『山口二郎、801円~1000円(新書)』の電子書籍一覧
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歴史が示す、長期政権のあと――憲政史上、最長となった安倍政権(首相在職日数は二〇二〇年七月三十一日時点で三一四一日)。なぜ、安倍政権は長期政権となったのか。そして、長期政権のあとにはどのような事態が出来するのか――。権力の生理を知悉する佐藤優元外務省主任分析官と現代日本政治論を専門とする山口二郎法政大学教授が、歴史から読み解いていく。見えてきたのは、グローバル資本主義の限界と民主主義の行き詰まり、日本社会の変質と衰弱である。日本はどう変わっていくのか。われわれが迫られる選択とはいかなるものか。近未来への提言・処方箋を擁した警世の書。
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「異形の政権」がもたらす危機――
2020年9月、菅義偉自由民主党総裁が首相に就任した。
菅首相はこれまでの首相にない「異形の権力者」であり、
その政体は「異形の政権」であると、著者2人は言う。
具体的には無派閥・非世襲の政治家であり、
総裁選直前まで下馬評に上ることはなかったが、
安倍晋三前首相が辞意を表明するや一気に上り詰め、
政権発足後は権力を極度に自分へと集中させている。
他方、菅首相がどのように権力を行使しているかはほとんど報道されない。
なぜこのような政権が誕生したのか、その実態とはいかなるものか。
前著『長期政権のあと』で安倍政権の本質を見抜いた著者2人が読み解く。
見えてきたのは、不気味な“危機の足音”だった。 -
平成とはどのような時代だったのか。そして、令和はどのような時代になるのか―。『資本主義の終焉と歴史の危機』で歴史の転換を明示した水野和夫教授と、政権与党時の民主党ブレーンとして政治の内側を見てきた山口二郎教授が語り尽くす。まず、平成三一年間を六つの時代に分けて分析。そのうえで平成を総括し、今後を予測・提言する。見えてきたのは、日本が資本主義を“卒業”していく過程であり、政治が大きく変質・劣化していく様だった。歴史的に未知の領域に入ろうとしている現在の日本。両名の主張に刮目せよ。
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政府与党が強大化し、政権の暴走が続いている。政治家や官僚は劣化し、従来の政治の常識が次々と覆されている。対する野党の力は弱く、国会も役割を見失ったままだ。市民的自由への抑圧も強まっている。なぜ日本政治はここまで堕ちてしまったのか。内側から崩れゆく日本の民主主義を立て直す道はどこにあるのか。警世の書。
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