『斉藤章佳(実用、新書)』の電子書籍一覧
1 ~12件目/全12件
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※このコミックスは「セックス依存症になりました。 分冊版」第1~46話をまとめたものです。重複購入にご注意ください。 女性問題をこじらせて心身に不調をきたし、医師から「セックス依存症」と診断された男の、苦悩と快復の軌跡を描く『セックス依存症になりました。』オリジナル版を一挙にまとめた合本版の1冊目。カバーと、あとがき4Pは描きおろしで全400P超の大ボリュームでお届け!
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~家族を壊したのは、母の意思ではなく、アルコール~
物心ついた頃から母親は一日中お酒を飲んでいた。
両親は毎晩ケンカをしていた。
家族がうまくいかないのは、
母親の酒のせいだと気が付いた福岡雅樹少年は、
学校から帰るたびに母から酒を取り上げ、シンクに流していった。
それでも母親は酒をやめられず壊れていく。
ある日少年は、母親から性的虐待を受けた。
まだ幼かった少年は、それが罪だとも知らずに母を受け入れた。
その後、両親は別居。母は亡くなった。
母を奪ったアルコールが憎かった。
だけど少年は大人になり
自分も母と同じ病気になってしまう。
そこからどのようにアルコール依存症を克服し、現在に至るのか?
依存症を支援し続けるソーシャルワーカー・斉藤章佳と、
依存症の回復を模索し続ける医師・竹内達夫との
「語り」から見えてきた、
この冷たい日本を生きていくための処方箋!
「悪いのは母親ではなく、この液体なのだ。
この液体が、母をモンスターにしてしまったのだと……
その後しばらくして、両親は離婚しました」
―――福岡雅樹
「この疾病は決して〈自業自得〉でも、〈自己責任〉でもないのです。
本当に嫌な言葉ですよ。最近流行の〈自己責任〉というのはね」
―――竹内達夫
「自己責任だと断罪する国というのは
カミングアウトしにくいですし、助けを求めにくい世界です。
それよりも〈回復責任論〉を大切にしたいと思っています。
これは、依存症という病気になった責任は個人にはないけれど、
そこから回復に取り組む責任はあるよ、という考え方です」
―――斉藤章佳 -
子どもへの性加害は、心身に深い傷を残す卑劣な行為だ。なかでも問題なのが、顔見知りやSNS上にいる〝普通の大人″が子どもと信頼関係を築き、支配的な立場を利用して性的な接触をする性的グルーミング(性的懐柔)である。「かわいいね」「君は特別だ」などと言葉巧みに近づく性的グルーミングでは、子ども本人が性暴力だと思わず、周囲も気づきにくいため、被害はより深刻になる。加害者は何を考え、どんな手口で迫るのか。子どもの異変やSOSをいかに察知するか。性犯罪者治療の専門家が、子どもを守るために大人や社会がなすべきことを提言する。
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《 小島慶子さん、推薦!》
ついに解明された国民病。男性に重い下駄を履かせて死ぬまで働かせ、女性には報われないケア労働を押し付けてきた日本。
男も女も苦しい社会を変えるために、しんどいあなたが楽になるために、必読の書です。
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アルコール、薬物、痴漢、万引き、DV……。
さまざまな依存症に共通する原因は社会構造にあった!
ジェンダー・ギャップ指数を見るまでもなく、日本は男性優位の国である。
夫婦別姓も叶わず、男女の賃金格差も世界ワースト2。
わたしたちは性別役割分業──つまりは「男尊女卑」の考え方にどっぷりと浸かっている。
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その社会を勝ち抜こうと男たちはワーカホリックになるまで働いて、ストレスからアルコールや薬物で気分をあげ、満員電車では痴漢や盗撮にはまる。
日本を蝕む依存症の問題は、男尊女卑による社会の歪みを正さなければ解決しない。
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〈依存症は男らしさ、女らしさの病〉
アルコール依存症、痴漢、万引き依存症、盗撮、DVなど、多くの依存症を横断的に見てきた著者が、現代日本の病理を斬り、新しい人と社会のあり方について考える。
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【目次】
◆まえがき──男尊女卑社会が依存症を生む
1章……日本は男尊女卑依存症社会である
■男尊女卑依存社会が依存症を生む
■男性優位の社会構造
■らしさの価値観をインストールされる
■依存症とワーカホリック
■ワーカホリックは病気か?
