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『森まゆみ、1001円~(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~8件目/全8件

  • 〈 100年前の9月1日、町は大きく揺れた 〉
    そこに暮らす人びとは、どのように生き延び、記憶したのか。
    人びとの声と文学者などの日記から振り返る関東大震災。

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    〈 1923年に起きた関東大震災から100年 〉
    著者が地域雑誌『谷根千』を始めたころ、町にはまだ震災を体験した人びとが多く残っていた。
    それらの声とその界隈に住んでいた寺田寅彦、野上弥生子、宮本百合子、芥川龍之介、宇野浩二、宮武外骨らの日記など、膨大な資料を紐解き、関東大震災を振り返る。

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    「災害は忘れた頃にやってくる」── 寺田寅彦

    「東京の火災いよいよ猛に、一望大いなる熔鉱炉を見るが如し。田端、日暮里、渡辺町等の人人、路上に椅子を据え畳を敷き、屋外に眠らんとするもの少からず」── 芥川龍之介

     * * *

    地震の当日、人々はどのように行動したのか、その後、記憶はどのように受け継がれているのか。
    小さな声の集積は、大きな歴史では記述されない、もう一つの歴史でもある。
    そこから何を学ぶことができるのだろうか。

    《東京大学名誉教授、元東大地震研究所長の平田直氏のロングインタビュー掲載》

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    【目次】
    ■序言………災害は忘れた頃にやってくる──寺田寅彦
    ■第1章……一九二三年九月一日
    ■第2章……一夜が明けて、九月二日
    ■第3章……本所から神田、浅草など
    ■第4章……震災に乗じて殺された人びと
    ■第5章……救援──被災者のために
    ■第6章……震災で変わった運命
    ■第7章……帝都復興計画
    ■第8章……今までの災害に学ぶこと

    ■正しく怖がり適切に備えるために──東京大学平田直名誉教授に聞く

    〈コラム〉
    ■林芙美子──根津神社の野宿
    ■藤沢清造──小説家のルポルタージュ
    ■宮武外骨──『震災画報』でいち早く知らせる
    ■宮本百合子が二〇代の作家がつづった関東大震災
    ■永井荷風──江戸と明治の終わり

    ■あとがき
  • 1,760(税込)
    著:
    森まゆみ
    レーベル: ――

    京都を暮らすように旅する――市民運動のやり過ぎから免疫低下でがんになった。治療の後、体にいいことをするため京都へときどき転地。気功をし、映画を見、銭湯に入り、ごはんを食べて語り合う。観光客の集まる古都とは違う何かが見えてくる。京都の人へのインタビューも収録。
  • 1,243(税込)
    編:
    森まゆみ
    レーベル: 岩波文庫
    出版社: 岩波書店

    「吹けよ あれよ 風よ あらしよ」.一七歳で故郷を出奔,東京へ.辻潤と結婚,『青鞜』に参加,女性解放を求める活動のさなか,大杉栄と出会い──嵐のごとく生を駆け抜けた伊藤野枝は,二八歳で憲兵隊に虐殺された.まっすぐな視線と率直な共感をもって書かれた野枝の力強い文章は,当時の社会を生々しく描いて魅力に富む.
  • アンデルセン=鴎外が描き出す成長物語の舞台へ。――いったい私は「即興詩人」を携え、ローマへ続く道をたどった何人目の日本人だったのだろうか。

    ●「即興詩人」は波乱万丈の物語で、偶然の出会いと附合があまりにも多い。とはいえ、私たちにもローマを起点に、イタリア全土を経めぐり、あまりにも多くの偶然に出くわしたのだった。昼下がりの露舗で見つけたバルベリーニ広場の銅版画、エジェリアの洞を探しあぐねたときに草むらから突然現れたおじいさん、リペッタ通りのボルゲーゼ宮にばったり突き当たりボルゲーゼ邸との違いに気づいたこと、キケロの墓の発見など、再現しようと思ってもできない新鮮な驚きに満ちた旅であった。――(本文より)
  • 太宰治「メリイクリスマス」のモデルとなる凛とした少女は、生涯かけて人びとに、居心地のよいサロン、帰る場所をひらいた――

