『井上祐美子(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧
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莫迦にするんじゃあ、ないわよ――。金陵一と謳われた美妓の最期。血よりも濃い花街の絆。纏足をほどいた女の覚悟。唐から清へ、幾百年にわたる歴史の渦のなか、強く気高く自分の足で歩き続ける妓女たちの愛と矜持を描く全七篇。〈解説〉佐藤信弥
◇目次
・朱唇
・背信
・牙娘
・玉面
・歩歩金蓮
・断腸
・名手
・新装版 あとがき
・解説 佐藤信弥 -
宋代、瑞州の新任知事・包希仁は、二十代で科挙に合格した秀才ながら、どこか抜けた青年。その資質を疑問視する世話係・孫懐徳であったが、州内で起きた「生きた牛の舌が切り取られる」事件をきっかけに――(「雪冤記」)。清廉潔白、裁きは公平、晴れ渡った空の如し。中華小説の名手・井上祐美子が、中国史上屈指の人気を誇る名判官「包青天」の活躍を描く中華ミステリ短篇集。待望の文庫化!
◆目次
・雪冤記
・赤心
・紅恋記
・黒白
・青天記
・文庫あとがき
※本書収録の「黒白」は、『C★NOVELS Mini - 黒白 - 包青天事件録』に加筆修正を加えたものです。 -
長安で美女翠心と暮らす半神半人の二郎真君のもとへ、妹の慧瑛があらわれた。長安に異変の予兆あり、翠心を安全な天界へ保護すると言うのだが……。
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北京へ、そしてまだ見ぬ大地へ――遼東の地から大空に翔けあがる鷹の如く、ドルゴンは関を超え、大帝国清を築いた。満州の長ヌルハチの子として八旗を束ね中華統一をなした男の生涯。
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宋の開封府の新任知事・包拯は、「厳しすぎる」と部下に嫌われていた。衣食住まったく贅沢をしないから部下は知事よりいい暮らしができない。袖の下など一切受け取らないから部下も賄賂を受け取れない。あまりの清廉ぶりに窮屈になった小役人が何事か企むが……。中国史上に輝く名裁判官・包青天の裁きは!?『CN25』(2007年11月25日刊行)所収
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神と人に分かれた顕聖二郎真君。冥府で命を授かった人の二郎は、天界を襲う神の二郎と戦い、消えた翠心を取り戻せるのか? 長安異神伝完結篇。
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天界から地上に降り、長安の都に巣くう悪霊を退治する顕聖二郎真君。彼の前に、一人の妖艶なる美女が五弦の琵琶と常ならぬ妖気を携えて現れた――。
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飾り提灯に唐の都が華やぐ元宵節の夜。花燈見物の最中に美女・翠心とその侍女が何者かにさらわれた。人の姿をとった神・二郎真君は恋人の行方を探すが――。
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長安に妖火が舞った。唐王朝を滅し人間界と天界の全てを支配せんと古代帝王・炎帝が復活したのだ!!半神半人の英雄・二郎神君が炎帝に立ち向かうが…
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唐王朝の滅亡を示す不吉な星の存在を知った政府高官が、尾行され襲われた。高官を襲った一団が人ならぬ力を持つと見抜いた二郎神君は警戒を強めるが
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大国<征>の中原制覇を阻むため、<衛>と<容>が結ぶ盟約交渉の席で二人は再会を果たした。<衛>王・耿無影と無冠の謀士・耿淑夜。かつて兄と慕い、やがて仇と憎んだ無影が明かす、思いもかけぬ真実に、堅くしこった淑夜の心は溶けていく。だが恩讐の歳月はもはや後戻りできぬほど二人を隔て、戦場へと風が漢たちを駆り立てる。
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<魁>王朝最後の血縁、<奎>伯段大牙は、北方諸国を統べる王として、西国<琅>との決戦に挑んだ。頼みの謀士耿淑夜と引き離されたまま、かつては窮境を共にした赫羅旋とついに干戈を交える。<魁>の滅亡から五年。天空には帝位剥奪を示す孛星が不吉に輝いていた――。
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〈琅〉に破れ流謫の身となった、元〈奎〉王、段大牙のもとへ〈琅〉の謀士、耿淑夜と国相、赫羅旋が現れる。旧知の二人の説得に、〈魁〉の末裔は遺臣を引き連れ〈琅〉軍に加わることを決意。――対するは〈征〉、目指すは巨鹿関――。中原の大地に蹄の音が響く。
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義京の乱と魁王朝の滅亡から三年。強大な国力を誇る〈征〉王・魚支吾は中原の覇権を手中に収めたかにみえた。だが、封土を失い、亡命の日々を無為に過ごす段大牙と淑夜の許に〈衛〉王・耿無影から連衡の誘いが。そして赫羅旋が居を定めた西方にも公位継承を巡る動乱の嵐。戦の予兆をはらんだ中原の風は宿命の対決へと漢(おとこ)たちをかりたてる。激動は天意か。崩壊の後に、再建の物語がはじまる――
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覇王の星を手中にせんとした〈衛〉王・耿無影のもとに、騎馬国〈琅〉より突然の宣戦布告。優勢誇る衛軍の7万に対し、手勢半分の琅軍は、しかし、慧眼の謀士と旧王朝の末裔、そして異民族にして傭兵出身の王が、統率された兵と知力と果断さで挑む。〈魁〉王朝の崩壊から8年──5人の王の時代は掉尾の一戦を迎える。【巻末に外伝「雪花譜」を収録】
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自らの一族を滅して公位を簒奪した耿無影。実の兄のように慕っていた彼を一族の仇と狙う耿淑夜。二人の確執を核に中原全体に戦いの火の手が上がる。ヒロイック・ファンタジー第一巻。
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巨鹿関の戦いから半年。義京の尤家に匿われ傷を癒す耿淑夜だが、時代は彼を否応なく戦乱へと巻き込んで行く。〈魁〉国王・夏長庚弑逆の報せに、中原はついに諸王乱立の時代へ。
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中原制覇に王手をかけた〈征〉王の急死。千載一遇の好機と、眠れる大国〈衛〉が遂に攻勢に出た。動乱の炎は騎馬国〈琅〉にも飛び火、王の血を継がぬ新王が立つ――その名は赫羅旋。
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