところに、3ヵ月ぶりに家出人捜索の仕事が舞いこんだおかげで、私・秋津慎平は私立探偵をやめないですむ。妻への慰謝料も養育費も滞りなく払え、サントリーの白を購入でき、愛人・京子のアパートへも行け、モデルガンの組立てに精を出すこともできる。だが、捜索をすすめるうち、若い女の死体と有名芸能人の醜聞という流れになり、話は凄愴の色に染まっていった……。軽妙な語り口で地獄を描く傑作アクション・ミステリー!

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