    文学者、思想家、映画人、出版人たち……どんな人をも受け入れる酒場は、戦後文学史を確かに支えた。林聖子の九三年と「風紋」の六〇年を聞く。



    アナキストの画家の娘として生まれ、宮嶋資夫、辻潤らを間近に育ち、戦後、太宰治の「メリイクリスマス」のモデルとなり、生き抜くためにバーを切り盛りする。

    そのバー「風紋」は多くの文化人、文学者、映画人、出版人を惹きつけた。

    誰も特別扱いしない無欲で無私な人柄から生まれたアジール。
    檀一雄、竹内好、古田晁、浦山桐郎、粕谷一希、勅使河原宏……綺羅星のごとく集う人々との交友録であり、力強く生きたひとりの女性の人生の記録。



    《「風紋」に集った人々》
    檀一雄・古田晁・唐木順三・井伏鱒二・吉村昭・木山捷平・竹内好・橋川文三・色川武大・埴谷雄高・中村稔・安田武・北原武夫・辻まこと・鴨居羊子・松山俊太郎・種村季弘・高田宏・粕谷一希・田村隆一・中上健次・洲之内徹・浦山桐郎・大島渚・吉田喜重・勅使河原宏……



    【もくじ】
    第Ⅰ部 戦前篇
    1……林倭衛、画家を目指す
    2……出獄の日のO氏
    3……林倭衛、クライスト号でフランスへ
    4……大杉栄、パリに現れる
    5……セザンヌのアトリエ、エクス・アン・プロヴァンス
    6……秋田富子と結婚、聖子が生まれる
    7……伊豆静浦から小石川小日向水道町へ
    8……もう一人の画家・硲伊之助のこと
    9……宮嶋資夫と度重なる引っ越し
    10……母はサナトリウムへ
    11……父の死

    第Ⅱ部 戦後篇
    12……太宰治との出会い
    13……玉川心中
    14……出英利のこと
    15……「世代」と出英利のあの頃
    16……舞台芸術学院と青俳、「宏くん」のこと
    17……新宿でバーを開く
    18……ダン街道――檀一雄と第三風紋まで
    19……カウンターの中の女性たち
    20……竹内好墜落事件と火曜会
    21……風紋課外部――スキーにゴルフに温泉に
    22……最終回――嵐のあとに

    ■あとがき
    ■林倭衛・林聖子のまわりの人々
    ■林聖子関連年表
    ■参考文献
  • 1,430(税込)
    著:
    森まゆみ
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    初めてなのに なんだか懐かしい東京。

    猫を追いかけて古い路地を進んでいけば、小さな商店街にたどり着く。
    そこは、鴎外や漱石も暮らし、今や外国からの観光客にも人気が高い東京の町〈谷中・根津・千駄木〉。

    弥生式土器が発掘された弥生町、江戸将軍家の菩提寺・寛永寺と上野、鷗外や漱石が暮らした千駄木、遊郭があった根津と権現様……。
    幸田露伴、岡倉天心、高村光太郎、三遊亭圓朝……。

    なつかしい街並みが残る谷根千を歩き、ゆかりある人々も取り上げながら、
    古代から現代まで通して語る、小さな町の愉快な歴史読本。

    【もくじ】
    序文 次の世代に伝える
    1 古代から江戸時代までの谷根千
    2 明治時代の谷根千
    3 大正時代の谷根千
    4 昭和の谷根千
    あとがきにかえて
  • 1,408(税込)
    著:
    森まゆみ
    レーベル: ――
    出版社: 平凡社

    明治40年夏、与謝野鉄幹と若き北原白秋、吉井勇、平野萬里、木下杢太郎が、南蛮文学やキリスト教伝来に興味を抱いて九州でひと月の間、実り多き旅をした足跡を丹念に辿る。
  • 少子化も、先進国のマイナス成長も、地球規模では望ましい。持たない生活を実践してきた作家と、技術開発にしのぎを削ってきた研究者の意外な意見の一致とは!

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