『墨咲てん(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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明るく勝気な青年、志賀。しかし彼は生存率1%であるアルファ同種の生き残り子、生粋のアルファだった。番となれるのはオメガのみ。性を狂わせる種と蔑まれ続けたオメガを番としないため選んだ道は、本来の志賀を封じる人生だった。
小説家として基盤を築いたなか、舞い込んだ一通の手紙。差出人、墨谷の文章に惹かれ、交流を持つが、墨谷はオメガだった。
本能にのまれた志賀は、墨谷を深く傷つけてしまう。「これは愛なのか、本能なのか」真実を知り、愛を知る、大人のBL。 -
弱小芸能事務所に所属する二十三歳、俳優の八城荒野(ヤツシロコウヤ)は映画撮影で初の主演に抜擢される。だがLGBT役という難しい役どころに撮影は難航。
悩んだ荒野は役作りのため実際に男の恋人を作ろうと画策し、ゲイと噂の二十二歳のモデル兼俳優の篁静稀(タカムラシズキ)に近づいた。
静稀は三ヵ月の期間限定で荒野の恋人になることを了承する。
静稀の冷めた態度や口の悪さに驚きつつも、荒野は持ち前の明るさと積極性を武器に静稀との距離を確実に縮めていくが・・・ -
魔術の王国が侵略された。敵は魔力の代わりに科学技術を発展させた人間たちだ。野心を持った彼らは魔術師たちの魔力を我が物にしようと考えたのだ。
若き魔術師の王ユウヅツは捕虜となり、地下牢に繋がれ拷問を受ける。バイオロイドのレメクはそんな王の世話係を任された。
容姿端麗で人智を超える知能と屈強な体を併せ持ちながら、レメクの心は空虚だった。
王との出会いはそんなレメクの心奥を強くかき乱していく。 -
「園児の世話で疲れたあおい先生を、今度は私がお世話してあげたいんです」
陰毛禁止、オムツの中は貞操帯……エイジプレイ中の子を預かる特殊な保育園に勤める葵。視察にきた副社長・上条はとても魅力的で優しくて。食事デートを重ねたある日、上条に「私のパートナーになっていただけませんか」と言われ、了承するが――。
関係は恋人ではなくただのプレイパートナー。でも好きな人に世話をされて嬉しくて――……究極のエイジプレイ! -
奴隷として生きてきたタリスは、メルガ王国の王子メドゥに救われる。彼のもとで様々なことを学んでいたタリスだが、ある日百年前にメルガに滅ぼされた国の王族の末裔ミラルドに出会い、ともにメルガを出奔することになる。しばらくは平穏な日々が続いたが、ミド六国連合がタリスの血筋を利用しようと接触を図ったことで、ミラルド共々大陸の諍いに巻き込まれることになる。自身の無力さに打ちのめされ翻弄されるタリス、王たる者の道を模索し続けるメドゥ。そして、己の生きる場所を求めるミラルド。交差する彼らの苦悩は、争いの続く大陸の未来を楽園へと導くのか。
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伯父の居酒屋でアルバイトをしている大学生・航は、ある夜、店の裏で女と盛大に別れ話をしていた迷惑男・京純と知り合う。
思いがけず大学のキャンパス内で再会し、京純の押しの強さのおかげで少しずつ距離が縮まっていくふたり。
しょせん女が好きな男だとわかっていながら、明るくバカな京純に惹かれていく航だけど……。
おバカ属性の文句なしイケメン×マジギレ注意なクールビューティーの、不器用で臆病な恋物語。 -
父親の突然の崩御により王位に就いた少年王スジアだったが、二十日後、その王位から引きずり落とされる。その理由は――父親の暗殺。
全てを奪われ、湿原の塔に幽閉される。しかし、塔の中でスジアは愛する者と過ごす喜びを知る。
悲しみのヒストリカル・ロマン、その愛と誇りは誰にも奪えない…… -
羞恥が騎士の胸中を沸かせた。
視線をさまよわせた先にあったベッドの上、まだ眠っている従弟であり護るべき対象である王子を見つけて。
「こ……殺せっ! これ以上、僕を辱めるぐらいなら、いっそ……!」
王子の騎士として、従兄として、ラナにはそのような姿を見られたくはない。過去を思い出しても、『女』とされた自分の存在は果てしなくみじめであるというのに、護らねばならないはずの王子の目にメスの痴態をさらすなど、情けなさに死を選ぶしかない。 -
スポーツジムのトレーナーだという英に勧誘され、つい入会してしまった美空。英の笑顔があまりに爽やかで、また肉体美が素敵で、ついうっとりしてしまったが、実は彼がマンションのお隣さんだったことにビックリ! 英は美空のことを知って声をかけたらしい。そして運命の人的告白まで。グイグイ押してくる英に、自分の何が彼をこれほど惹きつけるのかわからない。だが英はここから「部屋に来てから付き合うかどうか決めてほしい」と不可解なことを言う。キスまでしておきながら。どういうこと? そしていざ部屋に入ると英は驚くべき行動に出る。驚愕して言葉を失う美空に向け、自らの秘密の性癖を語るのだが――その性癖あなたはOKですか?