■死にいたる働き方
■過労死について
2章……男尊女卑社会とワーカホリック
■ワーカホリックはさまざまな依存症のトリガーに
■仕事と飲酒
■依存症と人間関係
■条件付けと報酬系の仕組み
■人は生き延びるために依存症になる
■依存症と自尊感情
■ワーカホリックと自尊感情
■ワーカホリックと認知の歪み
■加害者家族が抱える苦悩から見える世界
3章……ワーカホリックと性別役割分業
■男性に履かされた下駄の重さ
■いまだに続く男は仕事、女は家庭に
■依存症は男らしさ、女らしさの病
■らしさへの過剰適応
4章……「男らしさの病」と男尊女卑依存症社会からの脱却
■シラフで生きること
■感情をみつめる
■回復のためのガイドライン
◆あとがき -
「盗撮とは、相手に気づかれないように、日記を盗み見る行為なんです。
その優越感は、日常生活では絶対に味わえないですから。
そして画像や動画を保存することで、支配欲や所有欲が満たされるのです」
(ある盗撮加害者の証言より)
ハマったら抜け出せない。
盗撮は依存症だった!
検挙件数がこの10年で倍増している、痴漢と並ぶ日本の2大性犯罪“盗撮”。
そんな盗撮が薬物やアルコールと同じく、やめたくてもやめられない「依存症」だと知ったら驚くだろうか。
アジア最大規模の依存症治療施設で、これまでに2000人以上の性犯罪加害者治療に携わってきた専門家である著者が、その手口や心理、治療方法を初めて解き明かす一冊。
盗撮加害者521人の大規模ヒアリング調査でわかった、「盗撮依存」の実態とは?
●四大卒・会社員・既婚の“普通の男性”が盗撮している
●犯行の7割がスマホ。うち9割が「無音アプリ」を使用
●犯行場所となる“盗撮多発エリア”は「電車」と「駅構内」
●加害者1人あたり推定1000回以上の余罪がある計算に!?
●再犯率は4割近く。刑罰と反省だけでは再犯を防げない
●性犯罪の多くは「性欲が原因」ではない!
●盗撮を直接取り締まる法律はないため、法制化が議論に
●東京五輪を機に女性アスリートの被害が社会問題化 etc.
深刻な盗撮被害の実態や、盗撮に依存していくメカニズム、加害当事者へのインタビューから、再発防止のためのプログラム、加害者家族の抱える苦悩、盗撮を軽視・容認する背景にある日本社会の男尊女卑的価値観まで、盗撮にまつわるあらゆるトピックを解説。
巻末には、『おとめ六法』(KADOKAWA)の著者・上谷さくら弁護士と、「盗撮罪」法制化がなぜ必要なのかについて語った対談も収録 -
【デジタル版限定!雑誌掲載時のカラーページを完全収録!!】奔放な性生活を謳歌してきた青年・津島は、女性からの暴行事件を機に心身に不調をきたした。医師から「セックス依存症」の疑いがあるとの診断を受け、勧められたグループセラピーを通して様々な人々と出会う。露出癖のある若者、痴漢常習犯、不倫にハマる美女。時に罪に手を染めつつも<嗜癖>に耽溺する人々との出会いが、惑う津島の心を、少しずつ、しかし確かに変えていく――。性依存や性倒錯の葛藤と苦悩を、迫真のリアリティで描く!!
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不倫スキャンダルはなぜ繰り返されるのか?
