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『池田久輝(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~8件目/全8件

  • 手帳を置いても、刑事は刑事だ!

    ラブラドール・レトリバーのナインと山小屋で暮らす元刑事・村瀬の前に、突然見知らぬ青年・秋山亮が現れた。
    「悪いが、しばらくの間、彼の世話を頼む」と書かれた手紙を持って。
    手紙の主は、京都左京署時代にコンビを組んでいた刑事・柳智也。
    元相棒の勝手な振る舞いに戸惑う村瀬は柳に連絡を取ろうとするが、まったく電話に出ない。
    嫌な予感を覚えつつも、預かる理由が分からないまま、秋山の面倒を見る羽目に――。
    柳の身を案じ、ひとりで捜し始めた村瀬は、なぜか京都市南部に古くから大きな勢力を持っている暴力団・条南興業から圧力をかけられる。
    さらに、条南興業の敵で、北部を縄張りにする北天会のナンバー2である阿佐井峻が姿を見せ、村瀬を手助けすると言い出した。
    いったい理由はなんなのか?
    困惑する中、村瀬の後輩刑事・三島翔太から電話が入る。
    「秋山亮が死体で見つかった」と――。
    預かっている青年と殺された男は、同姓同名の別人なのか?
    真相を追う村瀬に、手帳を置いた原因となった発砲事件が立ちはだかる。
  • 814(税込)
    著者:
    池田久輝
    レーベル: ハルキ文庫

    香港。この地には、観光客を標的に窃盗する『スリ』、その盗品を売りさばく『露店』、出回った盗品を探し出し、持ち主から手数料を得る『回収』とそれぞれグループが存在し、そこには三者共存の掟があった。ある日、回収側の人間である劉巨明が、何者かによって殺害された。仲間であった新田悟は、巨明の妻からあるメモを渡された。メモには巨明の文字で「任家英に気を付けろ」と謎のメッセージが残されていた。そして新田は、香港の闇社会に渦巻く悲しみの深淵に巻き込まれていく―─。
  • 814(税込)
    著者:
    池田久輝
    レーベル: ハルキ文庫

    この街の闇社会で生きる陳小生は、刑事の羅朝森からある男を捜して欲しいと依頼される。手がかりは二十年以上も前に撮られた古びた写真だけ。しかも男の名前も素性も明かせないと告げられる。一方、ツアーガイドとして働く香港在住の日本人女性、石原雪子の自宅前に不審者が現れ、勤め先に自分のことを探るような電話が入るなど、彼女の周辺で不穏な空気が流れ始めた─。ネオンが煌めくその裏で、漆黒の闇が支配する香港を舞台に蠢く真実とは!!
  • 七年前、雨で増水した川で、安城友市の兄が命を落とした。遺書もなく、事件性も認められなかったことから、水難事故として処理された。しかしこの事故の裏には何かがあると感じた友市は、自ら真相を解明するため刑事となり、調べを始める。やがて、京都府警河原町署刑事課に配属となった友市の元に差出人不明の手紙が届いた。その手紙には友市が追っている事件の犯人の名前が記されていたが──。様々な事件、人間模様が交錯する警察ミステリ。
  • 748(税込)
    著者:
    池田久輝
    レーベル: 双葉文庫
    出版社: 双葉社

    刑事からある女性のあとを尾けるよういわれた俺。仕方なく引き受け、その女性の日常をたどることになったが、その女性が向かったのは警察署だった……。日本推理作家協会賞の候補作「影」を含む短編4編を収録。高い文章力と巧みな構成力で一気に読ませるミステリー作品集。事件の裏のまたその奥にある真相とは。
  • 1,320(税込)
    著者:
    池田久輝
    レーベル: ――
    出版社: 双葉社

    男はなぜ、刑事をやめたのか。そしてなぜ、犯罪に手を染めたのか――。大型輸送トラックの荷を強奪するために集まった男たち。その中に、ある出来事がきっかけで警察をやめ、姿を消した刑事がいた。そしてその刑事の相棒は、彼を探し続けていた。二人の刑事を軸に、犯罪とそれにまつわる人間ドラマを濃厚に活写したミステリー。『晩夏光』『枯野光』で、香港の暗黒社会に住む男たちの熱い姿を描いた著者が、故郷・京都を舞台にして紡ぐ、愛と友情の物語。
  • 関西、特に京都で様々な裏稼業をこなす沢村友明は、香港から来た18歳の黄文天を助手席に乗せて、京都の街中を走っていた。青年は一年前まで京都に三年間暮らしていたが、訳があって香港に引っ越していた。その引っ越した理由にケリをつけるための来日だった。普段であればクールに見捨てる沢村は、なぜか青年に興味を抱き協力するようになる。それは青年を紹介したのが、ギャンブルで随分と沢村の懐を潤してくれた、凄腕料理人・山野の紹介だったからではなく……。
    京都の裏の顔を炙り出す。スタイリッシュ・ミステリーが登場!
  • 山城長政、通称“武将さん”は、中三条商店街にあるカフェの店長。ある日、失踪したオーナー古木から「せいぜい頑張りや」と書かれた謎の紙束が届く。後日、カフェが何者かに荒らされ、長政は失踪に事件性を感じ調べ始める。すると、古木の実家の老舗懐紙屋と新進美術商との黒い噂が――。碁盤の目に交差する京の通りの“裏”を暴く京都ミステリ。

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