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彼氏の浮気の現場に遭遇した若葉は、ひどい言葉で罵られ、元カノ宣言をされてしまう。昨夜も一緒にいたのに、いつから私は元カノになったの? 一言も言い返せないでいると、いきなり後ろから抱きしめられた。そしてその人は言う。「いらないなら俺が貰うけど?」そして彼は続けて「君は俺の物だから」と。彼の名は草薙大介。その瞬間、若葉は大介の彼女になった。会うほどに大事にされ、今までどれだけひどい目に遭ってきたのかを自覚する若葉。同時に、なぜ大介がこんなにも大切にしてくれるのかが不思議で仕方がない。大介に問えども答えは「だからお前は俺の物だから」。その言葉に隠された真実を聞かされた時、若葉は――
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六年同棲した広哉は就職と同時に郁美の部屋から出ていってしまった。特になにも言わずに。そのくせしばらく経ってふらりと現れ、体を重ねてまた去ってしまった。どういうつもりなのか尋ねたいけれど、決定的な状況になるのが怖くて聞けない。そんな時、知り合った有賀という男からアプローチされて……煮え切らない郁美に強引に迫る有賀。有賀との関係からはっきり自分の気持ちを自覚する郁美だが、会社から女性と一緒に出てきた広哉を見てしまって――想いは言葉にしないと伝わらない。不器用な恋模様。
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右目にモノクルをし、あまり表情を変えずに趣味に勤しむテッドは「変わり者の伯爵」と呼ばれている。そんなテッドのもとに嫁ぐことになった田舎育ちの男爵令嬢ランジュは、彼の一挙手一投足が気になり、またそれを面白く感じてしまう。とはいえ相手は伯爵。失礼があってはいけないし、田舎娘の自分が伯爵の妻になることに戸惑いも大きい。なんとか気に入られようとするものの、うまくいっているようには思えない。落胆するランジュとは裏腹に、テッドはかつて経験したことのない妙な胸の高鳴りに戸惑っていた。互いに戸惑いを抱えつつ、ゆっくりと距離を縮めていくうぶくて純粋な二人の恋の物語。
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無垢であり清純だったはずの第三王子ユーチャリスは成人を迎えたその日に国王陛下の愛妾になることを命じられる。調教によってメスへと仕立てられたユーチャリスは、悔しさにあふれた涙に歪む視界の中でふと……ふたりの兄の顔を思い浮かべる。
助けて欲しいと……思わず兄たちに縋りたくなってしまったが、男の身でありながら愛妾とされ実父にメスとして扱われていることを知られたくなくてはぐらかすが…… -
代々女王が統治してきたこの国には、生涯支え合うたった一人の騎士を選ぶ伝統があった。
次期女王であるソフィアは二十歳の誕生日を機に、騎士選びを命じられる。
とまどう彼女の前に現れたのは、悪名高い美貌の騎士、慇懃無礼なヴィンス・ギレットだった。
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