彼らは「性欲モンスター」ではない!
セックスでしか満たされない人たちの実態とは。
□性的な思考や行動をしているとリラックスできる
□不安や孤独感をやわらげるためにセックスすることがある
□セックスの後、罪悪感や自責の念を抱いて落ち込む
□性的行動に時間をとられ、家族や友人をおろそかにしている
□最近、性的行動のせいで集中力や仕事の能率が落ちている
□性的関係を持つ相手を次から次へと変えている
□性的行動を隠すため、噓をつくことがよくある
……ひとつでもあてはまったら要注意!
不倫を繰り返して離婚、風俗通いで多額の借金、職場のトイレでの自慰行為がバレて解雇……度重なる損失を被りながらも、強迫的な性行動を繰り返してしまうセックス依存症。#MeTooムーブメントの引き金となった映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインも治療を受け、最近ではお笑いコンビ、アンジャッシュ・渡部建さんの不倫スキャンダルでも「セックス依存症では」?と憶測が流れた。
「セックス中毒」「性欲の強い変態」などと偏見を持たれがちだが、実は性欲だけの問題ではない。脳の報酬系に機能不全が生じて「やめたくてもやめられない」状態に陥ることに加え、相手への支配欲や満たされない承認欲求、過去の性被害や刷り込まれた性的嫌悪、「経験人数が多いほうが偉い」といった〈男らしさの呪い〉などが深く関わっているのだ。
2000人以上の性依存症者と向き合ってきた専門家が、実例をもとにセックス依存症の実態に迫るとともに、専門機関での治療や、ほとんど知られていない自助グループでの回復へ向けた取り組みを紹介。さらに性依存症の背景にある「男尊女卑」「性欲原因論」「家庭での性教育」といった社会問題を解き明かす。AV男優・森林原人氏との対談も収録。 -
あなたの飲み方、大丈夫?→〔□「飲まなければいい人なのに」と言われる/□ストロング系チューハイが好きだ/□飲んでいるときの自分は楽しい人間だと思う/□酔って記憶をなくすことがある/□飲まないと眠れない……〕1つでも当てはまる人は、読んでください。自分は「アル中」にはならない、と思っていませんか? アルコール依存症は、最も身近で、死に至る病です。自分にも他人にもおいしいお酒を飲み続けるために、今日からできることがあります。「しらふ」じゃやってられない、全ての人へ――。
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「そりゃセックスもしましたよ。恋人同士ですもん。それを周りの人たちが、ぶち壊したんです。 私がロリコンで、Yちゃんは被害者だといって引き離したんです。
私はそんな人達によって犯罪者にさせられました。おかしいのはどっちだっていいたいです…」
これは、12歳の少女に性加害をした49歳の男性のケースです。
女子児童の側には、交際しているという認識はありません。怒ると声を荒げる男が怖くて、言われるがままになっていたのだとわかっています。
彼がしていたのは、明らかに加害行為です。子どもに肉体的・精神的に後々まで残る多大なダメージを与えました。
しかし、彼が見ていたのは、「子どもから求めていた」「子どもはよろこんでいた」という光景。事実とは、正反対です。
クリニックで子どもの性加害経験者からヒアリングしていると、これは性加害をする者なら誰もが持っている、特有の思考の歪みだと実感します。
彼らの問題行動の背景には、精神疾患があります。日本語では小児性愛障害、英語ではPedophilic Disorder, Pedophiliaといわれ、この「ペドフィリア」という語のほうが馴染みがある人もいるでしょう。
私は、150名を超える子どもへの性加害者らと関わってきて、彼らも私達と変わらない、同じ“人間”だと考えるに至りました。決して性欲が抑えられないモンスターではありません。
子どもへの性被害、つまり小児性愛障害は、社会のなかで学習された行動です。大げさかもしれませんが、いまの日本社会が「ペドフィリア」を生み出し続けているといっても過言ではありません。
本書より抜粋
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